ノンフライヤーが魚臭い——臭いが残っている場所は4つ、取り方の順番、次に作るものに移らない予防、魚焼きグリルとの使い分け

キッチン

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ノンフライヤーで鮭やさばを焼いたら、皮はパリッとしておいしかった。ところが翌日、同じかごで冷凍ポテトを焼いたらポテトがほんのり魚の味。かごは洗ったはずなのに、蓋を開けた瞬間にふわっと魚のにおいがして、「これ、もう魚は焼かないほうがいいのかな」と落ち込みますよね。

先に結論をひとつ。魚の臭いは本体に染みついたものではなく、どこかに残っている「魚の油」から出ています。油が残る場所は決まっているので、そこを順番に落とせば消えます。臭いの居場所、取り方の順番、次から残さない予防、そして「魚はグリル、ノンフライヤーは別のもの」という使い分けまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ洗ったのに臭う残った魚の油が4か所にある→第1章取り方の順番は?冷ましてつけ置き→重曹→内側は拭く→第2章それでもまだ臭う取っ手・すき間・排気口の周りを見る→第3章次から残したくないシートで受ける・すぐ洗う・乾かす→第4章魚は焼かないほうがいい?グリルがあるなら魚はグリルに→第5章

ケース別に読む:臭いの場所を知りたい人今すぐ取りたい人洗ってもまだ臭う人次から残したくない人グリルと使い分けたい人

臭いはどこに残っている?——場所は4つ

「洗ったのに臭う」ときは、洗ったつもりの場所の外側に油が残っています。魚の油は冷えると白く固まって、隙間や壁に薄く張りつくので、スポンジが届いていないことが多いんです。

  • かご(バスケット)の底と角:焼いている間に落ちた油がたまる場所。冷えて固まった油の膜が、角の丸みに沿って残りやすい
  • 網(プレート)の隙間と裏側:魚の皮や身が焼きついた跡。網目の一つ一つ、裏側の突起のまわりに油と焦げが入り込む。ここが臭いのいちばんの出どころになりがち
  • 本体の内側の壁と天井:熱風で舞った油の細かい飛び散り(油はね)が壁に薄くついている。手で触るとうっすらベタつくのが目印
  • ヒーター周りの焦げ:天井のヒーター管の近くに油が飛んで、加熱のたびに焦げて臭いを出す。ここは洗えない場所なので、扱いは慎重に

次に何かを焼いたときに魚臭くなるのは、この残った油が熱で温められて、においが立ち上がり、食材にまとわりつくからなんですよね。だから「臭いを消す」というより「油を落とす」と考えると、やることがはっきりします。

臭いはどこに残っている?——場所は4つ1かごの底と角落ちた油がたまり、冷えて固まった膜が角の丸みに残る2網の隙間と裏側皮や身の焼きつき。網目と裏の突起まわりに油と焦げ3本体の内側の壁と天井熱風で舞った油はね。触るとうっすらベタつく4ヒーター周りの焦げ飛んだ油が加熱のたびに焦げる。洗えない場所「臭いを消す」より「油を落とす」と考えると、やることがはっきりする

取り方の順番——冷めてから、つけ置き、重曹、内側は拭く

作業の前に必ず電源プラグを抜いて、本体が完全に冷めてから始めてください。焼いた直後のかごや網はやけどするほど熱いですし、熱いうちに水をかけるとコーティングも傷みやすいです。

  1. かごと網をお湯と中性洗剤でつけ置き。洗い桶にお湯(手を入れられる温度)を張って食器用洗剤を溶かし、かごと網を20〜30分。魚の固まった油は温めるとゆるむので、つけ置きのあとに柔らかいスポンジでなでるだけで落ちます。網の隙間は古い歯ブラシで。金属たわしはコーティングを傷めるので使いません
  2. それでも臭うなら重曹。お湯に重曹を大さじ1〜2ほど溶かして、もう一度つけ置き。重曹は油を分解するのが得意で、魚の臭いのもとになる油に向いています。落ちにくい焦げは重曹を少量の水で練ってペースト状にし、置いてからスポンジで。詳しい洗い方はノンフライヤーの洗い方で部位ごとにまとめています
  3. 本体の内側は「拭くだけ」。壁と天井を、お湯で絞った布か、薄めた中性洗剤をつけた布で拭いて、そのあと水拭き、乾拭き。本体に水をかける・水を入れるのは絶対にしないでください。中に電気の部品が入っています
  4. ヒーター周りは、冷めてから乾いた布でそっと。管をこすったり、洗剤を直接吹きつけたりしない。届かない焦げは無理に取ろうとせず、そのままにしておくほうが安全です
  5. 洗ったら完全に乾かしてから戻す。湿ったまま本体にはめると、こもった水分がまた臭いのもとになります。かごと網は立てかけて、ひと晩乾かすくらいでちょうどいいです

「空焼きをすると臭いが飛ぶ」という話も見かけますが、空焼きをしてよいかどうかは機種の説明書で決まります。禁止している機種もあれば、最初の1回だけ勧めている機種もあります。可の機種でも、窓を開けて換気扇を回し、途中で目を離さないこと。油が残ったまま空焼きすると、煙が出て、最悪の場合は発火のもとになります。

臭いの正体は「残った魚の油」→場所を見て落とす臭いが残る場所4つ①かごの底と角②網の隙間と裏側③内側の壁・天井の 油はね④ヒーター周りの焦げ洗ったつもりの外側に油が残っている取り方の順番電源を抜いて冷ます①お湯+中性洗剤で つけ置き20〜30分②まだ臭うなら重曹③内側は拭くだけ④ヒーターは乾拭き⑤乾かしてから戻す次から残さない予防魚のときは クッキングシートか ホイル皿で油を受ける使ったらすぐ洗う乾かしてからしまうシートが排気口や網をふさがない大きさで空焼きは説明書で可否を確かめる。可でも換気して目を離さない本体に水をかけない・油が残ったまま加熱しない(煙・発火のもと)使い分け:魚は魚焼きグリル/ノンフライヤーは温め直し・鶏肉・ポテト

洗ったのにまだ臭う時——見落としやすい3か所

  • かごの取っ手の付け根と、外し方のボタン周り。取っ手の裏に油が回り込んでいることがあります。外せる構造なら説明書どおりに外して洗い、外せないなら爪楊枝に布を巻いて拭き取る
  • かごと本体の間のすき間。かごを差し込むレールの部分に、こぼれた油が伝っていることがあります。ここも布で拭くだけ
  • 背面の排気口の周り。熱風と一緒に油の粒が出ていくので、排気口の縁にうっすら油がつきます。冷めてから外側を拭く。中には指や布を入れないでください

ここまで見て、それでも「焼くたびに焦げ臭さが混じる」なら、ヒーター周りに落とせない焦げが残っているのかもしれません。その場合は無理にこすらず、メーカーの相談窓口に「ヒーター周りの汚れ」として聞いてみるのが安全です。

洗ったのにまだ臭う時の3か所取っ手の付け根裏に油が回り込んでいる外せるなら説明書どおりに外せないなら爪楊枝に布を巻くかごと本体のすき間レールにこぼれた油が伝うここも布で拭くだけ背面の排気口の周り縁にうっすら油がつく冷めてから外側を拭く中に指や布を入れない焼くたびに焦げ臭いならヒーター周り。こすらずメーカーに相談

次から残さない予防——シートで受ける・すぐ洗う・乾かす

魚を焼くのをやめなくても、油がかごに触れないようにすれば、臭いは驚くほど残らなくなります。

  • 魚のときはクッキングシートか、アルミのホイル皿で油を受ける。ノンフライヤー用に穴の開いたクッキングシートがあって、熱風の通り道をふさがずに油だけ受けてくれます。皮が網にくっつくのも防げるので、後片付けが本当に楽になります。ただしシートやホイルが網の全面をふさぐと熱風が回らず、排気口側に飛ぶと危ないので、網より少し小さいサイズを選び、上に食材を乗せて押さえる。使ってよいかどうかは機種の説明書で一度確かめてくださいね
  • 使ったらその日のうちに洗う。魚の油は冷えて固まるほど落ちにくくなります。食後、まだ「温かい」くらいのうちに(熱くない状態で)お湯につけておくだけで翌朝の手間が半分になります
  • 乾かしてからしまう。湿ったままかごを本体に戻すと、閉じた空間で臭いがこもります。乾くまでは本体のかごを少し引き出しておく、というのも手です
  • 魚のあとは、次に焼くものを選ぶ。どうしても翌日すぐに使いたいなら、味の強いもの(味つけした鶏肉など)から。ポテトやパンのような淡白なものは臭いを拾いやすいので、しっかり洗ったあとに
次から残さない予防魚の日にすること穴あきのクッキングシートかホイル皿で油を受ける網より少し小さいサイズを選ぶ使ったらその日のうちに洗う乾かしてからしまう気をつけること網の全面をふさぐと熱風が回らない排気口側に飛ぶと危ない上に食材を乗せて押さえるポテトやパンは臭いを拾いやすい

ゆきこ( ゚Д゚)『魚の日は、換気扇を強にして窓を少し開けて、終わったらすぐ洗う、をうちなら決まりにします。魚焼きグリルでもノンフライヤーでも、においの正体は油の残りで、放っておいた翌朝の台所が一番つらい。「明日のポテトが魚味になるよ」と言うと子どもの手伝いが早くなる、という話もよく聞きます。』

魚を焼く日だけでもシートで油を受けるようにすると、臭い取りの作業そのものがほとんどいらなくなります。ノンフライヤーの網に合わせて穴の開いたクッキングシートを1袋常備しておくと、魚の日が気楽になりますよ。

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魚焼きグリルとの使い分け——魚はグリル、ノンフライヤーは「油を落として焼く」もの

そもそも「ノンフライヤーで魚を焼かないほうがいい?」という問いには、焼いてもいいけれど、グリルがあるなら魚はグリルに任せたほうが後が楽、というのが正直なところです。

  • 魚焼きグリル:直火で皮が香ばしく焼けて、受け皿の構造が最初から「油を受ける」ためにできている。魚の臭いはグリルに集めておいて、まとめて洗うほうが台所全体では楽
  • ノンフライヤー:温め直し・鶏肉・冷凍ポテト・野菜のように、油を落として熱風でカリッとさせたいものが得意。魚は「グリルが埋まっている日」「一人分をさっと」のような場面で
  • グリルがない家なら、ノンフライヤーで魚を焼くときは必ずシートで油を受けて、その日のうちに洗うを習慣にすれば、臭いの問題はほぼ起きません

グリルやトースターでノンフライヤーの代わりができるかは、ノンフライヤーの代用の記事で料理ごとに分けています。また、オーブンレンジで焼き魚をしたあとの庫内の臭いは、オーブンレンジの焼き魚の臭いを消す手順が参考になると思います。

あわせて読みたい

「魚を焼くと臭う」「手入れが思ったより大変」は、ノンフライヤーを使わなくなる理由としてもよく挙がります。ノンフライヤーで後悔した理由をまとめた記事で、手入れのしやすさの見方や向く家・向かない家を整理しているので、次に買い替える時の参考にどうぞ。

まとめ:臭いは油の残り、場所を見て落として、次はシートで受ける

  1. 魚の臭いは残った魚の油から。かごの底・網の隙間・内側の壁・ヒーター周りの4か所
  2. 取り方は冷ましてから、お湯と中性洗剤でつけ置き→重曹→内側は拭くだけ
  3. 本体に水をかけない。空焼きは説明書で可否を確かめ、換気して目を離さない
  4. 予防はシートやホイル皿で油を受ける・すぐ洗う・乾かしてしまう
  5. グリルがあるなら魚はグリルに。ノンフライヤーは油を落として焼くものに

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ノンフライヤーが魚臭い時の早見表:臭いの正体は本体に染みついたものではなく残った魚の油。残る場所はかごの底と角、網の隙間と裏側、本体内側の壁と天井の油はね、ヒーター周りの焦げの4つ。取り方は電源を抜いて冷ましてから、かごと網をお湯と中性洗剤でつけ置き、それでも臭うなら重曹、本体内側は拭くだけで水をかけない、ヒーター周りは乾いた布でそっと、完全に乾かしてから戻す。空焼きは説明書で可否を確かめ、可でも換気して目を離さない。油が残ったまま加熱すると煙や発火のもと。予防は魚のときはクッキングシートやホイル皿で油を受ける、使ったらすぐ洗う、乾かしてからしまう。シートは排気口や網をふさがない大きさで、可否は機種の説明書。使い分けは魚は魚焼きグリル、ノンフライヤーは温め直しや鶏肉やポテト

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