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走り始めて少し経つと、まわりの人の腕に専用の時計が見えてきますよね。「自分もそろそろ要るのかな」と思って値段を見て、「でもスマホで距離は測れているし」と迷う。走る前にこういう買い物で立ち止まる人は、多いんです。
先に結論をひとつ。スマホを持って走っていて、距離が短くて、記録に強いこだわりがないなら、ランニングウォッチはなくても困らないことが多いです。一方で、腕だけで身軽に走りたい、心拍を見ながら走りたい、レースに出る、という人には、スマホでは埋めにくい役目があります。どこで分かれるのか、いらない派の理由、音楽を入れて走れるかの本当のところ、買うなら何を見るか、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:スマホで足りるか知りたい人|いらない派の理由を知りたい人|要る人の条件を知りたい人|音楽を入れて走りたい人|買うなら何を見るか知りたい人
先に分かれ目——スマホで足りる人・腕時計が要る人
スマホの地図やランニング用のアプリでも、距離・時間・ペースはひととおり記録できます。だから「要るか要らないか」は、機能の差ではなく、自分の走り方にスマホが合っているかで決まるんです。走り方ごとに並べてみます。
| 走り方 | スマホで足りる? | 理由 |
|---|---|---|
| 週に数回、近所を3〜5km | 足りることが多い | 距離とペースはアプリで十分。ポケットやポーチに入れて走れる |
| 連絡が来るので必ずスマホを持つ | 足りることが多い | どうせ持つなら、記録もスマホに任せた方が二重にならない |
| 手ぶらで身軽に走りたい | 物足りない | ポケットで揺れるスマホが気になる人は、腕だけで完結する時計が向く |
| 心拍を見ながら走りたい | 物足りない | スマホは手首の脈を測れない。腕の時計か胸のベルトが要る |
| 10km以上・レースに出る | 物足りない | 走りながらのペース確認、ラップ、電池の持ちで時計が有利 |
| 山道・電波の弱い所を走る | 場合による | 時計のGPSはスマホの電波と関係なく測れる物が多い。ただし機種による |
表の上2つに当てはまる人は、今のところ買わなくて困らないはずです。下の4つに1つでも当てはまるなら、この先の章で「要る側」の話を読んでみてください。
いらない派の理由——充電・重さ・見ない・スマホと二重
買ったのに引き出しに入ったまま、という声はよく見ます。理由は、だいたいこの5つに集まります。
- 充電が面倒。スマホと別にもう1台、充電する物が増えます。走ろうと思った時に電池切れ、というのがいちばんの離脱理由になりがちです。充電できなくなった時の困りごとはスマートウォッチが充電できない時にまとまっています
- 重さと汗。腕に何かついているのが気になる人、汗でベルトの下がかゆくなる人は、少しずつ着けなくなります
- 結局、走りながら見ない。景色を見て気持ちよく走りたい人には、数字は要らないんです。走り終わってからスマホで見れば足りる、となりがち
- スマホと二重になる。連絡のためにどうせスマホを持つなら、記録が2か所に分かれて面倒、という人も
- 機能が多すぎて使いこなせない。睡眠・歩数・通知まで付いてくると、設定に疲れて放置、という流れもよく見ます
この5つのうち3つ以上「自分もそうなりそう」と思ったら、今は買わない判断でいいと思います。走ることが習慣になって、物足りなさが出てきた時に、改めて考えれば十分です。
要る人の条件——腕だけで走りたい・心拍を見たい・レースに出る
逆に、スマホでは埋めにくい役目が3つあります。この3つのどれかに強い気持ちがあるなら、買う理由になります。
- 腕だけで走りたい。スマホをポケットに入れると揺れる、ポーチは蒸れる、と感じる人にとって、時計は「身軽さ」を買う道具です。鍵と時計だけで玄関を出られる気楽さは、続けるうえで意外と効きます
- 心拍を見ながら走りたい。「頑張りすぎない」ペースを保つ練習には、心拍が目安になります。スマホでは手首の脈を測れないので、ここは時計か胸のベルトの出番です。ただし、時計の心拍は目安であって、医療の数値ではありません。数字が高い・低い・乱れていると感じても、それで病気かどうかを自分で判断しないでください。持病がある人、脈の乱れを指摘されたことがある人、薬を飲んでいる人は、走ること自体を先に医師に相談してからに
- レースに出る。走りながら腕でペースを確かめ、1kmごとのラップを取る。この使い方はスマホだと手間がかかります。長時間の電池の持ちも、時計の方が安心です
どの使い方でも、走りながら画面を操作しないのが基本です。見るのは一瞬、いじるのは立ち止まってから。足元を見ていない数秒で、段差や自転車に気づくのが遅れます。そして、走っている最中に痛み・めまい・胸の違和感が出たら、数字がどうであれその場で中止してください。時計は続けるための道具であって、無理を判定する道具ではないんです。
音楽を入れて走れる?——機種と配信サービスの対応で違う
「スマホを置いて、時計だけで音楽を聴きながら走りたい」。これがきっかけで時計を探し始める人も多いですよね。答えは、できる機種はあるけれど、条件が多いので買う前に細かく確かめる、です。
- 時計の中に音楽を保存できる機種と、できない機種がある。同じメーカーでも上位の機種だけ、ということが珍しくありません。「音楽再生」と書いてあっても、スマホの音楽を手元で操作するだけ、という意味のこともあります
- 配信サービスとの対応は機種ごとに違う。使っている音楽の配信サービスが、その時計に曲を入れられる仕組みに対応しているか。対応していても、多くは有料の会員が前提です。ここは製品ページの対応一覧で確かめてください。この記事では特定のサービスや機種の可否は断定しません
- 手持ちの音楽ファイルを入れる方法もある。パソコンから転送する形が一般的で、配信サービスに頼らない代わりに手間がかかります
- イヤホンは無線で時計につなぐ。時計と直接つながる無線イヤホンが要ります。つなぎ方は説明書に
- 音楽を鳴らすと電池が早く減る。GPSと音楽を同時に使うと、表示の何分の一しか持たないことも。長い距離を走る人ほど要注意です
音楽を聴きながら走る時は、周囲の音が聞こえる音量にして、夜道や車道の近くでは片耳にするか外す方が安心です。曲を選ぶ、飛ばす、といった操作は立ち止まってから。「音楽を入れたい」が目的なら、スマホを軽く持って走る方が、機種選びに悩まず早い、という結論になる人も多いんです。
買うなら見るところ——GPS・電池・重さ・心拍・音楽の順に
ここまで読んで「やっぱり要る」となった人へ。見るところは、走る人にとって効く順に並べると、こうなります。
| 見るところ | 何を確かめる | ひとこと |
|---|---|---|
| GPS | 時計だけで距離を測れるか。捕まえるまでの速さ | スマホの位置情報を借りる方式だと、結局スマホが要る |
| 電池 | GPSを使った時の持ち時間 | 普段の表示時間ではなく「GPS使用時」の欄を見る |
| 重さとベルト | 重さ、ベルトの素材、汗のこもり | 軽さは続く理由になる。ベルトが替えられるかも |
| 心拍 | 手首で測れるか、胸のベルトにつなげるか | 目安として使う。医療の数値ではない |
| 音楽 | 本体に保存できるか、配信サービスの対応 | 第4章の条件をすべて確かめてから |
| 防水 | 汗と雨に耐える表示か | お風呂やプールまで想定するなら等級を見る |
| 画面 | 走りながら一瞬で読める大きさと明るさ | 日中の屋外で見えにくい物もある |
迷ったら、音楽と通知の機能は後回しにして、GPSと電池と重さで選ぶと失敗しにくいです。走るための時計は、走っている間に頼れることがいちばんの仕事なんです。あわせて、走る道具は靴の方が体に響きます。靴を普段履きにもしている人はランニングシューズを普段履きにするデメリット、汗と汚れの手入れはランニングシューズの洗い方で。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、走るのを続けている人ほど「時計を買ってから走る」より「走っていたら欲しくなった」の順なんですよね。迷っているうちは、まだ買わなくていい時期だと思います』
💡 この困りごとへの提案
「腕だけで走りたい」「心拍を目安にしたい」が固まった人は、GPSと心拍の両方が本体だけで使えて、軽い物を。音楽は条件を確かめてからにすると、買ったあとに困りません。
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時計が充電できなくなって困っている人はスマートウォッチが充電できない時へ。走る道具の手入れはランニングシューズの洗い方、走る靴を普段も履いている人はランニングシューズを普段履きにするデメリットにまとめています。
まとめ:スマホで足りる人は買わなくていい。腕だけ・心拍・レースなら要る。音楽は条件を確かめて
- 短い距離でスマホを持つ人は、なくて困らない。物足りなくなってから考えれば十分
- いらない派の理由は充電・重さ・見ない・二重・多機能。3つ当てはまれば今は見送り
- 腕だけで走りたい・心拍・レースは要る側。心拍は目安で医療の判断はしない
- 音楽は機種と配信サービスの対応次第。有料会員が前提のことも。買う前に対応一覧を
- 走りながら操作しない。痛み・めまいは中止。買うならGPS・電池・重さの順で
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手順を1枚にまとめました。



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