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雨の日に子どもと家で卓球をしようとしたら、ラケットが1本しかない。おもちゃのセットは片方が壊れている。ボールはあるのに、打つ物がない。そんな時に「段ボールで作れる?」「本でいいのでは?」「まな板は?」と考える人は多いですよね。
先に結論をひとつ。テーブルで軽く打ち合う「遊び」なら、段ボールを重ねた板で十分に代用できます。ただし条件は「角がない形」と「軽さ」。硬い板や本の角は、顔に当たると本当に危ないんです。何で代用できるかの早見表、段ボールで作る手順、テーブルで遊ぶ時の決まり、遊びと本気の練習の線引き、100均で足りるか、買うなら見るところまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:家にある物で代用したい人|段ボールで作りたい人|子どもと安全に遊びたい人|練習にも使えるか知りたい人|100均か購入かで迷う人
代用の早見表——段ボール・薄い本・うちわ・木の板を「角と重さ」で選ぶ
本物のラケットは、木の板にゴムのラバーが貼ってあって、ボールが引っかかって回転がかかります。代用品はどれも「板で押し返す」だけなので回転はかかりません。でも、テーブルで軽く打ち合う遊びなら、それで十分なんです。選ぶ基準は「角が丸いか」と「軽いか」の2つ。この2つで、顔に当たった時のけがの度合いが決まります。
| 代用品 | 打ちやすさ | 角と重さ | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 段ボールを2〜3枚重ねる | ◎ | 軽い。角を丸めやすい | いちばんおすすめ。縁をテープで巻く。作り方は第2章 |
| うちわ | ○ | 軽い。角がない | 面が柔らかく遠くへは飛ばない。幼児との遊びに向く |
| 薄い本・ノート(表紙が硬い) | ○ | 角が硬い。やや重い | 角を布やテープで覆う。本は傷む。借りた本は使わない |
| プラスチックの下敷き | △ | 軽いがしなる。角が鋭い | 角を丸く切れば短時間なら。割れたら使わない |
| 木の板・まな板 | △ | 重い。角が硬い | 顔に当たると危ない。大人だけ、軽く打ち合う範囲で |
| スリッパ・手のひら | ○ | 柔らかい | 実はいちばん安全。ボールは飛ばないが幼児は喜ぶ |
| 皿・ふた(陶器・ガラス) | NG | 割れる | 使わない。破片でけがをする |
| フライパン・鍋のふた | NG | 重い。金属 | 使わない。音と重さで危ない。物も壊れる |
表の上の方ほど、遊びに向いていて安全に近い、と見てください。「まな板で打てる」という話はよく見ますが、重くて角が硬い物は、子どもが振り回した時に顔に当たると本当に危ないんです。子どもと遊ぶなら、段ボールかうちわまでにしておくのが安心です。
段ボールで作る3コマ——重ねる・角を丸める・持ち手を巻く
段ボールのラケットは、切って重ねて巻くだけ。5分ほどでできます。切る作業は大人がやってください。
- 段ボールを2〜3枚重ねて、ラケットの形に切る。面の部分は幅15cm・長さ15cmほどの丸か角丸の四角、持ち手は長さ10cmほどが目安です。厚みがある方が、打った時にたわみません。カッターを使う時は大人が、下に厚紙や板を敷いて、刃を体の外側に向けて。手袋があると安心です。刃物は使い終わったら子どもの手の届かない所へ
- 四隅を丸く切り落とし、縁を布テープで一周巻く。角がないことが、この代用のいちばんの条件です。面も布テープで覆うと、段ボールがへたりにくく、ボールがほんの少し止まりやすくなります
- 持ち手にテープを何重にも巻いて太くする。細いままだと握りにくく、途中で折れます。2人で遊ぶなら同じ物を2枚。使い終わったら、反らないように平らな所に置いておきます
段ボールは湿気で反ります。反ったらボールがまっすぐ返らなくなるので、作り直すのが早いです。ネットがない時は、テーブルの真ん中に本を横に並べる、箱を置く、ひもを渡してテープで留める、で十分に遊べます。
テーブルで遊ぶ時の決まり——顔に当てない、物を壊さない、人に向けて打たない
代用のラケットで遊ぶ時に、本物のラケットより気をつけたいことがあります。けがの元は「ラケットの角」「人に向けた強打」「部屋の物」の3つ。遊び始める前に、この決まりだけ共有しておくと安心です。
- 角のある物で顔をけがしない。硬い本や木の板は、子どもには持たせない。大人が使う時も、顔の高さで大きく振らない。ボールは軽くても、目に当たると痛いので、人に向けて強く打つのはなしにしておきます
- 室内の物を壊さない。テーブルの上の食器を片づけ、照明(つり下げ型は特に)、窓、テレビ、花瓶から離れた場所で。ボールが転がる先に割れ物がないかを、始める前に一度見ておきます
- 床に落ちたボールは、拾ってから続ける。踏んで転ぶのが、遊びの中でいちばん多いけがです。小さい子がいる家では、拾う係を決めておくと盛り上がります
- 幼児と遊ぶなら、手のひらやうちわ。ラケットの形にこだわらなくても、ボールを転がして打ち返すだけで十分に楽しめます
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、代用のラケットをどう作るかより「テーブルの上と周りを片づける」ほうが大事だと思っています。遊びが盛り上がるほど、腕の振りは大きくなりますよね』
遊びと本気の練習の線引き——代用で足りるのはどこまで
「せっかくだから練習にも」と思う人もいるかもしれません。でも、代用品で足りるのは「遊び」まで。線引きの理由は3つあります。
- 回転がかからない。本物のラバーはゴムでボールを引っかけます。段ボールや本にはそれがなく、サーブやドライブの練習にはなりません
- 重さと重心が違う。本物はグリップから面まで計算された重さの配分になっていて、代用品で慣れると、本物を持った時に振りの感覚がずれます
- 握りの角度が身につかない。持ち手の太さと角度で、手首の使い方が決まります。太いテープの持ち手では、その感覚がつきません
ですから、部活や教室で習っている子には、家でも本物のラケットを用意してあげる方が結局は近道です。逆に、幼児と転がして遊ぶ、家族で笑いながら打ち合う、雨の日に体を動かす、という目的なら、代用品で何も困りません。家にある物で代用する時の「どこまで足りて、どこから足りないか」の考え方は、ダンベルの代用やヨガマットの代わりになるものとまったく同じなんです。
100均のラケットで足りる? 買うなら見るところ3つ
「作るより買った方が早い」と思ったら、100均や家庭用のセットが候補になります。遊びの範囲なら、これで十分という声が多いです。
- 100均のラケット。遊びには足ります。ラバーが薄く、はがれやすく、貼り替えはできない物がほとんど。おもちゃとして割り切るなら選択肢です
- 家庭用のセット。ラケット2本とボール、テーブルに挟むネットがひとそろいになっていて、食卓でそのまま遊べます。買うならこの形が無駄になりにくいです
買う時に見るところは3つ。(1)握りの形。子どもや初めての人は、握手するように持つシェークハンド型が扱いやすいと言われます。(2)ラバーが貼ってあるか。木の面だけの物はボールが滑って、打ち合いが続きません。(3)ネットの幅。家の食卓に挟める幅かどうかを、買う前に測っておきます。値段は店や時期で違うので、「2本とネットがそろっているか」で選ぶ方が、あとで困りません。
買った後は、使ったらケースのふたを開けて乾かす、直射日光と暖房のそばを避ける、これだけで長持ちします。ラバーのカビや匂いが出た時の手入れは卓球ラケットのカビと保管方法にまとめています。
💡 この困りごとへの提案
家族で遊ぶだけなら、ラケット2本・ボール・挟むネットがひとそろいになった家庭用のセットがあると、食卓がそのまま卓球台になります。段ボールで盛り上がったあとの「次の一手」に、ちょうどいいですよ。
あわせて読みたい
ラバーに白い点が出た、ケースが臭う、という時は卓球ラケットのカビと保管方法へ。ラケット選びで軽さに迷っている人はテニスラケットの軽さのデメリットが考え方の参考になります。家にある物で代用する時の線引きはダンベルの代用とヨガマットの代わりになるものにもまとめています。
まとめ:遊びなら段ボールで足りる。角を丸めて軽く。硬い板は子どもに持たせない
- 代用は「角が丸い・軽い」で選ぶ。段ボールを重ねた板がいちばんおすすめ
- 段ボールは2〜3枚重ね、四隅を丸めて縁をテープで巻く。切るのは大人が
- 硬い本・木の板は子どもに持たせない。ガラス・陶器・金属は使わない
- 人に向けて強く打たない。照明・窓・食器から離す。床のボールは拾ってから
- 代用で足りるのは遊びまで。練習は本物を。買うなら2本とネットのセット
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手順を1枚にまとめました。



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