モニターアームの補強プレートはいらない?——役目は「点で受ける力を面に広げる」こと、要る机と要らない机の見分け(厚み・素材・天板の裏の構造)、厚い木の板やゴム板で代用する時の条件と使ってはいけない物、付けた後に確かめること(ぐらつき・天板の凹み)、そもそも付けられない机の選択

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モニターアームを買うと、箱の中に薄い金属の板が入っていたり、「補強プレートは別売り」と書いてあったりしますよね。「これ、付けないとだめ?」「うちの机は薄いけど、木の板を挟めば同じでは?」と迷っている人は多いと思います。名前の割に、何をしている部品なのか分かりにくいんです。

先に結論をひとつ。補強プレートが要るかどうかは、机の「厚み・素材・天板の裏の構造」の3つで決まります。厚くて硬い無垢材の机なら省けることが多く、薄い・中が空洞・化粧板を貼った机には要ります。役目、要る机と要らない机の見分け、木の板やゴム板で代用する時の条件、付けた後に確かめること、そもそも付けられない机の考え方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ補強プレートって何?点で受ける力を面に広げる板→第1章自分の机に要る?厚み・素材・裏の構造で決まる→第2章木の板やゴム板で代用したい厚くて硬い板なら可。歪む物はNG→第3章付けた後、何を確かめる?ぐらつき・凹み・ネジの緩み→第4章そもそも付けられない机無理に付けず、台という選択→第5章

ケース別に読む:役目を知りたい人自分の机に要るか知りたい人木の板やゴム板で代用したい人付けた後の確かめ方を知りたい人付けられない机の人

補強プレートの役目——点で受ける力を面に広げる

モニターアームのクランプは、天板を上下から挟んで固定します。この時、天板に力がかかるのは、クランプの当たり面だけ。手のひらより小さい面積に、モニターとアームの重さ、さらにアームが前に伸びた分のてこの力が、ぎゅっと集中しているんです。

力の受け方の違いプレートなし小さい面に力が一点集中薄い天板は凹む・割れるプレートあり広い板が力を面に分散天板の負担が減り、緩みにくい

補強プレートは、この「点」を「面」に変える板です。クランプと天板の間に広い板を挟むと、同じ重さでも天板1か所あたりの負担が減ります。だから、天板が硬くて厚い机では効き目が小さく、薄くて柔らかい机では効き目が大きい。要る要らないが机によって変わるのは、この理屈からなんです。

もうひとつの役目が、クランプの緩み止め。柔らかい天板は、締めた後に少しずつ沈んで、いつの間にかクランプが緩みます。板で面に広げておくと、この沈みが起きにくくなり、結果としてぐらつきも減ります。

要る机/要らない机——厚み・素材・天板の裏の構造で見分ける

見るのは3つだけです。厚み、素材、そして天板の裏がどうなっているか。この3つを表にすると、自分の机がどちら寄りかが見えてきます。

見る所 要らない寄り 要る寄り
厚み 2cm以上で、縁までしっかり厚い 2cm未満。縁だけ厚く見えて中が薄い
素材 無垢材・厚い集成材・金属 化粧板(薄い板の上に化粧シート)・中空のフラッシュ構造・ガラス
天板の裏 平らで、叩くと詰まった音 叩くと空洞の音。裏に薄い板だけ
クランプ周りの縁 まっすぐで奥まで挟める 丸い・斜め・裏に桟や金具があって浅くしか挟めない
載せる物 軽いモニター1枚 重いモニター・2枚・アームを前に長く伸ばす

いちばん見落としやすいのが「中空のフラッシュ構造」です。組み立て式の机によくある作りで、表と裏に薄い板を貼り、中は骨組みと空洞。見た目は厚いのに、クランプで締めると表面の板だけが凹んでしまいます。天板の裏を軽く叩いてみて、太鼓のような軽い音がしたら、この構造だと思ってください。

「厚くて硬い無垢材で、モニターは軽い1枚」なら、プレートなしで使っている人も多いです。ただ、机が要らない寄りでも、載せる物が重い・アームを前に長く伸ばすなら、付けておいて損はありません。判断に迷ったら、付ける方に倒すのがこの部品の考え方です。

木の板やゴム板で代用する——厚くて硬い板なら可、歪む・割れる物はNG

「役目が面に広げることなら、木の板でも同じでは?」。その通りで、条件を満たせば代用はできます。ただ、条件を外した板は、付けない方がましなことがあるんです。

代用のOKとNGOK厚み1cm以上の硬い木の板クランプより一回り大きい表面が平らで、角を落とす薄くて硬めのゴムを滑り止めに天板の上下とも同じ考えでNG段ボール・雑誌・発泡の板薄いベニヤ・割れやすい合板厚くて柔らかいゴム・スポンジクランプからはみ出る小さい板ガラスの天板に直接
  • 厚くて硬い木の板。厚み1cm以上の合板や集成材で、クランプの当たり面より一回り大きい物。表面が平らで、角にささくれがないように紙やすりで軽く落としておくと、天板も傷みません。木材売り場で切ってもらえる端材で十分です
  • ゴム板は「薄くて硬め」を滑り止めに。木の板と天板の間に薄いゴムを1枚挟むと、滑りと傷が減ります。ただし厚くて柔らかいゴム単体は逆効果。締めた後にじわじわ沈んで、クランプが緩む原因になります
  • 天板の上側も同じ考えで。クランプは上下から挟むので、上側の当たり面にも板や薄いゴムを。上だけ、下だけ、だと片側が凹みます

使ってはいけないのは、歪む物と割れる物です。段ボール・雑誌・発泡の板は、時間とともにつぶれて緩みます。薄いベニヤや割れやすい合板は、締めた瞬間は平気でも、ある日ぱきっといって、モニターごと傾きます。クランプより小さい板は、力を広げるどころか角に集中させるので、これも逆効果。そしてガラスの天板は、板を挟んでもクランプ式には向きません。点でも面でも、割れる時は割れます。ガラスの机はメーカーがクランプ不可としていることが多いので、第5章の選択肢へどうぞ。

付けた後に確かめること——ぐらつき・天板の凹み・ネジの緩み

プレートや代用の板を挟んで締めたら、それで終わりではありません。木の天板は締めた後に少し沈むので、確かめるタイミングが3回あります。

付けた後に確かめる3つのタイミング1締めた直後モニターを軽く揺らすクランプが動かないか天板の裏を手で触る→ 動いたら締め直す2数日後ネジを増し締めする天板に凹みや跡がないかお辞儀していないか→ 沈んだ分だけ緩む3それ以降模様替えで動かした後子どもが触った後年に一度は裏側を見る→ 気づく前に落ちる
  1. 締めた直後。モニターを付ける前に、アームだけの状態でクランプを手で揺らし、動かないか確かめます。モニターを付けるのは、それからです。付ける時は1人で持ちながらネジを回さず、2人で。付けた後に画面を軽く揺らして、根元が動かなければ合格です
  2. 数日後。木の天板は締めた後に少し沈むので、数日たったらネジを増し締めします。この時、クランプの当たり面に凹みや跡がないかも見ておいて。跡が深くなっていくなら、プレートか板の面積が足りていません
  3. それ以降。模様替えでアームを動かした後、子どもが触った後は、必ずクランプを見直します。何もなくても年に一度は机の裏をのぞいてください。緩みは静かに進んで、気づく前にモニターが傾きます

お辞儀する・高さが決まらない、という症状はプレートとは別の原因(ガス圧の調整ネジや耐荷重の超え)のことが多いので、モニターアームが固定できない時で見てみてください。ひとつだけ念のため。調整のためにガス圧の筒を開けるのはやめましょう。中に圧がかかっていて、部品が飛ぶ心配があります。

そもそも付けられない机——無理に付けず、台という選択

ここまで読んで、「うちの机はガラスだった」「縁が丸くて奥まで挟めない」「補強しても不安が消えない」となった人へ。無理に付けないのも、立派な選択です。アームは机の縁1か所で重い物を支える道具なので、机の側に条件が合わなければ、落下の心配を抱えたまま使うことになります。

  • 耐荷重の表示を2つ確かめる。アームの耐荷重と、机の耐荷重。どちらか一方でも、モニターとアームの合計に余裕がないなら、その机には向きません
  • グロメット式(天板に穴を開けて通す)。クランプで挟めない縁でも付けられることがあります。ただし穴を開けるので、賃貸の備え付けや借り物の机にはできません
  • モニター台に切り替える。高さを上げたいだけなら、台で足ります。机を選ばず、置いた日から動きません。家にある物で作る案はモニター台の代用

「そもそもアームが要るのか」から迷い直したい人は、モニターアームはいらない?で、やめた人の理由と要る人の条件をまとめています。買ってしまったアームを手放す時はモニターアームの捨て方へどうぞ。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、「付けるか迷う部品」は、付ける方に倒しておくと後で悩まないと思っています。机の裏に板が1枚あるだけで、机を見るたびの小さな不安がなくなりますから』

💡 この困りごとへの提案

端材を探して切って、やすりをかけて、と考えると、専用の補強プレートを1枚足す方が早いことも多いです。クランプに合う大きさで、上下がセットになっていて、滑り止めも付いている物なら、この記事の条件をそのまま満たしてくれます。


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アームそのものを迷っている人はモニターアームはいらない?へ。付けたけれど締まらない・お辞儀する人はモニターアームが固定できない時、外して手放す時はモニターアームの捨て方、台で済ませたい人はモニター台の代用にまとめています。モニター本体で後悔しやすい点はPCモニターを買って後悔した理由もどうぞ。

まとめ:要るかは厚み・素材・裏の構造。代用は厚くて硬い板だけ。付けた後も見る

  1. 役目は点の力を面に広げること。薄い・柔らかい天板ほど効く
  2. 要るかは厚み・素材・天板の裏で決まる。中空や化粧板の机は要る
  3. 代用は厚み1cm以上の硬い木の板。クランプより一回り大きく、上下とも
  4. 段ボール・薄いベニヤ・柔らかいゴムはNG。歪む・割れる物は緩みと落下の元
  5. 締めた直後・数日後・動かした後に見直す。合わない机は無理に付けず台へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

モニターアームの補強プレートはいらない?の早見表:役目はクランプの小さい当たり面に集中する力を広い面に広げること。要るかどうかは机の厚み(2cm以上か)・素材(無垢材か化粧板・中空か)・天板の裏の構造(叩いて空洞の音がしないか)で決まり、中空のフラッシュ構造や化粧板、薄い机には要る。代用は厚み1cm以上の硬い木の板をクランプより一回り大きく切り、角を落とし、薄くて硬めのゴムを滑り止めに、天板の上下とも同じ考えで。段ボール・雑誌・発泡の板・薄いベニヤ・厚くて柔らかいゴム・小さすぎる板は歪む・割れる・緩むのでNG、ガラスの天板はクランプ式に向かない。付けた後は締めた直後・数日後の増し締め・模様替えや子どもが触った後に、ぐらつき・凹み・ネジの緩みを見る。合わない机は無理に付けず、耐荷重の表示を確かめてモニター台へ

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