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絵の具の授業が続くと、バッグの内側はいつの間にか絵の具だらけ。持ち帰った時にカビ臭さが気になった、という声もよく聞きます。とはいえ、洗濯機に放り込んでいいものか、合皮の部分が心配で手が止まる人も多いのではないでしょうか。
先に結論を。洗えるかどうかは、まず洗濯表示で確認するのが基本です。布・ナイロンなら洗濯機や手洗いができ、合皮やコーティングの部分は拭くだけにとどめます。ここでは素材の見分け方、洗い方の手順、落ちない時のつけ置き、乾かし方まで、順番に見ていきます。
絵の具バッグは、給食袋や上履き入れと比べると洗う頻度が低く、後回しにされがちな学用品です。汚れが乾いて固まってから気づくことも多いので、気づいた時にひと手間かけておくと、後の作業がぐっと楽になります。学期の節目にまとめて見直す習慣にしておくと、カビ臭さに気づくのが遅れにくくなります。
ケース別に読む:洗えるか知りたい人|洗い方の手順を知りたい人|落ちない汚れがある人|カビ臭が気になる人|やってはいけないことを知りたい人
洗えるか見分ける——布・ナイロンは洗濯表示、合皮は拭くだけ
バッグは、素材によって手入れの方法がまったく違います。まず洗濯表示のタグを見て、洗えるかどうかを確認するのが最初の一歩です。表示がない・読めない場合は、目立たない部分で色落ちを確認してから進めてください。
ひとつのバッグの中でも、本体は布で持ち手だけ合皮、というように素材が混在していることもあります。いちばん弱い素材に合わせて手入れの方法を選ぶと、失敗が少なくなります。判断に迷う時は、目立たない場所を少量の水で軽く湿らせてみて、変色や表面のべたつきが出ないか確認してから全体に進めると安心です。
洗い方の手順——出す→ふやかす→もみ洗い
洗濯表示で洗えると分かったら、次の3ステップで進めます。
- 中身を全部出す。パレットや筆、雑巾を出し忘れると、洗った後で気づいて二度手間になります
- ぬるま湯にしばらくつけてふやかす。固まった絵の具は、いきなりこすらず、まずふやかすことで落ちやすくなります
- 石けんでもみ洗いし、しっかりすすぐ。強くこすりすぎると生地が傷むので、押し洗いのイメージで
アクリル絵の具は乾くと水に溶けにくくなる性質があるので、使ったその日のうちに、乾く前に手を付ける方が落ちやすいです。数日経ってから気づいた場合は、ふやかす時間を普段より長めに取ると、汚れが浮きやすくなります。固まった絵の具そのものの落とし方は、絵の具の落とし方(布)により詳しくまとめています。
落ちない時は——酸素系漂白剤でつけ置き
もみ洗いだけで落ちない汚れが残ることもあります。そんな時は、酸素系漂白剤でのつけ置きを試してみてください。
- 表示に従った濃さのお湯に、酸素系漂白剤を溶かす
- 色柄物への影響が心配な時は、まず目立たない部分で試す
- 30分〜数時間、様子を見ながらつけ置きする
- その後、もみ洗いしてしっかりすすぐ
ただし、すべての汚れが必ず落ちるわけではありません。何度も定着した古い汚れは、色が薄くなる程度で残ることもあります。漂白剤は子どもの手の届かない場所で保管・使用し、使う時は換気を。他の洗剤との組み合わせで塩素ガスが出ることがあるため、塩素系の製品と酸性の製品は絶対に混ぜないでください。汚れ全般の落とし方は絵の具が服につい落ちない時の対処にもまとめています。
カビ臭・乾かし方——口を開けて陰干し
洗った後、生乾きのまま閉じてしまうと、カビ臭の原因になります。口を大きく開けた状態で、風通しのいい場所で陰干しにしてください。内側までしっかり乾かすのがポイントです。
マチのあるバッグは、中に丸めたタオルや新聞紙を詰めておくと、内側の壁面が乾きやすくなります。直射日光は色あせの原因になるので、陰干しを基本にしてください。それでも臭いが残る場合は、生地の奥に菌が残っている可能性もあるので、もう一度もみ洗いからやり直すほうが早いこともあります。
やってはいけないこと——塩素系・熱湯・乾燥機・ゴシゴシ
よかれと思ってやりがちな方法の中には、生地や合皮を傷めるものがあります。
- 塩素系の漂白剤は使わない。色柄物には強すぎることが多く、酸性の洗剤と混ざると危険なガスが出ます
- 熱湯につけない。合皮のコーティングが縮んだり、剥がれたりする原因になります
- 乾燥機にかけない。熱で合皮が硬くなったり、縫い目の接着が弱くなったりします
- 力任せにゴシゴシこすらない。生地の毛羽立ちや、プリント部分の剥がれにつながります
洗った後の水は、絵の具の色が残っていることがあります。排水に大量に流す前に、ある程度ティッシュや古布で拭き取ってから流すと、排水管への負担も減らせます。バケツの底に沈んだ絵の具のかすも、そのまま流さず、燃えるごみとして拭き取っておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『固まった絵の具は、こすりたくなる気持ちを一度置いておいて、ふやかす時間を作ったほうが結局早いんですよね。気長に待つのも、家事の技術のひとつだと思っています』
つけ置き用の酸素系漂白剤は、粉末タイプを常備しておくと、絵の具バッグだけでなく上履きやシューズ袋にも使い回せて便利です。
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パレットの汚れで悩んでいる人は絵の具パレットの洗い方にまとめています。持ち手が壊れた、サイズが合わないなど、バッグ自体を新しくしたい人は絵の具バッグの代用もどうぞ。
まとめ:表示を確認し、出してふやかしてもみ洗い
- まず洗濯表示を確認。合皮・コーティング部分は拭くだけにする
- 手順は「出す→ふやかす→もみ洗い」。固まった汚れはふやかしが先
- 落ちない時は酸素系漂白剤でつけ置き。必ず落ちるとは限らない
- 口を開けて陰干し。生乾きがカビ臭の原因になる
- 塩素系・熱湯・乾燥機・ゴシゴシこすりは避ける
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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