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湿度が気になる季節になると、部屋に置いた温湿度計の数字が目に入りますよね。「これ、本当に合っているのかな」。100円ショップの温湿度計は安くて手に入りやすい反面、精度を疑う声を見かけることもあります。
先に結論をひとつ。100均の温湿度計は、部屋の空気がどのくらい湿っているかの目安をつかむには十分なことが多いです。ただし「誤差は何%まで」と数字で言い切ることはできません。精度の数字よりも、置き場所や使い方で数字のずれをどう減らすかのほうが、実は効果が大きいんです。精度が気になる人、2台並べて数字が違う人、家で確かめる方法を知りたい人まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:精度が気になる人|2台で値が違う人|自分で確かめたい人|置き場所を見直したい人|寿命が気になる人|用途で選びたい人
100均の温湿度計は当たっているのか——数字は断定できない
100均の温湿度計の多くは、空気中の水分による電気抵抗の変化を読み取るセンサーを使っています。仕組み自体は数千円の製品と大きく変わりませんが、個体ごとのばらつきは出やすい傾向があります。だからといって「全部当てにならない」というわけでもありません。何%ずれているかは製品や個体によって差があり、ここで具体的な数字を言い切ることはできません。大事なのは、「絶対値」より「変化の傾向」を見る使い方に切り替えることです。加湿器をつけたら数字が上がったか、窓を開けたら下がったか、という相対的な動きは、100均の温湿度計でも十分に読み取れます。値段が上がるほど精度の当たり外れは減っていくと言われますが、それも「傾向」であって、高い製品なら必ず正確、という話でもありません。
2台並べて数値が違う時の見分け方
温湿度計を2台並べて置いたのに、表示が数%から10%近く違う、ということはよくあります。原因は大きく2つ。ひとつは個体差、もうひとつは置き場所の違いです。見分け方はシンプルで、2台を同じ場所・同じ高さに1時間ほど並べてみてください。それで差が縮まれば元の置き場所が原因、縮まらなければ個体差だった、と切り分けられます。
個体差が大きいと感じた場合は、次の章で紹介する方法で目安を確かめてみましょう。
家で確かめる方法——塩の飽和水溶液と氷水(目安であり校正ではない)
精度が気になる時に、家庭でできる簡易的な確かめ方が昔からよく知られています。あくまで「大きくずれていないか」を見る目安であって、専門の校正機関が行う校正とは別物です。その前提で参考にしてください。
- 塩の飽和水溶液。食塩を少量の水に溶けきらなくなるまで加え、ふた付きの容器に温湿度計と一緒に密閉。数時間置くと、容器内はおよそ75%前後に落ち着くとされている、その表示と見比べます
- 氷水。コップに氷水を作り、温度のセンサー部分を数分浸します。表示が0℃付近に近いかを見る、温度側の目安です
- 2台の平均。1台に絞れない時は、複数台の平均を目安にする方法もあります
どの方法も、あくまで家庭でできる範囲の目安です。専門の校正とは別物だと理解した上で、参考程度に使ってください。
数値がずれやすい置き場所
温湿度計の数字は、置き場所ひとつで大きく変わります。次のような場所は避けたいところです。
| 避けたい場所 | 起きること |
|---|---|
| 直射日光が当たる窓際 | 本体が温まり、実際より高い温度を示しやすい |
| エアコンの吹き出し口の近く | 局所的な風を拾い、部屋全体の数字とずれる |
| 加湿器・除湿機のすぐそば | 吹き出す空気を直接拾い、実際の湿度と差が出る |
| 換気口・ドアの近く | 外気の影響を受けやすく、数字が安定しない |
目安は床から1〜1.5mほどの高さ、部屋の中央寄りで、人がよくいる場所に近い壁面です。直射日光・エアコン・加湿器の吹き出しからは離して置いてください。
表示が薄い・遅い・寿命のサイン、電池は子どもの誤飲に注意
使っているうちに、表示が薄くなった、反応が遅くなった、数字が固まったまま動かないと感じることがあります。これは電池切れか、センサー部分の劣化のサインであることが多いです。年数での寿命を言い切ることはできませんが、次のようなサインが出たら交換を考えるタイミングです。
- 液晶の表示が薄い・欠けている
- 窓を開けてもしばらく数字が動かない
- 針が固着して動かないアナログ式
- 電池を替えても表示が戻らない
多くの製品はボタン電池を使っています。ボタン電池は子どもが誤って飲み込む事故が報告されている物です。使い終わった古い電池も含めて、子どもの手の届かない場所で保管し、交換作業もそこで行ってください。電池交換は本体の表示に従い、向きを間違えないように取り付けます。電池を替えても直らない、表示が完全に消えたという時は、無理に分解せず買い替えを検討したほうが早いことが多いです。
用途で選ぶ——部屋の目安か、カビ・結露の管理か
最後に、どんな場面で使うかによって選び方も変わってきます。
- 部屋の快適さの目安にしたいだけなら、100均の温湿度計で十分なことが多いです
- カビや結露が気になり、湿度を細かく管理したい場合は、複数台を置いて数字を見比べたり、精度を重視した製品を選ぶほうが安心です
- 体調や熱中症の判断に使いたい場合は、この記事の内容はあくまで目安にとどめてください。症状や体調に応じて、必要な判断は専門家に相談することをおすすめします
湿度が高くて困っている人は加湿しすぎた部屋のカビ対策に湿度の目安をまとめています。窓の結露が気になる人は窓の結露対策を100均グッズでもあわせてどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、数字そのものより「いつもと違う」に気づけるかどうかのほうが大事だと思っています。同じ場所に置いて、変化を見る使い方が一番効きますよね』
置き場所を工夫しても数字がバラつく、初めて置く場所が決まっていない、という人は、見やすい表示の温湿度計を1台決めて、いつも同じ場所に置くところから始めてみてください。
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まとめ:精度の数字は断定しない。目安の確かめ方と置き場所で十分伝わる
- 精度の数字は断定できない。傾向を見る使い方に切り替える
- 2台の差は同じ場所に並べて切り分ける。縮まれば置き場所が原因
- 塩の飽和水溶液・氷水は目安。校正ではないと知って使う
- 直射日光・エアコン・加湿器の近くは避ける。床上1〜1.5mが無難
- ボタン電池は子どもの誤飲に注意。医療の判断には使わない
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手順を1枚にまとめました。



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