お弁当袋の作り方(裏地あり)——弁当箱を測る3か所、高さと絞る分の計算式、縫う順番、片絞り・両絞りの違いと紐の安全な長さまで

子供・育児・子育て

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新しい弁当箱に買い替えたら、今まで使っていた巾着に入らなくなった、口がぎりぎりで絞りにくい、という経験はありませんか。お弁当袋は毎日使う物だからこそ、サイズが合わないと地味にストレスがたまりますよね。既製品のサイズ表記だけでは、実際の弁当箱と合うかどうか分かりにくいのも悩みどころです。

先に結論をひとつ。弁当箱を実際に置いて、縦・横・高さの3か所を測ってから作るのが、入らない失敗を避ける近道です。巾着ならではの「高さ+紐を絞る分」の計算、裏地ありの縫う順番、紐の安全な長さまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ弁当箱が入らないまず縦横高さの3か所を測る→第1章高さの計算が分からない高さと絞る分の計算式→第2章縫う順番を知りたい裏地ありの手順を見る→第3章紐の絞り方や安全が心配片絞りと安全な長さを知る→第4章保冷剤も入れたい寸法の足し方とリメイクへ→第5章

ケース別に読む:弁当箱が入らない人高さの計算が分からない人縫う順番を知りたい人紐の安全が気になる人保冷剤も入れたい人

4コマ漫画|入らない弁当箱新しい弁当箱1今までの巾着に入らない口がパツパツ2高さを考えず作って失敗高さを測ろう3縦横高さを測って絞る分を足すすっぽり入る4絞りやすくすっぽり収まる

弁当箱を置いて測る3か所——縦・横・高さ

型紙を探す前に、まず今使っている(または新しく買った)弁当箱を、実際に置いて測るのが確実です。測る場所は3つだけ。①縦(奥行き)②横(幅)③高さです。保冷バッグに入れる予定なら、保冷バッグごと測っておくと二度手間になりません。

測る場所 ポイント
縦・横 ふたを閉めた状態でいちばん出っ張っている所を測る
高さ ふたの取っ手やロック部分も含めた、いちばん高い所を測る

ここで測った数字が、次の章で使う計算式のもとになります。園や学校で袋のサイズ指定がある場合は、そちらを最優先にしてください。メジャーがない時は、紙を弁当箱の面に当てて折り目をつけ、あとから定規で測る方法でも代用できます。数字はメモしておくと、次に生地を選ぶ時や、他の袋を作る時にも役立ちます。

巾着は「高さ+紐を絞る分」が要る——ここで失敗する

お弁当袋でいちばん失敗しやすいのが、この高さの計算です。弁当箱の高さぴったりで作ると、口を絞るための生地が足りず、絞ったところで弁当箱の頭が見えてしまいます。必要な生地の高さは、次の式で考えてください。

項目 目安
弁当箱の高さ 実測した数値
絞る分のゆとり +6〜8cm
縫い代(上下) +2〜3cm

この3つを足した数字が、裁つ生地の縦の長さです。縦・横も、弁当箱の実測に対して+3〜4cmほど余裕を持たせると、出し入れがしやすくなります。ぴったりすぎるサイズは、弁当箱の角で生地がこすれて傷みやすい原因にもなります。

生地の高さの内訳弁当箱の高さ絞る分6〜8cm縫い代2〜3cm合計=裁つ生地の縦の長さ

裏地ありの縫う順番

お弁当袋の縫い方 3つの要1底とマチを中表に縫う2ひも通し口を残して袋口を縫う3表に返して紐を交差式で通す

手順は次のとおりです。①表布を中表に合わせて底とマチを縫う②裏布も同様に縫う(返し口を残す)③表布の袋口に、紐を通す穴の位置を決めてほつれ止めしておく④表布と裏布を中表に重ね、返し口とひも通し口をあけたまま袋口を一周縫う⑤返し口から表に返す⑥ひも通し口の周りをステッチで押さえて補強する⑦紐を交差式で2本通し、底の内側で結ぶ。紐の通し方はナップサックの紐の通し方の交差式と同じ考え方です。ひも通し口は、袋口から2〜3cm下げた位置に作ると、絞った時にきれいな形になります。ミシンで縫う工程では、厚みが重なる部分でゆっくり送りながら縫うと、針が折れにくくなります。

片絞り・両絞りの違いと、紐の安全な長さ

巾着の絞り方には、片方の紐だけを引いて絞る「片絞り」と、左右の紐を両方引いて絞る「両絞り」があります。子どもが自分で開け閉めしやすいのは片絞りです。片方をぎゅっと引くだけで口が閉まり、緩める時も片手で済みます。両絞りは見た目がきれいに閉まりますが、小さな子には少し力が要ります。年少・年中の子には片絞り、自分でしっかり結べる年長・小学生には両絞りでも扱いやすいでしょう。迷ったら片絞りから始めて、慣れてきたら両絞りに変える手もあります。

ここからは、このバッチでいちばん重く伝えたい注意です。紐は首に回る長さの紐を足さないでください。お弁当袋を斜めがけにして持ち運ぶ子もいますが、斜めがけにする紐は、後から長くしないこと。長さを変えたい時は、結び目を継ぎ足すのではなく、紐そのものを交換してください。そして子どもが自分で開け閉めできる長さで止めておくと、給食の準備でも困りません。仕上げに、大きな布を子どもの顔に近づけたり、袋を頭からかぶらせたりしないことも、日頃から伝えておきたいところです。

紐の長さのOKとNGOK自分で開け閉めできる長さ長くしたい時は紐ごと交換NG輪にして首にかける結び目を足して長くする

保冷剤・ランチョンマットも入れる時の寸法、100円ショップの巾着をリメイク

保冷剤やランチョンマットも同じ袋に入れたい時は、弁当箱の実測に縦・横それぞれ+2〜3cmを上乗せすると、まとめて出し入れしやすくなります。詰め込みすぎると口が閉まりにくくなるので、保冷剤の包み方を工夫するのも一つの手です。詳しい包み方は保冷剤の包み方にまとめています。夏場は保冷剤の分だけ厚みが増えるので、少し余裕を持たせたサイズで作っておくと、季節を問わず使い回せます。

「今すぐ必要」という時は、100円ショップの巾着をリメイクして急場をしのぐ方法もあります。底にマチ布を足して縫い付ければ、簡単に高さを増やせます。ミシンを使う工程では返し縫いを、まち針は本数を数えてから始め、終わったら数えて片づけてください。裁ちばさみやリッパー、目打ちを使う時は先端を自分や子どもに向けないこと、アイロンを使う時は当て布をして直接生地に当てず、蒸気のやけどとコードを机から垂らさないこと、作業台に子どもを近づけないことも忘れずに。切り口は内側に折り込み、角は丸めておくと安心です。洗い方やにおいが気になる人はお弁当袋の洗い方へどうぞ。

ゆきこ( ゚Д゚)『買い替えのたびに巾着が合わなくなるのは、よくある話ですよね。測ってから作れば、次に弁当箱を替えても迷わないと思います。数字を控えておくのが、いちばんの近道です』

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洗い方やにおいが気になる人はお弁当袋の洗い方へ。保冷剤やランチョンマットの包み方は保冷剤の包み方、同じ生地で手提げ袋もそろえたい人は手提げ袋の作り方(裏地あり)もあわせてどうぞ。

まとめ:まず弁当箱を測る。紐は首に回る長さにしない

  1. 弁当箱を置いて縦・横・高さの3か所を測ってから作る
  2. 巾着の高さは「弁当箱の高さ+絞る分6〜8cm+縫い代」で計算する
  3. 子どもが自分で開け閉めしやすいのは片絞り。両絞りは力が要る
  4. 紐は首に回る長さを足さない。斜めがけの紐を後から長くしない
  5. 子どもが自分で開け閉めできる長さで止め、大きい袋をかぶらせない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

お弁当袋の作り方(裏地あり)の早見表:まず弁当箱を置いて縦・横・高さの3か所を測る。巾着に必要な高さは弁当箱の高さプラス絞る分6〜8cmプラス縫い代2〜3cm、縦横は実測プラス3〜4cmが目安。縫う順番は表布と裏布をそれぞれ中表に底とマチを縫う、返し口とひも通し口を残して袋口を縫う、表に返してひも通し口をステッチで補強し紐を交差式で通す。片絞りは子どもが自分で開け閉めしやすく、両絞りは力が要る。紐は首に回る長さを足さない、斜めがけの紐を後から長くしない、子どもが自分で開け閉めできる長さで止める、大きい袋を子どもにかぶらせない。まち針や針は本数を数えて始め数えて終わる。保冷剤も入れたい時は縦横プラス2〜3cm

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