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扇風機カバーを自分で作りたいと思ったら、まず決めてほしいことがあります。作ろうとしているのは、運転中に付ける「指はさみ防止のネット」なのか、片づける時にかぶせる「収納用のほこりよけ」なのか。この2つは生地の選び方も作り方もまったく違うので、最初に分けて考えないと、せっかく作ったのに使えない物になってしまいます。
先に結論をひとつ。収納用のカバーは型紙なしの長方形1枚で作れて、縫わない方法もあります。ネットの手作りは、生地選びを誤ると風が弱くなるので、収納用より注意が必要です。作り方、縫わない案、ネットを作る時の注意、ゴムの入れ替え、道具の扱いまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:安全を先に知りたい人|収納用を作りたい人|縫わずに済ませたい人|ネットを手作りしたい人|ゴムを入れ替えたい人
作る前に知ってほしい安全——ネットと収納カバーは別物
扇風機カバーを手作りする時も、まず分けて考えるのは既製品を選ぶ時と同じです。指はさみ防止のネットは運転中に付ける物、収納用のカバーは電源を切って完全に止まった扇風機にかぶせる物。この前提を忘れずに作業を進めてください。
収納用のカバーを縫う時も、かけて使う時のルールは変わりません。運転中や、止めた直後の余熱が残る間はかけないこと。生地は綿か難燃の表示があるものを選び、子どもが引っ張って本体ごと倒れる位置に布を長く垂らさないようにサイズを決めます。
裁縫の作業そのものにも注意が要ります。ミシン・アイロン・裁ちばさみ・目打ちは、どれもけがにつながる道具です。厚みのある生地や滑りやすい生地には当て布をして、道具を直接当てないでください。ナイロンや防水生地、伸びる生地は、アイロンの熱で溶けることがあります。まち針や針は、使い始めに本数を数えて、終わったらもう一度数える習慣をつけると安心です。裁ち終わりの切り口は内側に、角は丸めると安全です。縫うのが大変そうなら、次の章の縫わない案を先に検討してください。
「ネットのつもりで収納用の厚い生地を選んでしまう」というのは、手作りでもよくある取り違えです。特に、余った生地を使い回そうとする時に起きがちなんです。手元にある生地が、収納用として余っている厚手の物なら収納用に、薄くて網目のある物ならネットに、と生地の在庫から決めるのではなく、用途から先に決める順番を守ると失敗しにくくなります。
収納用の布カバーの作り方——型紙なしの長方形1枚
収納用のカバーは、扇風機の羽根の直径と奥行きさえ測れば、型紙がなくても作れます。長方形の布を1枚、周囲をぐるっと縫うだけの、いちばんシンプルな作り方です。
縫い代は2〜3cmほど取っておくと、多少の測り間違いを吸収できます。裾は三つ折りにして紐を通すと、風で外れにくくなります。ゴムを使う場合は、伸びきると外れやすくなるので、平ゴムより丸ゴムか、幅のある平ゴムを2重にすると長持ちします。角は直角のまま縫うと生地が突っ張りやすいので、少し丸めて縫うと、かぶせた時のおさまりがよくなります。裾ぐりにバイアステープを縫い付けておくと、切りっぱなしよりほつれにくく、洗濯にも強くなります。
縫わない案——風呂敷・手ぬぐい2枚
ミシンを出すのが面倒な時は、縫わない方法もあります。大判の風呂敷なら、扇風機全体をふわっと覆って、下の部分を結ぶだけ。手ぬぐいを2枚使う場合は、上下を洗濯ばさみやクリップで留めれば、簡易のカバーになります。ただしどちらも、完全に止まって、冷めてからかけること、吸気口をふさがないことは変わりません。長期の保管には向きませんが、来客前や急な模様替えの時には便利です。
| 方法 | 向く場面 | 留め方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 風呂敷でくるむ | すぐに覆いたい・大きめの扇風機 | 下で結ぶ | 裾が長く垂れないよう結び目の位置を調整 |
| 手ぬぐい2枚 | 短期間・扇風機が小さめ | 洗濯ばさみ・クリップ | 留め具が外れやすいので定期的に確認 |
指はさみ防止ネットを手作りする時の注意
ネットを手作りする場合は、生地選びがいちばん大事です。目の粗いメッシュ生地やチュール、粗い目の洗濯ネット用の生地を選び、タオル地や目の細かい布は使わないでください。目が細かい布や厚い生地で前面を覆うと、モーターに負担がかかって風が弱くなり、熱がこもります。
縫う時は、生地を前面ガードのサイズより一回り大きく裁ち、周囲にゴムを通す道具を作ります。ゴムは強く縮みすぎない物を選び、装着後に子どもの指が入るすき間がないかを必ず確認してください。前面ガードの分解や、ガードを外して羽根に直接触れる作業はこの記事では扱いません。メーカーごとに構造が違うので、無理に外さないでください。
生地の裁ち方は、円形にくり抜くより、ガードの直径より一回り大きい正方形のまま使う方が簡単です。四隅が少し余りますが、ゴムを通した時に自然と丸く収まります。装着した状態で、指を軽く押し当てて羽根に触れないかを確認する一手間が、いちばん確実な安全チェックになります。
ゴムが伸びた・切れた時の入れ替え
手作りのネットも、既製品と同じでゴムが伸びてきます。ほつれた部分をほどいて、新しいゴムを通し直すだけで直せることが多いです。ゴムを入れ替えても留め具がゆるい、生地自体が伸びてしまった、という時は、無理せず作り直しどきです。
入れ替えの目安は、シーズンの始めに一度、ゴムを軽く引っぱってみることです。張りが戻らずゆるいままなら、その場で新しいゴムに交換してから使い始めると、シーズン中にゆるんで気づかない、という事態を避けられます。収納用のカバーも同じタイミングで、紐が切れかけていないかを見ておくと安心です。
当て布と針の管理——手芸の基本
最後に、道具の扱いをもう一度まとめます。まち針・針は本数を数えて始め、終わったらもう一度数える。アイロンは当て布をして直接当てない。裁ちばさみと目打ちは使い終わったらすぐしまう。切り口は内側に、角は丸める。そして、縫うのが大変そうなら、縫わない案を先に検討する。これだけ守れば、作る過程でのけがはかなり防げます。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、収納用は縫わない案で十分だと思っています。ネットの方はサイズや目の細かさがシビアなので、時間がない時は既製品に頼るのも選択肢ですよね』
自分で作るのが難しそうだと感じたら、収納用は既製品を1枚持っておくのも手です。サイズが合えば、作る手間なくすぐに使えます。
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扇風機のお手入れそのものは扇風機の掃除としまい方に、100円ショップで済ませたい人は扇風機カバーの100均とほこりにまとめています。似た布カバーの代用案は姿見カバーの代用も参考になります。
まとめ
- 指はさみ防止のネットと収納用のカバーは別物です
- 収納用は型紙なしの長方形1枚、縫わない案もあります
- ネットは目の粗いメッシュ生地だけ、タオル地は使いません
- まち針・針は本数を数え、当て布をして直接当てません
- ゴムが伸びたら入れ替え、生地が伸びたら作り直します
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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