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「扇風機カバー」で検索すると、実は形も役目もちがう2つの商品が並んで出てきます。ひとつは、運転中の扇風機の前面に付けて、子どもの指が羽根に触れないようにする「指はさみ防止のネット」。もうひとつは、シーズンが終わった扇風機にかぶせて、ほこりが積もらないようにする「収納用のカバー」です。100円ショップの売り場でも同じコーナーに並んでいることが多く、名前だけ見て選ぶと、欲しかった方と違う物を持ち帰ってしまうことがあるんです。
先に結論をひとつ。今、自分が探しているのが「使っている最中の安全」なのか、「使わない季節のほこりよけ」なのかを、買う前に決めてください。この2つは生地の選び方からして正反対で、混同すると、指はさみ防止のつもりが風を弱める原因になったり、収納用のつもりが危ない使い方になったりします。ネットと収納カバーのちがい、100均で選ぶ時に見る所、風が弱くなる理由、壊れた時の直し方、代用できる物とできない物まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:ネットの選び方を知りたい人|風が弱くなった人|ネットが壊れた人|代用を探している人|収納用のカバーを探している人
扇風機カバーは2つ別物——まず安全から
扇風機カバーとひとくちに言っても、使う場面がまったくちがう2つの物だと覚えておいてください。指はさみ防止のネットは、運転中の扇風機に付けたままにする物。収納用のカバーは、電源を切って完全に止まった扇風機にかぶせる物です。ここを混同すると、思わぬ事故につながります。
まず収納用のカバーについて。布のカバーは、運転中や、止めた直後の余熱が残る間はかけません。電源を切って、羽根が完全に止まってから使ってください。吸気口やコードをふさがないようにかけるのも共通の注意です。生地は綿か、難燃の表示があるものを選び、化繊の薄い生地やビニール素材は避けます。機種によっては取扱説明書に「カバーの使用について」の記載があるので、迷ったら先に確認を。そして、子どもが引っ張って本体ごと倒れるような位置に、布の端を長く垂らさないことも忘れずに。
一方、指はさみ防止のネットは、運転中にこそ役目を果たす物です。目の細かい布や厚い布で前面を覆ってしまうと、モーターに負担がかかって風が弱くなり、熱がこもります。使えるのは、風を通す網目の粗い専用ネットか、目の粗い洗濯ネットだけと覚えておいてください。乳幼児がいる家では、ネットを付けていても目を離さないことが大前提です。なお、前面ガードの分解や外し方はメーカーごとに構造がちがうので、この記事では扱いません。
100円ショップのネットの選び方——サイズと留め方
指はさみ防止のネットは、100円ショップでも扱いが増えていて、丸いゴム入りのタイプが定番です。選ぶ前に、扇風機の前面ガードの直径を測っておくと失敗しません。目安は30cmと40cmの2サイズ展開が多く、家庭用の羽根径30〜35cm前後の扇風機なら、どちらかで合うことがほとんどです。
| タイプ | 向くサイズ | 留め方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 丸型・ゴム全周 | 羽根径30cm前後 | ゴムで全周を固定 | すき間ができにくく安心 |
| 丸型・大サイズ | 羽根径35〜40cm | ゴムで全周を固定 | 大きめの扇風機・サーキュレーター向け |
| 四隅どめタイプ | サイズ表記を要確認 | 四隅のみ留める | たるみやすく指が入りやすい |
留め方も見てください。ゴムやマジックテープで全周を固定するタイプなら、ネットとガードの間にすき間ができにくく、子どもの指が入り込みにくくなります。逆に、四隅だけを留めるタイプや、たるみが大きい物は、風で外れかけたまま気づかないことがあるので、装着後に軽く引っぱって外れないか確かめてください。ネットの網目自体が羽根に触れるほどたるんでいる状態も避けたいところです。ぴんと張って、羽根との間に少し空間ができる状態が目安になります。
風が弱くなる理由——目の細かさとほこり詰まり
「ネットを付けたら風が弱くなった」という声はよく聞きます。原因は主に2つです。ひとつは、そもそも目の細かい布やタオル地のような素材を選んでしまっている場合。もうひとつは、網目の粗い専用ネットでも、長く使ってほこりが目に詰まっている場合です。
前者は、ネットそのものを網目の粗い専用品に替えるしかありません。目の細かさは、光にかざして向こう側がはっきり見えるかどうかで、ざっくり判断できます。後者は、掃除で解決します。次の3ステップを月に1回ほど習慣にすると、風の弱まりはかなり防げます。
壊れた・ゴムが伸びた時の直し方
ネットのゴムが伸びて、外周がゆるくなってしまうことがあります。ゆるんだネットは、すき間ができて指はさみ防止の役目を果たせません。ゴム部分だけなら、手芸店や100円ショップの平ゴム・丸ゴムに入れ替えれば直ることが多いです。ほつれた部分をほどいて、新しいゴムを通し直すだけで済むことがほとんどです。
網目自体が破れている、大きく裂けている場合は、直しても強度が戻りにくいので買い替えのタイミングです。応急で使い続けず、破れたネットのまま運転しないのが安全側の判断になります。
代用できる物・できない物
専用ネットが手に入らない時、家にある物で代用したくなりますよね。目の粗い洗濯ネットは、サイズが合えば代用になります。逆に、ストッキングやタイツ、薄手のガーゼは目が細かすぎて風が大きく落ちるので向きません。厚手のタオルも同様に、風がこもりやすく熱を持つ原因になるので避けてください。
代用品を使う時も、判断基準は専用ネットと同じです。向こう側が透けて見えるくらいの網目で、ゴムやひもで全周をしっかり固定できること。この2つを満たさない物は、指はさみ防止としては使わない方が安心です。
収納用のほこりよけは掃除して乾かしてから
シーズンオフにかぶせる収納用のカバーは、ネットとは別に用意します。かける前に必ずやってほしいのが、本体の掃除と乾燥です。羽根やガードにほこりが付いたままカバーをかけると、湿気とほこりがこもって、来シーズン出した時ににおいが気になることがあります。掃除の具体的な手順は扇風機の掃除としまい方にまとめているので、そちらを参考にしてください。
収納から出したら動かない、異音がする、という時は、カバーの問題ではなく本体側の不具合のことがあります。心当たりがある人は扇風機が動かない時の見分け方も見ておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、ネットと収納カバーを同じ引き出しにしまうと、次のシーズンにまた迷うんですよね。買う時に袋にマジックで「ネット」「収納用」と書いておくと、次に探す自分が助かると思います』
指はさみ防止のネットは、100円ショップの物で足りることも多いですが、乳幼児がいて特に心配な家では、留め具がしっかりした専用品を1つ用意しておくと安心です。
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扇風機のお手入れそのものは扇風機の掃除としまい方に、動かなくなった時の見分け方は扇風機が動かない時の見分け方にまとめています。自分で作るなら扇風機カバーの手作りと代用、サーキュレーターのカバーで迷っている人はサーキュレーターカバーの100均と代用もどうぞ。
まとめ
- 指はさみ防止のネットと収納用のカバーは別物です
- ネットは網目の粗い専用品か洗濯ネットの粗い物だけにします
- 収納用は掃除して乾かしてからかけます
- 風が弱い時は目の細かさとほこり詰まりを疑います
- ゴムが伸びたら入れ替え、網目が破れたら買い替えます
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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