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学年が変わる前の筆箱の整理、年末の引き出しの片づけ。出てくるんですよね、指でつまめないほど短くなった鉛筆と、最後まで使い切れなかったノートの山と、輪ゴムで束ねたまま何年も置いてある年賀状。捨てたい気持ちはあるのに、「これって何ゴミだっけ」で手が止まって、また同じ引き出しに戻す。その引き出しを開けて静かに閉じる、を毎年やっている家は多いですよね。
先に結論をひとつ。学用品と紙の処分は「何でできているか」で分けると、ほとんど迷いません。鉛筆は木、ノートは紙、年賀状も紙。ただし年賀状だけは紙の話に加えて「住所と名前をどうするか」という別の問題がついてきます。そこさえ押さえれば、あとは袋に入れて出すだけなんです。
鉛筆から順番に見ていきましょう。最後に、一気に片づける日の段取りもお話しします。
短くなった鉛筆は何ゴミ?——木の軸だから可燃が多いんです
鉛筆の軸は木、中の芯は黒鉛と粘土を焼き固めたもの。どちらも燃えるか、燃えても問題のない素材です。だから多くの自治体では可燃ごみ(燃やすごみ)で受け付けてもらえます。「芯は金属じゃないの?」と思われることがありますが、鉛筆の芯に鉛は入っていないので、そこは心配いりません。
- 木の軸の鉛筆・色鉛筆 → 可燃ごみに出せることが多い。短くなった物をまとめて紙に包んで出すと、袋の中でばらけません
- 金属のキャップや補助軸が付いたまま → 外してから。キャップは小さな金属なので、不燃か資源の区分になります
- シャープペンシルや、金属のクリップが付いた物 → プラスチックと金属の組み合わせなので、可燃には入りません。自治体の区分に従って
- 大量に出る場合 → 一度にたくさんの同じ物を出すと収集の対象外になることがあります。自治体の案内を見てからのほうが安心です
それと、捨てる前にちょっとだけ立ち止まってほしいのが補助軸。短くなった鉛筆に差して使う、あの棒です。100円ショップにもあって、3cmくらいまで書き切れます。筆箱に1本入れておくと、自然に使い切れます。使い切ってから捨てると、気持ちがすっきりするんですよね。
使い終わったノートの捨て方——「紙資源」に出せる物と出せない物
ノートは基本的に紙の資源ごみ(雑がみ・古紙)として出せる自治体が多いです。ただし、そのまま丸ごと出せるかというと、ひと手間だけ必要な場合があります。
- 表紙のビニールコーティング・透明カバー:つるつるした表紙は、紙にビニールを貼った素材のことがあります。剥がせるカバーは外して、本体だけを紙資源へ。剥がれない加工の表紙は、表紙だけ切り離して可燃ごみにする方法が確実です
- リングノートの金属・プラスチックのリング:リングは紙資源に混ぜられません。ペンチや手で広げて外し、リングは不燃、紙は資源へ。外すのが大変なら、リングごと可燃ごみにする区分の自治体もあるので分別表を見てみてください
- においや汚れがついた物、水にぬれた物:古紙に混ぜられないので可燃ごみへ
そして忘れがちなのが名前。ノートの表紙には、たいてい学校名とクラスと氏名が書いてあります。資源ごみは回収の前にしばらく集積所に置かれることもあるので、名前の欄は切り取るか、油性ペンで塗りつぶすか、その部分だけちぎって可燃ごみに。ひと手間ですが、これをやっておくと後味がいいです。
中身のページに住所や電話番号が書いてある連絡帳のような物は、ノートというより次の年賀状と同じ扱いにしたほうが安心ですよ。
年賀状の捨て方——住所と名前をどうするか、それだけの話です
年賀状は、素材としてはただの紙です。紙資源に出せる自治体が多いのですが、そのまま束ねて出すのは、やっぱりためらいますよね。表面に自分と相手の住所も名前も印刷されているわけですから。
ここは「宛名面をどう処理するか」を選ぶだけと考えると、急に簡単になります。方法は4つ。
- 宛名の面を切り離す。はがきを縦半分に切って、住所と名前の側だけを別の袋に。切った側だけシュレッダーにかけるか、細かく手で切って可燃ごみへ。残りの絵柄の面は紙資源に出せます。いちばん確実で、手も止まりません
- 細かく切る。はさみで数回、縦横に切って住所が読めない大きさにする。枚数が少ないならこれで十分です
- シュレッダーにかける。枚数が多い時はこれが速い。はがきは厚みがあるので、はがき対応と書かれている機種かどうかだけ先に確認を
- 回収してもらう。郵便局や神社で、古い年賀状を預かってくれる場合があります。神社のどんど焼きで正月飾りと一緒に受け付けてくれるところも。受け付けの範囲は場所によって違うので、持ち込む前にひと声かけると確実です
ちなみに「そもそも年賀状っていつまでに出すの」「もうやめたいけれどどう伝えたら」という話は、年賀状はいつまでに出せばいいかと年賀状じまいの伝え方と文例で書いています。処分と同じ時期に考えることが多いので、あわせてどうぞ。
ガムテープで印字が剥がれるって本当?——やってみた実際のところ
年賀状の処分でよく見かけるのが、「宛名にガムテープを貼って勢いよく剥がすと、印字だけが取れる」という方法。試したことのある方も多いと思います。
結論から言うと、取れることもあるけれど、はがきの紙質と印字の種類しだいです。表面がつるっと加工されたはがきで、上に乗っているだけのインクなら、うっすら白くなることがあります。一方で紙に染み込むタイプの印刷や、手書きのボールペンの宛名は、テープを貼ってもほとんど動いてくれません。
- うまくいっても読めるくらいには残ることが多い。「完全に消えた」と思い込まないほうが安全です
- テープを貼った紙は、粘着剤が残るので紙資源には出せなくなります。資源に出したい人には向きません
- 枚数が多いほど時間がかかります。100枚を1枚ずつ剥がすより、宛名側を切り落としたほうが早く終わります
裏ワザとして知っておくのは楽しいのですが、実用としては「宛名面を切って分ける」に軍配が上がるというのが正直なところです。試すなら数枚だけやってみて、きれいに取れる紙質かどうかを確かめてからにしてくださいね。
写真付き年賀状や、子どもの作品はどうする?
顔写真が入った年賀状は、住所と同じくらい気になるところですよね。処理の考え方は同じで、顔と住所が読めない状態にしてから出す。切り分ける時に、写真の部分も宛名側と一緒にしてしまうのがいちばん簡単です。
それでも「知り合いの子どもの写真を切るのは気が引ける」という気持ち、私にもあります。そういう時は直近の数年分だけ箱に残して、古い物から処理する、という区切り方に。全部を今日決めなくていいんです。子どもが持ち帰ったプリントや作品も、名前と学校名が入っている物は同じ扱いにしています。紙袋の捨て方とリメイクの方法で書いたように、袋ごとまとめて日を決めて出すと一気に片づきますよ。
まとめて捨てる日の段取り——3つの袋を先に用意します
この手の片づけがしんどいのは、1枚ごとに「これは何ゴミ」と考えるからなんです。先に袋を用意しておけば、あとは放り込むだけになります。手順はこうです。
- 袋を3つ並べる。「紙資源」「可燃」「個人情報あり」。個人情報の袋だけは、あとで切る・かけるの作業をするので、口を閉じずに置いておきます
- 引き出しの中身を全部出す。途中で読み返すと必ず止まるので、年賀状の文面は見ないと決めてしまうのがコツです
- 素材で仕分ける。木の物は可燃、紙は資源、名前や住所のある物は3つ目の袋へ。リングや金属は小皿にまとめて
- 3つ目の袋だけ処理する。宛名面を切る、シュレッダーにかける。テレビでも見ながら手を動かすと、意外とすぐ終わります
- 出す日に合わせて置く。可燃と資源で収集日が違うので、玄関に分けて置いておく
年に2回、学年末と年末にこれをやると、引き出しがふくらまなくなります。ついでに出てくるコード類は電源コードの捨て方へ。カミソリのような刃物が混ざっていた時は、カミソリの捨て方と替刃の出し方を先に見てから袋に入れてください。そのまま入れると収集の方がけがをします。
ゆきこ( ゚Д゚)『年賀状を「あとでゆっくり見返そう」と箱に入れたが最後、10年出てこない、というのはよくある話ですよね。宛名の面だけ切り落とす作業を子どもと一緒にやると、「この人だれ?」なんて話しながら、思ったより楽しかったという声も。捨てるって、案外ちゃんとした時間なんだなと思います』
年賀状や書類が毎年たまるお宅だと、ハンドルを回す手動タイプのシュレッダーが1台あるとかなり気が楽です。音が静かで、子どもが寝たあとのテーブルでも作業できます。はがきが通せる幅かどうかと、投入口に指が入らない形かどうかだけ見て選ぶと失敗しません。
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紙まわりの処分は、まとめてやると気持ちがいいです。紙袋の捨て方とリメイクでは、たまりがちな紙袋の減らし方を。年賀状そのものについては年賀状はいつまでに出す?と年賀状じまいの文例もどうぞ。引き出しから出てきたコード類は電源コードの捨て方、鉛筆で汚れた服や机が気になった方は鉛筆の汚れの落とし方が役に立つと思います。
まとめ:素材で分けて、名前のある物だけ手をかける
- 鉛筆は木の軸だから可燃ごみが多い。金属のキャップだけ外す
- ノートは紙資源。表紙のカバーとリングを外し、名前の欄は切るか塗る
- 年賀状は宛名面を切り離すのがいちばん速い。残りは紙資源へ
- ガムテープで印字を剥がす方法は紙質しだいで、残ることが多い
- 袋を3つ用意して一気に仕分け。最後は自治体の分別表で確認
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手順を1枚にまとめました。



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