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上履きに名前を書いたのに、週末に洗ったらにじんでぼやけていた。かかとのゴムの部分にうまく書けなくて、何度もペン先を滑らせてしまった。そんな経験、ありませんか。上履きは、布・ゴム・ビニールと、ひとつの中にいくつもの素材が混ざっているので、同じペンで全部きれいに書こうとすると、うまくいかない場所が出てくるんです。
先に結論をひとつ。面ごとにペンと書き方を変えるのが、にじませないいちばんの近道です。かかとのゴム、甲の布、中敷きでは、それぞれ向くペンも下ごしらえも違います。面で変わる書き方、にじむ理由、ペンの選び方、洗ってもにじまない仕上げまで、順番に見ていきましょう。学校や園から名前の書き方の指定がある場合は、まずそちらを優先してくださいね。
ケース別に読む:安全や書く位置が気になる人|面で迷う人|にじむ理由が知りたい人|ペンの選び方が知りたい人|失敗が心配な人
先に安全——油性ペン・除光液は換気して、外から読めない位置に
書き始める前に、3つだけ確認させてください。まず、学校や園から名前の書き方に指定がある場合は、それが最優先です。「ここに書く」「この大きさで」という決まりがあれば、この記事の内容より指定に従ってください。次に、油性ペンや、書き直しに使う除光液は、換気をしながら、子どもの手の届かない所で扱うこと。においの強い製品なので、狭い部屋で長時間使うのは避けたいところです。ペンのキャップは小さな子が誤って口に入れることがあるので、使うたびにしっかり閉め、出しっぱなしにしないでください。上履きを漂白剤で洗って白さを保ちたい時も、塩素系と酸性の製品(クエン酸や酢など)は混ぜないのが基本です。換気と手袋も忘れずに。
もうひとつ、安全とは別の理由で大事なのが「どこに書くか」です。名前は、外から見えない内側や、めくらないと見えない場所に書くのが基本。防犯の面で、持ち主の名前が誰にでも見える状態は、あまり好ましくありません。かかとの内側や、中敷きの裏など、履いた状態では見えにくい位置を選んでみてください。
面で変わる——かかとのゴム・甲の布・中敷き
上履きは、部分によって素材がはっきり違います。にじまないコツも、面ごとに考えるのが近道です。
- かかとのゴム部分。表面がつるつるしていて、インクがはじかれやすい場所です。布用のペンよりも、ゴムに書ける専用のペンの方がのりやすく、にじみにくくなります
- 甲の布部分。綿素材が多く、布用の油性ペンが最も相性がよい場所です。ただし布は繊維にインクが染み込みやすく、太い文字で一気に書くとにじみが広がりやすいので注意してください
- 中敷き。取り外せる物が多く、洗濯機で洗う頻度も高い部分です。名前を書くなら、外側からは見えにくい裏面がおすすめです
面ごとに向くペンが違うので、1本のペンで全部済ませようとせず、布用とゴム用の2本を使い分けるのが、結果的ににじみにくい書き方になります。
にじむ理由と下ごしらえ——新品の糊、湿気、乾かす時間
新品の上履きに名前を書いたら思ったよりにじんだ、というのはよくある話です。理由の多くは、布に付いた糊や加工剤にあります。新品の生地には、型崩れを防ぐための糊が残っていることがあり、その上にペンで書くと、インクがうまく定着せずににじみやすいんです。
下ごしらえとしては、一度洗って乾かしてから書くのが確実です。すぐに書きたい時は、書く部分を固く絞った布で軽く拭いて乾かしてから書くだけでも変わります。また、布は薄く、2度書きすると定着がよくなります。1回で太く書こうとするより、薄い線を重ねる方が、繊維の奥までインクが回ってにじみにくくなるんです。
湿気も見落としやすい原因のひとつです。雨の日に持ち帰った上履きは、生地の内側までしっとりしていることがあり、そのまま名前を書くと、繊維の水分にインクが流れてにじみます。乾燥した日に、風通しのよい場所で1日ほど陰干ししてから書くと、仕上がりが安定しますよ。急いでいる時ほど、ここを省略して失敗しがちなので、名前書きは時間に余裕がある日にまとめて済ませるのがおすすめです。
ペンの選び方——布用・ゴム用、白い部分に黒・黒いゴムに白
ペン選びのポイントは、「面に合った専用ペン」と「地の色との組み合わせ」の2つです。
| 面 | 向くペン | 色の組み合わせ |
|---|---|---|
| 白い布 | 布用・油性の細字 | 黒や紺で書くと読みやすい |
| 白いゴム | ゴムにものる油性ペン | 黒で書くとくっきり見える |
| 黒や紺のゴム・布 | 白インクの油性ペン | 白で書かないと読めなくなる |
| 中敷きの裏 | 布用・にじみにくいタイプ | 地の色に合わせて選ぶ |
パッケージに「布用」「ゴム・プラスチックOK」といった表示があるので、上履きのどの面に書くかを決めてから、対応する用途のペンを選んでください。にじみにくさをうたった商品も増えているので、迷ったらそうした表示のある物を選ぶと失敗が減ります。ペン先の太さも、細字と極細字の2種類あると、名前の文字数や書くスペースの広さに合わせて使い分けられて便利です。学年やクラスも書く決まりがある園・学校では、文字数が増える分、極細字の方が枠内に収まりやすいことも覚えておいてください。
洗ってもにじまない仕上げ——乾くまで触らない
書き終えた後の扱い方も、にじみやすさを左右します。インクが完全に乾くまで、上履き同士を重ねたり、袋に入れたりしないでください。目安は、書いてから半日から1日ほど。急いで乾かしたい時も、ドライヤーの熱を直接当てるのは避け、風通しのよい場所で自然に乾かしましょう。
なお、この記事ではアイロンで接着するタイプの名前つけ用品には触れません。上履きのビニール部分にアイロンの熱を当てると、素材が変形したり溶けたりする心配があるためです。布用品でアイロン接着タイプを使う場合も、当て布を使い、アイロンの熱で子どもがやけどをしないよう近づけないでください。
すでに書いた名前がにじんでしまった、書く場所を間違えた、という時は、無理に上から重ね書きせず、いったん消してから書き直す方がきれいに仕上がります。消し方の手順は、上履きの名前の消し方にまとめているので、あわせてどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、1回で完璧に書こうとするより、薄く2度書きする方が結局きれいに仕上がると思っています。焦って太く書くと、にじんだ時に消すのも大変になりますよね』
面に合ったペンを選んで、乾かす時間を確保する。この2つを守るだけで、名前書きの失敗はかなり減らせます。
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綿の体操服や給食袋など、布全般ににじまない書き方は布に名前がにじまない書き方にまとめています。名前を消したい、書き換えたい人は上履きの名前の消し方へ。ワッペンが剥がれてきた上履きの手直しは上履きのワッペンが剥がれる時もどうぞ。
まとめ:面ごとにペンを変える。薄く2度書き、乾くまで触らない
- 学校や園の指定が最優先。油性ペン・除光液は換気してから使う
- 面で書き方を変える。かかとのゴム・甲の布・中敷きでペンを使い分ける
- にじむ理由は新品の糊や湿気。洗って乾かしてから、薄く2度書きする
- 色の組み合わせを見て選ぶ。白い部分に黒、黒いゴムには白インク
- 乾くまで触らない。半日〜1日置く。名前は外から読めない位置に
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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