ウインナーを揚げると破裂する?——破裂する理由(皮の中の水分と脂)、揚げる時の切れ目と油はねの考え方、油から目を離さない理由、レンジで破裂した時、フライパンでカリカリにしたい時、子どもに出す時の切り方

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ウインナーを油に入れたら、パンッと音がして破裂した。油がはねて、あわてて火を止めた。あるいは、レンジで温めたら中で爆発したように弾けて、庫内が大変なことになった。そんな経験をした人、あるいは「やってみたいけれど、怖い」と思っている人は、多いですよね。

先に結論をひとつ。破裂の正体は、皮の中の水分と脂が、熱でいっきにふくらむことです。逃げ道がなければ、皮が耐えきれずに弾けます。だから、切れ目で逃げ道を作る、少しずつ入れる、そして何より、煙が出たらすぐ火を止め、油のそばを離れない。この3つが基本になります。レンジの時の考え方、カリカリにしたい時、子どもに出す時まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ破裂して驚いた→理由は水分と脂のふくらみ第1章へ ▶油で揚げたい→切れ目・少量・火を離れない第2章へ ▶レンジで破裂した→表示どおりに短く区切る第3章へ ▶カリカリにしたい→フライパンが向く第4章へ ▶子どもに出したい→縦に切って小さく第5章へ ▶

ケース別に読む:破裂の理由を知りたい人|揚げたい人|レンジで破裂した人|カリカリにしたい人|子どもに出す人

4コマ漫画|ウインナーの破裂を防ぐきゃっ!パンッて鳴った1揚げたら…破裂して油がはねた凍ったまま入れちゃえ2やりがちなNG凍ったまま揚げない切れ目を入れて少しずつ3逃げ道を作る切れ目を入れて少量ずつ煙が出たら火を止める4火のそばで煙が出たらすぐ火を止める

なぜ破裂するのか——皮の中の水分と脂がふくらむ

ウインナーは、細かくしたお肉を、皮(ケーシング)に詰めた食品です。中には水分と脂がたっぷり含まれていて、その全部が皮の中に閉じ込められています。ここに強い熱が加わると、水分は水蒸気に、脂は熱くなって、どちらも体積が大きくなろうとします。

破裂の仕組み中は水分と脂皮に閉じ込められる熱でふくらむ逃げ道がないと弾ける切れ目で逃がす蒸気の逃げ道

ところが、皮が丈夫で、切れ目もなければ、ふくらんだ分の逃げ場がありません。そこで、いちばん弱い場所が「パンッ」と裂けるんです。裂けた時、熱い脂や油が一緒に飛び出すので、油の中で起きると大きくはねます。同じ仕組みは、たこ焼きやコロッケなど、中に水分を含む冷凍食品でも起きます。原理を詳しく知りたい人は冷凍たこ焼きを揚げると爆発する?を読んでみてください。

破裂の大きさは、商品や状態で変わります。皮が薄い物、脂をたっぷり含む物、冷凍していた物で、起きやすさが違います。同じウインナーでも、起きる時と起きない時があるのは、そのためです。

揚げる時の考え方——切れ目・少量ずつ・そばを離れない

まず、袋の表示を見てください。調理方法に「揚げる」と書いてあれば、その方法が基本です。書いていない商品を揚げる場合は、あくまで自己判断になります。少量ずつ、慎重に進めてください。

  • 切れ目や浅い穴で、蒸気の逃げ道を作る。刃物を使うので、手を切らないよう、まな板の上で安定させて
  • 凍ったまま揚げない。表面に氷や水があると、油に入れた瞬間に大きくはねます
  • 水気を拭いてから入れる。水は、熱い油の大敵です
  • 少量ずつ入れる。一度にたくさん入れると、油の温度が乱れ、はねも増えます

切れ目の深さや本数に、決まった正解はありません。深く入れすぎると中身が出てしまい、浅すぎると逃げ道になりにくい。まずは浅めにして、様子を見ながら調整します。

そして、ここが最も大切です。

油の温度が上がりすぎて煙が出たら、すぐに火を止めてください。油はコンロのそばで、少ない量でも火災につながります。揚げている間は、そばを離れません。電話が鳴っても、玄関のチャイムが鳴っても、一度火を止めてから。

万が一、油に火がついてしまったら、水は絶対にかけないでください。水は一気に蒸発して、燃えた油を飛び散らせます。火を止め、自分で消せない時は、すぐに離れて119番へ。油の量が少なくても、同じです。子どもは、揚げ物をしている台所に近づけないようにしておきましょう。

油の前でのルール少量ずつ水気を拭いてから煙が出たらすぐ火を止める水はかけない離れて119番へ

💡 この困りごとへの提案

油はねが心配なら、鍋の上にかぶせる油はねガードがあると、ずいぶん安心です。ただ、ガードがあっても、火を見ていなくていいわけではありません。ガードは、あくまで「はねを減らす道具」です。


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レンジで破裂した時——表示どおり、短く区切る

レンジでも、仕組みは同じです。ウインナーの水分が熱でふくらみ、逃げ場がなくて破裂します。しかもレンジは、庫内が閉じているので、飛び散ったあとの掃除が大変です。

  • 耐熱容器やラップの使い方は、袋の表示どおりに。表示がない時は、製品の説明書や、メーカーの案内を見る
  • 袋のままレンジにかけるのは、表示がある時だけ
  • 一度に長く加熱せず、短く区切って様子を見る。時間とワット数は、商品ごとに違うので、ここでは書きません
  • 切れ目を入れ、ラップは、はねを受け止める形で。密閉しすぎない
  • 加熱しすぎると、固くなることも。ほどよい所で止める
  • 取り出す時は、やけどに注意。容器も中身も熱くなっています
レンジの時の3つ容器は表示どおり耐熱容器・ラップ短く区切る様子を見ながら袋袋のまま表示がなければNG

冷凍のウインナーの場合も、袋の表示に従います。解凍が必要かどうかも、表示に書かれています。表示がなくて分からない時は、メーカーのお客様相談室や、公式のよくある質問で確認するのがいちばんです。

破裂して庫内が汚れた時は、片づけにもご注意を。庫内も皿も熱くなっています。しっかり冷めてから、汚れを拭き取ってください。

カリカリにしたい時・フライパンで焼く時

「レンジでカリカリにしたい」という声も多いのですが、レンジは、中の水分で温める仕組みなので、外側がカリッとしにくいことが多いです。カリカリを求めるなら、フライパンで焼く方が向いています。

フライパンの場合も、ポイントは同じ。皮が張りすぎて裂けるのを避けるため、切れ目を入れたり、弱めの火でころがしながら、じっくり火を通したりします。油をたくさんひかなくても、ウインナー自体の脂で焼けることが多いです。焼いている時にはねることもあるので、そばを離れず、ふたや油はねの対策も考えておくと安心です。

焼いている途中で皮がはじけたり、油が大きくはねたりする時は、火が強すぎる合図であることが多いです。いったん火を弱めて、落ち着いてから続けましょう。

なお、ここでは作り方や味つけには触れません。加熱の時間や火加減も、商品によって違います。袋の調理方法を、いちばんの手がかりにしてください。揚げ物全般のコツは、天ぷらをうまく揚げるコツや、冷凍ポテトをレンジで温めて揚げる時の考え方とも重なります。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、パンッとはじけた瞬間は、誰でも心臓が止まりそうになりますよね。切れ目を入れておくだけでも、気持ちがずいぶん違うと思います』

子どもに出す時——丸いまま与えず、縦に切って小さく

子どもに出す場合は、まずメーカーの案内(パッケージや公式のよくある質問)を見てください。「何歳から」と線を引くことは、ここではしません。離乳食の進め方は、自治体の案内やかかりつけの医師に聞くのがいちばんです。

ウインナーで最も気をつけたいのは、のどに詰まらせることです。丸くて弾力があるので、喉の奥にぴったりはまってしまう心配があります。丸い形のまま、小さな子どもに与えない。縦に切ってから、小さく切る。これが基本の線です。同じ考え方は、ウインナーをそのまま食べていいかの記事にもあります。

  • 揚げたてや焼きたては、中がとても熱いので、冷ましてから
  • 座って食べさせる。歩きながらや、寝転んでは食べさせない
  • 口に詰め込ませない。飲み物も用意する
  • アレルギー表示を、原材料名の近くで確認する

揚げ物や焼き物をしている間は、子どもを台所に近づけないようにしてください。手伝いたがる年頃でも、油の近くには立たせず、火を止めて、冷めてからのお皿運びなどをお願いする形なら、安心して任せられます。

あわせて読みたい

賞味期限が切れたウインナーや、酸っぱいにおいがする時はウインナーの賞味期限切れの見方へ。ベーコンとウインナーのどちらが体に悪いのか気になる人はベーコンとウインナーの体への影響の読み方、油の扱いは天ぷらをうまく揚げるコツにまとめています。

まとめ:逃げ道・少量・火を離れない。レンジは表示どおりに短く

  1. 破裂の正体は、水分と脂のふくらみ。逃げ道がないと弾ける
  2. 揚げる時は、切れ目・水気を拭く・少量ずつ・凍ったまま入れない
  3. 煙が出たらすぐ火を止め、そばを離れない。燃えた油に水をかけない
  4. レンジは表示どおりに、短く区切って。袋のままは、表示がある時だけ
  5. 子どもには、丸いまま与えず、縦に切って小さく。揚げたては冷まして

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ウインナーを揚げると破裂するかの早見表:破裂の正体は皮の中の水分と脂が熱でふくらむこと、逃げ道がないと弾ける。揚げる時は袋の表示を見て、切れ目で蒸気の逃げ道を作り、水気を拭き、少量ずつ入れ、凍ったまま揚げない。油の温度が上がりすぎて煙が出たらすぐ火を止め、そばを離れない、燃えた油に水をかけず自分で消せない時は離れて119番へ。油はねガードは補助でありそばを離れてよいわけではない。レンジは耐熱容器やラップの使い方を袋の表示どおりに、袋のままは表示がある時だけ、短く区切って様子を見る、取り出す時はやけどに注意、時間とワット数は商品ごとに違う。カリカリにしたい時はフライパンが向き、レンジは外側がカリッとしにくい。子どもにはメーカーの案内を見て、丸い形のまま与えず縦に切ってから小さく、冷ましてから、座って食べさせ、アレルギー表示を見る

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