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ウインナーを油に入れたら、パンッと音がして破裂した。油がはねて、あわてて火を止めた。あるいは、レンジで温めたら中で爆発したように弾けて、庫内が大変なことになった。そんな経験をした人、あるいは「やってみたいけれど、怖い」と思っている人は、多いですよね。
先に結論をひとつ。破裂の正体は、皮の中の水分と脂が、熱でいっきにふくらむことです。逃げ道がなければ、皮が耐えきれずに弾けます。だから、切れ目で逃げ道を作る、少しずつ入れる、そして何より、煙が出たらすぐ火を止め、油のそばを離れない。この3つが基本になります。レンジの時の考え方、カリカリにしたい時、子どもに出す時まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:破裂の理由を知りたい人|揚げたい人|レンジで破裂した人|カリカリにしたい人|子どもに出す人
なぜ破裂するのか——皮の中の水分と脂がふくらむ
ウインナーは、細かくしたお肉を、皮(ケーシング)に詰めた食品です。中には水分と脂がたっぷり含まれていて、その全部が皮の中に閉じ込められています。ここに強い熱が加わると、水分は水蒸気に、脂は熱くなって、どちらも体積が大きくなろうとします。
ところが、皮が丈夫で、切れ目もなければ、ふくらんだ分の逃げ場がありません。そこで、いちばん弱い場所が「パンッ」と裂けるんです。裂けた時、熱い脂や油が一緒に飛び出すので、油の中で起きると大きくはねます。同じ仕組みは、たこ焼きやコロッケなど、中に水分を含む冷凍食品でも起きます。原理を詳しく知りたい人は冷凍たこ焼きを揚げると爆発する?を読んでみてください。
破裂の大きさは、商品や状態で変わります。皮が薄い物、脂をたっぷり含む物、冷凍していた物で、起きやすさが違います。同じウインナーでも、起きる時と起きない時があるのは、そのためです。
揚げる時の考え方——切れ目・少量ずつ・そばを離れない
まず、袋の表示を見てください。調理方法に「揚げる」と書いてあれば、その方法が基本です。書いていない商品を揚げる場合は、あくまで自己判断になります。少量ずつ、慎重に進めてください。
- 切れ目や浅い穴で、蒸気の逃げ道を作る。刃物を使うので、手を切らないよう、まな板の上で安定させて
- 凍ったまま揚げない。表面に氷や水があると、油に入れた瞬間に大きくはねます
- 水気を拭いてから入れる。水は、熱い油の大敵です
- 少量ずつ入れる。一度にたくさん入れると、油の温度が乱れ、はねも増えます
切れ目の深さや本数に、決まった正解はありません。深く入れすぎると中身が出てしまい、浅すぎると逃げ道になりにくい。まずは浅めにして、様子を見ながら調整します。
そして、ここが最も大切です。
油の温度が上がりすぎて煙が出たら、すぐに火を止めてください。油はコンロのそばで、少ない量でも火災につながります。揚げている間は、そばを離れません。電話が鳴っても、玄関のチャイムが鳴っても、一度火を止めてから。
万が一、油に火がついてしまったら、水は絶対にかけないでください。水は一気に蒸発して、燃えた油を飛び散らせます。火を止め、自分で消せない時は、すぐに離れて119番へ。油の量が少なくても、同じです。子どもは、揚げ物をしている台所に近づけないようにしておきましょう。
💡 この困りごとへの提案
油はねが心配なら、鍋の上にかぶせる油はねガードがあると、ずいぶん安心です。ただ、ガードがあっても、火を見ていなくていいわけではありません。ガードは、あくまで「はねを減らす道具」です。
レンジで破裂した時——表示どおり、短く区切る
レンジでも、仕組みは同じです。ウインナーの水分が熱でふくらみ、逃げ場がなくて破裂します。しかもレンジは、庫内が閉じているので、飛び散ったあとの掃除が大変です。
- 耐熱容器やラップの使い方は、袋の表示どおりに。表示がない時は、製品の説明書や、メーカーの案内を見る
- 袋のままレンジにかけるのは、表示がある時だけ
- 一度に長く加熱せず、短く区切って様子を見る。時間とワット数は、商品ごとに違うので、ここでは書きません
- 切れ目を入れ、ラップは、はねを受け止める形で。密閉しすぎない
- 加熱しすぎると、固くなることも。ほどよい所で止める
- 取り出す時は、やけどに注意。容器も中身も熱くなっています
冷凍のウインナーの場合も、袋の表示に従います。解凍が必要かどうかも、表示に書かれています。表示がなくて分からない時は、メーカーのお客様相談室や、公式のよくある質問で確認するのがいちばんです。
破裂して庫内が汚れた時は、片づけにもご注意を。庫内も皿も熱くなっています。しっかり冷めてから、汚れを拭き取ってください。
カリカリにしたい時・フライパンで焼く時
「レンジでカリカリにしたい」という声も多いのですが、レンジは、中の水分で温める仕組みなので、外側がカリッとしにくいことが多いです。カリカリを求めるなら、フライパンで焼く方が向いています。
フライパンの場合も、ポイントは同じ。皮が張りすぎて裂けるのを避けるため、切れ目を入れたり、弱めの火でころがしながら、じっくり火を通したりします。油をたくさんひかなくても、ウインナー自体の脂で焼けることが多いです。焼いている時にはねることもあるので、そばを離れず、ふたや油はねの対策も考えておくと安心です。
焼いている途中で皮がはじけたり、油が大きくはねたりする時は、火が強すぎる合図であることが多いです。いったん火を弱めて、落ち着いてから続けましょう。
なお、ここでは作り方や味つけには触れません。加熱の時間や火加減も、商品によって違います。袋の調理方法を、いちばんの手がかりにしてください。揚げ物全般のコツは、天ぷらをうまく揚げるコツや、冷凍ポテトをレンジで温めて揚げる時の考え方とも重なります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、パンッとはじけた瞬間は、誰でも心臓が止まりそうになりますよね。切れ目を入れておくだけでも、気持ちがずいぶん違うと思います』
子どもに出す時——丸いまま与えず、縦に切って小さく
子どもに出す場合は、まずメーカーの案内(パッケージや公式のよくある質問)を見てください。「何歳から」と線を引くことは、ここではしません。離乳食の進め方は、自治体の案内やかかりつけの医師に聞くのがいちばんです。
ウインナーで最も気をつけたいのは、のどに詰まらせることです。丸くて弾力があるので、喉の奥にぴったりはまってしまう心配があります。丸い形のまま、小さな子どもに与えない。縦に切ってから、小さく切る。これが基本の線です。同じ考え方は、ウインナーをそのまま食べていいかの記事にもあります。
- 揚げたてや焼きたては、中がとても熱いので、冷ましてから
- 座って食べさせる。歩きながらや、寝転んでは食べさせない
- 口に詰め込ませない。飲み物も用意する
- アレルギー表示を、原材料名の近くで確認する
揚げ物や焼き物をしている間は、子どもを台所に近づけないようにしてください。手伝いたがる年頃でも、油の近くには立たせず、火を止めて、冷めてからのお皿運びなどをお願いする形なら、安心して任せられます。
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賞味期限が切れたウインナーや、酸っぱいにおいがする時はウインナーの賞味期限切れの見方へ。ベーコンとウインナーのどちらが体に悪いのか気になる人はベーコンとウインナーの体への影響の読み方、油の扱いは天ぷらをうまく揚げるコツにまとめています。
まとめ:逃げ道・少量・火を離れない。レンジは表示どおりに短く
- 破裂の正体は、水分と脂のふくらみ。逃げ道がないと弾ける
- 揚げる時は、切れ目・水気を拭く・少量ずつ・凍ったまま入れない
- 煙が出たらすぐ火を止め、そばを離れない。燃えた油に水をかけない
- レンジは表示どおりに、短く区切って。袋のままは、表示がある時だけ
- 子どもには、丸いまま与えず、縦に切って小さく。揚げたては冷まして
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手順を1枚にまとめています。



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