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チーズを買いすぎて冷凍庫に入れたものの、いざ使おうとしたら袋の中でカチカチの塊になっていた。凍ったまま使っていいのか、解凍するならどうするのか、そもそもそのまま食べて大丈夫なのか。冷凍したチーズの前で、手が止まってしまうことってありますよね。
先に考え方をひとつ。チーズは「何に使うか」と「どの種類か」で、凍ったまま使うか解凍するかが変わります。加熱する料理なら凍ったままで使いやすく、そのまま食べたい時は種類と袋の表示を先に見る。この順番で迷いにくくなります。分岐図で、いまの状況に近い章を探してください。
ケース別に読む:種類ごとの向き不向きを知りたい人|袋の中で固まった人|溶かし方で困っている人|そのまま食べたい・子どもに出したい人|期限が切れていた人
種類ごとの向き不向き——ピザ用・スライス・プロセスで違います
チーズは「冷凍していいか」と「冷凍後にどう使うか」が、種類でずいぶん違います。細かく切ってあるピザ用のチーズは、水分が少なめで凍ったまま使いやすい方です。いっぽう、しっとりしたタイプや、そのまま食べる前提のチーズは、解凍すると水分が出て食感が変わりやすいと言われています。
| 種類 | 冷凍後の傾向 | 使い方の考え方 |
|---|---|---|
| ピザ用・シュレッド | ぱらぱらにほぐれやすい。ただ固まりやすい | グラタンやトーストなど加熱する料理に、凍ったまま |
| スライスチーズ | 枚どうしがくっつきやすい | 重ねる時は間に紙を。加熱する料理向き |
| プロセスチーズ(かたまり) | 固く、ぼそぼそしやすい | 小さく切って加熱する料理に |
| カマンベールなどやわらかいタイプ | 水分が出て、なめらかさが変わりやすい | そのまま食べるより加熱向き |
| クリームチーズ | 分離してぽろぽろになりやすい | 混ぜて使う料理向き。そのまま塗るのは難しいことも |
これはあくまで傾向で、同じ種類でも商品によって水分や作り方が違います。冷凍に向くかどうかは、パッケージの保存方法の欄や、メーカーの案内に書いてあることもあるので、気になる時はそちらを先に見てください。家での冷凍のやり方そのものは、チーズの保存方法にまとまっています。
袋の中で固まった——割る・振る・次は凍り始めに
ピザ用のチーズを冷凍すると、袋の中でひとかたまりになってしまうのは、よくある話です。これは、細かいチーズどうしが冷える途中でくっつくため。傷んだわけではありません。
- 袋の上から軽く割る。袋ごと机の角に打ちつけたり、包丁でたたいたりしないでください。袋が破れて危ないので、手でもむくらいの力で
- 凍ったまま、割れた分だけ使う。無理に全部ほぐそうとせず、必要な分を取って、残りはすぐ冷凍庫へ
- 次は凍り始めに一度振る。冷凍庫に入れて少したった頃に袋を振ると、くっつきにくくなります
- 小分けにしておく。1回に使う分ずつ分けておくと、使う時に袋ごと取り出せます
袋の中で溶けて、また凍ったような跡(袋の内側にはりついた固まりや、水っぽい霜)がある時は、再冷凍を避けるのが基本です。迷ったら、その分は使わない方が安心ですよ。
解凍・溶かし方——凍ったまま加熱が基本。レンジは吹きこぼれに注意
加熱する料理に使うなら、解凍はしなくても大丈夫なことが多いです。凍ったまま料理に乗せたり、混ぜたりして、そのまま火を通します。いったん解凍すると水分が出て、べたついたり、ぼそぼそしたりしやすいからです。
溶けない、ぼそぼそする、という悩みは、だいたい次のどれかです。
- 加熱が足りない。中心まで温まっていないと、溶けきらずに固いまま残ります
- 加熱しすぎ。水分が飛んで固くなったり、油が分離したりします
- 種類が合っていない。溶けにくいタイプのチーズは、そもそも加熱しても伸びにくいことがあります。パッケージの「加熱用」や「とろける」などの表示を見てください
レンジで溶かす時は、吹きこぼれと加熱ムラに気をつけてください。チーズは油分が多く、突然ふくらんで飛び出すことがあります。ふたを密閉しない、途中で向きを変えたり混ぜたりして様子を見る、取り出す時は容器と中身が熱いのでやけどに注意する、といった基本が大切です。加熱の時間とワット数は、機種や量で変わります。電子レンジの取扱説明書と、食品の袋の表示を見て決めてください。
なお、解凍の機能を使う時は、半分くらい溶けた状態で止める考え方が安全です。端だけ先に熱くなって、そこだけ焦げることがあります。
そのまま食べていい? 子どもに出す時——固い塊と伸びるチーズに注意
冷凍したチーズをそのまま食べたい時は、まず袋を見てください。「加熱してお召し上がりください」と書いてあるものは、加熱して使うものです。そのまま食べるなら、その商品が冷凍して食べる前提のものかどうかが大事です。とろけるタイプをそのまま食べていいかの考え方は、とろけるチーズをそのまま食べていい?に詳しくあります。
そして、子どもに出す時は、チーズの形に気をつけてください。凍ったままの固い塊、反対に、加熱して溶けて長く伸びたチーズは、のどに詰まらせる心配があります。
- まず、パッケージや公式のよくある質問で、メーカーの案内を見る
- 固い塊は避け、小さく切るか、細かくしてから出す
- 溶けて伸びるチーズは、冷まして小さく切り、一口の量を少なめに
- 食べている間は大人がそばで見守る。歩きながら食べさせない
- 乳のアレルギー表示を、原材料の欄で見る。気になる時はかかりつけの医師に相談する
お弁当にスライスチーズを入れる時の考え方は、スライスチーズをお弁当に入れる時の注意で整理しています。
期限が切れていた・カビが気になる——4つの線で判断します
冷凍庫の奥から、期限の切れたチーズが出てきた。冷凍していたから大丈夫? と思いたくなりますよね。ここは、次の4つの線で見てください。
- 賞味期限と消費期限は別。賞味期限は「おいしく食べられる目安」、消費期限は「安全に食べられる期限」です。消費期限を過ぎたものは食べません
- 過ぎても食べられる場合がある、というのは賞味期限で、未開封で、表示どおりの保存をしていた場合の話。開封後や、保存状態が分からないものは別です
- におい・味・色・ふくらみ・液漏れ・カビ・ぬめり・糸を引くなどがあれば食べません。表面のカビだけ削ればいい、とは言い切れません
- 乳幼児・高齢の方・妊娠中の方・体調の悪い人には、迷うものを出さない
冷凍していても期限はあります。冷凍庫の温度は開け閉めで上下しますし、一度溶けたものを再び凍らせると、傷みやすくなります。常温に置いた時間は取り戻せません。迷ったら、食べないでください。
ゆきこ( ゚Д゚)『冷凍庫にチーズをためる人は多いですよね。ためる前に、使う分ずつ小分けにしておくと、固まりも期限切れも減らせると思います』
小分けにして冷凍する時は、ふた付きの保存容器があると、くっつき防止にもなります。食べ切れる量だけ買って、1回の量は表示どおりに。容器の耐熱・耐冷の表示を見て選んでください。
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まとめ:冷凍チーズは種類と袋の表示を先に。加熱料理は凍ったまま、迷う期限は食べない
- 種類で向き不向きが違う。ピザ用は加熱料理に凍ったまま向く
- 固まったら袋の上から軽く割る。次は凍り始めに振って小分けに
- レンジは吹きこぼれと加熱ムラに注意。加熱の時間は取扱説明書で
- 子どもには固い塊と伸びるチーズを避ける。小さく切って見守る
- 期限切れやカビ・においがあれば食べない。迷ったら使わない
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手順を1枚にまとめています。



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