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書いた文字を、ボタンひとつで消せる電子メモパッド。ところが、消去ボタンを押しても消えない。電池を替えたのに、まだ消えない。うっすら跡が残って、画面が汚れて見える。壊れたのかと思うと、買い替えを考えてしまいますよね。
先に結論をひとつ。消えない時は、故障を疑う前に「消去ロック」「電池の向きと種類」「ボタンの押し方」の3つを見てください。それで直る場合は意外に多いんです。そしてもうひとつ、電池はボタン電池の物が多く、小さな子どもが飲み込むと命にかかわるので、交換は大人がして、外した電池は手の届かない所へ。このことは、あとの章であらためて書きます。
ケース別に読む:全く消えない人|電池を替えても消えない人|跡が残る人|寿命・捨て方を知りたい人|ボタン電池の注意を知りたい人
全く消えない時は、消去ロックと押し方を先に見る
消えない時に、まず見てほしいのが「消去ロック」です。電子メモパッドの多くは、書いた内容を消せないように固定するスイッチが付いています。本体の裏や側面に、小さなスライドスイッチや、鍵のマークが付いていることがあります。何かの拍子にロックの側に動いていて、消去ボタンを押しても反応しない、というのはよくある形です。
- ロックのスイッチ:本体の裏や側面を見て、スイッチや鍵のマークを探します。取扱説明書に、場所と切り替え方が書いてあります
- ボタンの押し方:軽く触れただけでは反応しない機種があります。ボタンの真ん中を、しっかり押し込みます。長押しが必要な機種もあるので、説明書で確かめます
- 消去までの待ち時間:押してから、少し間があって消える物があります。すぐに離さず、反応を待ちます
- 画面の端:端だけ消え残る時は、ボタンの押し方より、画面の状態や温度が関わっていることがあります
説明書をなくした時は、本体の裏の型番や名前を見て、メーカーの案内ページで探せることがあります。それでも分からない時は、メーカーの問い合わせ窓口に相談するのが安心です。本体を開けて、中を確かめるのはやめておきましょう。
電池を替えても消えない時——向き・種類・弱った電池
電池を新しくしたのに消えない場合、電池そのものより、「入れ方」と「種類」が関わっていることがあります。
- 向き:プラスとマイナスの向きが逆だと、動きません。電池の面に刻まれた印と、電池を入れる所の印を見比べます
- 種類:電池の種類が合っていないと、消す動作に必要な力が出ません。取扱説明書に書かれた電池を使います
- 接点:電池が触れる金属の部分が汚れていたり、浮いていたりすると、電気が通りません。乾いた綿棒で、そっと拭くことはできますが、曲げたり削ったりはしないでください
- 寒い場所:電池や画面は、寒い所で反応が鈍くなります。室温に戻してから、再び試します
電池を入れる時、ボタン電池は大人が扱います。ふたを閉めたあとに、ふたがしっかり閉まっているかも確かめます。ふたが簡単に開いてしまう物は、子どもが電池を取り出せる状態になるので、使わないほうが安心です。
それでも消えない時は、電池が弱っている、本体が寿命を迎えている、画面の部品が傷んでいる、といった可能性があります。ここから先は、メーカーに相談する領域です。自分で分解すると、画面の中の液に触れる心配があるので、避けてください。
跡が残る時——強く書いた跡・画面の傷・劣化
消えたはずなのに、うっすら跡が残る。これは、故障というより、使い方や画面の状態に関わることが多いです。
| 跡の出方 | 考えられる原因 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 書いた線の形が薄く残る | 強く押して書いた | 軽い力で書く。ペンを立てすぎない |
| 同じ場所に線が残り続ける | 同じ所ばかり書いている | 書く場所をずらして使う |
| 細かい傷のような跡 | 固いペンやつめで傷がついた | 付属のペンか、先がやわらかいペンで書く |
| 全体がうっすら暗い | 温度や劣化 | 室温に戻す。続く時はメーカーへ |
画面にペンを強く押し付けると、画面の中の層が変形して、跡が残ることがあります。書く時の力は、紙に鉛筆で書くくらいの軽さで足ります。ペン先が欠けたり、固くなったりしていると、同じ跡が付きやすいので、付属のペンの状態も確かめてください。
画面の汚れが跡に見えている場合もあります。乾いたやわらかい布で、そっと拭きます。洗剤やアルコールを画面に使うと、表面が傷むことがあるので、取扱説明書で使える物を確かめてください。
寿命と捨て方——電池を外して、自治体の分け方で
電子メモパッドは、使い続けるうちに、消えにくくなる、跡が残りやすくなる、反応が鈍くなる、といった変化が出てきます。何年もつかは、使い方や保管の環境でかなり変わるので、決まった数字はありません。メーカーの案内に、目安や保証の範囲が書かれていることがあるので、そちらを見てください。
捨てる時は、先に電池を取り出しておきます。電池は、本体とは別の分け方になる地域が多く、自治体の分別表に従います。ボタン電池は、回収箱のある店舗や、電池の回収を行っている自治体の窓口に出す決まりの所もあります。電池の端子にテープを貼って絶縁する方法を案内している自治体もあるので、お住まいの地域の案内を見てください。
本体は、小型の電子機器として扱う地域が多いです。自治体によって、燃えないごみ、小型家電の回収などに分かれるので、分別表で確かめます。画面の中に液が入っているので、割ったり、分解したりして捨てるのはやめましょう。
電子メモパッドの代わりに、何度も書き直せる物を探している人もいると思います。卓上の小型のホワイトボードなら、電池が要らず、消えない悩みもありません。選び方と代用の考え方はホワイトボードの代用にまとめています。マーカーが薄くなった時はホワイトボードマーカーの復活もどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『電子メモパッドが消えなくなると、つい壊れたと決めつけたくなりますよね。まずロックと電池を見て、それでもだめなら無理をしない、という順番が安心だと思います』
💡 この困りごとへの提案
電池が要らず、消えない悩みとも縁がない、卓上の小型のホワイトボードは、メモや子どもの落書きの代わりとして使いやすい選択肢です。
ボタン電池の注意——小さな子どもの誤飲は、命にかかわることがある
この章は、電子メモパッドを使うすべての家庭に読んでほしい内容です。電子メモパッドの電池は、コイン状やボタン状の、小さな電池の物が多く見られます。小さな子どもがボタン電池を飲み込むと、体の中で電気が流れて、喉や食道に大きな傷ができるおそれがあり、命にかかわる事故につながると、消費者庁など公的な機関が注意を呼びかけています。見つけにくく、症状が出にくいことも、危ない点です。
- 交換は大人が:子どもに電池交換を任せません。電池ふたがねじで止まる物は、ドライバーが必要なので、子どもが開けにくくなります
- 外した電池は手の届かない所へ:机の上や床に置いたままにしません。すぐ回収箱に入れるか、高い所の箱にしまいます
- ふたの確認:ふたが浮いていたり、割れていたりしたら、使うのをやめます
- メモパッドを置く場所:小さな子どもが、遊びでふたを開けられない所に置きます
もし、飲み込んだかもしれない、電池が見当たらない、という時は、様子を見ずに、すぐに医療機関を受診してください。症状がなくても、ためらわずに受診することが大切です。夜間や休日で迷う時は、救急相談の窓口に連絡する方法もあります。この記事は一般的な考え方で、判断は医療機関や公的な案内に従ってください。
電池のふた、ねじ、本体の小さな部品は、遊んでいる間に外れて口に入る大きさのこともあります。落書き用に子どもにメモパッドを渡す時は、大人がそばで見ていられる時間にして、遊び終わったら、部品や電池が外れていないかを確かめます。
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まとめ:ロック・電池・押し方を見る。ボタン電池は大人が
- 消えない時は故障の前に3つを見る。消去ロック・電池の向きと種類・ボタンの押し方
- 電池を替えても消えない時は接点と温度を見る。直らなければメーカーへ。分解しない
- 跡が残るのは強く書いた時が多い。軽い力で、同じ場所ばかり書かない
- 寿命と捨て方は取扱説明書と自治体の分別表で。先に電池を外す
- ボタン電池は大人が交換。外した電池は手の届かない所へ。飲み込んだかもしれない時はすぐ受診
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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