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「吊り戸棚って、本当に要るのかな」。手が届かない、中が見えない、上にほこりがたまる、地震で扉が開いて物が落ちてきそうで怖い。そんな理由で、いらないと感じている人は意外といますよね。いっそ外してしまいたい、というところまで考えている人もいるかもしれません。
先に結論をひとつ。いらないと感じる理由は、「届かない」「中が見えない」「上のほこり」「地震が怖い」の4つにほぼ集まります。このうち3つは、入れる物と高さの使い分けを見直すだけで軽くなることがあるんです。そのうえで外したくなったら、壁の中の下地やねじの位置、重さの問題が出てきます。自分でやるかどうかは慎重に、賃貸なら先に管理会社へ。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:本当にいらないのか迷う人|届かない・使いにくい人|上のほこりが気になる人|地震が怖い人|外したい人
いらないと感じる理由はどれ?——4つに分けると手が打てる
「いらない」とひとことで言っても、困っているポイントは人によって違います。ここを混ぜたまま考えると、「全部不便だから外そう」と話が大きくなりがちなんです。まずは、いちばん近いものを表で探してみてください。
| 感じていること | 起きていること | 先に試すこと |
|---|---|---|
| 届かない・使いにくい | 手が届かず、結局使わない物が上に残る | 入れる物を入れ替える。下に足す収納を考える |
| 中が見えない | 奥の物を忘れて、同じ物を買い足してしまう | 手前に並べる。取り出しやすい入れ物にまとめる |
| 上にほこりがたまる | 棚の上や扉の上の面に、汚れが積もっていく | 敷く・拭くの頻度を決める |
| 地震が怖い | 扉が開いて、中の物が落ちてきそう | 扉の留め具と、重い物は下に置く |
表のとおり、先に試せることがそれぞれあります。外すのは、そのあとの選択肢です。取り付けた棚を外すと、壁やクロスに跡が残ることも多く、元に戻すのは簡単ではありません。「まず使い方を変える、それでも合わなければ外す」。この順番で考えると、後悔が少なくなります。
届かない・使いにくい時——高さで使い分けると働き者になる
吊り戸棚が使いにくくなる理由として多いのが、「毎日使う物を入れてしまっている」ことです。目の高さより上の棚は、踏み台がないと見えない・取れない場所ですよね。ここに、よく使う食器や重い鍋を入れると、取るたびに面倒になって、棚そのものが嫌になってしまいます。
- 上の段:軽くて、使う回数の少ない物。来客用の器、季節の道具、予備のストックなど
- 下の段:ときどき使う物。取り出しやすい浅い入れ物にまとめて
- 手の届く場所:毎日使う物は、吊り戸棚ではなく調理台まわりの棚や引き出しへ
- 重い物:棚の板に負担がかかるうえ、取る時に落としやすいので、上には置かない
踏み台を使うなら、平らな床の上で、天板には乗らないのが基本です。キッチンの天板は踏み台ではないので、乗ると転落やこわれの心配があります。踏み台の選び方は踏み台の代わりになるもので触れています。
「それでも毎日の物を吊り戸棚の下の空間に置きたい」という場合は、吊り戸棚の下に引っ掛けて浮かせる収納が選択肢になります。棚を増やさずに、空いている空間を使う考え方です。種類と選び方は調味料ラックを浮かせる100均の収納にまとめています。吊り戸棚の底の板には耐えられる重さの限りがあるので、重い物を下げすぎないようにしてください。製品の表示も確かめましょう。
上のほこりが気になる時——敷いて、拭く頻度を決める
吊り戸棚の上の面や、扉の上の縁は、見えない分だけほこりがたまります。キッチンでは、調理の油や湯気が空気中のほこりとくっついて、拭いても落ちにくい汚れになりがちなんです。
- 上に紙を敷く:天板の上に大きめの紙を敷いておくと、汚れたら紙ごと替えられます。火の近くには置かない、紙が垂れないよう気をつけて
- 拭く頻度を決める:油を使う料理が多い家は、こまめに。気になった時でよいと決めてしまうのも、続けるコツです
- 拭く道具:台所用の中性洗剤を薄めて、固く絞った布で拭く。そのあと乾いた布で水分を取る
- 手が届かない時:踏み台は平らな床で、ひとりで無理をしない。長い柄の道具を使う方法もあります
汚れを落とす洗剤は、棚の素材によって合わない物もあります。目立たない場所で試すこと、製品の表示や取扱説明書に従うことを忘れずに。ほこりが気になる理由が「見えない所だから」なら、いっそ年に数回の大掃除の日に決めて、それ以外は気にしない、という割り切りも立派な方法ですよ。
地震が怖い時——扉の留め具と、重い物は下に
吊り戸棚は高い所にあるので、揺れた時に扉が開いて中の物が落ちてくるのが心配ですよね。外す前に、落ちにくくする方法があります。
- 扉の開き止め:揺れで扉が開くのを防ぐ金具や留め具があります。取り付け方法は製品の取扱説明書のとおりに
- 重い物は下に:重い鍋・瓶・ガラスの食器は、できるだけ低い段に。吊り戸棚の上段には軽い物だけ
- すべり止め:棚の中で器が動かないよう、すべり止めのシートを敷く方法があります
- 割れ物の置き方:ガラスや陶器は、落ちた時に危ないので、扉のすぐ内側には並べない
賃貸で壁や扉に穴を開けられない場合は、粘着式や突っ張りで固定する物もあります。ただし、粘着が弱まったり、天井や壁の強さによって使えなかったりすることがあるので、取扱説明書の使える条件と限界を確かめてください。食器棚で使うシートのすべり止めは食器棚のシートがずれない時、本棚の落下防止の考え方は本棚の落下防止が参考になります。
外したい時に確かめること——壁の中・重さ・2人以上
使い方を変えても合わなくて、やっぱり外したい。その気持ちも自然です。ただ、吊り戸棚は壁の中の下地にねじで固定されていて、中身を出しても本体はそれなりに重い物です。外す前に、4つのことを確かめてください。
- 壁の中の下地とねじの位置:どこで何を使って固定されているかは、外してみないと分からないことがあります。壁の強さにも関わります
- 中の物を全部出す:食器や調味料を残したまま作業しない。本体が軽くなるうえ、落下の危険が減ります
- 2人以上で作業する:1人が支え、もう1人が外す。ねじを外した瞬間に、一気に重さがかかります
- 踏み台は平らな床で、天板に乗らない:ぐらつく場所では作業しない。無理な姿勢にならない高さにする
賃貸の場合は、勝手に外さないでください。備え付けの設備は、退去する時に元の状態に戻す義務(原状回復)に関わることがあります。まず管理会社か大家さんに聞くのが先です。持ち家でも、壁の中の配線やガス・水道の配管の位置が分からない、重くて不安、という時は、工務店やリフォーム店に相談してください。外したあとの壁の穴やクロスの跡の補修も、あわせて頼めることが多いです。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、外すと決める前に、棚に「何を入れているか」を見直すだけで、いらない棚が少し働き者に変わることはあると思います。外すのは、それからでも遅くないですよね』
💡 この困りごとへの提案
外さずに吊り戸棚の下の空間を活かしたい人には、引っ掛けて使う収納ラックがひとつの選択肢です。届かない棚を増やさずに、手の届く高さに置き場所をつくれます。
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炊飯器のすぐ上に吊り戸棚があって傷みが気になる人は吊り戸棚に炊飯器の蒸気が当たる時を。吊り戸棚の下に収納を足したい人は調味料ラックを浮かせる100均の収納、踏み台が必要な人は踏み台の代わりになるものもどうぞ。
まとめ:いらないと感じたら、まず使い方。外すなら下地・重さ・2人以上
- いらない理由は4つに分ける。届かない・中が見えない・ほこり・地震
- 上の段は軽くて使わない物だけ。毎日の物は手の届く場所へ
- 上のほこりは敷く・拭く頻度を決める。洗剤は表示どおりに
- 地震は留め具と重い物を下に。製品の説明書の条件を確認
- 外すなら2人以上・天板に乗らない。賃貸は管理会社へ先に相談
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手順を1枚にまとめています。



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