クロスステッチの使い道——仕上がった布をどう使う?額・小物にする前のほつれ止め、ビーズの付け方と糸の重ね方

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クロスステッチをやっと刺し終えたのに、「これ、どうやって飾ればいいんだろう」と手が止まること、ありますよね。額に入れるのか、小物にするのか。布の端がほつれてこないかも気になるところです。

先に結論をひとつ。使い道を決めたら、最初にやるのは布の端のほつれ止めです。額に入れるなら布をたるませずに張る、小物にするなら縫い代を取ってから。この順番を押さえておくと、作品を長く楽しめます。ビーズの付け方や、糸の重ね方で迷いやすい点も、あわせて見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ仕上がった布の使い道→額・クッション・巾着など第1章へ ▶端がほつれる→先にほつれ止めをする第2章へ ▶ビーズを足したい→針と糸の太さを合わせる第4章へ ▶糸の重ね方で迷う→上になる向きをそろえる第5章へ ▶

ケース別に読む:使い道を知りたい人|端がほつれる人|額や小物に仕立てる人|ビーズを足したい人|糸の重ね方で迷う人|針のしまい方・洗い方を知りたい人

4コマ漫画|刺し終えたクロスステッチの仕上げ刺し終えた!できた!でも端がほつれそう1刺し終えた布は端が弱いそのまま額にこのまま額に入れよう2ほつれたまま仕立てない先にほつれ止め先に端を止めよう液かテープだね3液かテープで先に止める飾るきれいに飾れるね4直射日光の当たらない所へ

使い道の早見表——額・クッション・巾着・ブックカバー・カード

仕上がったクロスステッチは、絵柄の大きさと、飾るか使うかで使い道が決まります。まずは候補を見てみましょう。

使い道の4つの候補額に入れるクッション巾着・ポーチブックカバー使い道が決まったら、先にほつれ止め
使い道 向く作品 仕立てる時のポイント
額に入れる 飾って眺めたい絵柄 布をたるませずに張る。ガラスやアクリルの面に布が張り付かない余裕を持たせる
クッション・巾着 日常で使う実用的な小物 縫い代を取ってから仕立てる。洗い方は糸と布の表示で確かめる
ブックカバー・しおり 持ち歩く小さな作品 端をほつれ止めしてから縫う。ブックカバーは本の寸法を測る
カード・台紙に貼る 小さな絵柄 布の端を折り込み、糊やテープは乾いてから重ねる

「どれにしよう」と迷う時は、飾るなら額、毎日触れるなら小物と考えると選びやすくなります。ブックカバーに仕立てるなら、本の測り方や差し込み式の作り方はブックカバーの手作りが参考になります。

すぐに仕立てない作品は、折りじわが付かないよう、丸めるか、平らな箱に入れて、湿気の少ない場所に置きます。布のまま長く置くと、端がほつれたり、折り目に沿って色が変わったりすることがあるので、使い道が決まるまでの間も、端だけは先に止めておくと慌てません。

先にほつれ止め——布の端は思ったより弱い

クロスステッチの布は、織り目が粗く、端から糸がほどけやすい性質があります。刺し終わった後に端を放っておくと、洗った時や仕立てる時にほつれが広がって、刺した部分まで届いてしまうことがあります。

先にほつれ止めの流れ1布の端を見る→2液かテープで止める→3乾いてから仕立てる
  • ほつれ止め液。端に細く塗って乾かします。製品の表示どおりに、換気をして、子どもの手の届かない所で使ってください
  • ジグザグ縫い。ミシンや手縫いで端をかがります。糸の色は布に近い色を選ぶと目立ちません
  • 縫い代を折り返してまつる。端が表から見えない仕立てに向いています
  • マスキングテープ。刺している途中の仮止めには便利ですが、のりが残ることがあるので、仕上げの前にはがします

ほつれ止め液は、作品の絵柄の上には付けないでください。色がにじむことがあるので、最初は目立たない端の小さな部分で試してから使いましょう。布のほつれの考え方は、服の裾のほつれに近いところがあります。裾のほつれの直し方もあわせてどうぞ。

額に入れる時・小物にする時の考え方

額に入れる時は、布のしわを伸ばしてから、台紙に布をたるませずに張ります。しわが気になる時は、アイロンを裏側からかけます。アイロンは熱くなるので、やけどに気をつけて、糸と布の表示に合う温度で。刺した面を押しつぶさないよう、タオルの上に作品を伏せてかけると、刺し目がつぶれにくくなります。

額は、直射日光の当たる場所を避けて飾ります。糸の色があせたり、布が傷んだりする原因になるからです。湿気の多い場所も向きません。ガラスの額は割れ物なので、落ちにくい場所に飾ってください。

額に張る時は、台紙に布を当てて、端を裏側で折り込み、テープや糸でとめます。いきなり強く引っ張るのではなく、上下、左右と、少しずつ交互に引いて、全体のたるみをそろえていくと、波打ちにくくなります。裏側のテープは、時間がたつとはがれることがあるので、気になる時は糸でも留めておきましょう。

小物に仕立てる時は、型紙や寸法を先に決め、縫い代を取ってから布を切ります。切ってからでは、絵柄の位置を直せません。糸の端は、裏側の目に通して始末しておくと、使っているうちにほどけにくくなります。

ビーズの付け方——針と糸の太さを合わせる

絵柄にビーズを足すと、光り方が変わって華やかになります。付ける時は、ビーズの穴を通る細い針と、それに合う糸を選ぶのが出発点です。穴に針が通らないのに無理に押し込むと、針が折れたり、ビーズが割れたりします。針や糸を替えて、すんなり通るかを先に確かめましょう。

付け方は、刺した×の斜めの向きに合わせて、ビーズを1つずつ縫い付けていきます。ビーズの数が多い絵柄でも、1つずつ糸を留めると、あとで外れにくくなります。

ビーズを絵柄全体に敷き詰めると、重くなって布がたるみやすくなります。ワンポイントで使うと、布への負担が少なく、洗う小物でも扱いやすくなります。糸の色とビーズの色を近づけておくと、縫い目が目立ちません。

  • ビーズは小さな子どもの口に入る大きさです。外れた時に落ちて拾えなくなる前に、手の届かない所で作業し、しまう時も高い所へ
  • 洗う時は、ビーズが外れないか、色が落ちないかを、糸とビーズの表示で確かめます
  • アイロンは熱でビーズが傷むことがあるので、ビーズの部分にはかけないようにします

糸の重ね方——どっちが上?

×の形は、2本の斜め線が重なってできます。どちらを上にするかは自由ですが、作品の最初から最後まで、同じ向きにそろえる。これだけで、仕上がりがぐっときれいに見えます。

糸の重ね方のOKとNGこうする最初に向きを決める全部同じ向きで重ねる裏で糸を渡しすぎないこうしない上の斜めが混ざる光り方がまだらに糸が引きつれる

「どっちが上と決まっているの?」とよく聞かれますが、決まりがあるというより、そろえることが大事、と考えてください。図案の説明書に指定がある時は、その向きに合わせます。糸をきつく引きすぎると布がつれて、額に入れた時に波打つので、ほどよい力加減で。

糸の始末は、裏側で刺した糸の下をくぐらせて、端を短く切ります。玉結びを大きく作ると、表に響いたり、洗った時にほどけたりするので、できるだけ小さく。色の違う糸を渡す時は、表から糸が透けないよう、近い目にだけ渡すようにします。

針の本数としまい方・洗い方

クロスステッチで気をつけたいのが、針です。使う前と終わった後で本数を数え、針刺しに戻します。布に針を刺したまま置いておくと、床に落ちたり、小さな子どもやペットが触れたりして危険です。床に落とした針は、見つかるまで探しましょう。

糸とボビンの収納は、糸とボビンの収納にまとめています。洗い方は、糸と布の表示がいちばんの頼りです。色落ちする糸もあるので、洗う前に目立たない端で試してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、刺し終わった作品は、すぐ額に入れたくなりますよね。でも先に端のほつれ止めをしておく方が、あとから落ち着いて飾れると思います』

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ほつれ止め液は、布の端に細く塗るだけで使える物があると、仕立てる前の準備が楽になります。


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布の端のほつれの直し方は裾のほつれの直し方に、糸とボビンの片づけ方は糸とボビンの収納に、小さな作品をブックカバーに仕立てる時はブックカバーの手作りにまとめています。

まとめ:使い道を決めたら、先に布の端のほつれ止め

  1. 使い道は、飾るなら額、毎日使うなら小物。絵柄の大きさで選ぶ
  2. 先に布の端のほつれ止め。液・ジグザグ縫い・折り返してまつる
  3. 額は布をたるませず張る。直射日光を避けて飾る
  4. ビーズは針と糸の太さを合わせる。小さな子どもの口に入る大きさ
  5. 糸の重ね方は、全部同じ向きにそろえる。針は本数を数えて針刺しへ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

クロスステッチの使い道の早見表:使い道は、飾るなら額、毎日使うならクッションや巾着やブックカバーなどの小物。仕立てる前に先に布の端のほつれ止めをする、方法はほつれ止め液、ジグザグ縫い、折り返してまつる。額は布をたるませずに張り、直射日光と湿気を避けて飾る。ビーズは穴を通る細い針と合う糸を選び、1つずつ縫い付ける。小さな子どもの口に入る大きさなので手の届かない所へ。糸の重ね方は、上になる斜めを最初に決めて全部同じ向きにそろえる。針は使う前と後で本数を数えて針刺しに戻す。洗い方は糸と布の表示で確かめる

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