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新しく買った文庫本や、図書館で借りた本にカバーがなくて、カバンの中で表紙がこすれてしまった。そんな経験はありませんか。書店で掛けてくれる紙のカバーは薄くて、荷物に押されるとすぐによれてしまいますよね。何冊も持ち歩く人ほど、しっかりしたカバーが欲しくなるものです。
先に結論をひとつ。手作りのブックカバーは、紙で折るだけの型と、布で縫う型の大きく2つがあり、どちらも「本の厚みを測ってから作る」のがいちばんの近道です。厚みを測らずに作ると、きつすぎたりゆるすぎたりして、結局使わなくなってしまうことがよくあります。測り方、3つの型の早見表、それぞれの作り方、文庫・新書・単行本でサイズが変わる時の考え方まで、順番に見ていきましょう。市販のカバーが合わないと感じている本ほど、手作りに向いています。
ケース別に読む:まず測りたい人|型で迷っている人|紙で作りたい人|布で縫いたい人|サイズを変えたい人
まず測る——高さ・幅・背幅の3か所
ブックカバーを作る前に、本の3か所を測っておきます。①高さ(縦の長さ)②幅(表紙の横の長さ)③背幅(本の厚み)。この3つが分かれば、紙でも布でも型紙のサイズを決められます。文庫本と単行本では数センチ単位で違うので、面倒でも実測してから始めるのがいちばんの近道です。
測る道具は、裁縫用のメジャーがなければ、家にある紙のひもや毛糸を本に沿わせて長さを写し取り、それを定規に当てても構いません。表紙のカーブが気になる時は、いちばん出っ張っている部分を基準にすると、実際にかぶせた時にきつすぎることが少なくなります。厚みは本を閉じた状態で、背表紙の側から測ってください。
3つの型の早見表——紙で折る・布で縫う・縫わない布カバー
測り終えたら、どの型で作るかを決めます。手先に自信がなくても、どれかひとつは当てはまるはずです。よく読む本を1冊だけ包みたいなら紙の型で十分ですし、何冊も掛け替えて長く使いたいなら布の型が向いています。人にあげる予定がある時は、洗える布のカバーの方が喜ばれることが多いです。
| 型 | 使う材料 | 向く人・特徴 |
|---|---|---|
| 紙で折る型 | 包装紙・紙袋・カレンダー | 裁縫が苦手な人。折るだけですぐできる |
| 布で縫う型(裏地なし) | 表布・ミシン糸 | ミシンがある人。丈夫で繰り返し使える |
| 縫わない布カバー | 布・布用の接着剤 | ミシンがない人。アイロンで仕上げる |
紙の型の作り方——包装紙・紙袋・カレンダーを折るだけ
紙の型は、家にある包装紙や、使い終わったカレンダー、たまった紙袋を切り開いた物で作れます。
- 開いた本を紙の上に置き、表紙の外側1〜2cm大きく線を引く。カッターや定規を使う時は、必ず下敷きを敷いて、刃は自分の体に向けないようにします
- 上下を本の高さに合わせて折り返し、袋状にする
- 表紙・裏表紙を差し込むポケットになるよう、左右の端を内側に折り込む。切った紙の角は丸めておくと、指に引っかかりにくくなります
- 表紙と裏表紙をポケットに差し込んで完成
しおりのひもを付け足したい時は、紙を折り込む前に、リボンやひもの端をポケット部分の折り目に挟み込んでおくと、抜けにくくなります。ひもの先に重い飾りを付けると、開いた時に本の間に挟まって邪魔になるので、軽い物にしておくと使い勝手がいいです。
ここで気をつけたいのが、紙用ののりや両面テープを、本の表紙に直接貼り付けないことです。紙が本にくっついて、はがす時に表紙が傷んだり、破れたりすることがあります。カバーは貼り付けず、差し込み式にしておくと、本を傷めずに何度でも掛け替えられます。
布の型の作り方——裏地なし、端は三つ折り
布で作る場合は、裏地をつけない一枚仕立てが手軽です。
- 布を、本のサイズに縫い代分を足して裁つ。裁ちばさみを使う時は指を挟まないよう気をつけ、切り口が内側にくるよう考えてから裁ちます
- 上下の端を三つ折りにして、ミシンでほつれ止めに縫う
- 左右の端も三つ折りにし、表紙を差し込むポケット部分を折り返して縫う
- アイロンで折り目をしっかりつける。生地に直接アイロンを当てず、当て布をしてから当てます。蒸気が出るので、やけどとコードの扱いにも注意してください
- まち針を使う時は、刺した本数を数えてから始め、外し終わったら本数を数えて、床に落としたままにしないようにします
布は使ううちに角がすり切れやすいので、ポケット部分の角だけ二重に縫っておくと長持ちします。手芸用のはぎれセットは色柄の組み合わせがすでに決まっている物も多く、初めてでも失敗しにくいのでおすすめです。
差し込みの深さと本のサイズ——文庫・新書・単行本で変わる寸法
文庫本・新書・単行本ではサイズが違うので、差し込み部分(ポケット)の深さも変えておくと使いやすくなります。厚みの違う本にも対応したい時は、ポケットを表紙の半分くらいまで差し込める深さにしておくと、複数の本で使い回せます。目安としては、幅で測った寸法の4割前後をポケットの深さに充てると、細い文庫本から厚みのある単行本まで、ある程度は対応できます。ぴったりに作りすぎると、後で買った本に合わなくなることもあるので、少し余裕を持たせておくと長く使えますよ。シリーズ物をまとめ買いする予定があるなら、いちばん厚い巻に合わせて作っておくと、あとで作り直す手間が省けます。
| 種類 | おおよその高さ | おおよその幅 |
|---|---|---|
| 文庫本 | 15cm前後 | 11cm前後 |
| 新書 | 17cm前後 | 11cm前後 |
| 単行本 | 19〜22cm | 13〜15cm |
紙袋を切り開いてカバーに仕立て直す、もう一段くわしいリメイクの手順はたまった紙袋のリメイク——ブックカバーの作り方にまとめています。紙の型を試したい人は、そちらもあわせてどうぞ。手元に紙袋がたまっている家庭なら、新しく紙を買わずに何冊分か作れることもあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、差し込みを少し深めに作っておくと、文庫と新書の両方で使い回せて楽だと思っています。本のサイズをそこまで気にせず選べるのは助かりますよね』
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紙袋を再利用してブックカバーに仕立てる方法はたまった紙袋のリメイク——ブックカバーの作り方へ、市販の透明カバーで代用したい・外したカバーの保管に困っている人はブックカバーの代用と保管もあわせてどうぞ。
まとめ:まず測る。差し込み式にして本を傷めない
- まず測る。高さ・幅・背幅の3か所を実測します
- 型は3つ。紙で折る・布で縫う・縫わない布カバー
- 紙は折るだけ。布は裏地なしで端を三つ折りにするのが基本
- カバーは差し込み式に。本に直接のりやテープを貼らない
- 文庫・新書・単行本でサイズが違うので、作る前に実測を
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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