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クロスステッチをやっと刺し終えたのに、「これ、どうやって飾ればいいんだろう」と手が止まること、ありますよね。額に入れるのか、小物にするのか。布の端がほつれてこないかも気になるところです。
先に結論をひとつ。使い道を決めたら、最初にやるのは布の端のほつれ止めです。額に入れるなら布をたるませずに張る、小物にするなら縫い代を取ってから。この順番を押さえておくと、作品を長く楽しめます。ビーズの付け方や、糸の重ね方で迷いやすい点も、あわせて見ていきましょう。
ケース別に読む:使い道を知りたい人|端がほつれる人|額や小物に仕立てる人|ビーズを足したい人|糸の重ね方で迷う人|針のしまい方・洗い方を知りたい人
使い道の早見表——額・クッション・巾着・ブックカバー・カード
仕上がったクロスステッチは、絵柄の大きさと、飾るか使うかで使い道が決まります。まずは候補を見てみましょう。
| 使い道 | 向く作品 | 仕立てる時のポイント |
|---|---|---|
| 額に入れる | 飾って眺めたい絵柄 | 布をたるませずに張る。ガラスやアクリルの面に布が張り付かない余裕を持たせる |
| クッション・巾着 | 日常で使う実用的な小物 | 縫い代を取ってから仕立てる。洗い方は糸と布の表示で確かめる |
| ブックカバー・しおり | 持ち歩く小さな作品 | 端をほつれ止めしてから縫う。ブックカバーは本の寸法を測る |
| カード・台紙に貼る | 小さな絵柄 | 布の端を折り込み、糊やテープは乾いてから重ねる |
「どれにしよう」と迷う時は、飾るなら額、毎日触れるなら小物と考えると選びやすくなります。ブックカバーに仕立てるなら、本の測り方や差し込み式の作り方はブックカバーの手作りが参考になります。
すぐに仕立てない作品は、折りじわが付かないよう、丸めるか、平らな箱に入れて、湿気の少ない場所に置きます。布のまま長く置くと、端がほつれたり、折り目に沿って色が変わったりすることがあるので、使い道が決まるまでの間も、端だけは先に止めておくと慌てません。
先にほつれ止め——布の端は思ったより弱い
クロスステッチの布は、織り目が粗く、端から糸がほどけやすい性質があります。刺し終わった後に端を放っておくと、洗った時や仕立てる時にほつれが広がって、刺した部分まで届いてしまうことがあります。
- ほつれ止め液。端に細く塗って乾かします。製品の表示どおりに、換気をして、子どもの手の届かない所で使ってください
- ジグザグ縫い。ミシンや手縫いで端をかがります。糸の色は布に近い色を選ぶと目立ちません
- 縫い代を折り返してまつる。端が表から見えない仕立てに向いています
- マスキングテープ。刺している途中の仮止めには便利ですが、のりが残ることがあるので、仕上げの前にはがします
ほつれ止め液は、作品の絵柄の上には付けないでください。色がにじむことがあるので、最初は目立たない端の小さな部分で試してから使いましょう。布のほつれの考え方は、服の裾のほつれに近いところがあります。裾のほつれの直し方もあわせてどうぞ。
額に入れる時・小物にする時の考え方
額に入れる時は、布のしわを伸ばしてから、台紙に布をたるませずに張ります。しわが気になる時は、アイロンを裏側からかけます。アイロンは熱くなるので、やけどに気をつけて、糸と布の表示に合う温度で。刺した面を押しつぶさないよう、タオルの上に作品を伏せてかけると、刺し目がつぶれにくくなります。
額は、直射日光の当たる場所を避けて飾ります。糸の色があせたり、布が傷んだりする原因になるからです。湿気の多い場所も向きません。ガラスの額は割れ物なので、落ちにくい場所に飾ってください。
額に張る時は、台紙に布を当てて、端を裏側で折り込み、テープや糸でとめます。いきなり強く引っ張るのではなく、上下、左右と、少しずつ交互に引いて、全体のたるみをそろえていくと、波打ちにくくなります。裏側のテープは、時間がたつとはがれることがあるので、気になる時は糸でも留めておきましょう。
小物に仕立てる時は、型紙や寸法を先に決め、縫い代を取ってから布を切ります。切ってからでは、絵柄の位置を直せません。糸の端は、裏側の目に通して始末しておくと、使っているうちにほどけにくくなります。
ビーズの付け方——針と糸の太さを合わせる
絵柄にビーズを足すと、光り方が変わって華やかになります。付ける時は、ビーズの穴を通る細い針と、それに合う糸を選ぶのが出発点です。穴に針が通らないのに無理に押し込むと、針が折れたり、ビーズが割れたりします。針や糸を替えて、すんなり通るかを先に確かめましょう。
付け方は、刺した×の斜めの向きに合わせて、ビーズを1つずつ縫い付けていきます。ビーズの数が多い絵柄でも、1つずつ糸を留めると、あとで外れにくくなります。
ビーズを絵柄全体に敷き詰めると、重くなって布がたるみやすくなります。ワンポイントで使うと、布への負担が少なく、洗う小物でも扱いやすくなります。糸の色とビーズの色を近づけておくと、縫い目が目立ちません。
- ビーズは小さな子どもの口に入る大きさです。外れた時に落ちて拾えなくなる前に、手の届かない所で作業し、しまう時も高い所へ
- 洗う時は、ビーズが外れないか、色が落ちないかを、糸とビーズの表示で確かめます
- アイロンは熱でビーズが傷むことがあるので、ビーズの部分にはかけないようにします
糸の重ね方——どっちが上?
×の形は、2本の斜め線が重なってできます。どちらを上にするかは自由ですが、作品の最初から最後まで、同じ向きにそろえる。これだけで、仕上がりがぐっときれいに見えます。
「どっちが上と決まっているの?」とよく聞かれますが、決まりがあるというより、そろえることが大事、と考えてください。図案の説明書に指定がある時は、その向きに合わせます。糸をきつく引きすぎると布がつれて、額に入れた時に波打つので、ほどよい力加減で。
糸の始末は、裏側で刺した糸の下をくぐらせて、端を短く切ります。玉結びを大きく作ると、表に響いたり、洗った時にほどけたりするので、できるだけ小さく。色の違う糸を渡す時は、表から糸が透けないよう、近い目にだけ渡すようにします。
針の本数としまい方・洗い方
クロスステッチで気をつけたいのが、針です。使う前と終わった後で本数を数え、針刺しに戻します。布に針を刺したまま置いておくと、床に落ちたり、小さな子どもやペットが触れたりして危険です。床に落とした針は、見つかるまで探しましょう。
糸とボビンの収納は、糸とボビンの収納にまとめています。洗い方は、糸と布の表示がいちばんの頼りです。色落ちする糸もあるので、洗う前に目立たない端で試してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、刺し終わった作品は、すぐ額に入れたくなりますよね。でも先に端のほつれ止めをしておく方が、あとから落ち着いて飾れると思います』
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布の端のほつれの直し方は裾のほつれの直し方に、糸とボビンの片づけ方は糸とボビンの収納に、小さな作品をブックカバーに仕立てる時はブックカバーの手作りにまとめています。
まとめ:使い道を決めたら、先に布の端のほつれ止め
- 使い道は、飾るなら額、毎日使うなら小物。絵柄の大きさで選ぶ
- 先に布の端のほつれ止め。液・ジグザグ縫い・折り返してまつる
- 額は布をたるませず張る。直射日光を避けて飾る
- ビーズは針と糸の太さを合わせる。小さな子どもの口に入る大きさ
- 糸の重ね方は、全部同じ向きにそろえる。針は本数を数えて針刺しへ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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