ハーバリウムオイルの代用——使える油と避けたい油、洗濯のりで作る時の注意

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ハーバリウムを作りたいけれど、専用のオイルは意外と高い。ベビーオイルや台所の油で代わりにならないかな、洗濯のりでも作れるって聞くけど本当なのかな。そんなふうに調べているうちに、情報がバラバラで混乱してしまった、という人も多いのではないでしょうか。

先に結論をひとつ。ハーバリウム用として売られているオイルは、無色透明で粘りが軽く、変わりにくい物が選ばれています。台所の食用油は、濁りやにおい、傷みの心配があるので向きません。洗濯のりは、水で作る別の作り方で、花の色や持ちが変わります。この記事では、代わりの候補の向き不向き、洗濯のりで作る時の注意、色付けと固まるタイプの考え方、オイルの安全な扱いを順に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ専用オイルがない→代わりの候補を表で比べる第1章へ ▶ベビーオイルや食用油→表示を見て向き不向きを第2章へ ▶洗濯のりで作りたい→水で作る別の作り方第3章へ ▶色を付けたい・固まる→専用の物を選ぶ第4章へ ▶子どもがいる家→手の届かない所と火の気第5章へ ▶

ケース別に読む:専用オイルがない人|ベビーオイルや食用油が気になる人|洗濯のりで作りたい人|色付け・固まるタイプが気になる人|子どもがいる家の人

4コマ漫画|ハーバリウムのオイルがないオイルがない専用のオイルが高いなあ…なるべく代わりで作りたい1台所の油で食用油でいい?濁りやにおいが出やすい2表示を見比べる候補を調べよう成分の表示透明さを見る少量で試す小さな瓶で試作する3置き場所高い棚に置こう子どもの手が届かない所へ4

代わりの候補の早見表——透明さ・変わりにくさ・扱い

まず、代わりの候補を、見た目と扱いやすさで並べます。「向く」は、ハーバリウムを作る目的で候補になりやすいという意味で、仕上がりが必ずそうなるという意味ではありません。

候補 透明さ・変わりにくさ 気をつけること
専用のオイル 無色透明で変わりにくい物が選ばれている 種類で粘りや重さが違う。表示を確かめる
ベビーオイル 候補になる場合がある 香りや添加物で濁ったり、花の色が変わったりすることがある(ベビーローションの代わりの記事も参考に)
食用油 向きにくい 濁り、におい、傷みが出やすい
洗濯のり(水で作る) 別の作り方 水を使うので、花の色が抜けたり、傷んだりしやすい
代わりの候補の見方専用オイル透明で変わりにくいベビーオイル表示を見て試作食用油濁りやにおい

専用のオイルが選ばれる理由は、透明で、においが少なく、時間がたっても色が変わりにくいからです。ハーバリウムは瓶の中に長く飾る物なので、「濁らない」「くさくならない」ことが何よりの条件。代わりを探す時も、この3つが満たせるかを基準にすると、選びやすくなります。

瓶に入れる飾りの水分も、見落としやすいポイントです。花や葉に水分が残っていると、オイルの中で白く濁る原因になります。ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、しっかり乾いた物を使い、瓶の中に入れる前に、表面のほこりを軽く落としておきましょう。オイルを注ぐ時は、瓶を傾けて壁を伝わせるようにゆっくり入れると、泡が少なくなり、飾りの位置も動きにくくなります。

ベビーオイルと食用油の見方——表示を見て試作から

ベビーオイルは、鉱物油を主体にした物があり、無色透明に近いので、代わりの候補としてよく名前が挙がります。ただ、製品によって、香りがついていたり、添加物が入っていたりして、成分はさまざまです。香りのある物は、時間がたつと濁りや色の変化が出ることもあります。

  • 成分表示を見る。香料や植物由来の成分が多い物は、濁りやすい傾向があります
  • 小さな瓶で試作する。花を入れて、しばらく様子を見てから、本番の瓶に進みます
  • 肌に塗る物でも、飲み物ではない。子どもが口に入れないよう、保管に気をつけます

食用油は、台所にあって手軽ですが、ハーバリウムには向きません。光や空気にふれて傷みやすく、においが出たり、花とともに濁ったりするからです。さらに、オイルは時間がたつと変化するので、食べ物の油と同じ感覚で、長く飾る瓶に入れないほうがよいでしょう。

洗濯のりで作る時の注意——水で作る別の作り方

100均の洗濯のりと水で作る方法は、オイルを使わないので、気軽に始められます。ただし、オイルのハーバリウムとは別の物と考えてください。水を使うため、飾る物の選び方も変わります。

  • 飾りは水に強い物を選ぶ。造花、樹脂の飾り、ビーズなど、水にふれても色や形が変わりにくい物が向きます。ドライフラワーなど乾燥させた花は、色が抜けたり、傷んだりしやすいので、あまり向きません
  • のりの成分表示を確かめる。濁りやダマの原因になるので、洗濯のりの種類は表示で選びます
  • 泡を抜く。混ぜたあとはしばらく置いて、泡が浮いてから瓶に入れます
  • 水ベースなので、傷みやすい。においや濁りが出たら、飾るのをやめます
洗濯のりで作る3手順1水とのりゆっくり混ぜる→2水に強い飾り造花や樹脂など→3泡を抜く静かに置いて待つ

オイルのハーバリウムと同じように、ふたをしっかり閉めて、倒れて漏れないよう置いてください。水もれが起きた時は、拭き取って、飾り直さずに片づけるほうが安全です。

代わりの物で作る時は、仕上がりが専用のオイルと同じとは限らない、と前もって考えておくと気楽です。作り始める前に、小さな瓶と、少しの飾りで試作しておくと、濁り方や花の変わり方が分かり、本番の瓶を無駄にしません。試作した物は、しばらく窓から離れた日陰に置いて、様子を見てください。変化が出たら、その組み合わせは本番に使わないという目安になります。

色付けと固まるタイプの考え方

色を付けたい時は、オイルに溶ける着色剤が基本です。食用の色素や水彩絵の具は、水に溶ける性質なので、油には混ざらず、沈んで分かれたり、にごったりします。クレヨンや色鉛筆の粉を溶かす方法もありますが、濁りやすく、きれいな色にならないことがあります。

「固まるオイル」と呼ばれる物は、普通のオイルとは別の製品で、ジェル状に固めて使います。使い方、固まる速さ、保存の注意は、製品ごとに違います。必ず、パッケージの説明に従ってください。固まったあとは、飾りの位置が動かず、倒れても中身が動きにくいので、飾る位置を決めたい人に向く場合があります。

瓶は、ふたがしっかり閉まる、ガラスの瓶を選びます。口が広いと飾りを入れやすく、すき間の少ない形だと、中の飾りが動きにくくなります。

色を付ける時専用の着色剤オイル用を選ぶ食用色素油に混ざらない水彩絵の具沈んで分かれる

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オイルを扱う時の安全——手の届かない所・火の気・割れ

  • 子どもの手の届かない所に置く。オイルは飲み物ではありません。もし飲み込んだり、むせたりした時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください
  • 火のそばに置かない。オイルは燃えやすい性質があるので、コンロ、ストーブ、ろうそく、お香の近くは避けます
  • 瓶が割れたら、厚手の手袋で。新聞紙に包んで、割れ物として出します。小さな破片は、子どもとペットを近づけずに片づけます
  • こぼしたオイルは流さない。床や棚は、新聞紙や布で拭き取ります。床が滑りやすくなるので、拭き残しにも注意します
  • ふたがゆるくならないよう、倒れにくい場所へ。窓辺の直射日光や暖房のそばは避けます

ゆきこ( ゚Д゚)『高価な専用オイルを前に、悩みますよね。ただ、代わりの物で作って、すぐ濁ったり、においが出たりするより、最初の1本は専用で作るほうが、気持ちよく続けられるかもしれませんね』

あわせて読みたい

オイル系の代わりの考え方はベビーローションの代わりの記事にも通じます。古くなったハーバリウムを手放す時はハーバリウムの捨て方の記事を、オイルの処分の考え方はヘアオイルの捨て方の記事をどうぞ。

まとめ:代わりを探す前に、透明・におわない・変わりにくいを基準にする

  1. 専用のオイルは、透明で変わりにくい物が選ばれている。代わりもその基準で選ぶ
  2. ベビーオイルは、成分表示を見て試作から。香りの強い物は濁りやすい
  3. 食用油は向かない。濁り、におい、傷みが出やすい
  4. 洗濯のりは水で作る別の作り方。水に強い飾りを選ぶ
  5. オイルは手の届かない所と火の気に注意。飲み込んだ時は医療機関や中毒の相談窓口へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ハーバリウムオイルの代用の早見表:専用のオイルは無色透明で変わりにくい物が選ばれている。ベビーオイルは成分表示を見て、小さな瓶で試作してから。食用油は濁りやにおい、傷みが出やすく向かない。洗濯のりは水で作る別の作り方で、水に強い造花や樹脂の飾りを選び、泡を抜く。色付けはオイル用の着色剤で、食用色素や水彩絵の具は油に混ざらない。固まるタイプは別の製品で説明書に従う。オイルは子どもの手の届かない所に置き、飲み込んだりむせたりしたら医療機関や中毒の相談窓口へ。燃えやすいので火のそばに置かず、瓶が割れたら厚手の手袋で新聞紙に包み、オイルは流さない

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