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お風呂上がり、いつものベビーローションを手に取ったら、押しても出てこない。買い置きもない。赤ちゃんの肌は乾きやすいから今夜も塗りたいのに、家にあるのは大人用の化粧水や乳液、ワセリン、ハンドクリーム。「これ、赤ちゃんに塗っていいのかな」と、ポンプを握ったまま止まってしまう夜、ありますよね。
先に結論をひとつ。代用できる物とできない物の分かれ目は、「香料・アルコール・美容成分が入っていないか」です。何も足していないワセリンは一般に赤ちゃんにも使われやすい一方で、大人用の保湿剤は香りや清涼感のために入っている成分で、赤ちゃんの肌に合わないことがあります。ただし「合う・合わない」は肌質と月齢で変わるので、この記事で断定はしません。線引きの早見表、試す時の手順、赤みが出た時の動き、新生児の考え方、買うなら見るところまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:何なら代用できるか知りたい人|家にある物を比べたい人|試す前の手順を知りたい人|赤みやかゆみが出た人|新生児で迷っている人|買うなら見るところを知りたい人
先に線引き——「何も足していない物」は候補、「香料・アルコール・美容成分入り」は避ける
ベビーローションが赤ちゃん用として売られている理由は、成分がシンプルで、香料やアルコール、美白や毛穴向けの成分といった「大人の肌のための足し物」が入っていないことにあります。代用を考える時も、この考え方をそのまま使えばいいんです。足し物が少ない物ほど候補になり、足し物が多い物ほど避ける。これが線引きの全部です。
ここで大事なのは、「候補になる」と「必ず大丈夫」は違うということ。何も足していないワセリンでも、まれに合わない赤ちゃんはいます。逆に、大人用でも無香料・無着色で「赤ちゃんにも」と表示された物なら候補に入ります。
家にある物の早見表——ワセリン・大人用の保湿剤・ベビーオイル・食用オイルなど
「切らした夜に、家にありそうな物」を並べました。判断の目安であって、赤ちゃんの肌質や月齢で変わるので、迷ったら次の章の手順で少量から試すか、今夜は塗らずに翌日ベビーローションを買う、という選択も忘れないでくださいね。
| 家にある物 | 代用の目安 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ワセリン(何も足していない物) | 候補になりやすい。乾燥した部分に薄く | 油分で覆うだけで、水分を足す物ではない。厚塗りするとベタつく |
| 上の子や家族用のベビーローション | 候補。赤ちゃん用として作られている | 開封から時間がたっている物は臭いと状態を見て |
| 大人用の無香料・無着色の保湿剤 | 表示に「赤ちゃんにも」とあれば候補 | 表示がなければ少量から。合わないことがある |
| 大人用の化粧水・乳液(香料入り) | 避ける | 香料・アルコール・美容成分が赤ちゃんの肌に合わないことがある |
| ベビーオイル | 候補。お風呂上がりの湿った肌に少量 | 床にこぼれると滑る。目や口に入れない |
| ハンドクリーム | 避けることが多い | 香料や尿素などの成分が入っている物が多い |
| 食用オイル(オリーブなど) | 今夜だけの緊急用にとどめる | 食物由来の成分は、アレルギーの心配がある子は避けて医師に相談 |
| 大人の処方薬・薬用クリーム | 使わない | 薬は医師の指示があった物だけ。勝手に塗らない |
表を見て「結局ワセリンが一番無難なのね」と思った人、その感覚で合っています。ただ、ワセリンは油分で肌をおおって水分の蒸発を防ぐ物なので、お風呂上がりの、肌がまだ少し湿っているうちに薄くのばすのがコツ。乾ききってから厚く塗っても、ベタつくだけで肌はうるおいません。
試す時の手順——少量を目立たない所に、様子を見てから全身に
候補が決まっても、いきなり顔や全身に塗らないでください。大人がパッチテストをするのと同じで、赤ちゃんの肌は反応が出やすい分、順番を守ると安心です。
- 少量を目立たない所に。二の腕の内側や太ももの内側に、米粒ほど。清潔な手で。目や口のまわり、おむつの中のただれた所には塗りません
- 様子を見る。赤くなる、ぶつぶつが出る、かゆがってこする、といった様子がなければ次へ。寝る前に塗ったなら、翌朝も同じ場所を見てください。少しでも変だと感じたら、ぬるま湯で洗い流します
- 問題なければ広げる。乾燥が気になる所から薄く。顔は最後で、目や口に入らない位置まで。そして、代用は「今夜だけ」。翌日にはベビーローションを買い足してください
塗る量は「薄く、のばして、少し光る程度」で足ります。厚く塗ると汗が閉じ込められて、かえって肌トラブルの元になることがあります。歯固めやおもちゃを口に入れる時期は、手や口のまわりに残った油分をなめてしまうこともあるので、手の甲や口のまわりには塗らない方が安心です。口に入る物の手入れは歯固めの洗い方でも触れています。
赤み・かゆみ・湿疹が出たら——すぐ中止して洗い流し、続くなら受診
代用した物で肌に変化が出た時の動きは、はっきりしています。すぐにやめて、ぬるま湯でやさしく洗い流す。そして、次の目安で受診を考えてください。医療の判断はこの記事ではできないので、迷ったら小児科か皮膚科に聞くのが一番確かです。
- すぐ受診。顔やまぶたが腫れる、息苦しそう、ぐったりする、広い範囲にじんましんが出る。夜間や休日はこども医療電話相談(#8000)へ
- 翌日までに受診。赤みやぶつぶつが翌朝も引かない、かゆがって眠れない、じゅくじゅくしてきた
- 様子を見てよいことが多い。塗った所が少し赤くなったが、洗い流して数時間で引いた。ただし同じ物はもう使わない
受診の時は、使った物の容器かパッケージを持って行くと、医師が成分を見て判断しやすくなります。そして、もともと乳児湿疹やアトピーで処方された保湿剤を使っている子は、代用を考える前に、処方薬を続けるのが基本。処方の保湿剤を切らした時も、家にある物で埋めるのではなく、かかりつけに相談してください。
新生児は特に慎重に——「今夜は塗らない」も立派な選択
生まれて間もない赤ちゃんの肌は薄くて、外からの刺激がそのまま入りやすい時期です。ここは正直に言います。新生児に大人用の物を代用するのは、この記事ではすすめません。ワセリンのようなシンプルな物でも、初めての物は少量からが基本ですし、産院や小児科で「これを使ってね」と案内された物があるなら、それに従うのが一番です。
- 産院や1か月健診で案内された保湿の方法があるなら、それを優先。案内された物を切らしたなら、電話で聞いてから
- 一晩塗らなくても、すぐにどうこうなることは少ない。乾燥がひどい・ひび割れて血がにじむ、といった状態なら、それはもう代用ではなく受診の話
- どうしても塗るなら、何も足していないワセリンを、少量から。第3章の手順どおりに。顔は避けて
- 翌日には本来の物を。ベビーローションはドラッグストアや薬局で手に入るので、「今夜だけ」を長引かせない
「塗らないと悪化するのでは」と心配になりますよね。ただ、一晩の乾燥より、合わない物で一度かぶれる方が長引くことが多い、と覚えておくと迷いません。
買うなら見るところ——無香料・シンプルな成分・塗りやすさ・口に入れる時期の安心
「切らして困った」を繰り返さないために、次に買う時に見ておくといいところをまとめます。効果の優劣ではなく、「切らさず続けられるか」の目線です。
- 無香料・無着色・アルコール不使用。代用の線引きと同じ物差し。表示で確かめる
- 成分がシンプル。食物由来の成分(小麦・牛乳・ピーナッツなど)が入っている物は、アレルギーが気になる子は避けて、心配なら医師に相談
- 塗りやすさ。ポンプ式は片手で出せて、寝かせたまま塗れる。硬いクリームは冬に伸びにくい
- 容量と買い置き。全身に毎日塗ると減りが早いので、残りが3分の1になったら次を買う、と決めておくと切らさない
- 口に入る前提。手や口のまわりまで塗るなら、なめても大きな問題になりにくいシンプルな物を
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、代用で悩む夜より、「残り3分の1で次を買う」を決めておく方が、ずっと楽だと思っています。赤ちゃんの肌は試す場所じゃないですよね』
💡 この困りごとへの提案
選ぶなら、無香料でポンプ式のシンプルな物を1本と、乾燥がひどい所に重ねる何も足していないワセリンを1つ。この2つがあれば、切らした夜の代用で迷うことがほとんどなくなります。
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「代わりになる物・ならない物」を同じ物差しで分ける話は、おしゃぶりの代用でも書いています。口に入れる物の手入れは歯固めの洗い方、お風呂まわりの道具の「いる・いらない」はベビーバスはいらない?後悔した理由にまとめています。
まとめ:何も足していない物が候補。少量から試し、赤みが出たら中止して受診
- 線引きは「香料・アルコール・美容成分が入っていないか」。足し物が少ない物が候補
- 何も足していないワセリンは使われやすい。大人用の化粧水・乳液は合わないことがある
- 少量を二の腕の内側で試して、様子を見てから広げる。目や口のまわりは避ける
- 赤み・かゆみ・湿疹が出たら中止して洗い流し、続くなら受診。腫れや息苦しさはすぐに
- 新生児は特に慎重に。今夜は塗らない選択もある。翌日には本来の物を買う
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手順を1枚にまとめました。



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