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模様のきれいなマランタの葉が、くるんと丸まってきた。夕方になると葉が立ってきた。葉先が茶色くなってきた。観葉植物の中でも、葉が表情豊かに動くのがマランタですよね。だからこそ、「これって病気?」と心配になりやすい植物でもあります。
先に結論をひとつ。昼に葉が丸まるのは、乾燥や水の足りなさが多いと言われます。ただし、マランタは夜に葉を立てて閉じる性質があるので、夜だけなら心配しすぎなくて大丈夫です。つまり、見るべきは「いつ丸まっているか」。昼か夜かで、答えが変わるんです。
葉先が枯れる、色があせる、カラテアと見分けがつかない。そんな悩みもまとめて、下の図から自分の状態に近いものを探してみてください。
ケース別に読む:昼に丸まる人|夜に葉が立つ人|葉先が茶色い人|色があせる人|カラテアと迷う人
昼に葉が丸まる時——まず丸まり方を見分ける
マランタの葉の丸まりには、いくつか種類があります。同じ「丸まる」でも、時間帯と形で意味が変わるので、まずは表で見分けてみましょう。
| 丸まり方 | 時間帯 | 考えられること |
|---|---|---|
| 葉が縦にくるんと巻く | 昼 | 乾燥や水の足りなさ |
| 葉が立ち上がって閉じる | 夜・夕方 | マランタの性質(就眠運動と言われる動き) |
| 葉のふちが内側に曲がる | 昼 | 風が当たっている、空気が乾いている |
| 葉がぐったり垂れる | 昼 | 水が極端に足りないか、根が傷んでいる |
昼に丸まっている時は、まず土と鉢の重さを確かめます。鉢が軽く、土が乾いていれば、水が足りていないサイン。反対に、鉢が重く、土がいつまでも湿っている場合は、水のやりすぎで根が弱っていることも考えられます。
夜に葉が立つ時——それは正常な動きのことが多い
夕方から夜にかけて、マランタの葉がすっと立ち上がって、両手を合わせたように閉じる。これは、マランタが日中は葉を広げ、夜は閉じるという性質を持つためと言われます。英語圏で「お祈りの植物」と呼ばれるのも、この姿から。
夜にだけ立っていて、朝になるとまた葉が開いているなら、心配はいりません。逆に、昼間も閉じたままだったり、葉がしおれて戻らなかったりする場合は、次の章の水や乾燥を見直します。
夜の様子を確かめる時は、強い光を直接当てないようにしてください。夜は暗い環境で休む植物なので、明るい照明を朝まで当て続けるのは避けたほうが落ち着きます。
葉が立つ時刻や、閉じ方の強さは、季節や置き場所の明るさで変わることがあります。毎日同じ時刻にきっちり動くとは限らないので、「朝になれば開く」という大きな流れを押さえたうえで、朝の葉の様子もときどき見る習慣をつけておくと、変化に気づきやすくなります。
乾燥と水の見直し——鉢の重さ・霧吹き・エアコンの風
昼の丸まりは、次の3つを順番に見ます。
- 鉢の重さ。持ち上げて、軽ければ水が欲しい状態。重ければ水は足りています
- 空気の乾き。暖房や冷房の風が直接当たる場所は、葉が乾きやすくなります
- 水のやり方。表面を湿らせるだけでなく、鉢の底から水が出るまでゆっくり与えて、受け皿の水は捨てます
水は、冷たすぎない、部屋の温度になじんだものを使うと落ち着きます。葉の上からではなく、株元に向けて静かに注ぐのがコツ。マランタは葉が広がる植物なので、水が葉の重なりにたまったままだと、においや傷みのもとになることがあります。水やりのあとは、葉のあいだに風が通るよう、鉢の向きを少し変えてみてください。
霧吹きで葉に水をかけるのも、乾燥をやわらげる助けになることがあります。ただ、葉の水はすぐに乾いてしまうので、霧吹きだけで水やりの代わりにはなりません。あくまで補助、と考えてください。細かいミストが出る霧吹きは、葉に水滴が大きく残りにくく、扱いやすいです。
部屋全体の乾燥が気になる季節は、加湿の考え方を加湿器はいつから使うかの記事で確認できます。フィルターのない加湿器の場合は加湿器のフィルターがない時の記事も参考になります。また、風の向きを調整したい時は、サーキュレーターと扇風機の違いの記事で、風の当て方を見直すヒントが得られます。
葉先が枯れる時——乾燥と水の偏りを見る
葉先だけが茶色く乾いてくるのは、マランタでよくある悩みです。原因は、空気の乾燥、水の偏り、風が当たることなどが重なっていることが多いと言われます。
- 空気が乾いている。暖房の風が当たる、窓ぎわで乾く、などを見直す
- 水が足りない時と多い時を繰り返している。鉢の重さで、水やりのタイミングを揃える
- 一度茶色くなった部分は元に戻らない。見た目が気になる時は、茶色い部分だけを、葉の形に沿って切る
切る時は清潔なはさみを使い、緑の部分を切り込まないように、茶色い部分の少し内側で整えます。刃先は自分や子どもに向けないこと。一度に全部整えず、少しずつにするのが無難です。
葉先が枯れるのは、すぐに株が弱っているという意味ではありません。新しい葉が元気に出ていれば、古い葉の先が傷んでいるだけ、ということもあります。大切なのは、茶色い部分が広がっていないかを見ること。広がっていく時は、乾燥と水の偏りの両方を、もう一度見直してください。
光の見直し——直射日光で色があせる時
マランタは、模様の濃淡が魅力です。ところが、強い日差しが長く当たると、葉の色があせたり、模様がぼやけたりすることがあります。窓ぎわで、午後の強い光が当たる場所は、レースのカーテンをはさむか、少し奥へ移すと落ち着きます。
反対に、暗すぎる場所でも、色が冴えなくなります。直射日光は避けた、明るい場所が基本です。置き場所を変える時は、一気に動かさず、少しずつ慣らしていってください。窓ぎわは夜に冷えやすいので、冬は窓の断熱シートの記事も見ておくと安心です。
カラテアとの違い——同じ仲間の見分けの目安
マランタとカラテアは、同じ仲間の植物です。葉に模様があり、夜に葉を閉じる点もよく似ているので、店頭で迷う人も多いはず。見分けの一般的な目安は次のとおりです。
| 見る所 | マランタ | カラテア |
|---|---|---|
| 株の姿 | 背が低めで、横に広がりやすい | 株がこんもりと大きくなる品種が多い |
| 葉の形 | 楕円形の葉に、はっきりした模様が入る品種が多い | 細長いものから幅広のものまで品種で幅がある |
| 手入れの大筋 | 乾燥と直射日光が苦手 | 乾燥と直射日光が苦手 |
品種で幅が大きいので、見た目だけで決めずに、買った時の札で名前を確かめるのが確実です。どちらも乾燥が苦手という点は共通しているので、この記事の乾燥と水の見直しは、カラテアにも参考になる部分があります。細かい育て方は、札の説明書きを優先してください。
子ども・ペットのいる家で
葉や、落ちた葉は、小さな子どもの口に入る所に置かないでください。植物を口に入れた時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談します。猫や小鳥、小動物は観葉植物をかじることがあるので、届かない所に置きましょう。気になる時は、獣医さんに聞くと確実です。作業のあとは手を洗います。
ゆきこ( ゚Д゚)『葉っぱが動く植物って、不調に見えて慌てがちですよね。昼か夜かをまず見る、これだけで気持ちがだいぶ落ち着くと思います』
💡 この困りごとへの提案
葉に細かい水をかけられる園芸用の霧吹きがあると、乾燥しやすい季節の助けになります。
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まとめ:まず昼か夜かを見る。昼の丸まりは乾燥、夜に立つのは性質
- 夜に葉が立つのは、マランタの性質。朝に開くなら心配しすぎない
- 昼に丸まるのは、乾燥や水の足りなさ。鉢の重さで確かめる
- 霧吹きは補助。水やりの代わりにはならない
- 葉先が茶色い時は、乾燥と水の偏りを見直す。茶色い部分だけ整える
- カラテアとは札で確かめる。直射日光は避け、子どもとペットの口に入る所に置かない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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