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お風呂マットの裏、久しぶりにめくったら黒い点がびっしり、という経験は珍しくありません。「洗濯機で洗っていいのかな」「このカビ、本当に落ちるのかな」と、手が止まる人も多いはずです。特に吸盤やマグネットが付いているタイプは、裏側を見る機会自体が少なく、気づいた時にはかなり進行しているというケースもよく見ます。
先に結論をひとつ。カビ取りの前に、薬剤の使い方だけは先に押さえてください。塩素系と酸性のものを混ぜると危険なガスが出ますし、熱湯もマットを変形させます。安全を確認したうえで、普段の洗い方、カビ取りの順番、そして「取れないカビは替える」という線引きまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず安全が心配な人|普段の洗い方を知りたい人|カビ取りをしたい人|取れないカビで悩んでいる人|干し方に迷っている人
先に安全——塩素系と酸性を混ぜない・熱湯は使わない
塩素系のカビ取り剤と、酸性の洗浄剤(クエン酸・お酢・一部の洗剤)は絶対に混ぜないでください。同じ場所で続けて使うのも避けます。混ざると有毒なガスが発生し、狭い浴室では特に危険です。作業中は換気扇を回すか窓を開け、手袋をつけて、子どもの手の届かない所で行ってください。もうひとつ、お湯は熱湯を使わないこと。ポンプボトルやマットの樹脂・ゴム部分は熱で変形することがあります。つけ置きは40〜50℃程度のぬるめのお湯までにしてください。そして、作業中は乳幼児だけを浴室に残さないことも忘れずに。洗面器や手桶に残り湯を溜めたまま作業を離れないことも、あわせて気をつけてください。
この4つを守ったうえで、次の章から具体的な洗い方に進みます。急いでいる時ほど手順を飛ばしたくなりますが、安全に関わる部分だけは省略しないようにしてくださいね。
普段の洗い方——浴室で洗剤とブラシ、吸盤の中まで
週に一度くらいのペースで、普段使いの中性洗剤とブラシで洗っておくと、カビ取りが必要になる頻度がぐっと減ります。入浴のついでにできる範囲で構わないので、無理のないペースで続けてみてください。
ブラシは、毛先がやわらかい物を選ぶと、マットの表面を傷めずに済みます。吸盤の内側のくぼみは、指やブラシの先で押し広げるようにして洗うと、水あかやぬめりが残りにくくなりますよ。洗剤は、浴室用の中性洗剤で十分なことがほとんどで、毎回強い洗浄力の物を使う必要はありません。洗い終わったら、水気をよく切ってから次の章の干し方に進んでください。この普段洗いを週に一度でも続けられると、カビ取り剤を使う場面そのものが減っていきます。洗剤を使うのが億劫な週は、シャワーで流すだけでも、汚れの蓄積をゆるやかにする効果があります。
カビ取りの順番——酸素系のつけ置きから、塩素系は最後
すでに黒ずみが出ている時は、次の順番で試してみてください。いきなり強い薬剤に頼らず、段階を踏むことが、マットを長持ちさせるコツでもあります。
- 酸素系の漂白剤で、40〜50℃のお湯につけ置き。30分〜1時間ほど置いてからブラシでこする
- それでも落ちない部分だけ、最後に塩素系を薄めて短時間。使う場合は換気しながら、他の洗剤とは絶対に混ぜない
- 塩素系を使ったら、すすぎ切ることを徹底する。すすぎが甘いと、次に使う洗剤との事故につながりかねません
- 作業後はマットも浴室もしっかり乾かす。湿ったままだと、せっかく落としたカビがまた戻りやすくなります
「まず優しい方法から試して、どうしても取れない時だけ強い薬剤に頼る」という順番を守ると、マットの素材を傷めにくく、安全面でも安心です。焦って最初から塩素系を使うと、必要以上に強い薬剤を肌や素材にさらすことになるので、順番はできるだけ守ってくださいね。
取れないカビは替える線——素材の中に入ったカビ
ここまでの手順を試しても黒い点が消えない場合、カビが素材の内部にまで根を張っている可能性があります。表面のカビは洗剤で落とせますが、発泡素材の内部や、樹脂の細かいひび割れに入り込んだカビは、表面をいくらこすっても取れません。「洗っても落ちない」が続くようなら、無理をせず買い替えるのが結論です。ストローマグのパッキンなどでも同じ考え方をしますが、口や肌に触れる道具では、取れなければ交換という線を引くのが安全な判断になります。
目安としては、同じカビ取り手順を2〜3回試しても色が薄くならない場合は、内部まで入り込んでいると考えて差し支えありません。それ以上こすり続けると、マットの表面を傷めて、逆に汚れがつきやすくなることもあるので、そこで作業を打ち切るのが賢明です。
干し方——壁に立てる・ハンガーで吊るす・折りたたみは開いて
洗い終わったマットは、浴室の壁に立てかけるか、物干しハンガーで吊るして乾かすのが基本です。折りたたみ式は、畳んだままだと蝶番の内側が乾かないので、開いた状態で立てるようにしてください。天気のいい日は、浴室から出してベランダで陰干しすると、日光の効果もあってさらに乾きやすくなります。ただし、直射日光を長時間当てると、樹脂部分が劣化して硬くなることがあるので、半日程度を目安にするといいですよ。
干す場所が浴室しかない家では、洗濯物用のピンチハンガーの端にクリップで留めて、浴槽の上で吊るす方法もあります。床に平置きするよりも風が通りやすく、乾く時間を短縮できますよ。脱衣所に室内干し用のスペースがある家は、浴室から出してそちらで乾かすと、湿気がこもりにくくさらに効果的です。
なお、洗濯機での丸洗いは、表示に対応の記載がない限りおすすめしません。吸盤やマグネットのパーツが洗濯槽の中で外れて詰まりの原因になったり、硬い部分が槽を傷つけたりすることがあるためです。洗濯機対応の表示があるマットを選んだ場合のみ、ネットに入れて洗うようにしてください。
何度もカビ取りを繰り返している場合は、今使っているマットの素材自体を見直すタイミングかもしれません。乾きやすいシリコンやPVC素材、水切れのいいすのこ型に替えると、次からのお手入れがぐっと楽になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、酸素系のつけ置きだけで結構きれいになることが多いです。塩素系はどうしても最後の手段、というくらいの気持ちで使ってもらえたらと思います』
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まとめ:塩素系と酸性は混ぜない。酸素系から試し、取れなければ替える
- 塩素系と酸性は絶対に混ぜない。換気・手袋・子どもの手の届かない所で
- 熱湯は使わない。つけ置きは40〜50℃まで
- 普段は中性洗剤とブラシで、吸盤の内側まで洗う
- カビ取りは酸素系から。塩素系は最後・薄めて・すすぎ切る
- 取れないカビは素材の中。無理せず買い替える
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手順を1枚にまとめました。



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