アスプレニウムが枯れる時——葉焼け・葉先が茶色い時の見分け方と、水苔で育てる時の注意

家事

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ツヤのある葉がふわっと広がるアスプレニウムは、置くだけで部屋の空気がやわらぐようで、人気がありますよね。それが、ある日気づくと葉の一部が白っぽく色抜けしていたり、葉先がカリカリと茶色くなっていたり。新しい葉が出てこない、根元が黒い、ということもあります。「もう枯れるのかな」と、不安になりますよね。

先に結論をひとつ。アスプレニウムはシダの仲間で、強い日差しと乾いた空気が苦手と言われています。葉が傷んだ時は、水をたくさん足す前に「光が強すぎないか」「空気が乾いていないか」「中心の芽が無事か」の3つを先に見てください。傷んだ葉の色は戻りませんが、中心の芽が元気なら、新しい葉が出てきます。

コブラやアビスなど葉の形が違う品種でも、傷み方の見方は大きく変わりません。まずは下の図で、自分の株がどれに近いかを探してみましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ葉が白っぽく焼けた→レース越しの明るい日陰へ動かす第1章へ ▶葉先が茶色くカリカリ→エアコンの風と空気の乾きを見る第2章へ ▶新芽が出ない・中心が黒い→中心の芽に水をためない第3章へ ▶水苔で育てている→重さで乾きを見る。傷んだら取り替え第4章へ ▶根元が黒い・やわらかい→水を止めて乾かしながら様子を見る第5章へ ▶

ケース別に読む:葉が白っぽく焼けた人|葉先が茶色い人|新芽が出ない人|水苔で育てている人|根元が黒い人

4コマ漫画|アスプレニウムの葉焼け窓辺の鉢あれ、葉が白っぽい…1強い日差しの窓辺で起きがち焦って水を足すとにかく水をあげなきゃ!2水を足しても色は戻らない光をやわらげるレース越しの明るい所へ3光をやわらげるのが先しばらくして新しい葉が出てきた!4中心の芽が元気なら新しい葉

葉が白っぽく焼けた——葉焼けは戻らない、新しい葉を待つ

葉の一部が白から薄い茶色にかすれて、カサカサに乾いている。窓辺に置いていて、日差しが強くなってから目立ってきた。そんな時は葉焼けを疑います。シダの仲間の葉は薄くてやわらかいので、強い光がそのまま当たると、葉の表面が耐えきれずに色が抜けてしまうんです。

いったん焼けた葉は、元の緑には戻りません。ここで慌てて水を足しても、傷んだ部分が回復するわけではないんですよね。大事なのは、これ以上焼けないように光をやわらげること。レースのカーテン越しの明るい場所や、窓から少し離れた場所に動かしてください。真夏の窓辺は、ガラス越しでも葉が焼けやすい場所です。

葉焼けを防ぐ置き場所✓OKレース越しの明るい日陰窓から少し離す✕NG真夏の窓辺に直接置くガラス越しでも焼ける

見た目が気になる葉は、傷んだ部分だけを清潔なはさみで切って整えても構いません。ただ、元気な葉まで切らないように。はさみは使ったあとに拭いて、子どもの手の届かない所にしまってください。光をやわらげるカーテンがない時の代わりの考え方は、カーテンの代わりになるものでまとめています。

葉先が茶色い——空気の乾きとエアコンの風を見る

葉の先だけが細く茶色くなって、カリカリする。これは日差しよりも、空気の乾きが理由のことが多いと言われます。シダの仲間は湿った空気を好むので、エアコンやヒーターの風が当たる場所や、暖房で乾いた冬の部屋では、先端から傷みやすいんです。

葉焼けと葉先の茶色は、見た目が似ているので迷いやすいですよね。傷んでいる場所と広がり方で見分けると、次にやることが決まります。

葉焼け 葉先の茶色
傷む場所 光が当たる側の葉の面。白っぽくかすれる 葉の先端。細く茶色く乾く
出やすい場面 日差しの強い窓辺に置いた時 風が当たる場所・暖房で乾いた部屋
先に見直すこと 光をやわらげる 風の向きと空気の乾き

まず見直すのは風の向きです。

葉に風が直接当たっていると、そこから水分が奪われていきます。置き場所を少しずらすだけで、新しい葉の傷みが減ることがあります。そのうえで、霧吹きで葉に細かい水をかけると、葉の表面がうるおいます。毎日たくさんかける必要はなく、「乾いているな」と思う日に、さっとひと吹き。夜にぬれたままにならないよう、日中にかけるのが安心です。

葉先の茶色を減らす3つの順1風の向きを変えるエアコンを避ける→2日中にひと吹き細かいミストで→3部屋の乾きを見る加湿器も手段

部屋全体が乾いている時は、加湿器を使う方法もあります。使うなら、タンクの手入れも一緒に。いつから使うかは加湿器はいつから使う?、タンクのぬめりやカビが気になる時は加湿器のタンクのカビが参考になります。

新芽が出ない・中心が黒い——中心の芽に水をためない

アスプレニウムの葉は、中心から放射状に出てきます。この中心が、新しい葉をつくる大事な場所です。ここに水がたまったままになると、傷んで黒くなり、新しい葉が出にくくなると言われています。

水やりは、鉢のふちに近い土や水苔に向けて、中心を避けるのが基本です。霧吹きも、中心に水がたまるほどはかけないでください。中心の状態は、次の表で見てみましょう。

中心の様子 考えられること 次にすること
緑でしっかりしている 新芽の準備中 中心に水をためず、そのまま待つ
茶色くカサつく 乾いている 霧吹きは葉全体にやさしく。中心にはかけすぎない
黒くやわらかい 水がたまった可能性 水を止めて、中心を乾かす。うまくいかないこともある

中心が傷んでいなくて、新芽が止まっているだけなら、寒さや光不足で成長がゆっくりになっているだけのこともあります。慌てて何度も動かさず、明るい日陰の落ち着いた場所に置いて、様子を見てください。冬は新しい葉の動きが遅くなる植物が多いです。

水苔で育てている時の注意——乾きやすさと取り替え

水苔で育てている株は、土より乾きやすいのが特徴です。水を含みやすい一方で、表面だけ乾いて中が湿っていたり、反対にスカスカに乾いていたりします。苔玉のように丸めた株は、持ち上げた時の重さで見ると分かりやすいです。

水苔の様子 考えられること 見直すこと
触ると乾いて軽い 水切れ 鉢ごとゆっくり水を吸わせてから、受け皿の水を捨てる
じっとり湿ってにおう 湿りすぎ 次の水やりを待つ。風通しのよい所へ
黒ずんで崩れる 古くなって傷んだ 新しい水苔への取り替えを考える

水苔を取り替える時は、根を傷めないように古い水苔をそっとほぐして、新しい水苔で包み直します。無理に全部取り除かなくても大丈夫です。肥料や活力剤は、使う場合は製品の表示どおりに。弱っている株には、まず置き場所と水の量を整えてあげてください。

根元が黒い・やわらかい——水を止めて様子を見る

葉のつけ根が黒くやわらかくて、鉢を持つと土や水苔が湿ったまま重い。水のやりすぎが続いたことが考えられます。水を止めて、受け皿の水を捨て、風通しのよい明るい日陰で乾かしながら様子を見てください。

根が傷むと、戻るまでに時間がかかります。うまくいかないこともあります。ただ、傷んでいない葉が残っているなら、まだ見込みはあります。傷んだ葉だけを整えて、水の量を減らし、新しい葉が出るのを待つ、という考え方です。冬の寒さで弱った時も似た見た目になるので、夜に冷え込む窓辺は避けてあげてください。

小さな子どもやペットのいる家で——葉と土は口に入れない

枯れかけた株を前にすると、あれこれ手を加えたくなりますよね。でも傷んだ時ほど、動かす回数を減らして、光・風・水の3つをひとつずつ直す方が、何が効いたのか分かりやすいです。直したら、次の新しい葉が出てくるまでは、気長に待ってあげてください。

観葉植物の葉、折れた葉、落ちた葉、土は、小さな子どもが口に入れないよう、手の届かない所に置いてください。切った葉もすぐ片付けます。猫や犬、小鳥が葉をかじることもあるので、届かない場所が安心です。植物によって体への影響は違うと言われます。口に入れてしまった時や様子がおかしい時は、医療機関や獣医さん、中毒の相談窓口に相談してください。植物や土に触ったあとは、手を洗っておきましょう。

ゆきこ( ゚Д゚)『葉焼けも葉先の茶色も、見た目はどちらも「枯れた」に見えますよね。でも原因は光と空気で別物なので、まず窓からの距離を見るのが近道だと思います』

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葉の表面に水をかける道具は、細かいミストが出る霧吹きだと、水滴がたまりにくくて扱いやすいです。


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あわせて読みたい

部屋の乾きが気になる人は加湿器はいつから使う?を、タンクの手入れは加湿器のタンクのカビを、窓辺の光をやわらげたい時はカーテンの代わりになるものをどうぞ。

まとめ:葉焼けと葉先の茶色は光と空気から。中心の芽に水をためない

  1. 葉焼けは戻らない。レース越しの明るい日陰に動かして、新しい葉を待つ
  2. 葉先の茶色は空気の乾きから。エアコンの風を避けて、日中にひと吹き
  3. 中心の芽に水をためない。水やりは鉢のふちに近い所へ
  4. 水苔は重さで乾きを見る。傷んだ水苔は取り替えを考える
  5. 根元が黒い時は水を止める。葉と土は子どもとペットの届かない所に

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

アスプレニウムが枯れる時の早見表:強い日差しと乾いた空気が苦手なシダの仲間。葉が白っぽく焼けた葉焼けは戻らないのでレースのカーテン越しの明るい日陰に動かし新しい葉を待つ。葉先が茶色いのは空気の乾きとエアコンの風が理由のことが多く、風の向きを変えて日中に霧吹きでひと吹き。新芽が出ない時は中心の芽に水をためない。水苔で育てている株は持ち上げた重さで乾きを見て、傷んだ水苔は取り替える。根元が黒くやわらかい時は水を止めて明るい日陰で乾かす。葉と土は子どもやペットが口に入れないよう手の届かない所に置き、気になる時は医療機関や獣医さんに相談する

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