キンギョソウが枯れる時——こぼれ種で増える仕組みと、ストックやリナリアとの違い

家事

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金魚のような形の花が、背の高い穂になって咲くキンギョソウ。元気に育っていたのに、下のほうの葉から枯れてきた。花が終わったら株全体が弱ってしまった。そんな経験をした人は多いと思います。一方で、枯れた株のそばから、小さな芽がたくさん出てきて、驚いたという話もよく聞きます。

先に結論をひとつ。キンギョソウが枯れる時は、「夏の暑さと蒸れ」と「水のやりすぎ」を先に見直すと原因に近づきやすくなります。そして、こぼれ種で芽が出ることがあるので、親株が枯れても、小さな芽を育苗ポットに移して育てるという考え方があります。ストックやリナリアと似ていますが、花の形と葉の様子で見分けられます。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ下の葉から枯れる→蒸れと水を見直す第1章へ ▶花の後に弱った→葉のつけ根の少し上で切る第2章へ ▶こぼれ種の芽が出た→育苗ポットに移す第3章へ ▶似た花と見分けたい→花の形と葉の様子で第4章へ ▶子どもとペットがいる→口に入れない・届かない所へ第6章へ ▶

ケース別に読む:枯れる原因を知りたい人|花の後に切り戻す人|こぼれ種の芽が出た人|似た花と見分けたい人|夏と冬の置き場所|子どもとペットがいる家

4コマ漫画|キンギョソウが枯れる1下の葉が茶色下の葉から枯れてきた…蒸れると葉が傷む2やりがちなNG毎日たっぷり水をあげた根が蒸れて弱るかも水のやりすぎは根が傷む3見直す風通しをよくして花後は切り戻し葉のつけ根の少し上でね切り戻しは少し上で4芽が出たこぼれ種の芽が出た!小さいうちにポットへ育苗ポットで育てる

枯れる原因の早見表——暑さ・蒸れ・水・日当たり

キンギョソウは、寒さには比較的強く、涼しい季節によく育つ花として知られています。反対に、暑さと蒸れは苦手です。枯れる時の様子と、見直すことを表にしました。

様子 考えられること 見直すこと
下の葉から黄色く、茶色くなる 水のやりすぎ。蒸れ 土の表面が乾いてから水をやる。風通しをよくする
全体がしおれる 暑さ。水切れ。根詰まり 涼しい場所へ。鉢の中の根の様子を見る
茎ばかり伸びて花が少ない 日当たり不足 日なたに移す。支柱で支える
花の後に弱る 種を作って株が疲れた 花が終わった茎を切り戻す

水やりは、土の表面が乾いてから、株元にやさしくが基本です。毎日決まった時間にあげるのではなく、指で土を触って確かめてから。受け皿に水がたまったままだと根が傷むので、水はそのつど捨ててください。肥料や薬剤の使い方は、袋や商品の表示に従い、換気をして、子どもとペットを近づけないようにします。

花の後の切り戻し——葉のつけ根の少し上で切る

花が終わった茎は、そのままにせず、切り戻しをします。切る位置は、葉のつけ根の少し上です。そこから新しい脇芽が伸びて、また花をつけることがあります。

切り戻しは少し上で咲き終わる下から順に1→少し上で切る葉のつけ根の上2→脇芽が伸びるまた咲く3
  1. 咲き終わった花茎を見つける。穂の下のほうの花が先に終わります
  2. 清潔なはさみで、葉のつけ根の少し上を切る。刃先は人や子どもに向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所にしまいます
  3. 切った茎や枯れた葉は、拾って処分する。自治体の決まりに沿って

暑さが厳しくなる頃は、切り戻しのあと、涼しい場所で株を休ませると、弱りにくくなります。ただ、暑さに負けて枯れてしまうことも珍しくありません。そんな時のために、次の章のこぼれ種の話が役に立ちます。

こぼれ種で増える仕組み——芽を見分けて、小さいうちに移す

キンギョソウは、花が終わったあとに、小さな丸いふくらみ(果実)ができます。中に細かい種が入っていて、熟すとはじけて、種が地面や鉢にこぼれます。これが「こぼれ種」です。時期が来ると、そこから芽が出ることがあります。

こぼれ種の芽は育苗ポットへ種ができる花のあとの実1→小さな芽こぼれた所から2→育苗ポットへ小さいうちに3
  • 芽の見分け方:細くて小さな双葉が出ます。雑草と見分けにくいので、親株の近くに出たかどうかを手がかりにします
  • 小さいうちに移す:根が張りすぎる前に、育苗ポットに土を入れ、芽をそっと移します
  • 混み合っていたら間引く:元気な芽を残し、他の芽は抜いて、自治体の決まりに沿って処分します

芽がたくさん出ても、全部を育てる必要はありません。育苗ポットに移した苗は、ある程度育ったら花壇や鉢に植え替えます。土の入れ替えや処分は、植木鉢の土の捨て方が参考になります。親株が枯れても、種から次の世代が育つ、という点は、キンギョソウの面白いところです。ただし、こぼれ種から育った株は、親と同じ花の色にならないこともあります。

ゆきこ( ゚Д゚)『芽が出たら全部育てなきゃ、と思わなくていいですよね。元気そうなものを少しだけ選ぶくらいが、ちょうどいいと思います』

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ストック・リナリアとの違い——花の形と葉の様子

キンギョソウは、似た名前の花がいくつかあります。ここで紹介するのは、一般的な目安です。

名前 花の形 葉や草姿 ひとこと
キンギョソウ 上下に分かれた、口を開けたような形 細長い葉が茎につく。背が高くなる種類が多い 金魚が泳ぐような花の形がよく知られている
ストック 丸みのある小さな花が、房になって咲く 葉は灰色がかった緑で、ふわっとした質感 香りが強い花として知られる
リナリア キンギョソウに似た小さな花が、細い穂に多く咲く 細くてすらりとした草姿 ヒメキンギョソウの呼び名もある

ストックは、キンギョソウとはかなり別の仲間で、花の形も香りも違います。リナリアは、キンギョソウによく似ていますが、花が小さく、草姿が繊細なのが目安です。迷った時は、花を横から見て、金魚のように口が開く形かを見ると分かりやすいです。

夏と冬の置き場所——涼しい場所と、霜に当てない

枯れないための置き場所の考え方も、簡単にまとめます。

  • 夏:風通しがよく、午後は日が弱まる場所へ。鉢は地面に直接置かず、台に乗せる
  • 冬:寒さには比較的強いですが、霜や冷たい風が当たり続けると傷みます。寒い地域では軒下に置く
  • 植え方:苗と苗の間は、成長を見越してあけます。ぎゅうぎゅうに詰めると、蒸れて枯れる元になります

鉢の底に石を入れるかどうかなど、プランターの使い方はプランターに鉢底石はいらない?で紹介しています。ベランダに鉢を置く場合は、手すりの外に出さず、避難経路をふさがない位置に。強風で倒れて下に落ちないよう、背の高い株は支柱で支えます。

背が高くなる種類は、穂が重くなって倒れやすくなります。倒れた茎が地面についたままだと、湿って傷む元になるので、細めの支柱を立てて、やわらかいひもでゆるく留めておくと安心です。結ぶ時はきつく締めすぎず、茎に余裕を持たせてください。

子どもとペットがいる家で——口に入れない、届かない所に置く

キンギョソウの花は、押すと口がぱくぱく開く形をしていて、子どもが興味を持ちやすい花です。遊びで触るのはいいのですが、葉・花・茎・種を口に入れないように伝えておきます。

口に入れない・手を洗う口に入れない花・葉・茎・種触ったら手洗い石けんで届かない所へ子ども・ペット
  • 花・葉・茎・種は、口に入れない。こぼれた種や、切った茎も拾っておく
  • 鉢は、子どもとペットの手の届かない所に置く。猫や犬が、葉をかじることがあります
  • 触ったら、石けんで手を洗う

毒性の強さは、植物の種類や量で違うと言われているので、安全とも危険とも決めつけず、慎重に扱ってください。口に入れてしまった時や、様子がおかしい時は、医療機関に相談してください。迷う場合は中毒の相談窓口へ。ペットの場合は獣医さんにお願いします。

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秋の行事で、お供えの準備をする人は十三夜はいつ?お供えの数と十五夜との違いが参考になります。植え替えや間引きで出た土の始末は植木鉢の土の捨て方、鉢やプランターの使い方はプランターに鉢底石はいらない?にまとめています。

まとめ:暑さと蒸れ・水のやりすぎを見直す。こぼれ種の芽は育苗ポットへ

  1. 枯れる時は、暑さと蒸れ、水のやりすぎを先に見直す。土の表面が乾いてから水をやる
  2. 花の後は、葉のつけ根の少し上で切り戻す。脇芽が伸びて、また咲くことがある
  3. こぼれ種の芽は、小さいうちに育苗ポットへ移す。混み合ったら間引く
  4. ストックは丸い小花の房、リナリアは細い穂の小花。キンギョソウは口を開けたような形
  5. 花・葉・茎・種は口に入れない。子どもとペットの届かない所に置き、触ったら手を洗う

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

キンギョソウが枯れる時の早見表:下の葉から枯れる時は水のやりすぎと蒸れ、全体がしおれる時は暑さと水切れと根詰まり、花が少ない時は日当たり不足を見直す。水は土の表面が乾いてから株元に、受け皿の水は捨てる。花の後は清潔なはさみで葉のつけ根の少し上を切り戻し、脇芽が伸びてまた咲くことがある。花のあとにできる実から種がこぼれて芽が出ることがあり、小さいうちに育苗ポットへ移し、混み合ったら間引く。ストックは丸い小花の房で香りが強く、リナリアは細い穂に小さな花が咲く。キンギョソウは口を開けたような花の形。夏は風通しのよい涼しい場所、冬は霜と冷たい風を避ける。花・葉・茎・種は口に入れず、鉢は子どもとペットの手の届かない所に置き、触ったら手を洗う。口に入れた時は医療機関や中毒の相談窓口、ペットは獣医さんへ

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