ナメクジとカタツムリの違い——殻のあるなしと見分け方、見つけた時に触る前のこと

生活

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雨上がりの庭や玄関先で、ぬるっとした生き物を見つけて「これ、ナメクジ? それともカタツムリ?」と立ち止まったことがある人は多いと思います。子どもに「どっちなの?」と聞かれて、うまく答えられずに困る場面も、よくあるんですよね。

先に結論をひとつ。ナメクジとカタツムリは、殻があるかないかで見分けるのがいちばん分かりやすい方法です。そしてどちらも、見つけたら素手で触らず、見るだけにして、触ってしまったら石けんで手を洗う。ここまで押さえておけば、あとは落ち着いて観察できます。違いの早見表、子どもへの教え方、触る前に知っておきたいことを、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ違いを知りたい→殻があるかないかで見分ける第1章へ ▶早見表で比べたい→体の形といる場所を表で比べる第2章へ ▶子どもに教えたい→見るだけの観察にする第3章へ ▶触りそう・触ってしまった→素手は出さない。触ったら手洗い第4章へ ▶庭の野菜や鉢の近くにいた→野菜はよく洗う。生き物は外へ第5章へ ▶

ケース別に読む:違いを知りたい人|早見表で比べたい人|子どもに教えたい人|触る前・触った後のこと|庭の野菜や鉢の近くで見つけた人

4コマ漫画|ナメクジとカタツムリ、どっち?1庭で見つけたこれ、なに?雨上がりの庭で発見2手をのばすと待って!素手はさわらないよ素手はNG。まず待つ3虫眼鏡で見る殻があるからカタツムリかな殻の有無を見る4見たあとは石けんで手を洗おうね見たあとは石けんで

殻があるかないか——見分けのいちばんの手がかり

カタツムリは、背中に巻いた殻を背負っています。ナメクジは、その殻が目立たない姿をしています。見分けるだけなら、まずはこれで足ります。

ナメクジもカタツムリと同じ、貝の仲間だと言われています。「カタツムリの殻がなくなったのがナメクジ」と説明されることもありますが、殻は体の一部で、外れるようなものではないと言われます。別々の生き物として見てあげてください。種類によっては、ナメクジの体のなかに小さな殻の名残があるものもあります。

どちらも頭に触角があり、ゆっくり這って進みます。湿った場所が好きで、雨の日や雨上がり、夜に姿を見かけやすいと言われます。乾いた場所は苦手なので、昼間は石の裏や鉢の下など、暗くて湿った所にひそんでいることが多いんです。

違いの早見表——体の形・いる場所・動く時間

見た目と暮らし方を並べてみます。あくまで一般的な目安なので、種類や地域によって違いがあります。

比べるところ カタツムリ ナメクジ
殻 背中に巻いた殻がある 殻が目立たない
体の形 危ない時や乾く時は殻に体を引っこめる 引っこめる殻がなく、体がそのまま見える
よくいる場所 庭の植え込み、塀、葉の上など 鉢の下、石の裏、落ち葉の下など
動きやすい時 雨の日や湿った朝夕 夜や雨上がりの湿った時
這った跡 光る筋が残ることがある 光る筋が残ることがある

表で迷いやすいのは、いる場所と動く時間です。どちらも湿った所を好むので、「どこにいたか」だけで決めるのは難しいんです。いちばん頼りになるのは、やっぱり殻の有無。殻がとても小さい種類や、殻が見えにくい種類もあるので、写真を見ても決めきれないことがあります。そんな時は、無理に調べなくて大丈夫です。見るだけにして、元の場所に残してあげてください。

子どもに教える時——見るだけの観察にする

子どもは、ナメクジもカタツムリも大好きです。「なんで殻がないの?」「どこから来たの?」と質問が止まらなくなりますよね。そんな時は、答えを教えるより、一緒に探すクイズにすると盛り上がります。

  • 「背中に殻はあるかな?」と声をかける
  • 「頭の触角は何本見えるかな?」「どっちに進むかな?」と動きを見る
  • 「どんな所にいるかな?」と場所を見る(石の裏、葉の上、鉢の下)
  • 雨上がりの朝は見つけやすいので、観察のチャンスに
観察の3つの約束1 見るだけ虫眼鏡でじっくり2 触らない素手は出さない3 元の場所へ見たあとは戻す

見たものを絵にかいたり、写真に撮ったりして残すと、あとで図鑑や本と見比べられます。写真を撮る時も、近づきすぎて触ってしまわないように、大人がそばで見守ってください。「いつ、どこで、どっちがいたか」を一言メモしておくと、雨の日との関係にも気づけて、観察がぐっと楽しくなります。

観察が終わったら、その場所にそっと残しておくのが基本です。

連れて帰りたい気持ちはよく分かりますが、元いた場所がいちばん暮らしやすいんです。公園や他人の庭では、そこの決まりを守りましょう。

触る前のこと——素手で触らない、触ったら石けんで手洗い

ナメクジもカタツムリも、見つけたら素手で触らないのが基本です。体はぬるぬるして、手につくと取りにくいですし、どんな場所を通ってきたかも分かりません。触りたくなった時は、手袋をするか、見るだけにしましょう。

  • 触ってしまったら、石けんで手を洗う。流水でしっかり、指の間まで
  • 洗う前に、目や口をこすらない。手が汚れたまま顔を触らないように
  • 口に入れない。小さな子は特に、目を離さないでください
  • 子どもが触ったら、すぐ手を洗う。叱るより「洗おうね」と声をかける方が伝わります
  • 気になることがあれば、早めに医療機関に相談してください
触ってしまった時の流れ1 触ってしまったあわてず手を離す→2 石けんで洗う流水でしっかり→3 目と口はこすらない心配なら医療機関へ

ぬめりが手や床についた時の落とし方は、ナメクジのぬめりが取れない時にまとめています。まずは「触る前に、素手を出さない」ところまで覚えておけば大丈夫です。

庭の野菜や鉢の近くで見つけた時——野菜はよく洗って、生き物は外へ

家庭菜園のレタスやキャベツ、鉢植えのハーブの近くで見つかることがあります。収穫した野菜は、流水でよく洗ってから食べましょう。葉の重なっている部分や、根元の土がついている所は、特に念入りに。収穫したら、そのまま口に入れずに洗う習慣をつけておくと安心です。

見つけた生き物は、殺したり傷つけたりしません。厚紙にそっとのせるか、割りばしで軽く促して、庭の隅の湿った植え込みへ移してあげれば、自分でゆっくり歩いていきます。手で直接つかまないことだけ、忘れないでください。家の中に入り込んでしまった時の見つけ方と外への出し方は、ナメクジが家の中に出る時で順番にまとめています。

よくある質問——ナメクジは虫? 殻を取ったらナメクジ?

  • ナメクジは虫ですか? 昆虫ではなく、貝の仲間と言われています。足がなく、柔らかい体を滑らせて進みます
  • カタツムリの殻が取れたらナメクジになりますか? なりません。殻は体の一部で、外せるものではないと言われます。別々の生き物です
  • 夜に見つけたのはどっち? どちらも湿った夜に動くことがあります。時間帯より、殻があるかで見分けてください
  • 家の壁や窓にいたのはどっち? どちらも湿った壁や窓まわりで見かけることがあります。殻があるかで見分けて、素手で触らずに外へ戻してあげてください
  • 小さな子が口に入れそうになったら? すぐにやめさせて、石けんで手を洗い、口のまわりも拭いてあげます。心配なことがあれば、医療機関に相談してください
  • 写真だけでは決められない時は? 殻が小さい種類もいるので、決めきれないこともあります。無理に調べず、見るだけにしておきましょう

ゆきこ( ゚Д゚)『子どもに聞かれた時は、正解を言うより「殻はあるかな?」と一緒に見る方が、ずっと盛り上がりますよね』

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まとめ:殻で見分けて、触らず見るだけ。触ったら石けんで手洗い

  1. 殻があるかないかで見分ける。殻がカタツムリ、目立たないのがナメクジ
  2. どちらも湿った所を好む。いる場所だけでは決められない
  3. 子どもとは見るだけの観察。クイズにすると盛り上がる
  4. 素手で触らない。触ったら石けんで洗う。目や口はこすらない
  5. 野菜は流水でよく洗い、生き物は殺さず外へ。心配な時は医療機関へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ナメクジとカタツムリの違いの早見表:見分けのいちばんの手がかりは殻があるかないか、カタツムリは背中に巻いた殻があり殻に体を引っこめられる、ナメクジは殻が目立たない。どちらも湿った所を好み、雨の日や夜に見かけやすく、這った跡に光る筋が残ることがある。子どもには見るだけの観察で、殻はあるかなと一緒に見て、虫眼鏡を使い、観察のあとは元の場所へ。素手で触らない、触ったら石けんで手を洗う、目や口をこすらない、口に入れない、子どもが触ったらすぐ手洗い、庭の野菜は流水でよく洗う、心配な時は医療機関に相談する。見つけた生き物は殺さず、厚紙にのせて外の湿った植え込みへ

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