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雪かきをして通り道は出来たものの、かいた雪の行き場がない。庭が狭い、駐車場しかない、アパートで敷地が決まっている。「雪かきの雪を捨てる場所がない」というのは、雪が降る地域の人なら一度は直面する困りごとですよね。かいた端から、次の雪を置く場所に困ってしまいます。
先に結論をひとつ。雪は「捨てる」のではなく、自分の敷地の中で「低く、端に、日当たりのいい所へ置く」のが基本です。そして、道路や側溝のように「やってはいけない場所」を先に知っておくと、迷いがぐっと減ります。置き方の図、してはいけない捨て方の早見表、アパートやマンションの考え方、早く溶かすときのコツまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:敷地のどこに置くか知りたい人|してはいけない捨て方を知りたい人|アパート・マンションの人|早く溶かしたい人
雪かきの雪を捨てる場所がない時の考え方——「捨てる」より「置く」
雪かきの雪は、ごみのように回収してもらえるものではありません。基本的には、自分の敷地や、使う許可を得ている場所の中に置いておいて、自然に溶けるのを待つことになります。だから「どこに捨てるか」を探すより、「どこなら置いても困らないか」を考える方が早いんです。
置き場所を選ぶときの条件は、次の三つです。
- 人や車の通り道をふさがない。玄関、通路、車の出入口、ごみを出す場所の前は避けます
- 日当たりがいい。日が当たる場所の方が溶けるのが早く、次の雪を置く余地も早く戻ります
- 低く、広めに。高く積み上げると崩れたり、溶けたあとに水が一か所に集まったりします。広く平らに置く方が崩れにくいです
すでに雪かき自体をするかどうか迷っている場合は、雪かきはしない方が溶ける?で、すぐかく場所と待っていい場所の見分け方をまとめています。かく量を減らせば、置く量も減らせますよ。
敷地の中のどこに置ける?——置き方の図
狭い庭や駐車場でも、よく見ると置ける場所は意外とあります。上から見た図で、どこがよくてどこが避けたい場所かを整理しました。
手順にすると、こんな流れです。
- 玄関から道路まで、人が一人通れる幅の通り道を決める
- かいた雪は、その通り道の脇から順に、敷地の端へ運ぶ
- 日当たりのいい場所に、広く低く並べて置く
- 車の出入口と、屋根から雪が落ちてくる場所は、必ず空けておく
雪を運ぶのに、押すだけで運べる道具があると楽になります。スノーダンプのしまい方で迷っている人はスノーダンプの収納、道具が足りないときは雪かき道具の代用も見てみてください。
してはいけない捨て方の早見表
「どこかに捨てたい」と焦ると、つい手近な場所に目が向きます。でも、次の場所は雪を置いてはいけない場所です。理由も一緒に覚えておくと、迷わず断れます。
| 場所 | してはいけない理由 |
|---|---|
| 道路・車道 | 車の通行の妨げになり、固まった雪で事故につながります |
| 歩道 | 歩く人が滑ったり、通れなくなったりします |
| 側溝・水路・用水路 | 雪が詰まって水があふれたり、人が転落したりするおそれがあります |
| 他人の敷地・隣の駐車場 | 無断で置くとトラブルになります |
| 消火栓・消防の設備のまわり | いざという時に使えなくなります |
| ごみ集積所 | ごみの収集の妨げになり、ほかの人も困ります |
| 屋根から雪が落ちる場所 | 上から落ちた雪と重なって崩れたり、人に当たったりします |
表の中でも特に気をつけたいのが、側溝や水路です。「流れていくから大丈夫」と思いがちですが、雪は水を含んで重くなり、途中で詰まります。そこで水があふれて道路が冠水したり、凍って危険な状態になったりします。また、水路に近づくこと自体にも、足元が見えなくて転落するおそれがあります。
ここは地域によってルールが違い、条例やきまりで雪の扱いが決まっている自治体もあるので、お住まいの自治体の案内で確認してください。雪を置いていい場所が決まっていることもあります。
もうひとつ、見落としやすいのが隣との境目です。雪かきに夢中になっていると、気づかないうちに隣の敷地との境に雪を寄せていることがあります。雪は溶けると水になって流れ、境界のブロックや塀の根元に集まります。隣の人が出入りする場所に流れ込んで凍れば、それだけでトラブルのもとです。迷ったときは、境目から少し離して置くことを心がけてください。
また、除雪車が通る地域では、道路脇に寄せられた雪の山が自宅前の出入口をふさぐことがあります。その場合も、その雪を道路に戻したり、別の場所に押し出したりせず、自治体の案内で対応を確認するのが安全です。
アパート・マンションの場合——管理側のルールを先に
アパートやマンションでは、自分で自由に置ける敷地が限られています。駐車場や通路のような共用の場所は、住んでいる全員が使う場所なので、勝手に雪を積むと迷惑になります。まず確認したいのは、次の点です。
- 管理会社や大家さんに、雪の置き場所を聞く。共用部に雪を置く場所が決まっていることがあります
- 雪かきの当番や、業者の除雪が入るか。自分の分だけをかけばいいのか、確認しておくと無駄がありません
- 自分の駐車スペースの分だけ、隣に迷惑をかけない範囲で。隣の区画や通路にはみ出さないようにします
「聞くのは面倒」と思うかもしれませんが、あとから苦情になるよりずっと楽です。集合住宅では、通路や階段に雪を寄せると、下の階の人の出入りをふさぐことがあります。ベランダや外階段に雪を積むのも、重みや落雪のおそれがあるので控えてください。
戸建てでも、車庫の前で出入口が狭い場合は同じ考え方です。置き場所が決まらないときは、運べる範囲を減らすために、雪を小さく崩して広げておくと、次の雪を置く場所が空きます。
早く溶かしたい時のコツ——お湯はまかない
置いた雪を早く減らしたいときは、日当たりと、雪の大きさがカギです。
- 日の当たる場所に置く。日陰に置いた雪は何日も残ります
- 固まりを細かく崩して広げる。表面が広いほど溶けやすくなります
- 黒っぽいものの上や、地面が見える場所の近くに置く。地面の熱で溶けやすくなります
そして、やってはいけないのがお湯をまくことです。その場では溶けても、すぐに冷えて凍り、かえって滑りやすい氷の膜ができてしまいます。やけどの心配もありますし、排水が追いつかないと水があふれる原因にもなるので避けてください。
溶けた水が玄関や通路に流れてくる場所に雪を置くのも避けたいところです。夜に冷えるとそこが凍り、歩くのが危険になります。水の流れる向きは、雪を置く前に一度見ておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『雪は捨てる物ではなく、溶けるまで預かる物、と思うと整理しやすいですよね。置く場所の条件さえ決めておけば、あとは迷わず運べます』
💡 この困りごとへの提案
最後に道具の話を。押して運べる小型のスノーダンプがあると、かいた雪を敷地の端まで運ぶのが楽になります。持ち上げずに済むので、腰への負担も減ります。必須ではありませんが、「あると楽なもの」として見てみてください。
あわせて読みたい
雪かきそのものをどこまでやるか迷う人は雪かきはしない方が溶ける?を、スノーダンプの置き場所に困ったらスノーダンプの収納を、道具が足りないときは雪かき道具の代用をどうぞ。
まとめ:雪は敷地の中の端に低く置く。道路・側溝・他人の敷地には出さない
- 雪は「捨てる」より「置く」。敷地の中で溶けるのを待つのが基本
- 通り道と車の出入口は空けておく。日当たりのいい端に低く広めに置く
- 道路・歩道・側溝・水路・他人の敷地には出さない。詰まりや転落、トラブルのもと
- アパートは管理会社や大家さんのルールが先。共用部に勝手に積まない
- お湯はまかない。凍って滑る。条例やルールは自治体の案内で確認
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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