【図解あり】餅をレンジで温める——水を使う方法と、くっつかない・はじけない時の考え方

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焼く道具が手元にない時や、洗い物を増やしたくない時、餅はレンジで温めたくなりますよね。ところが、入れてみると、端だけ固いままだったり、器にべったり貼りついたり、加熱しすぎて割れて飛び出したり。レンジの餅は、簡単そうで、意外と失敗の形が多いんです。

先に結論をひとつ。餅をレンジで温める時に水を使うのは、餅の表面が乾いたまま加熱されるのを防ぐためです。水の使い方と、加熱は短い時間ずつ様子を見る、この二つを押さえるだけで、失敗はぐっと減ります。なぜ水なのか、手順、くっつく時、加熱しすぎた時の形、焼いた風にしたい時の選び方を、図と表で見ていきましょう。加熱の分数やワット数は、機種によってまったく違うので書かず、取扱説明書の範囲で進める前提でお話しします。

あなたはどれ? 状況から自分の章へなぜ水を入れるの?→乾いたままだと固い所が残る第1章へ ▶水を使う手順を知りたい→耐熱の器に餅と水。短い時間ずつ第2章へ ▶器やラップにくっつく→器を水でぬらす。シートを敷く第3章へ ▶溶けた・はじけた・固くなった→失敗の形を早見表で第4章へ ▶焼き色をつけたい→トースターかフライパンへ第5章へ ▶

ケース別に読む:なぜ水か知りたい人|水を使う手順を知りたい人|くっついて困る人|失敗した人|焼き色をつけたい人

なぜ水を使うの?——乾いたまま加熱すると固い所が残る

餅は、お米をついて作った食べ物で、水分を含んでやわらかい状態です。ところが、空気に触れた表面から水分が逃げると、固くなります。そのまま電子レンジに入れると、中の水分だけが熱くなって、表面は乾いたまま。すると、外側に固い皮が残ったり、ところどころ固い塊が混じったりします。

水を使う目的は二つあります。ひとつは、表面を乾かさず、やわらかさを保つこと。もうひとつは、水分が逃げるのを防ぎ、熱を均一に回すことです。餅が水に浸かっていると、水が蒸気になって、餅のまわりを包んでくれます。

もちろん、水なしでも温まる餅はあります。けれど、乾いた餅や切り口が硬くなった餅は、水なしだと失敗しやすくなります。迷ったら、水を使う方を選ぶと安心です。

水を使う手順——耐熱の器に餅と水、短い時間ずつ

手順は三つだけです。分量や時間は機種で変わるため書かず、様子を見て調整する前提にしてください。

「器に入れる→覆う→短い時間ずつ」の3つ1器に入れるレンジに使える耐熱の器餅と水を一緒に入れる餅同士を離して置く→ 金属の器は使わない→2ふんわり覆う器やラップの表示に従うぴったり密閉しない蒸気の逃げ道を残す→ アルミホイルは厳禁→3短い時間ずつ説明書の範囲で加熱様子を見て足す取り出す時は鍋つかみ→ 器も水も熱い
  1. 耐熱の器に、餅と水を入れる。レンジに使える器を選び、水は餅が水につかる程度にします。餅同士はくっつかないように離して置いてください
  2. ふんわり覆う。ラップをかけるなら、ぴったり密閉せず、ふんわりと。器の説明書にふたの使い方が書いてあれば、それに従います。ラップの耐熱の温度や使い方も、製品の表示を確かめてください
  3. 短い時間ずつ加熱して、様子を見る。一度に長くかけず、取扱説明書の範囲で、少しずつ足していきます。餅がやわらかくなったら、取り出します

取り出す時は、器も水も、そして餅も熱くなっています。鍋つかみを使い、器を傾けて水がこぼれないように。水を捨てる時も、熱湯と同じ扱いです。餅は箸やトングで取り出し、少し置いてから、小さく切って食べてください。子どもや高齢の人と食べる時は、そばで見守ってください。食べ方の基本は餅を焼かずにそのまま食べる方法にもまとめています。

水を使うと、餅は焼いた時とは違う、ぷるんとした食感になります。お雑煮や、きなこ・あんこで食べるなら、この食感の方が合うことも多いです。

冷凍していた餅を使う時は、少し様子が変わります。凍ったままだと、外側が先に温まって、中心が冷たいままになりがちです。そこで、最初は短い時間だけ加熱して、いったん取り出し、向きを変えてまた短く、と小分けにすると、温まりムラが出にくくなります。凍った餅の扱い全体は餅の冷凍保存にあるので、あわせて見てください。

切り餅を一度に何個も入れる時は、器の中で重なったりくっついたりしないように、並べ方も大切です。たくさん入れると、真ん中の餅だけ温まらないことがあります。迷ったら、一度に温める数を減らして、何回かに分けると失敗しにくくなります。

器やラップにくっつく時——水でぬらす・シートを敷く

レンジでも、餅は器やラップにくっつきます。特に、ラップが餅に触れると、はがす時に餅が引っ張られて、形が崩れがちです。くっつきを減らす方法は、次の三つ。

くっつかない3つの工夫1器をぬらす器の内側をさっと水でぬらしてから餅を置く餅と水を一緒に入れる→ いちばん手軽+2シートを敷くレンジに使えるシート器に合わせて切って敷く製品の表示を確かめる→ 水なしの時に便利+3ラップを離す餅に触れさせない深めの器かふたを使うふくらみの余白を残す→ 貼りつきを防ぐ

どれか一つでも効果がありますが、組み合わせるともっと確実です。なお、金属の器やアルミホイルは、レンジには入れないでください。火花が出て、器やレンジが傷む原因になります。金色や銀色の縁取りのある器も、使えない物が多いので、器の表示を見てから使いましょう。

💡 この困りごとへの提案

洗い物を減らすために、耐熱のガラスボウルがひとつあると、お餅だけでなく、いろいろな温めに使えて便利です。中身が見えるので、餅のふくらみ具合や水の量を確かめやすいのも利点です。


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加熱しすぎるとどうなる?——溶ける・はじける・固くなる

レンジの餅は、ちょうどよい所を過ぎると、見た目も食感も一気に変わります。形で原因をつかめるよう、早見表にしました。

こうなった 考えられる原因 見直すこと
溶けて流れ、広がった 加熱が長すぎた・水が少なすぎた 短い時間ずつ足す・水に浸す
破裂して飛んだ 表面が乾いたまま加熱された・覆いが密閉だった 水を使う・ふんわり覆う・加熱時間を短く
固い所が残った 乾いたまま・加熱ムラ 水を使う・途中で向きを変える
温めたのに時間が経つと固い 水分が逃げた・冷めた 温めたらすぐ食べる・冷めたら再加熱は短く
器にくっついた 水が少ない・器が乾いている 器をぬらす・シートを敷く

溶けてしまった餅は、見た目が崩れても、やわらかいことが多いです。ただし、熱くなった部分は想像以上に熱いので、すぐ口に入れず、冷ましてからにしてください。飛び散った餅は、レンジの中にこびりつく前に、冷めたらさっとふき取るのが楽です。

固くなってしまったら、再加熱は避けた方が安全です。何度も温め直すと、さらに乾いて、はじけやすくなります。迷ったら、その餅は水で煮る方法に切り替えるか、別の調理に回すのが安心です。保存した餅の状態が気になる時は、カビ・ぬめり・においで判断して、迷ったら食べないでください。保存の基本は餅の冷凍保存にあります。

ゆきこ( ゚Д゚)『レンジの餅は、手軽な分、「短い時間ずつ」を省きたくなりますよね。でも、ここだけは省かない方が、あとの片づけまで含めて楽だと思います』

焼き色をつけたい時——トースターとフライパンへ

レンジは、温めるのは得意ですが、こんがりした焼き色はつけられません。焼き色が欲しいなら、次の二つが向いています。

レンジで先にやわらかくしてから、トースターで仕上げに焼き色だけをつける、という組み合わせもあります。ただし、その場合は、餅の表面の水を軽くふいてから焼くようにしてください。水が残っていると、焼く時にはねたり、くっついたりします。

あわせて読みたい

焼き色をつけたい時は餅をトースターで焼く方法、フライパンで焼きたい時は餅をフライパンで焼いて膨らまない時へ。焼かずに食べる方法は餅を焼かずにそのまま食べる方法に、冷凍した餅の扱いは餅の冷凍保存にまとめています。

まとめ:レンジの餅は、水と短い時間ずつで失敗が減る

  1. 水を使うのは、表面を乾かさないため。乾いたままだと固い所が残る
  2. 耐熱の器に餅と水、ふんわり覆って、短い時間ずつ。時間は機種の説明書の範囲で
  3. くっつく時は、器をぬらす・シートを敷く・ラップを離す
  4. 金属の器とアルミホイルは入れない。器も水も熱いので、鍋つかみで
  5. 小さく切って、よくかんで食べる。子どもや高齢の人はそばで見守る

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

餅をレンジで温める早見表:水を使うのは表面を乾かさず固い所を残さないため。手順は耐熱の器に餅と水を入れる、ふんわり覆う、取扱説明書の範囲で短い時間ずつ加熱して様子を見る。くっつく時は器を水でぬらす、レンジに使えるシートを敷く、ラップを餅に触れさせない。金属の器とアルミホイルは入れない。加熱しすぎると溶けて流れる、破裂する、固くなる。取り出す時は器も水も熱いので鍋つかみを使う。焼き色をつけたい時はトースターかフライパンへ。餅は小さく切ってよくかんで食べ、子どもや高齢の人はそばで見守る

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