※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
つきたてののし餅をもらったり、年末に自分たちでついたりすると、次は「いつ、どうやって切るのか」で悩みますよね。切るのが早すぎると、包丁にべったりくっついて、形が崩れます。かといって、置きすぎると固くなって、包丁が入らない。ちょうどよい固さは、意外と短い時間なんです。
先に結論をひとつ。のし餅は、時間ではなく「指で押した感触」で切り時を見ます。置いた部屋の暖かさや餅の厚みで、固くなる早さが変わるからです。そのうえで、包丁をぬらして、上から体重をかけて押し切る。この二つが基本です。切りやすい固さの目安、切り方の手順、固くなりすぎた時の考え方、くっつく時の扱い方、そして包丁で手を切らないための注意を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:切り時を知りたい人|切り方の手順を知りたい人|固くなりすぎた人|くっついて困る人|食べ方と食べない分を知りたい人
いつ切る?——時間でなく、指で押した感触で見る
つきたての餅は、とてもやわらかく、触ると形が変わります。置いておくと、表面から少しずつ固まっていきます。この固まる早さは、部屋の暖かさ、餅の厚み、のし板に置いた環境で大きく変わります。だから、時計より指で押した感触で見るほうが確かなんです。
| 指で押した感触 | 餅の状態 | どうする |
|---|---|---|
| 指がずぶっと沈み、跡が残る | まだやわらかすぎる | 切ると包丁にくっつく。もう少し置いて様子を見る |
| 押すと少し沈み、すぐ戻ってくる | 切りやすい固さ | この感触になったら切り時 |
| 押してもほとんど沈まない | 固まりはじめ | 切れるが力が要る。早めに切る |
| カチカチで爪も立たない | 固くなりすぎ | 無理に切らない。第3章へ |
切りやすい固さは、「表面は固まっているのに、中心はまだ少しやわらかい」状態です。端から数か所を指で押して、感触を確かめてみてください。場所によって固まり方が違うこともあります。
切り方の手順——包丁をぬらして、上から体重をかけて押し切る
のし餅の切り方は、引いて切るのではなく、押し切るのがコツです。引くと餅が刃について、ずるずると崩れます。手順は四つです。
- 準備する。まな板の下にぬれ布巾を敷くと、滑りません。包丁は水でぬらしておきます。刃が長い、よく切れる包丁の方が楽です
- 目印をつける。切る幅を決めて、定規や指で軽く跡をつけます。切る前に幅をそろえておくと、あとで並べた時にきれいです
- 押し切る。包丁の刃を真下に向け、峰(刃の反対側)の上に手をのせて、体重をかけて押します。手をのせる時は、布巾を一枚当ててから。素手で刃の背に乗せると、滑った時に手を切ります
- 並べる。切った餅は、くっつかないよう粉をふったバットやお盆に、間をあけて並べます
切る幅は、食べる場面で決めると迷いません。焼いて食べるなら、トースターやフライパンに収まる大きさ。お雑煮やお汁粉に入れるなら、お椀に収まる大きさ。あとで冷凍するなら、1回に食べる分ずつ取り出せる大きさ、という具合です。小さめに切っておけば、食べる時にそのまま使えて、あとで切り直す手間も省けます。また、のし餅の端は形が不ぞろいになりがちなので、端を先に切り落として、形をそろえてから本番の切り分けに入ると、きれいに仕上がります。
包丁がだんだん重くなってきたら、餅がついたサインです。一回ごとに、水にぬらして、餅を拭き取りましょう。それでも滑りにくい時は、少し温めたお湯に包丁をつけてから拭いて使う方法もあります。ただし、お湯でも濡れた包丁は滑りやすいので、持ち手を拭いて、しっかり握ってください。
固くなりすぎた時——無理に力を入れない
うっかり置きすぎて、カチカチになったのし餅。ここで一番やってはいけないのが、力まかせに切ることです。包丁の刃が欠けたり、力が逃げて手を切ったりする原因になります。
- 無理に押さない。包丁が入らないと感じたら、いったん止めます
- これ以上は置かない。固い餅は、時間が経つほどひび割れて欠けやすくなります。次からは、早めに指で押して切り時を確かめてください
- 餅切り器を使う。刃先を餅に当てて、てこの力で切る道具です。力が少なくて済みます
- 切らずに別の食べ方にする。固い塊のままでは扱いにくいので、割ったり、水に入れて煮たりする方法もあります。砕く時は、破片が飛ぶことがあるので、布をかぶせて
💡 この困りごとへの提案
餅切り器は、毎年のし餅を切る家庭には、ひとつあると力も手間も減らせる道具です。刃を直接手で押さえずに済むので、安全面でも安心です。
くっついて困る時——粉とぬれ布巾、水の三点セット
つきたての餅は、手にも、まな板にも、包丁にもくっつきます。慌てて拭くと、かえって広がるんですよね。くっつきにくくするには、先に準備をしておくのがいちばんです。
粉は、ふりすぎるとあとで餅の表面に粉っぽさが残ります。焼いたり煮たりする時は、余分な粉を刷毛や手で軽く払ってから使うと、汁が濁りにくく、焦げにくくなります。バットやお盆に敷く粉も、うっすら広がる程度で足ります。
手にくっついた餅は、乾いた手でこすると丸まってぼろぼろ取れます。水で洗い流そうとすると、かえって広がるので、先に粉で取るのがコツです。
固くなる前に切り終えたい時は、切る係と並べる係に分けると手早く進みます。切った餅の保存は、第5章のリンク先へ。
食べ方と、食べない分の保存
切りたての餅は、焼く、煮る、そのまま、と食べ方が広がります。のし餅の食べ方は、あんこ・きなこ・からみ餅など、好みの味つけで選ぶのが基本です。甘いものも、しょっぱいものも、餅はやわらかいうちが食べやすいですよね。
ここでお願いがひとつ。お餅は小さく切って、よくかんで食べてください。子どもや高齢の人と食べる時は、そばで見守ってください。食べ方の入口は餅を焼かずにそのまま食べる方法にもまとめています。
食べない分は、固くなる前に保存します。切った餅は、冷凍すれば扱いやすい形で残せます。手順は餅の冷凍保存へ。つきたての餅を常温で置いておける日数は、気温や湿度、餅の状態で大きく変わります。カビ(色のついた点・ふわふわしたもの)、酸っぱいにおい、ぬめり、糸を引く様子があれば、食べないでください。カビた餅は、削って食べることもしないでください。迷ったら食べない、が基本です。判断の目安は餅のカビと保存にまとめています。
ちなみに、のし餅を切ったあとの形は、丸餅と角餅で地域ごとの好みが分かれると言われます。違いは丸餅と角餅の違いで整理しています。
ゆきこ( ゚Д゚)『のし餅は、切る前の準備で、ほとんど決まる気がします。包丁と布巾と粉。この三つを手元に並べてから、餅に触るのがいいと思います』
あわせて読みたい
切った形の違いやお雑煮の地域差は丸餅と角餅の違い、食べない分の冷凍は餅の冷凍保存、保存中のカビの見分け方は餅のカビと保存へ。切ったあと焼かずに食べる方法は餅を焼かずにそのまま食べる方法にあります。
まとめ:のし餅は押した感触で切り時を見て、包丁をぬらして押し切る
- 切り時は時間でなく、指で押した感触。押すと少し沈んで戻る固さが目安
- 包丁はぬらして、引かずに押し切る。まな板の下にぬれ布巾で滑り止め
- 手をのせる時は布巾を当てる。切るのは大人が、子どもには切らせない
- 固くなりすぎたら無理に切らない。餅切り器や別の食べ方に切り替える
- 小さく切って、よくかんで食べる。カビたら削っても食べない、迷ったら食べない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント