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1月7日が近づくと、七草粥のことが気になりますよね。ところが、スーパーに行ったら七草セットが売り切れていた、七草の名前も全部は覚えていない、ということもよくあります。せりとなずな、それからええと、と指を折りながら、結局どれがどれだか分からなくなりがちです。
先に結論をひとつ。七草粥は、七草がそろわなくても、お店で買える野菜や家にある青菜で作って大丈夫です。七草のうち、すずな(かぶ)とすずしろ(大根)は普通の野菜なので手に入りやすく、その葉も使えます。ほかは小松菜やほうれん草などの青菜で代わりにできます。代用の早見表、七草の名前、作る手順、赤ちゃんや子どもへの出し方、そして気をつけたいことまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:七草がそろわない人|七草の名前を知りたい人|作り方を知りたい人|いつ食べるか知りたい人|赤ちゃんや子どもに出す人|野草を使いたい人
七草粥の代用は?——七草がそろわない時は「家の青菜」で
七草粥は、春の七草をお粥に入れて食べる行事食です。けれど、七草を全部そろえるのは意外と大変ですよね。七草セットが売り切れていたり、そもそも売っていなかったりすることもあります。そんな時は、七草を「お店で買える野菜」に置きかえて考えると、ぐっと楽になります。
まず覚えておくと便利なのが、七草のうちすずな(かぶ)とすずしろ(大根)は、ふだん食べている野菜だということ。この2つは手に入りやすく、実だけでなく葉も使えます。そのほかは、家にある青菜で代わりにできます。
| 七草 | 代わりに使える野菜 | ひとこと |
|---|---|---|
| すずな | かぶ(葉つきなら葉も) | 七草のまま。実も葉も使える |
| すずしろ | 大根(葉つきなら葉も) | 七草のまま。実も葉も使える |
| せり | 三つ葉・水菜 | 香りのある葉で近づけられる |
| なずな | 小松菜・ほうれん草 | やわらかい青菜で代わりに |
| ごぎょう | 春菊・青菜 | 香りや苦みがほしければ春菊 |
| はこべら | 小松菜・ほうれん草 | やわらかく煮える青菜で |
| ほとけのざ | 水菜・家にある青菜 | 特定の野菜にこだわらなくてよい |
表のとおり、全部きれいに対応させなくて大丈夫です。七草を揃えることより、「一年のはじめに青菜入りのお粥を食べる」という気持ちを大切にするのが七草粥の趣旨と言われます。家に小松菜があれば小松菜、ほうれん草があればほうれん草、というふうに、家にある青菜で作ればよいんです。冷凍のほうれん草を使う時の扱いは冷凍ほうれん草はそのまま使える?にまとめています。
七草の名前と、お店での呼び名の早見表
七草の名前は、聞き慣れない言葉が多いですよね。スーパーのパックにも、別の呼び名で書かれていることがあります。図鑑のような詳しい話ではなく、名前と、よく見かける呼び名だけ整理しておきます。
| 七草の名前 | よく見かける呼び名 | どんな物 |
|---|---|---|
| せり | せり | 独特の香りがある葉野菜 |
| なずな | ぺんぺん草 | 小さな葉の野草。七草セットに入っている |
| ごぎょう | ははこぐさ | 白っぽい葉の野草。七草セットに入っている |
| はこべら | はこべ | 小さくてやわらかい葉の野草 |
| ほとけのざ | こおにたびらこ | ロゼット状に広がる小さな葉の野草 |
| すずな | かぶ | ふだん食べるかぶ。葉も食べる |
| すずしろ | 大根 | ふだん食べる大根。葉も食べる |
七草セットは、お店で売られているものを、パックに書かれた名前どおり使えば問題ありません。もし七草セットが買えなかったら、前の章の代用に切りかえてしまって大丈夫です。なお、七草と聞いて「秋の七草」を思い浮かべる人もいますが、あちらは眺めて楽しむ花で、食べるものではありません。見分けは秋の七草の覚え方にあります。
代用で作る手順——青菜を下ゆで→刻む→お粥に混ぜる→塩で味をととのえる
お粥の炊き方そのものは、ふだんのお粥と同じです。炊き方はお粥のおいしい炊き方にまとめているので、ここでは青菜の扱いを図にしました。
- 青菜はさっと下ゆで。アクが気になる青菜(ほうれん草など)は、ゆでて水にとってから使います。小松菜や水菜は、火の通りが早いので、お粥の仕上げ近くに入れる方法もあります
- かぶ・大根の実は先に煮る。お粥と一緒に、竹串がすっと通るくらいまでやわらかく煮ておくと食べやすくなります
- 味つけは塩で、少しずつ。調味料の量は決めず、味を見ながら、ほんの少しずつ足していきます
💡 この困りごとへの提案
一人分だけ作るなら、小さな土鍋があると、お粥を炊いてそのまま食卓に出せます。ふたつきで保温もしやすく、七草粥のような「年に一度のお粥」にぴったりです。使い慣れた鍋があれば無理に買わなくて大丈夫ですが、あるとちょっと気分が出ます。熱い土鍋は、持つ時やふたを開ける時にやけどをしやすいので、鍋つかみを使ってください。
七草粥はいつ食べる?——1月7日の朝と言われる。都合のよい日でもよい
七草粥を食べるのは、1月7日の朝と言われます。この日は「人日の節句」と呼ばれる日で、お正月のごちそうで疲れた胃をいたわる、一年の無事を願う、といった意味が込められていると言われます。ただ、これもあくまで考え方のひとつです。
仕事や学校がある平日の朝は、忙しくてゆっくり作れないこともありますよね。その場合は、前日の夜に準備しておく、休日の都合のよい日にまとめて食べる、夕食やお昼に食べる、といった形でも問題ありません。七草を食べなかったからといって、何かが起きるわけではありません。地域や家で違い、気にしない家もたくさんあります。
赤ちゃん・子どもには?——よく煮て、細かく
七草粥は、やわらかく食べやすいので、子どもにも出しやすい料理です。ただ、赤ちゃんや小さな子に出す時は、次の点に気をつけてください。
- 赤ちゃんは月齢と離乳食の進み具合に合わせる。まだ食べたことのない野菜は、いきなり出さず、少量から始めて様子を見ます。判断に迷う時は、小児科や自治体の相談窓口に聞いてください
- 青菜はやわらかく煮て、細かく刻む。繊維が残ると、口の中でまとまって食べにくくなります
- お粥は冷ましてから。熱いお粥は、やけどのもとになります。子どもの器に取り分けて、冷ましてから出してください
- 初めての野菜は少量から。食べたあとに、口のまわりが赤くなる、じんましんが出るなど、いつもと違う様子があれば、無理に食べさせず受診を考えます
ゆきこ( ゚Д゚)『七草を全部そろえなくても、「青菜を入れたお粥を食べた」ということ自体が大事なんだと思います。無理せず、家にあるもので作って大丈夫ですよね』
道ばたの野草は摘まない——お店で買える野菜で
七草と聞くと、「野原で摘んでくれば無料でそろうのでは」と考える人もいるかもしれません。でも、道ばたや空き地、土手などの野草を摘んで食べるのは、やめてください。理由は次のとおりです。
- 七草に似た毒のある草があり、見分けるのが難しい
- 道ばたの草は、犬や猫が通ったり、農薬や排気ガスがかかっていたりする場合がある
- 野草の見分けに慣れていないと、似た草と取り違えやすい
七草は、お店で売っているセットか、ふだん食べている野菜で作れば大丈夫です。庭で育てた物を使う場合も、種や苗の名前がはっきり分かっている物に限ってください。体調が悪くなったら、すぐに医療機関に相談しましょう。
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お粥の炊き方はお粥のおいしい炊き方、冷凍のほうれん草を使う時は冷凍ほうれん草はそのまま使える?、名前を間違えやすい秋の七草は秋の七草の覚え方に書いています。正月飾りを片づける時期は正月飾りはいつからいつまで?もどうぞ。
まとめ:七草がそろわなくても、かぶ・大根の葉と家の青菜で作れる。野草は摘まない
- 七草がそろわなくても大丈夫。かぶと大根は七草のうち2つで、葉も使える
- ほかは家にある青菜で代用。小松菜・ほうれん草・水菜・三つ葉・春菊など
- 手順は下ゆで→刻む→混ぜる→塩で味をととのえる。量は味を見ながら
- 食べる日は1月7日の朝と言われる。都合のよい日でも問題ありません
- 道ばたの野草は摘まない。赤ちゃんには月齢に合わせて、少量から
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。


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