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スキーウェアのズボンの履き方、いざ着ようとすると手が止まりませんか。ブーツが先なのか、ズボンが先なのか。裾の内側に筒のような物が付いているけれど、どう使うのか。年に一度か、初めてのスキー場の朝は、更衣室でまわりが手早く着替えていくので、なおさら焦りますよね。
先に結論をひとつ。ズボンが先で、ブーツは後です。そのうえで、ズボンの内側にある雪よけの筒(スノーカフやゲイターと呼ばれる部分)をブーツの上にかぶせ、外側の裾をさらにその上に重ねます。屋根の瓦のように、上から下へ雪が流れるように重ねる、と覚えておくと間違えません。
肩からかけるひも(サスペンダー)がなぜ付いているのか、トイレに行く時の順番、子どもが大きめのウェアを着る時の裾の調整まで、順番に見ていきましょう。まずは、いまの悩みに近いものから章を選んでください。
ケース別に読む:何から履くか知りたい人|雪が入ってくる人|ずり落ちる人|トイレが心配な人|子どもに履かせる人
スキーウェアのズボンの履き方——何から履く?下から順に重ねる
ブーツを先に履いてからズボンを引き上げようとすると、ブーツの履き口がズボンの内側に入り込み、あとから直せなくなります。履く順番は、肌に近い物から外側の物へ。ズボンの裾だけは、最後にブーツの上で形を整える、と考えると流れがつかめます。
- 肌着から着る。汗をかいたまま冷えるのを避けるためにも、肌に近い物から重ねます
- 中に着る物を着る。ズボンの前に、フリースなどの上半身の重ね着をすませておくと、ズボンの中にすそを入れやすくなります
- ズボンを履く。ウエストを合わせて、サスペンダーが付いていれば肩にかけます
- 靴下を整える。足首のしわやずれは痛みの原因になりがちです。すねの長さまで引き上げて、しわを伸ばしておきます
- ブーツを履く。バックルは必ず座って締めます。立ったまま片足で締めると、滑りやすい床でバランスをくずして危ないからです
- 内側の筒をブーツにかぶせる。ブーツの上の部分にぐるっと回して、ずれないように留めます
- 外側の裾をその上に重ねる。裾がブーツの上をおおうように整えます
ウェアによっては、裾に調整ひもや留め具が付いていることもあります。形はそれぞれ違うので、わからない時はウェアのタグや付いている説明を一度見てください。
雪が入ってくる——よくある間違いは「裾をブーツの中に入れる」「内側の筒を出したまま」
滑っていないのに足首が冷たい、座ったら靴の中がぬれていた、という時は、裾の重ね方が原因のことが多いです。よくある間違いは2つあります。
- 裾をブーツの中に入れてしまう。ふだんのズボンの感覚で、裾をブーツの中にしまいたくなります。でも、上から入った雪は、ブーツの中へ一直線に落ちていきます。外側の裾は、ブーツの上から重ねるのが基本です
- 内側の筒を出したままにする。筒がズボンの内側に丸まったままだと、雪よけの役目をほとんど果たしません。ブーツの上までしっかり引き下ろしてかぶせましょう
直し方は簡単です。いったんブーツの上に座り、裾を足首のあたりまで引き下げます。そのうえで、内側の筒がブーツの履き口を一周おおっているか、指で触って確かめてください。指が入るすき間があれば、そこから雪が入りやすいところです。
手持ちの上着やレインウェアで代用できるか悩んでいる人は、スキーウェアの代用で、済む場面と済まない場面を先に見ておくと安心です。
スキーウェアのサスペンダーはなぜ付いている?——ずり落ちから雪を防ぐ
スキーウェアのズボンには、肩にかけるひもが付いている物が多いですよね。ふだんのズボンにはない物なので、「いらないのでは」と外したくなる人もいるかもしれません。付いている理由は、転んだ時や座った時にズボンが下がり、背中側のすき間から雪が入るのを防ぐためです。
子どもは特に、腰骨でズボンが止まりにくく、体を動かすたびにずり落ちがちです。大人でも、前かがみになったり、雪の上に座って休んだりする場面で、ウエストが下がってしまうことがあります。着けたままにして、必要な場面だけ外す、と考えると迷いません。付ける・外す場面を、早見表にしておきます。
| 場面 | サスペンダー | ひとこと |
|---|---|---|
| 滑る・歩く | 付ける | 転んだ時に、ズボンが下がらないように |
| リフト待ち・座って休む | 付ける | 座るとウエストが下がりやすい |
| トイレ | 外す | 上着を先に脱ぎ、次にひもを肩から外す(第4章) |
| 暖かい室内で休む | 外してもよい | 暑い時は上着を脱ぎ、戻る前に付け直す |
| 子どもの着替え | ズボンの後に肩へ | ひもがねじれていないか、大人が確認する |
💡 この困りごとへの提案
長さは、立った時に肩に軽く乗る程度が目安です。きつすぎると前かがみの時に引っ張られて動きにくくなりますし、ゆるすぎると意味がなくなります。もともと付いていないズボンや、取れてしまったものには、後から付けられるタイプのサスペンダーがあるので、あると安心です。
トイレの時は?——上着、サスペンダー、ズボンの順に外す
ゲレンデのトイレで困るのが、ウェアの脱ぎ着です。慌てるとサスペンダーを外し忘れて、ズボンが途中で引っかかります。順番を決めておくと、子どもと一緒でも落ち着いて済ませられます。
- 上着を脱ぐ(または裾をまくり上げる)。下に着た物が出ないように、先にここを整えます
- サスペンダーを肩から外す。ぶら下げたままだと床に触れて濡れるので、腰のあたりにまとめます
- ズボンを下ろす。ブーツを履いたままのことが多いので、足元に気をつけます
戻す時は逆の順番で、ズボンを上げてからサスペンダーを肩にかけ、最後に上着です。濡れたタイルや雪が付いた床は滑りやすいので、片足立ちにならないよう、壁や手すりに手を添えてください。子どもには、出発前に着替えの順番をいっしょに練習しておくと、いざという時に慌てません。
子どもの場合——大きめを着る時の裾の調整とブーツの履き口
子ども用のウェアは、成長を見越して大きめを選ぶことがあります。ただ、裾が長すぎるとブーツの上でだぶつき、足で踏んで転びやすくなります。大人が確認したいのは次の点です。
- 裾が地面を引きずらないか。ブーツを履いて立った状態で、裾がブーツの甲にかぶさる長さに収まっているかを見ます。長ければ、裾の調整ひもや折り返しで短くします
- ブーツの履き口に雪が入らないか。内側の筒がしっかりかぶさっているか、座らせて確かめます
- バックルは大人が確認する。子どもが自分で締めた後に、ゆるみがないか見てあげてください
- 替えの靴下を持っておく。雪が入ったり汗をかいたりして濡れた靴下のままだと、足が冷えてつらくなります
寒がって震える、手足を痛がるといった様子があれば、無理をせずそこで切り上げて、暖かい場所で休ませてください。手袋まわりが心配な人は、雪遊びの手袋がない時の代用もあわせてどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『順番さえ頭に入っていれば、更衣室で慌てなくて済みますよね。迷ったら、屋根の瓦みたいに上から重ねる、と覚えておくのがいちばん早いと思います』
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ウェアの形の違いが気になる人はスキーウェアとスノーボードウェアの違いへ。雪遊びで着る物が足りない時はスキーウェアの代用、うっかり洗濯してしまった時はスキーウェアを洗濯してしまった時にまとめています。
まとめ:ズボンが先、ブーツは後。筒をかぶせて、裾をその上に重ねる
- ズボンが先で、ブーツは後。下から順に重ねます
- 内側の筒をブーツにかぶせ、外側の裾をその上に。屋根のように重ねます
- サスペンダーは、ずり落ちと雪の侵入を防ぐために付いている。トイレでは外します
- トイレは上着、ひも、ズボンの順。滑りやすい床で片足立ちをしません
- 子どもは裾の長さとブーツの履き口を大人が確認。寒がる様子なら切り上げます
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手順を1枚にまとめています。



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