【図解あり】スキーウェアを洗濯してしまった時——水をはじかない・縮んだを見分けて、乾かし方で戻す手順

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スキーウェアを、うっかり普通の洗濯物と一緒に洗濯してしまった。あとから「水をはじかなくなっていたらどうしよう」「縮んでいたら」と不安になりますよね。スキーウェアは表面や生地に特別な加工がしてある物が多く、洗い方で状態が変わりやすい服です。

先に結論をひとつ。まず洗濯表示を見て、症状を見分けてから動くのが近道です。水をはじかなくなった程度なら、すすぎ直しや乾かし方で戻ることがあります。縮んだ場合は、家で戻そうとせず、お店に相談するほうが安全です。

何が起きるか、洗濯表示の見方、水をはじかない時の手順、縮んだ時の考え方、次からの洗い方まで、順番に見ていきましょう。まずは、いまの状態に近いものから章を選んでください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ水をはじかなくなった→すすぎ直し、温め、スプレー第3章へ ▶縮んだ・型くずれした→無理に引っぱらない第4章へ ▶ゴワゴワ・テカる→すすぎ直しで様子を見る第3章へ ▶次から失敗したくない→ネット・中性洗剤・陰干し第5章へ ▶

ケース別に読む:何が起きるか知りたい人|洗濯表示の見方を知りたい人|水をはじかない人|縮んだ・型くずれした人|次の洗い方を知りたい人

スキーウェアを洗濯してしまった時、何が起きる?——症状の早見表

洗濯機に入れてしまうと、水の力だけでなく、洗剤の成分、脱水の回転、温度の変化がいっぺんにかかります。起きやすいことを症状ごとに並べました。自分のウェアがどれに近いか、見比べてみてください。

症状 起きやすい理由 まずやること
水をはじかなくなった 表面の撥水の力が落ちる。洗剤やすすぎ残しも原因になりがち よくすすぐ→乾かす→表示が可なら温める(第3章)
縮んだ・型くずれした 高めの温度や強い脱水、乾燥機で生地が動く 引っぱらず、クリーニング店に相談(第4章)
表面がテカる・ゴワゴワする 洗剤が残っている、こすれて毛羽立った もう一度よくすすぐ。様子を見る(第3章)
中綿が偏った 水を含んだまま脱水・干したため、中の綿が寄る 完全に乾いてから、手で軽くほぐす(第4章)
ファスナーやボタンの傷み 開けたまま洗って、ほかの服や洗濯槽にこすれた 動きや欠けを見て、ひどければお店へ

全部が一度に起きるとは限りません。洗濯表示のとおりに洗った物なら、ほとんど変化がないこともあります。慌てて何かをする前に、いまの状態を落ち着いて見るところから始めましょう。

まず見る所は洗濯表示——洗濯機・手洗い・乾燥機・アイロンの記号

洗濯表示は、ウェアの内側、脇や裾の裏側に縫い付けてあるタグに載っています。まずこれを見ます。記号の意味は次のとおりです。

見る記号 わかること 迷った時
たらいの形の記号 洗濯機で洗えるか、手洗いかの目安 手洗い表示なら、洗濯機のコースは避ける
三角の記号 漂白剤を使えるかどうか 基本は使わない。色柄物は特に
四角の記号 乾燥機が使えるか、干し方の指定 乾燥機の記号に×があれば使わない
アイロンの記号 アイロンが使えるか、使える温度の範囲 ×があれば使わない。当て布の指定も見る
丸の記号 ドライクリーニングが可能かどうか 水洗いの記号がなければ、お店へ

タグが読めない、外れてしまった、という時は、洗濯機や乾燥機を使わず、お店に相談するのが安全です。乾燥機とアイロンは、洗濯表示で使ってよいと書かれている時だけ使います。表示にない温度まで上げると、生地が傷んだり縮んだりする原因になります。

水をはじかない時は?——すすぎ直し、乾かす、表示が可なら温める、それでもだめならスプレー

水をはじかなくなる原因のひとつは、洗剤や汚れが生地の表面に残って、水が玉にならなくなることです。そのため、まず試したいのは、もう一度よくすすぐことです。そのあとの流れを、図にまとめています。

すすぐ→乾かす→表示を見て分かれる水をはじかない→もう一度よくすすぐ→しっかり乾かす(陰干し)洗濯表示で乾燥機かアイロンが可?はい低めの温度で温める表示の範囲でいいえ屋外で撥水スプレー水が玉になれば戻ったしるし

手順を順に説明します。

  1. もう一度よくすすぐ。洗剤が残っていることが、水をはじかない原因になりがちです。洗剤は入れず、水だけでたっぷりすすぎます。洗濯表示が手洗いなら、たらいにためた水で押し洗いのようにすすぎます
  2. しっかり乾かす。乾き切る前に判断せず、陰干しで完全に乾かします。ぬれたままだと、はじくかどうか見分けられません
  3. 洗濯表示で可なら、温める。乾燥機やアイロンが使える表示がある場合に限り、低めの温度で温めると、水をはじく力が戻ることがあります。アイロンは、表示にあて布の指定があればそれに従い、高温にはしません。表示に×があれば、この手順は飛ばしてください
  4. それでも戻らなければ、撥水スプレー。衣類用の撥水スプレーで、はじく力を補います。使い方は次のとおりです

確かめ方は簡単です。乾いたウェアに水を数滴垂らし、玉になって転がれば戻っています。しみ込むようなら、まだ足りません。

撥水スプレーは「屋外・風上・火の気なし」屋外・風上から風を背にかける火の近く使わない吸い込まない顔に向けない使ったあとは換気窓を開けて空気を入れ替え

撥水スプレーは、必ず屋外で、風上からかけます。細かい霧を吸い込まないように、顔を向けず、風を背にしてください。ライターやコンロなど、火の近くでは使いません。かけたあとはしっかり乾かし、使い終わったら窓を開けて換気をしておくと安心です。製品ごとに使い方が違うので、缶に書かれた注意書きもあわせて読んでください。

ブーツの防水スプレーは、素材によって向き不向きが違います。かけ方はブーツの防水スプレーのかけ方で見ておくと、ウェアにも通じるコツがつかめます。

縮んだ・型くずれした時は?——無理に引っぱらず、お店に相談

縮んだウェアを、家で水に浸して引っぱって戻そうとしたくなります。ただ、スキーウェアは複数の布や中綿、縫い目の処理が重なって作られているので、無理に広げると、生地がはがれたり縫い目がほつれたりする原因になります。

  • 引っぱらない、アイロンも当てない。形を戻すための加熱は、表示を超える温度になりやすく、かえって傷めます
  • クリーニング店に相談する。素材と表示を見せて、戻せるかどうか聞いてください。戻せない場合もあります
  • 中綿が偏った時は、完全に乾かしてから。手で軽くたたくようにほぐします。乾燥機は、洗濯表示で使ってよいと書かれている時だけです

ダウンの入ったウェアの扱いは、ダウンジャケットはクリーニングに出さない方がいい?でも触れています。出すか出さないかの目安を見ておくと、お店に持ち込む時の判断に役立ちます。

次からの洗い方——ネット、中性洗剤、柔軟剤なし、脱水は短く、陰干し

次回から失敗を避けるための洗い方を、手順の図にします。洗濯表示が最優先なので、手洗い表示のウェアは洗濯機を使わず、たらいで押し洗いにしてください。

洗う前から、干すまで一ファスナーを閉じる二洗濯ネットに入れる三中性洗剤で柔軟剤は不要四よくすすぐ洗剤を残さない五脱水は短く回しすぎない六陰干しで完全に乾かす
  • 柔軟剤は使わない。生地の表面をおおって、水をはじく力を落とすことがあります
  • 漂白剤も使わない。色落ちや生地の傷みの原因になります
  • ひどい汚れは部分洗い。全体を何度も洗うより、汚れた所だけ中性洗剤を薄めて軽くたたきます

使い終わったあとは、湿ったまま袋にしまわず、陰干しで乾かしてから保管します。板の手入れやしまう前の注意はスキー板・スノーボードのサビ取りと保管に、ズボンの履き方で雪が入る悩みはスキーウェアのズボンの履き方にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『洗う前にタグを見る、これだけで失敗がずいぶん減りますよね。迷ったら洗わずにお店に聞くのが、結局いちばん早いと思います』

💡 この困りごとへの提案

洗い直してもはじく力が戻らない時の選択肢として、衣類用の撥水スプレーがあります。洗濯表示を確認して、屋外で使ってください。


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あわせて読みたい

ウェアの形の違いが気になる人はスキーウェアとスノーボードウェアの違いへ。ズボンの裾から雪が入る人はスキーウェアのズボンの履き方、ダウンの手入れで迷う人はダウンジャケットはクリーニングに出さない方がいい?にまとめています。

まとめ:洗濯表示を見て、症状を見分ける。乾燥機とアイロンは表示で可の時だけ

  1. まず洗濯表示を見る。タグが読めなければ、お店に相談します
  2. 水をはじかない時は、よくすすいで陰干し。表示で可なら低めの温度で温めます
  3. それでも戻らなければ撥水スプレー。屋外で風上から、吸い込まず、火の近くでは使いません
  4. 縮んだ時は引っぱらず、お店に相談。中綿の偏りは、乾いてから軽くほぐします
  5. 次からはネット・中性洗剤・柔軟剤なし・脱水は短く・陰干し。手洗い表示は洗濯機を使いません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

スキーウェアを洗濯してしまった時の早見表:まず洗濯表示を見る。水をはじかない時は、洗剤なしでよくすすぎ、陰干しで完全に乾かす。洗濯表示で乾燥機やアイロンが使える場合に限り、低めの温度で温める。戻らなければ衣類用の撥水スプレーを屋外で風上からかけ、吸い込まず、火の近くでは使わず、使用後は換気する。縮んだ時は引っぱらずクリーニング店に相談し、中綿の偏りは乾いてから軽くほぐす。次からはファスナーを閉じてネットに入れ、中性洗剤で洗い、柔軟剤と漂白剤は使わず、脱水は短く、陰干しにする

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