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南国っぽい葉をもつ木を見て、「あれはヤシ? それともソテツ?」と迷う人は多いと思います。公園や海ぞいの道、お店の入り口の植え込みなど、どちらも南の島を思わせる姿をしているので、ぱっと見では似ていますよね。
先に結論をひとつ。ソテツは、ヤシに似ていますがヤシのなかまではなく、ソテツのなかまと言われます。いちばん手早い目印は、葉のかたさと先のとがり方、そして幹の模様です。ソテツの葉はかたくて先がとがり、幹には古い葉の跡がうろこのように残ります。フェニックスなどのヤシは、葉のつけ根にとげがあることが多いと言われます。覚えやすい順に見ていきましょう。
ケース別に読む:葉がかたい人|つけ根にとげがある人|葉が扇形の人|庭に植えたい人|ペットや子どもがいる人
葉がかたくて先がとがる木はソテツ——早見表で見分ける
ソテツの葉は、細長い小さな葉が羽のように並んだ形で、ひとつひとつがかたく、つやがあります。さわるとごわごわしていて、先はとがっています。幹はずんぐりと太く、あまり背が高くならない姿をよく見かけます。幹の表面には、古い葉が落ちたあとの跡がうろこのように並んでいるのが目印です。
ヤシは種類がたくさんあるので、一言ではまとめにくいのですが、庭や街路で見かけるものを中心に、見分けの目安を表にしました。あくまで目安で、品種や育ち方で見え方が変わります。
| 見るところ | ソテツ | フェニックス | シュロ |
|---|---|---|---|
| 葉のようす | かたく短め。つやがある | 細長く、やわらかく垂れる | 扇形に大きく広がる |
| 葉の先・つけ根 | 先がとがる | つけ根にとげがある | 切れ込みがあり、先は裂ける |
| 幹 | ずんぐり太く、うろこ模様 | ごつごつして高くなる | 茶色い繊維で包まれる |
| 全体の姿 | こんもり丸い | 大きく弧を描く | すらりと細め |
| なかま | ソテツのなかま | ヤシのなかま | ヤシのなかま |
表の中で、いちばん迷いにくいのは「葉のつけ根のとげ」です。ソテツには、葉のつけ根にヤシのような長いとげが並ぶ姿はあまり見られません。逆に、葉の先そのものがとがって刺さる点がソテツの特徴です。
葉のつけ根にとげがあったら——フェニックスなどヤシのなかま
ソテツといちばんまちがえやすいのが、フェニックスです。どちらも羽のような葉が出るので、遠くからだと同じに見えるんですよね。違いが出やすいのは、葉の質感と垂れ方です。ソテツは葉がかたく、まとまってこんもりした形になりますが、フェニックスは葉が長く、しなやかに弧を描いて垂れることが多いと言われます。
もうひとつの手がかりが、葉のつけ根です。フェニックスの葉のつけ根には、鋭いとげが並んでいることが多いです。手でつかむとけがをしやすいので、見分けるために葉のつけ根を触るのはやめておきましょう。近くに寄らず、見える範囲で確かめるのが安全です。
幹も参考になります。フェニックスは成長するとごつごつした幹が高く伸び、背が高くなる姿がよく見られます。ソテツは幹が太くて短めで、ゆっくり育つものが多いと言われます。ただ、個体によって違いが大きいので、ひとつの特徴だけで決めず、葉・つけ根・幹の3つをそろえて見るのがおすすめです。
ソテツとヤシは、なかまが違うので、もとをたどると育ち方の仕組みも別です。植物の分類の話は細かくなりますが、「見た目が似ているだけで、別のなかま」と覚えておけば、迷った時に役立ちます。
遠くからしか見られない時は、全体のシルエットが手がかりになります。ソテツは、太い幹から葉が四方にこんもりと広がる、丸みのある姿です。フェニックスは、葉が大きく外へ張り出して、先が地面のほうへ垂れ下がる姿になりやすいと言われます。近づけない場所では、写真に撮って、あとで図鑑と見比べる方法もあります。その時も、撮影のために敷地や植え込みに入り込まないようにしてください。
葉が扇形に広がる木は——シュロなどヤシのなかま
羽のような葉ではなく、手のひらを広げたような扇形の葉なら、ソテツではありません。庭や神社、古い住宅で見かけるシュロは、ヤシのなかまとして知られる木です。幹が茶色い繊維で包まれていて、毛が生えたように見えるのが大きな目印です。
「ヤシの木」と呼ばれるものは、実際にはたくさんの種類があります。南国の絵に出てくるのはココヤシのような姿ですが、日本の庭や街路で見かけるのは、フェニックスやシュロなどが中心です。これらを全部ひっくるめて「ヤシ」と呼んでしまう人が多いので、ソテツがその一員だと思われやすいのだと思います。
名前が分からない木の場合は、無理に決めようとしないことも大事です。庭木として売られている苗なら、ラベルに名前が書いてあります。公園や人の庭の木は、持ち帰ったり、葉を切り取ったりせず、見るだけにします。人の庭をのぞきこむのも控えましょう。
庭に植える前に考えること——大きさ・とげ・高さ・隣家
南国風の木は、庭に1本あるだけで雰囲気が変わるので、植えてみたくなりますよね。ただ、ソテツもフェニックスも、植えてしまってからでは手直しが大変な木です。植える前に、次の3つを考えておくと安心です。
- 広さ:幹は太くなり、葉を広げると想像より場所を取ります。建物や塀、道路との距離を考えて場所を決めます
- 手入れ:ソテツの葉の先はとがっていて、刺さると痛い木です。古い葉を整える時は、厚手の手袋と長袖を使います。はさみは刃先を自分に向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所へ
- 高さ:背が高くなった木や、幹が太くなった株は、自分で手を出さず、造園業者に相談します。脚立に乗って切る作業は、安全のためおすすめしません。手の届く範囲までにとどめます
もうひとつ大事なのが、お隣との関係です。葉が塀を越えて隣の敷地にはみ出したり、落ちた葉や種が入ったりすると、トラブルのもとになります。そうなってしまったら、自分だけで判断せず、まずは話し合いで。集合住宅の共用部や、公園、道路わきの木は、勝手に切らず、管理規約や管理者に従ってください。
寒さへの強さや、地域で育てやすいかどうかは、土地によって変わります。迷ったら、苗を買う園芸店や、お住まいの自治体の情報で確かめるのが確実です。
ペットや子どもがいる家で——種や葉は口に入れない
ソテツで特に覚えておきたいのは、種や葉は有毒と言われることです。犬や猫が口にすると危ないとされていて、赤っぽい種を子どもが拾って口に入れる心配もあります。ソテツに限らず、観賞用の植物の葉・花・実・種は、口に入れない、料理の飾りに使わない、が基本です。
- 落ちている種は、手袋をして拾い、子どもやペットの手の届かない所へ
- 犬や猫が葉をかじっていたら、動物病院へ。人が口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡します
- 小鳥などを飼っている部屋の近くに、鉢植えを置かないようにします
- 庭の木をまねて、公園の木から種や葉を持ち帰ることもしないでください
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、見分けに迷う木は、無理に名前を決めないで、ラベルや図鑑で確かめるのがいちばん早いと思います。相手が大きくてとがっている分、思い込みで近づくとけがもしますよね』
💡 この困りごとへの提案
名前を調べる時は、葉の形から引ける樹木図鑑が1冊あると、散歩の途中でも見分けが早くなります。
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ソテツの葉が黄色くなってきて心配な人は、ソテツの葉が黄色くなる時で、古い葉の入れ替わりと手入れの順番を見てください。ちなみに台所の話ですが、冷凍の魚を焼く時の考え方は冷凍さんまは解凍してから焼く?それとも凍ったまま?にまとめています。
まとめ:ソテツはヤシではない。葉・幹・つけ根を見て、近づく時は手袋と長袖で
- ソテツはヤシのなかまではなく、ソテツのなかま。見た目が似ているだけ
- 葉がかたく先がとがり、幹にうろこ模様ならソテツに多い
- 葉のつけ根にとげがあれば、フェニックスなど別のなかま。触らず見て確かめる
- 植える前に広さ・手入れ・高さを考える。高い所は造園業者へ、隣家へは話し合いで
- 種や葉は口に入れない。犬や猫、小さな子を近づけない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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