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スキーウェアを、うっかり普通の洗濯物と一緒に洗濯してしまった。あとから「水をはじかなくなっていたらどうしよう」「縮んでいたら」と不安になりますよね。スキーウェアは表面や生地に特別な加工がしてある物が多く、洗い方で状態が変わりやすい服です。
先に結論をひとつ。まず洗濯表示を見て、症状を見分けてから動くのが近道です。水をはじかなくなった程度なら、すすぎ直しや乾かし方で戻ることがあります。縮んだ場合は、家で戻そうとせず、お店に相談するほうが安全です。
何が起きるか、洗濯表示の見方、水をはじかない時の手順、縮んだ時の考え方、次からの洗い方まで、順番に見ていきましょう。まずは、いまの状態に近いものから章を選んでください。
ケース別に読む:何が起きるか知りたい人|洗濯表示の見方を知りたい人|水をはじかない人|縮んだ・型くずれした人|次の洗い方を知りたい人
スキーウェアを洗濯してしまった時、何が起きる?——症状の早見表
洗濯機に入れてしまうと、水の力だけでなく、洗剤の成分、脱水の回転、温度の変化がいっぺんにかかります。起きやすいことを症状ごとに並べました。自分のウェアがどれに近いか、見比べてみてください。
| 症状 | 起きやすい理由 | まずやること |
|---|---|---|
| 水をはじかなくなった | 表面の撥水の力が落ちる。洗剤やすすぎ残しも原因になりがち | よくすすぐ→乾かす→表示が可なら温める(第3章) |
| 縮んだ・型くずれした | 高めの温度や強い脱水、乾燥機で生地が動く | 引っぱらず、クリーニング店に相談(第4章) |
| 表面がテカる・ゴワゴワする | 洗剤が残っている、こすれて毛羽立った | もう一度よくすすぐ。様子を見る(第3章) |
| 中綿が偏った | 水を含んだまま脱水・干したため、中の綿が寄る | 完全に乾いてから、手で軽くほぐす(第4章) |
| ファスナーやボタンの傷み | 開けたまま洗って、ほかの服や洗濯槽にこすれた | 動きや欠けを見て、ひどければお店へ |
全部が一度に起きるとは限りません。洗濯表示のとおりに洗った物なら、ほとんど変化がないこともあります。慌てて何かをする前に、いまの状態を落ち着いて見るところから始めましょう。
まず見る所は洗濯表示——洗濯機・手洗い・乾燥機・アイロンの記号
洗濯表示は、ウェアの内側、脇や裾の裏側に縫い付けてあるタグに載っています。まずこれを見ます。記号の意味は次のとおりです。
| 見る記号 | わかること | 迷った時 |
|---|---|---|
| たらいの形の記号 | 洗濯機で洗えるか、手洗いかの目安 | 手洗い表示なら、洗濯機のコースは避ける |
| 三角の記号 | 漂白剤を使えるかどうか | 基本は使わない。色柄物は特に |
| 四角の記号 | 乾燥機が使えるか、干し方の指定 | 乾燥機の記号に×があれば使わない |
| アイロンの記号 | アイロンが使えるか、使える温度の範囲 | ×があれば使わない。当て布の指定も見る |
| 丸の記号 | ドライクリーニングが可能かどうか | 水洗いの記号がなければ、お店へ |
タグが読めない、外れてしまった、という時は、洗濯機や乾燥機を使わず、お店に相談するのが安全です。乾燥機とアイロンは、洗濯表示で使ってよいと書かれている時だけ使います。表示にない温度まで上げると、生地が傷んだり縮んだりする原因になります。
水をはじかない時は?——すすぎ直し、乾かす、表示が可なら温める、それでもだめならスプレー
水をはじかなくなる原因のひとつは、洗剤や汚れが生地の表面に残って、水が玉にならなくなることです。そのため、まず試したいのは、もう一度よくすすぐことです。そのあとの流れを、図にまとめています。
手順を順に説明します。
- もう一度よくすすぐ。洗剤が残っていることが、水をはじかない原因になりがちです。洗剤は入れず、水だけでたっぷりすすぎます。洗濯表示が手洗いなら、たらいにためた水で押し洗いのようにすすぎます
- しっかり乾かす。乾き切る前に判断せず、陰干しで完全に乾かします。ぬれたままだと、はじくかどうか見分けられません
- 洗濯表示で可なら、温める。乾燥機やアイロンが使える表示がある場合に限り、低めの温度で温めると、水をはじく力が戻ることがあります。アイロンは、表示にあて布の指定があればそれに従い、高温にはしません。表示に×があれば、この手順は飛ばしてください
- それでも戻らなければ、撥水スプレー。衣類用の撥水スプレーで、はじく力を補います。使い方は次のとおりです
確かめ方は簡単です。乾いたウェアに水を数滴垂らし、玉になって転がれば戻っています。しみ込むようなら、まだ足りません。
撥水スプレーは、必ず屋外で、風上からかけます。細かい霧を吸い込まないように、顔を向けず、風を背にしてください。ライターやコンロなど、火の近くでは使いません。かけたあとはしっかり乾かし、使い終わったら窓を開けて換気をしておくと安心です。製品ごとに使い方が違うので、缶に書かれた注意書きもあわせて読んでください。
ブーツの防水スプレーは、素材によって向き不向きが違います。かけ方はブーツの防水スプレーのかけ方で見ておくと、ウェアにも通じるコツがつかめます。
縮んだ・型くずれした時は?——無理に引っぱらず、お店に相談
縮んだウェアを、家で水に浸して引っぱって戻そうとしたくなります。ただ、スキーウェアは複数の布や中綿、縫い目の処理が重なって作られているので、無理に広げると、生地がはがれたり縫い目がほつれたりする原因になります。
- 引っぱらない、アイロンも当てない。形を戻すための加熱は、表示を超える温度になりやすく、かえって傷めます
- クリーニング店に相談する。素材と表示を見せて、戻せるかどうか聞いてください。戻せない場合もあります
- 中綿が偏った時は、完全に乾かしてから。手で軽くたたくようにほぐします。乾燥機は、洗濯表示で使ってよいと書かれている時だけです
ダウンの入ったウェアの扱いは、ダウンジャケットはクリーニングに出さない方がいい?でも触れています。出すか出さないかの目安を見ておくと、お店に持ち込む時の判断に役立ちます。
次からの洗い方——ネット、中性洗剤、柔軟剤なし、脱水は短く、陰干し
次回から失敗を避けるための洗い方を、手順の図にします。洗濯表示が最優先なので、手洗い表示のウェアは洗濯機を使わず、たらいで押し洗いにしてください。
- 柔軟剤は使わない。生地の表面をおおって、水をはじく力を落とすことがあります
- 漂白剤も使わない。色落ちや生地の傷みの原因になります
- ひどい汚れは部分洗い。全体を何度も洗うより、汚れた所だけ中性洗剤を薄めて軽くたたきます
使い終わったあとは、湿ったまま袋にしまわず、陰干しで乾かしてから保管します。板の手入れやしまう前の注意はスキー板・スノーボードのサビ取りと保管に、ズボンの履き方で雪が入る悩みはスキーウェアのズボンの履き方にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『洗う前にタグを見る、これだけで失敗がずいぶん減りますよね。迷ったら洗わずにお店に聞くのが、結局いちばん早いと思います』
💡 この困りごとへの提案
洗い直してもはじく力が戻らない時の選択肢として、衣類用の撥水スプレーがあります。洗濯表示を確認して、屋外で使ってください。
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ウェアの形の違いが気になる人はスキーウェアとスノーボードウェアの違いへ。ズボンの裾から雪が入る人はスキーウェアのズボンの履き方、ダウンの手入れで迷う人はダウンジャケットはクリーニングに出さない方がいい?にまとめています。
まとめ:洗濯表示を見て、症状を見分ける。乾燥機とアイロンは表示で可の時だけ
- まず洗濯表示を見る。タグが読めなければ、お店に相談します
- 水をはじかない時は、よくすすいで陰干し。表示で可なら低めの温度で温めます
- それでも戻らなければ撥水スプレー。屋外で風上から、吸い込まず、火の近くでは使いません
- 縮んだ時は引っぱらず、お店に相談。中綿の偏りは、乾いてから軽くほぐします
- 次からはネット・中性洗剤・柔軟剤なし・脱水は短く・陰干し。手洗い表示は洗濯機を使いません
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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