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洗濯機から取り出したら、お気に入りのセーターがひと回り小さくなっていた。手ざわりも少しごわごわしている。洗濯表示を見ずに、ほかの服と一緒に普通に洗ってしまった時の、あのがっかりした気持ちはつらいですよね。
先に結論をひとつ。少し縮んだくらいなら、ぬるま湯につけて形を整え、手でやさしく伸ばしながら平らに干すと、ある程度まで戻せることがあります。一方で、フェルトのように固く縮んでしまった物は、元の大きさに戻すのは難しいことが多いので、無理に引っぱらず、クリーニング店に相談するのが安心です。
この記事では、セーターが縮む理由、縮み方別にできること、乾かし方、次に縮ませない洗い方、縮んだセーターの使い道を、図解で順番に見ていきます。
ケース別に読む:縮んだ理由を知りたい人|縮んだセーターを戻したい人|干し方に迷う人|次に縮ませたくない人|戻らなかった時の使い道を知りたい人
セーターが洗濯で縮むのはなぜ?——水・温度・もみ洗いで繊維がからみ合う
セーターが洗濯で縮む理由は、主に素材にあります。ウールやカシミヤのような動物の毛の繊維は、表面に小さなうろこのような凹凸があります。水にぬれた状態で、温度が変わったり、もまれたりすると、このうろこ同士がからみ合って、繊維がぎゅっと詰まっていきます。これが、いわゆるフェルト化です。
特に縮みやすいのは、次のような洗い方をした時です。
- 洗濯機の普通のコースで、強い水流でもまれた
- 熱いお湯で洗った、または洗いとすすぎで水の温度が大きく違った
- 乾燥機にかけた
- 長い時間、水につけたまま放っておいた
綿やアクリルのセーターは、ウールとは縮み方が違い、フェルトのように固くはなりにくいものの、乾燥機の熱などで縮むことがあります。まずは、洗濯表示のタグで素材を確かめるところから始めましょう。
縮んだらどうする?——縮み方で分けて考える
縮んでしまったセーターは、縮み方によってできることが変わります。次の早見表で、自分のセーターがどれに近いか見てみてください。
| 縮み方 | 状態の目安 | できること |
|---|---|---|
| 少し縮んだ | ひと回り小さいが、手ざわりはやわらかい | ぬるま湯につけて形を整え、伸ばしながら平干し |
| かなり縮んだ | 袖や丈が明らかに短く、少し厚くなった | 同じ手順を何回か。無理なら店に相談 |
| 固くなった | フェルトのように厚く固い、編み目が見えにくい | 元に戻すのは難しい。引っぱらずに店に相談 |
| 綿やアクリル | 乾燥機などで少し縮んだ | 表示を見て、ぬらして形を整えて干す |
少し縮んだ物を戻す時は、次の手順で進めます。
- ぬるま湯につける:洗面器にぬるま湯をはり、セーターを静かに沈めます。熱いお湯は、やけどの心配があるうえ、さらに縮む原因になるので使いません。ぬるま湯にヘアコンディショナーを少し溶かして使う方法も知られています
- 水気をとる:しぼらずに、乾いたタオルで挟んで押さえるようにして水気をとります
- やさしく伸ばす:平らな所に広げ、袖や丈、身幅を少しずつ手で伸ばして形を整えます。一度に強く引っぱると、編み目がゆがんだり、穴があいたりするので、少しずつがコツです
- 平干しする:形を整えたまま、平らな所で乾かします
一度で戻りきらない時は、乾く前にもう一度形を整えたり、同じ手順を何回か繰り返したりします。それでも難しい時や、大切なセーターの時は、クリーニング店に相談してみてください。
乾かし方——平干しで、吊るさない・乾燥機に入れない
縮んだセーターを戻す時も、普段の洗濯でも、セーターは平干しが基本です。ぬれたニットは重く、ハンガーに吊るすと、重さで肩や丈が伸びてしまいます。
- 平干しネットや、乾いたバスタオルの上に広げる:下にも風が通る平干しネットがあると、早く乾きます
- 日陰で乾かす:強い日差しは、色あせや生地の傷みの原因になります
- 乾燥機には入れない:熱で縮みやすくなります。乾燥機が使えるかは、洗濯表示で確かめます
- アイロンは表示で可の時だけ:使う時は、あて布をして浮かせ気味に。スチームを当てて手で形を整える方法は伸びたセーターは戻せますでも紹介しています
次に縮ませない洗い方——表示・やさしいコース・同じ水温
同じ失敗を繰り返さないために、次にセーターを洗う時の流れを覚えておきましょう。
- 洗濯表示を見る:家で洗えるか、手洗いか、洗濯機の弱いコースが使えるかを確かめます。家で洗えない表示なら、クリーニング店へ
- たたんでネットに入れる:洗濯機で洗う時は、セーターをたたんでネットに入れると、もまれにくくなります
- やさしいコースを選ぶ:手洗いコースやおしゃれ着コースなど、水流の弱いコースを使います。洗剤は、おしゃれ着用の物を表示どおりに使います
- すすぎも同じくらいの水温で:洗いとすすぎで温度が大きく違うと、縮む原因になります
- 脱水は短く:長く脱水するとしわや型くずれの原因に。短い時間で止めます
洗う前に毛玉を取っておくと、仕上がりがきれいになります。取り方はセーターの毛玉の取り方を見てみてください。
戻らなかったセーターの使い道——子ども用・小物・ぬいぐるみの服
どうしても元に戻らなかったセーターも、すぐに捨てなくて大丈夫です。
- 家族の小さいサイズの服に:子どもにちょうどいい大きさになっていることもあります
- 小物に作りかえる:フェルト化した生地はほつれにくいので、切ってコースターや鍋つかみの下敷き、小さなポーチにする方法もあります
- ぬいぐるみや人形の服に:袖の部分を切ると、小さな服やマフラーになります
穴があいてしまった時の直し方はセーターの穴あきを簡単に直す、シーズン後のしまい方はセーターの保管方法にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『縮んだセーターを見つけた時のショック、大きいですよね。少しの縮みなら、あわてずぬるま湯で整えて平干し、ここから試すのがいいと思います』
💡 この困りごとへの提案
セーターを形を整えたまま乾かすなら、平干しネットがひとつあると便利です。何段かに重ねられる物なら、場所を取らずに数枚を同時に干せます。
よくある質問
Q. 縮んだセーターをもう一度洗濯機で洗ってもいいですか?
A. 普通のコースで洗うと、さらに縮むことがあります。戻す時はぬるま湯につけて手で整える方法にし、洗濯機を使う時は表示を見て水流の弱いコースにします。
Q. 子どものセーターも同じですか?
A. 同じです。子ども服はほかの洗濯物とまとめて洗いがちなので、ウールの物だけ分けてネットに入れておくと縮みにくくなります。
Q. 洗濯表示に「手洗い」とあれば家で洗えますか?
A. 手洗いの表示がある物は、家で洗えます。洗濯機の手洗いコースが使えるかは、洗濯機の説明書もあわせて確かめてください。
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伸びてしまった時は伸びたセーターは戻せます、穴あきはセーターの穴あきを簡単に直す、しまい方はセーターの保管方法へどうぞ。
まとめ:少しの縮みはぬるま湯で整えて平干し。固くなったら引っぱらず相談
- ウールは水・温度・もみ洗いで縮む。まずタグで素材を確かめる
- 少し縮んだら、ぬるま湯につけて伸ばしながら整える。熱いお湯は使わない
- 固くなった物は無理に引っぱらない。大切な物はクリーニング店に相談
- 乾かす時は平干し。吊るさない、乾燥機に入れない
- 次は表示を見て、ネットとやさしいコース。すすぎも同じ水温で脱水は短く
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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