【図解あり】セーターが洗濯で縮んだ時——普通に洗ってしまった後にできることと、次に縮ませない洗い方

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洗濯機から取り出したら、お気に入りのセーターがひと回り小さくなっていた。手ざわりも少しごわごわしている。洗濯表示を見ずに、ほかの服と一緒に普通に洗ってしまった時の、あのがっかりした気持ちはつらいですよね。

先に結論をひとつ。少し縮んだくらいなら、ぬるま湯につけて形を整え、手でやさしく伸ばしながら平らに干すと、ある程度まで戻せることがあります。一方で、フェルトのように固く縮んでしまった物は、元の大きさに戻すのは難しいことが多いので、無理に引っぱらず、クリーニング店に相談するのが安心です。

この記事では、セーターが縮む理由、縮み方別にできること、乾かし方、次に縮ませない洗い方、縮んだセーターの使い道を、図解で順番に見ていきます。

あなたはどれ? 状況から自分の章へなぜ縮んだか知りたい→水・熱・もみ洗いでからみ合う第1章へ ▶少し縮んだ→ぬるま湯で整えて平干し第2章へ ▶固くなった→引っぱらず、お店に相談第2章へ ▶干し方に迷う→平干しで、吊るさない第3章へ ▶次に洗う時→表示を見て、やさしいコース第4章へ ▶

ケース別に読む:縮んだ理由を知りたい人|縮んだセーターを戻したい人|干し方に迷う人|次に縮ませたくない人|戻らなかった時の使い道を知りたい人

セーターが洗濯で縮むのはなぜ?——水・温度・もみ洗いで繊維がからみ合う

セーターが洗濯で縮む理由は、主に素材にあります。ウールやカシミヤのような動物の毛の繊維は、表面に小さなうろこのような凹凸があります。水にぬれた状態で、温度が変わったり、もまれたりすると、このうろこ同士がからみ合って、繊維がぎゅっと詰まっていきます。これが、いわゆるフェルト化です。

特に縮みやすいのは、次のような洗い方をした時です。

  • 洗濯機の普通のコースで、強い水流でもまれた
  • 熱いお湯で洗った、または洗いとすすぎで水の温度が大きく違った
  • 乾燥機にかけた
  • 長い時間、水につけたまま放っておいた

綿やアクリルのセーターは、ウールとは縮み方が違い、フェルトのように固くはなりにくいものの、乾燥機の熱などで縮むことがあります。まずは、洗濯表示のタグで素材を確かめるところから始めましょう。

縮んだらどうする?——縮み方で分けて考える

縮んでしまったセーターは、縮み方によってできることが変わります。次の早見表で、自分のセーターがどれに近いか見てみてください。

縮み方 状態の目安 できること
少し縮んだ ひと回り小さいが、手ざわりはやわらかい ぬるま湯につけて形を整え、伸ばしながら平干し
かなり縮んだ 袖や丈が明らかに短く、少し厚くなった 同じ手順を何回か。無理なら店に相談
固くなった フェルトのように厚く固い、編み目が見えにくい 元に戻すのは難しい。引っぱらずに店に相談
綿やアクリル 乾燥機などで少し縮んだ 表示を見て、ぬらして形を整えて干す

少し縮んだ物を戻す時は、次の手順で進めます。

縮んだセーターを戻す手順ぬるま湯につける熱いお湯はだめ→水気をとるタオルで押さえる→やさしく伸ばす少しずつ形を整える→平干しする吊るさない
  1. ぬるま湯につける:洗面器にぬるま湯をはり、セーターを静かに沈めます。熱いお湯は、やけどの心配があるうえ、さらに縮む原因になるので使いません。ぬるま湯にヘアコンディショナーを少し溶かして使う方法も知られています
  2. 水気をとる:しぼらずに、乾いたタオルで挟んで押さえるようにして水気をとります
  3. やさしく伸ばす:平らな所に広げ、袖や丈、身幅を少しずつ手で伸ばして形を整えます。一度に強く引っぱると、編み目がゆがんだり、穴があいたりするので、少しずつがコツです
  4. 平干しする:形を整えたまま、平らな所で乾かします

一度で戻りきらない時は、乾く前にもう一度形を整えたり、同じ手順を何回か繰り返したりします。それでも難しい時や、大切なセーターの時は、クリーニング店に相談してみてください。

乾かし方——平干しで、吊るさない・乾燥機に入れない

縮んだセーターを戻す時も、普段の洗濯でも、セーターは平干しが基本です。ぬれたニットは重く、ハンガーに吊るすと、重さで肩や丈が伸びてしまいます。

  • 平干しネットや、乾いたバスタオルの上に広げる:下にも風が通る平干しネットがあると、早く乾きます
  • 日陰で乾かす:強い日差しは、色あせや生地の傷みの原因になります
  • 乾燥機には入れない:熱で縮みやすくなります。乾燥機が使えるかは、洗濯表示で確かめます
  • アイロンは表示で可の時だけ:使う時は、あて布をして浮かせ気味に。スチームを当てて手で形を整える方法は伸びたセーターは戻せますでも紹介しています

次に縮ませない洗い方——表示・やさしいコース・同じ水温

同じ失敗を繰り返さないために、次にセーターを洗う時の流れを覚えておきましょう。

縮ませない洗い方表示を見る手洗いか洗濯機か→ネットに入れるたたんで入れる→やさしいコース弱い水流で→=同じ水温で脱水は短く
  1. 洗濯表示を見る:家で洗えるか、手洗いか、洗濯機の弱いコースが使えるかを確かめます。家で洗えない表示なら、クリーニング店へ
  2. たたんでネットに入れる:洗濯機で洗う時は、セーターをたたんでネットに入れると、もまれにくくなります
  3. やさしいコースを選ぶ:手洗いコースやおしゃれ着コースなど、水流の弱いコースを使います。洗剤は、おしゃれ着用の物を表示どおりに使います
  4. すすぎも同じくらいの水温で:洗いとすすぎで温度が大きく違うと、縮む原因になります
  5. 脱水は短く:長く脱水するとしわや型くずれの原因に。短い時間で止めます

洗う前に毛玉を取っておくと、仕上がりがきれいになります。取り方はセーターの毛玉の取り方を見てみてください。

戻らなかったセーターの使い道——子ども用・小物・ぬいぐるみの服

どうしても元に戻らなかったセーターも、すぐに捨てなくて大丈夫です。

  • 家族の小さいサイズの服に:子どもにちょうどいい大きさになっていることもあります
  • 小物に作りかえる:フェルト化した生地はほつれにくいので、切ってコースターや鍋つかみの下敷き、小さなポーチにする方法もあります
  • ぬいぐるみや人形の服に:袖の部分を切ると、小さな服やマフラーになります

穴があいてしまった時の直し方はセーターの穴あきを簡単に直す、シーズン後のしまい方はセーターの保管方法にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『縮んだセーターを見つけた時のショック、大きいですよね。少しの縮みなら、あわてずぬるま湯で整えて平干し、ここから試すのがいいと思います』

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よくある質問

Q. 縮んだセーターをもう一度洗濯機で洗ってもいいですか?
A. 普通のコースで洗うと、さらに縮むことがあります。戻す時はぬるま湯につけて手で整える方法にし、洗濯機を使う時は表示を見て水流の弱いコースにします。

Q. 子どものセーターも同じですか?
A. 同じです。子ども服はほかの洗濯物とまとめて洗いがちなので、ウールの物だけ分けてネットに入れておくと縮みにくくなります。

Q. 洗濯表示に「手洗い」とあれば家で洗えますか?
A. 手洗いの表示がある物は、家で洗えます。洗濯機の手洗いコースが使えるかは、洗濯機の説明書もあわせて確かめてください。

あわせて読みたい

伸びてしまった時は伸びたセーターは戻せます、穴あきはセーターの穴あきを簡単に直す、しまい方はセーターの保管方法へどうぞ。

まとめ:少しの縮みはぬるま湯で整えて平干し。固くなったら引っぱらず相談

  1. ウールは水・温度・もみ洗いで縮む。まずタグで素材を確かめる
  2. 少し縮んだら、ぬるま湯につけて伸ばしながら整える。熱いお湯は使わない
  3. 固くなった物は無理に引っぱらない。大切な物はクリーニング店に相談
  4. 乾かす時は平干し。吊るさない、乾燥機に入れない
  5. 次は表示を見て、ネットとやさしいコース。すすぎも同じ水温で脱水は短く

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

セーターが洗濯で縮んだ時の早見表:ウールやカシミヤは水と温度の変化ともみ洗いで繊維がからみ合い縮む。普通のコースの強い水流、熱いお湯、乾燥機、長いつけ置きで縮みやすい。少し縮んだらぬるま湯につけ、しぼらずタオルで押さえて水気をとり、平らな所で袖や丈を少しずつ伸ばして形を整え、平干しする。何回か繰り返してもよい。フェルトのように固くなった物は元に戻すのが難しいので引っぱらずクリーニング店に相談。乾かす時は吊るさず乾燥機に入れない。次に洗う時は洗濯表示を見て、たたんでネットに入れ、水流の弱いコースで、すすぎも同じくらいの水温、脱水は短く。戻らなかった物は小さい服や小物にする

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