※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
雪や雨の日に履いたムートンブーツに、泥はねや白い輪じみ、つま先の黒ずみが出てしまった。丸洗いできないと聞くけれど、どこまで自分で触っていいのか分からなくて、手が止まりますよね。年に何度かしか手入れしない靴なので、やり方を忘れていても不思議ではありません。
先に結論をひとつ。ムートンブーツの汚れの落とし方は、汚れの種類によって「できる順番」が違います。泥は乾かしてからブラシ、白い輪じみは全体を軽く湿らせてぼかす、黒ずみは起毛の革に使える消しゴムとブラシ。油じみだけは、家で広げずにお店に相談するのが安心です。種類を見分けるところから、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:汚れの種類を見分けたい人|泥はねを落としたい人|白い輪じみを消したい人|黒ずみや油じみの人|やってはいけないことを知りたい人|仕上げを知りたい人
ムートンブーツの汚れの落とし方の前に——外側の汚れの種類
ムートンブーツの外側は、起毛した革(スエードのように毛羽立った革)でできていることが多く、水と摩擦に弱い素材です。汚れの種類を見分けてから手を付けると、悪化させにくくなります。
- 泥はね:雨上がりの道や雪解けの水で、裾やつま先に茶色くはねた汚れ
- 雪や雨の白い輪じみ:水の跡がふちを描くように残る。道に撒かれた塩の跡が白く出ることもあります
- つま先とかかとの黒ずみ:こすれて毛がつぶれ、汚れと一緒に黒っぽく見える
- 油や食べこぼし:色が濃く、水を弾いてしみになる
まず、靴の内側のタグや購入時の説明書で、お手入れの注意を確かめてください。本革か合皮か、防水加工がされているかでも、できることが変わります。内側の洗い方やカビについてはムートンブーツの内側の洗い方に別にまとめているので、この記事は外側の汚れに絞ります。
汚れ別の早見表——泥はねは「乾かしてからブラシ」
| 汚れの種類 | できる順番 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 泥はね | 陰干しでしっかり乾かす → ブラシで払う | 濡れたままこすらない。泥が広がります |
| 雪や雨の白い輪じみ | 全体を軽く湿らせてぼかす → 新聞紙を詰めて陰干し | びしょ濡れにしない。ドライヤーやストーブで急に乾かさない |
| つま先・かかとの黒ずみ | 起毛の革用の消しゴムで軽くなでる → ブラシで毛並みを起こす | 強くこすると毛がはげる。目立たない所で試す |
| 油や食べこぼし | 家では広げない。乾いた布で軽く押さえるだけにとどめる | 水や洗剤で触らず、靴の修理店や専門店に相談する |
泥はねは、濡れているうちに拭くと、泥が毛足の中に入り込んでしまいます。ブーツを玄関で泥が固まるまで陰干しして、完全に乾いたら、乾いた状態でブラシをかけて払い落とすのが基本です。汚れを浮かせてから落とすイメージです。
ブラシは、毛並みを整えるために、一方向に軽く動かします。往復でこすったり、力を入れたりしないでください。細かい泥が残る場合は、ブラシを少し寝かせて、ふわっと払うようにします。
白い輪じみは「全体をぼかす」——水じみの手順
雪や雨のあとにできる白い輪じみは、水が乾く時にふちに汚れが集まって、輪の形に見えるものです。部分的にこすると、輪が大きくなったり増えたりしやすいので、「そこだけ消す」より「全体をぼかす」と考えると失敗しにくくなります。
- 乾いたブラシで、表面のほこりと泥を払う。先に払っておかないと、湿らせた時に汚れが広がります
- 固く絞った清潔な布で、輪じみのまわりごと、ブーツの全体を軽く湿らせる。水がしたたるほど濡らさず、色が少し濃くなる程度にとどめます
- 新聞紙を詰めて形を整え、風通しのよい日陰で乾かす。新聞紙が湿ったら、取り替えます。ドライヤーやストーブの前、直射日光は避けてください。急に乾かすと、縮みや色あせにつながります
- 乾いたら、ブラシで毛並みを起こす。ふわっとした表情が戻ってきます(元通りになるとは限りません)
色が変わりそうで心配な時は、かかと側の目立たない所で、先に試してから進めてください。特に濃い色や、染めてある革は、水で色がにじむことがあります。
黒ずみと油じみ——消しゴムとブラシ、お店に任せる線引き
つま先やかかとの黒ずみは、毛がつぶれて汚れがたまった状態です。起毛の革に使える専用の消しゴムで、軽くなでて汚れを浮かせ、出てきたカスをブラシで払います。強くこすると毛がはげて、色が薄くなってしまうので、様子を見ながら少しずつ進めてください。
💡 この困りごとへの提案
消しゴムとブラシが一緒になったものがあると、泥にも黒ずみにも使えて、手入れの流れがひとつにまとまります。「これがないとできない」わけではありませんが、起毛の靴が多い家には便利な道具です。
油や食べこぼしは、水や洗剤で触るとしみが広がって、輪じみにもなりやすい汚れです。家では広げず、乾いた布で上から軽く押さえて吸い取る程度にとどめて、靴の修理店や専門店に相談してください。ブランド品や高価なブーツ、思い出のある一足は、最初から任せてしまう方が安心です。
においが気になる時はアルミホイルで靴の匂いは消える?も参考になります。
やってはいけないこと——丸洗い・強いこすり・急な乾燥
上の図のとおり、いちばん避けたいのは丸洗いです。革が硬くなったり、縮んだり、輪じみが全体に広がったりして、元に戻らなくなることがあります。強くこすると毛がはげるので、道具は軽く動かすのが基本です。
乾かす時に、ドライヤーやストーブ、こたつの近くに置くのも危険です。革が縮んで固くなるうえ、暖房器具の近くに靴を置くと火災のおそれもあります。靴の中が湿っている時は、新聞紙を詰め替えながら、風通しのよい日陰でゆっくり乾かしてください。靴用の乾燥機が使えるかどうかは靴乾燥機はダメ?で素材別に確かめられます。
仕上げと防水スプレー——屋外で、風上で
汚れを落として乾いたら、ブラシで毛並みを起こして整えます。そのあと、防水スプレーをかけておくと、次の雪や雨の日に水じみがつきにくくなることがあります(素材や天気によって違います)。ただし、スプレーには守りたいことがいくつかあります。
- 屋外で、風上に立って使う。吸い込まないよう、室内では使いません
- 火の近くで使わない。ストーブやコンロのそば、たばこの近くは危険です
- 製品の表示どおりに、離してかける。かけすぎると色が濃く見えたり、ムラになったりします
- かけたあとは、風通しのよい日陰でしっかり乾かす
履く前にかけておく習慣をつけると、泥や水が染み込みにくくなって、手入れの回数も減らせます。滑りやすさが気になる方はムートンブーツが滑るも見ておくと、雪の日の安心につながります。
よくある質問
水じみは、完全に消えますか?消えるとは限りません。目立ちにくくなる程度を目標にして、気になる時はお店に相談してください。
消しゴムは普通の消しゴムでもいいですか?起毛の革用の物をおすすめします。普通の消しゴムは、汚れが毛に入り込むことがあります。
白い塩の跡のようなものは?雪道に撒かれた塩の跡のことがあります。水じみと同じ、全体をぼかす手順で整えます。
ゆきこ( ゚Д゚)『ムートンは、汚れを「ぜんぶ消す」より「目立たなくする」くらいがちょうどいい靴だと思います。強くこすらず、軽い方から試すのがいちばん失敗しにくいですよね』
あわせて読みたい
内側の洗い方やカビはムートンブーツの内側の洗い方、雪の日の転び対策はムートンブーツが滑るへどうぞ。靴のにおいはアルミホイルで靴の匂いは消える?、靴の乾かし方は靴乾燥機はダメ?にまとめています。
まとめ:汚れの種類を見分けて、軽い方から
- 泥は乾かしてからブラシ。濡れたままこすらない
- 白い輪じみは、全体を軽く湿らせてぼかす。新聞紙を詰めて陰干し
- 黒ずみは起毛革用の消しゴムとブラシ。強くこすらない
- 油じみは家で広げない。靴の修理店や専門店に相談
- 丸洗い・急な乾燥・直射日光はしない。防水スプレーは屋外で風上から
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント