【早見表つき】ムートンブーツの汚れの落とし方——泥・雪のシミ・黒ずみ、汚れ別にできる順番

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雪や雨の日に履いたムートンブーツに、泥はねや白い輪じみ、つま先の黒ずみが出てしまった。丸洗いできないと聞くけれど、どこまで自分で触っていいのか分からなくて、手が止まりますよね。年に何度かしか手入れしない靴なので、やり方を忘れていても不思議ではありません。

先に結論をひとつ。ムートンブーツの汚れの落とし方は、汚れの種類によって「できる順番」が違います。泥は乾かしてからブラシ、白い輪じみは全体を軽く湿らせてぼかす、黒ずみは起毛の革に使える消しゴムとブラシ。油じみだけは、家で広げずにお店に相談するのが安心です。種類を見分けるところから、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 汚れから自分の章へ泥がはねた→乾かしてからブラシ→第二章雪や雨の白い輪じみ→全体を軽く湿らせてぼかす→第三章つま先・かかとの黒ずみ→起毛革用の消しゴムとブラシ→第四章油や食べこぼし→家で広げずお店に相談→第四章

ケース別に読む:汚れの種類を見分けたい人|泥はねを落としたい人|白い輪じみを消したい人|黒ずみや油じみの人|やってはいけないことを知りたい人|仕上げを知りたい人

ムートンブーツの汚れの落とし方の前に——外側の汚れの種類

ムートンブーツの外側は、起毛した革(スエードのように毛羽立った革)でできていることが多く、水と摩擦に弱い素材です。汚れの種類を見分けてから手を付けると、悪化させにくくなります。

  • 泥はね:雨上がりの道や雪解けの水で、裾やつま先に茶色くはねた汚れ
  • 雪や雨の白い輪じみ:水の跡がふちを描くように残る。道に撒かれた塩の跡が白く出ることもあります
  • つま先とかかとの黒ずみ:こすれて毛がつぶれ、汚れと一緒に黒っぽく見える
  • 油や食べこぼし:色が濃く、水を弾いてしみになる

まず、靴の内側のタグや購入時の説明書で、お手入れの注意を確かめてください。本革か合皮か、防水加工がされているかでも、できることが変わります。内側の洗い方やカビについてはムートンブーツの内側の洗い方に別にまとめているので、この記事は外側の汚れに絞ります。

汚れ別の早見表——泥はねは「乾かしてからブラシ」

汚れの種類 できる順番 気をつけること
泥はね 陰干しでしっかり乾かす → ブラシで払う 濡れたままこすらない。泥が広がります
雪や雨の白い輪じみ 全体を軽く湿らせてぼかす → 新聞紙を詰めて陰干し びしょ濡れにしない。ドライヤーやストーブで急に乾かさない
つま先・かかとの黒ずみ 起毛の革用の消しゴムで軽くなでる → ブラシで毛並みを起こす 強くこすると毛がはげる。目立たない所で試す
油や食べこぼし 家では広げない。乾いた布で軽く押さえるだけにとどめる 水や洗剤で触らず、靴の修理店や専門店に相談する

泥はねは、濡れているうちに拭くと、泥が毛足の中に入り込んでしまいます。ブーツを玄関で泥が固まるまで陰干しして、完全に乾いたら、乾いた状態でブラシをかけて払い落とすのが基本です。汚れを浮かせてから落とすイメージです。

ブラシは、毛並みを整えるために、一方向に軽く動かします。往復でこすったり、力を入れたりしないでください。細かい泥が残る場合は、ブラシを少し寝かせて、ふわっと払うようにします。

白い輪じみは「全体をぼかす」——水じみの手順

白い輪じみは全体をぼかす一ほこりを払う乾いたブラシで→二全体を湿らす固く絞った布で→三陰干し新聞紙を詰める→四毛並みを起こす乾いてからブラシ

雪や雨のあとにできる白い輪じみは、水が乾く時にふちに汚れが集まって、輪の形に見えるものです。部分的にこすると、輪が大きくなったり増えたりしやすいので、「そこだけ消す」より「全体をぼかす」と考えると失敗しにくくなります。

  1. 乾いたブラシで、表面のほこりと泥を払う。先に払っておかないと、湿らせた時に汚れが広がります
  2. 固く絞った清潔な布で、輪じみのまわりごと、ブーツの全体を軽く湿らせる。水がしたたるほど濡らさず、色が少し濃くなる程度にとどめます
  3. 新聞紙を詰めて形を整え、風通しのよい日陰で乾かす。新聞紙が湿ったら、取り替えます。ドライヤーやストーブの前、直射日光は避けてください。急に乾かすと、縮みや色あせにつながります
  4. 乾いたら、ブラシで毛並みを起こす。ふわっとした表情が戻ってきます(元通りになるとは限りません)

色が変わりそうで心配な時は、かかと側の目立たない所で、先に試してから進めてください。特に濃い色や、染めてある革は、水で色がにじむことがあります。

黒ずみと油じみ——消しゴムとブラシ、お店に任せる線引き

つま先やかかとの黒ずみは、毛がつぶれて汚れがたまった状態です。起毛の革に使える専用の消しゴムで、軽くなでて汚れを浮かせ、出てきたカスをブラシで払います。強くこすると毛がはげて、色が薄くなってしまうので、様子を見ながら少しずつ進めてください。

💡 この困りごとへの提案

消しゴムとブラシが一緒になったものがあると、泥にも黒ずみにも使えて、手入れの流れがひとつにまとまります。「これがないとできない」わけではありませんが、起毛の靴が多い家には便利な道具です。


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油や食べこぼしは、水や洗剤で触るとしみが広がって、輪じみにもなりやすい汚れです。家では広げず、乾いた布で上から軽く押さえて吸い取る程度にとどめて、靴の修理店や専門店に相談してください。ブランド品や高価なブーツ、思い出のある一足は、最初から任せてしまう方が安心です。

においが気になる時はアルミホイルで靴の匂いは消える?も参考になります。

やってはいけないこと——丸洗い・強いこすり・急な乾燥

汚れ落としのOKとNGOK乾いてからブラシで払う全体を軽く湿らせてぼかす新聞紙を詰めて陰干し起毛革用の道具を使うNG丸洗いする強くこするドライヤーやストーブで乾かす直射日光に当てる

上の図のとおり、いちばん避けたいのは丸洗いです。革が硬くなったり、縮んだり、輪じみが全体に広がったりして、元に戻らなくなることがあります。強くこすると毛がはげるので、道具は軽く動かすのが基本です。

乾かす時に、ドライヤーやストーブ、こたつの近くに置くのも危険です。革が縮んで固くなるうえ、暖房器具の近くに靴を置くと火災のおそれもあります。靴の中が湿っている時は、新聞紙を詰め替えながら、風通しのよい日陰でゆっくり乾かしてください。靴用の乾燥機が使えるかどうかは靴乾燥機はダメ?で素材別に確かめられます。

仕上げと防水スプレー——屋外で、風上で

汚れを落として乾いたら、ブラシで毛並みを起こして整えます。そのあと、防水スプレーをかけておくと、次の雪や雨の日に水じみがつきにくくなることがあります(素材や天気によって違います)。ただし、スプレーには守りたいことがいくつかあります。

  • 屋外で、風上に立って使う。吸い込まないよう、室内では使いません
  • 火の近くで使わない。ストーブやコンロのそば、たばこの近くは危険です
  • 製品の表示どおりに、離してかける。かけすぎると色が濃く見えたり、ムラになったりします
  • かけたあとは、風通しのよい日陰でしっかり乾かす

履く前にかけておく習慣をつけると、泥や水が染み込みにくくなって、手入れの回数も減らせます。滑りやすさが気になる方はムートンブーツが滑るも見ておくと、雪の日の安心につながります。

よくある質問

水じみは、完全に消えますか?消えるとは限りません。目立ちにくくなる程度を目標にして、気になる時はお店に相談してください。

消しゴムは普通の消しゴムでもいいですか?起毛の革用の物をおすすめします。普通の消しゴムは、汚れが毛に入り込むことがあります。

白い塩の跡のようなものは?雪道に撒かれた塩の跡のことがあります。水じみと同じ、全体をぼかす手順で整えます。

ゆきこ( ゚Д゚)『ムートンは、汚れを「ぜんぶ消す」より「目立たなくする」くらいがちょうどいい靴だと思います。強くこすらず、軽い方から試すのがいちばん失敗しにくいですよね』

あわせて読みたい

内側の洗い方やカビはムートンブーツの内側の洗い方、雪の日の転び対策はムートンブーツが滑るへどうぞ。靴のにおいはアルミホイルで靴の匂いは消える?、靴の乾かし方は靴乾燥機はダメ?にまとめています。

まとめ:汚れの種類を見分けて、軽い方から

  1. 泥は乾かしてからブラシ。濡れたままこすらない
  2. 白い輪じみは、全体を軽く湿らせてぼかす。新聞紙を詰めて陰干し
  3. 黒ずみは起毛革用の消しゴムとブラシ。強くこすらない
  4. 油じみは家で広げない。靴の修理店や専門店に相談
  5. 丸洗い・急な乾燥・直射日光はしない。防水スプレーは屋外で風上から

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ムートンブーツの汚れの落とし方の早見表:汚れは泥はね、雪や雨の白い輪じみ、つま先とかかとの黒ずみ、油じみに分ける。泥は陰干しで乾かしてからブラシで払う。白い輪じみは乾いたブラシで払い、固く絞った布で全体を軽く湿らせてぼかし、新聞紙を詰めて風通しのよい日陰で乾かし、乾いたら毛並みを起こす。黒ずみは起毛の革用の消しゴムで軽くなでてブラシで払う。油じみは家で広げず靴の修理店や専門店に相談。丸洗い、強いこすり、ドライヤーやストーブでの乾燥、直射日光は避ける。防水スプレーは屋外の風上で、火の近くで使わず、表示どおりに使う

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