※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
ダッフルコートの前を留める、細長い木の形のボタンが取れた。ひもの輪っかがほつれて、留めにくくなった。冬の朝に気づくと、焦りますよね。普通のボタンとは形も付き方も違うので、どう縫えばいいのか戸惑う人が多いと思います。
先に結論をひとつ。ダッフルコートのボタンは、細長いトグルを、革やひものループに通して留める作りです。トグルは真ん中の溝や穴に、糸やひもを回して付けてある物が多いので、まず取れた物の付き方(ひもで結ぶのか、糸で縫うのか)を見るのが最初の一歩です。コートの生地は厚めなので、丈夫な糸と太めの針を使い、裏に当て布をして力を散らす。ループの革が切れた時は、無理をせず店に相談する。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:トグルが取れた人|付け方を知りたい人|ひもがほつれた人|ループが切れた人|また取れたくない人|道具をそろえたい人
外す前に——取れた物の「付き方」を見て、写真を撮る
付け直す前に、元の付き方を確かめておくのがいちばん大切です。糸の通し方やトグルの向きを間違えると、留めた時にコートの前がゆがんでしまいます。
| 付き方 | 見分けるポイント | 直す時のこと |
|---|---|---|
| 糸で縫い付けてある | トグルの穴や溝に糸が通っていた跡がある | 丈夫な糸で、元の穴どおりに縫い付ける |
| ひもで結んである | コートの生地にひもを通した跡や結び目がある | 同じ太さのひもを通して、結び方を写真のとおりに |
| ひもを輪にして付けてある | トグルの根元に小さな輪がある | 輪の長さをそろえて、生地にしっかり留める |
| どれか分からない | 残った糸や跡が少ない | 反対側のトグルをよく見て同じに。迷ったら店へ |
まだ付いている反対側や、ほかのトグルを写真に撮っておくと、向きや高さの目安になります。取れたトグル本体が見つからない時は、手芸店などで同じ形・同じ大きさの物を探します。その時は、トグルの長さを定規で測って持っていくと選びやすいです。
トグルの付け方——丈夫な糸と太めの針、裏に当て布
ダッフルコートの生地は厚くて硬めの物が多く、トグルは開け閉めのたびに横へ引っぱられます。ふつうのボタンと同じ細い糸で縫うと、またすぐ取れてしまいやすいんです。
- 跡を確かめる。生地に残った糸の穴や跡を見て、元の位置に印をつけます。位置がずれると、ループに通りにくくなります
- 丈夫な糸を、太めの針で通す。ボタン付け用の丈夫な糸を使い、糸は二重にします。厚い生地は針が通りにくいので、無理に押さず、指ぬきや小さな布で針を支えてください
- トグルの穴や溝に、何度か糸を回す。トグルが生地にぴったりくっつきすぎると、ループに通りません。糸にほんの少しゆとりを残しておくと、動きがなめらかになります
- 裏に当て布をして、力を散らす。裏地側に小さな布や、力ボタン(裏に当てる小さなボタン)を重ねて一緒に縫うと、糸が生地を引き裂く力が分散します
- 糸の最後を、しっかり止める。玉止めを何回か重ね、余った糸は短く切ります
針とはさみは、使い終わったらすぐ針山と道具箱に戻します。小さな子やペットの届かない所に置いてくださいね。針が通りにくい、指が痛いと感じたら、無理に続けずに別の方法に切り替えましょう。針が刺さって血が出た時は、流水で洗って清潔にし、傷が深い・腫れてくる時は受診を。ニットのボタンの付け方はニットのボタンの付け方、ふつうのボタンを裏に糸が出ないよう付けるコツはボタンの付け方で裏に糸が出ないようにするにはにあります。
ひもがほつれた時——端を止めてから付ける。火であぶらない
トグルを結んでいるひもや、ループのひもの端がほつれてきたら、そのまま使い続けると、どんどん広がります。端を止めてから付け直すのが基本です。
- 縫い付けて止める。ほつれた端を内側に折り込み、細かく縫い止めます。見た目が気になる時は、ひもの端を少し切りそろえてから折り込んで縫います
- ほつれ止め液を、表示どおり少量だけ。換気をして、子どもの手の届かない所で作業します。生地やひもにしみが出ないか、目立たない所で先に試してください
- 火であぶって止める方法はすすめません。ひもの素材によっては溶けてやけどのもとになりますし、コートに火が移る危険もあります
ひもを新しくする時は、元の太さと同じ物を選びます。細すぎると結び目が抜けやすく、太すぎるとトグルの穴を通りません。
革のループが切れた時——店に相談するのが安心
トグルを受けるループが、革でできている物もあります。革は一度切れたり裂けたりすると、家で縫って元の強さに戻すのが難しいことが多いです。ここは無理に自分で直そうとせず、店に相談するのが安心です。
- 革が裂けて、ひびが広がっている
- 革の根元が、コートの生地から外れかけている
- 高価なコートや、思い入れの深い一着
こうした時は、購入した店やお直し専門の店に、現物を持っていって相談します。「ひもで代用できるのか」「革のループごと付け替えるのか」を、一緒に決められます。ひもでできたループがほつれただけなら、前の章の方法で止めてから付け直せます。
取れやすい所の点検——再発をふせぐ
一度直したあとも、コートを着て動くうちに、別のトグルが取れかけることがあります。シーズンのはじめに、全体をさっと見ておくと安心です。
- トグルの根元の糸が、ゆるんでいないか。軽く引っぱって、ぐらつきがないかを確かめます
- ループの付け根に、ひび割れやほつれがないか
- よく引っぱられる所(いちばん上の留め、袖口、ポケット)は、ほかより糸が傷みやすいので、先に点検します
- 留める時に、トグルを真横へ強く引っぱらず、ループにそっと通す
洗濯やクリーニングに出す前にも、ゆるんだトグルがないかを見ておくと、紛失を防げます。コートの洗い方は、洗濯表示を先に見るのが基本です。ほかの小さな金具の修理が気になる人は、リュックのチャックが外れた時の直し方に、ペンチ1本で戻せるケースの見分け方があります。
そろえておきたい道具——太めの針と丈夫な糸、当て布
ダッフルコートのボタン付けは、家にある普通の針と糸だと、頼りないことがあります。必要な道具は多くありません。
| 道具 | 役目 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| 太めの針 | 厚い生地に通す | 針穴が大きめで、丈夫な物 |
| ボタン付け用の糸 | トグルを支える | ふつうの糸より丈夫な物。コートの色に近い色 |
| 指ぬき | 針を押す時に指を守る | 指に合う大きさの物 |
| 当て布・力ボタン | 裏から力を散らす | 薄くて丈夫な小さな布 |
| 先の細いはさみ | 糸を切る | 使い終わったらしまう |
ゆきこ( ゚Д゚)『トグルは付けるより、元の付き方を見ておくのが大事ですよね。写真を1枚撮っておくだけで、迷う時間がだいぶ減ります』
💡 この困りごとへの提案
ボタン付けがはじめてなら、針と糸、指ぬき、はさみがひとまとめになった裁縫セットを1つ持っておくと、次に何か取れた時にも慌てずに済みます。
あわせて読みたい
ニットのボタンで困っている人はニットのボタンの付け方、裏に糸が出てしまう人はボタンの付け方で裏に糸が出ないようにするにはも読んでみてください。
まとめ:付き方を見て、丈夫な糸と当て布で付け直す。革は店へ
- まず取れた物の付き方を見る。ひもで結ぶのか、糸で縫うのかを確かめ、写真を撮る
- 丈夫な糸と太めの針で、裏に当て布をして付ける。糸に少しゆとりを残す
- ひもの端は縫い止めるかほつれ止め液で止める。火であぶらない
- 革のループが切れたら店に相談する。自己流で触りすぎない
- シーズンのはじめに、トグルの根元とループの付け根を点検する。針とはさみは片づける
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント