※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
冬のはじめにウールコートを出したら、なんだかにおう。外食の帰りについた食べ物のにおいのようにも、しまっていた間のこもったにおいのようにも感じて、どう手を付けたらいいのか迷いますよね。ウールのコートは気軽に丸洗いできないので、年に一度の衣替えだと、お手入れの順番も忘れがちです。
先に結論をひとつ。ウールコートの臭い取りは、においの種類を見分けて、軽い方法から順番に試すのがいちばん失敗しにくい進め方です。外でついた軽いにおいなら、風を通すだけで和らぐことがあります。ただし、どの方法も洗濯表示を見てから。カビっぽいにおいは、家で粘らずお店に相談する方が安心です。
ケース別に読む:においの種類を見分けたい人|家でできる順番を知りたい人|スチームの当て方を知りたい人|スプレーや汗のにおいが気になる人|お店に任せる目安を知りたい人|しまい方を見直したい人
ウールコートの臭い取りの前に——においの種類を見分ける
同じ「くさい」でも、原因によって効く手当てが違います。ウールは、においを吸い込みやすく、抜けにくい素材でもあります。まずは鼻を近づけて、どのタイプか見分けてみましょう。
- 外でついたにおい:焼肉や居酒屋の食べ物、たばこ、人混みのにおい。コートの表面にまとっている状態が多いです
- 汗や皮脂のにおい:襟、脇、袖口、裏地に残りやすい。着ている間に少しずつたまります
- しまっていた間のこもったにおい:ほこりっぽい、湿った押入れのような感じ。防虫剤のにおいが移っていることもあります
- カビっぽいにおい:土や雨上がりのような、重くて酸っぱいにおい。目で見て、白や黒の点がある場合もあります
においを探る時は、襟の裏、脇の下、裾の内側、ポケットの中も確かめてください。表面のにおいだけだと思っていたら、裏地や襟に原因があった、ということもよくあります。
家でできる順番——におい別の早見表
はじめに、コートの内側に付いている洗濯表示のタグを見てください。水洗いやアイロンの扱いはここに書かれています。表示で水洗いが不可の物は、家では洗いません。ブランド品や高価なコート、思い出の品も、無理をせずお店に任せる方が安心です。
| においの種類 | 家でできる順番 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 食べ物・たばこなど外のにおい | 陰干しで風を通す → ブラシでほこりを落とす | 日なたに干さない。一晩は風に当てる |
| 汗・皮脂のにおい | 風を通す → 表示で水洗い可なら襟と脇を部分的に拭く | 濡らしすぎない。こすらず押さえて、しっかり乾かす |
| しまっていたこもったにおい | 陰干し → ブラシ → 浮かせてスチーム | 防虫剤の種類を混ぜない。生地に押し付けない |
| カビっぽいにおい | 屋外で表面を払う程度にとどめる | 家で粘らず、お店に相談する |
順番の考え方は、まず風、次にブラシ、それでも残ればスチームです。軽い方法から試すと、生地を傷めにくく、やり直しもききます。いきなり水やスプレーで濡らすと、においが生地の奥に広がったり、輪じみ(水の跡)が残ったりすることがあります。
干す場所は、風通しがよく、直射日光の当たらない所を選んでください。日なたに長く出すと、色あせや生地の傷みにつながります。
陰干し→ブラシ→スチーム——洗わずに戻す順番
- 肩に合うハンガーにかけて、陰干しにする。窓を少し開けるか、サーキュレーターや扇風機の弱い風を遠くから当てるのもひとつの方法です。ハンガーの選び方はコートのハンガーのかけ方にまとめています
- 洋服ブラシで、毛並みに沿って上から下へ軽くかける。表面のほこりと一緒に、においのもとになる汚れも落とします。力は入れません
- スチームは、生地から少し浮かせて蒸気だけを当てる。アイロンの底を押し付けると、テカりや縮みの原因になります。洗濯表示でアイロンやスチームが使えない記号の時は、当てません
- 蒸気を当てたら、生地が冷めて乾くまで待つ。湿ったまま袋に入れたり、しまったりしないでください。乾いたら、もう一度ブラシをかけて整えます
スチームを使う時は、やけどに注意してください。蒸気は高温です。コートを持つ手は蒸気の当たらない側にして、小さな子どものいない時に進めると安心です。当てすぎも縮みやシワのもとなので、「少し湿らせて空気を通す」くらいの気持ちでちょうどいいです。
💡 この困りごとへの提案
肩の厚みがあるハンガーにかけておくと、風も通りやすく、形も崩れにくくなります。「これがないとできない」わけではありませんが、コートの数が多い人は、一本あると陰干しがぐっと楽になります。
消臭スプレーと汗のにおい——使う前に確かめること
消臭スプレーは、手軽な反面、ウールには気をつけたい点がいくつかあります。使う前に、次のことを確かめてください。
- 製品の表示を読む:ウールに使えるか、使い方の指定があるかを確かめます。表示にない使い方はしません
- 目立たない所で試す:裾の内側などに少しかけて、乾いてから色や手ざわりが変わらないか見ます。シミや輪じみになることがあります
- かけすぎない:濡れるほどかけると、乾くまで時間がかかり、においの上にさらににおいが重なることもあります
- 火の近くで使わない:ストーブやコンロのそばでは使いません。部屋の換気もしておきます
効き方には個人差があり、すっかり消えるとは限りません。スプレーでごまかすより、先に風を通す方が、においの元に近づけることが多いです。
汗や皮脂のにおいは、襟や脇の内側、袖口に残りやすい所です。洗濯表示で水洗いが可能とされているコートなら、固く絞った清潔な布で、気になる部分だけを押さえるように拭く方法があります。拭いたあとは、乾いた布で水気を取り、風通しのよい日陰で乾かします。こすったり、濡らしすぎたりすると、毛羽立ちや縮みの原因になります。毛羽立ちが気になってきたら、ウールコートの毛羽立ちの直し方も見てみてください。
ダウンコートの場合は素材の性質が違うので、においの取り方も別になります。ダウンコートのにおいとりを参考にしてください。
お店に任せる目安——カビ・強い汗のにおい・水洗い不可
次のような時は、自分で手を加えず、クリーニング店に相談してください。
- カビっぽいにおいがする、白や黒の点が見える:家の中で払うと胞子が広がることがあります。やむを得ず確かめる時は、屋外で、マスクをして表面を軽く払う程度にとどめます
- 汗のにおいが強く、風を通しても戻らない:襟や脇の内側にしみ込んでいることがあります
- 洗濯表示で水洗いが不可:部分拭きも含めて、濡らす方法は避けます
- 高価なコートや、思い出のあるコート、カシミヤ混:傷めたくない物ほど、早めにお店に聞いた方が安心です
お店に出す時期の目安はコートをクリーニングに出す時期は?にまとめています。なお、カビのにおいや症状で体調が気になる時は、掃除の前に医療機関に相談してください。
しまう前に——においを戻さない収納のコツ
臭い取りがうまくいっても、しまい方が悪いと、来年またにおいます。シーズンの終わりには、次のことをしておくと安心です。
- 汚れを落として、よく乾かしてから:ブラシでほこりを払い、湿気を逃がしてからしまいます
- 通気のあるカバーを使う:不織布のような、風を通すカバーが向いています。ビニールをかけたままだと湿気がこもります
- ポケットの中を空にする:ティッシュやレシートが残っていると、においの元になることがあります
- 詰め込みすぎない:コートとコートの間に空気の通り道を残します
クローゼットがなく、押入れにしまう場合はロングコートを押入れに収納するで、吊るし方や湿気の防ぎ方をまとめています。
よくある質問
洗わずに、においはどこまで取れますか?においの種類によります。外でついた軽いものは風とブラシで和らぐことがありますが、しみ込んだ汗やカビは家だけで取りきれないことがあります。
スチームを当てればにおいが消えますか?消えるとは限りません。蒸気は生地をふくらませて空気を通りやすくする補助だと考えて、風を通す方を先にしてください。
防虫剤のにおいが気になる時は?風を通してから様子を見ます。種類の違う防虫剤を一緒に入れない、表示どおりに使う、は守ってください。
ゆきこ( ゚Д゚)『においが気になると、つい強い方法を探したくなりますよね。でもウールは、まず風、が基本だと思います。急がず、軽い方から試すのがちょうどいいです』
あわせて読みたい
ロングコートをしまう時の吊るし方はロングコートを押入れに収納する、ハンガーの選び方はコートのハンガーのかけ方へどうぞ。ダウンコートのにおいはダウンコートのにおいとり、お店に出す時期はコートをクリーニングに出す時期は?、毛羽立ちが気になる時はウールコートの毛羽立ちの直し方で見られます。
まとめ:においを見分けて、風→ブラシ→スチームの順に
- 洗濯表示を先に確認する。水洗い不可や高価なコートはお店に相談
- においの種類を見分ける。外・汗・こもり・カビで手当てが違う
- まず陰干しで風を通す。次にブラシ、それでもならスチーム
- スチームは浮かせて当てる。押し付けず、やけどに注意
- カビっぽいにおいは家で粘らない。屋外で軽く確かめ、お店へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント