晩白柚が苦い・酸っぱい時——苦みの出どころと、食べやすくするむき方

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いただき物の晩白柚をさっそく食べてみたら、苦い。あるいは、思ったより酸っぱい。大きくて立派な果物だけに、がっかりしますよね。もしかして食べ方が悪かったのかな、と思ってしまう人もいるかもしれません。

先に結論をひとつ。晩白柚の苦みは、厚い皮の内側の白いわた、薄皮、種のまわりから感じることが多いようです。薄皮までむいて実だけにすると、食べやすくなります。酸っぱい時は、すぐ食べずに涼しい所でしばらく置いて様子を見る家もありますが、必ず甘くなるとは限りません。さらに、傷んだ時の苦みとは別のものなので、においやカビもあわせて確認します。順番に見ていきましょう。

皮がとても厚い果物なので、むく時は包丁を使います。むき方と刃物の扱いも、図で整理します。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ苦いと感じる→わたと薄皮が出どころ第1章へ ▶食べやすくむきたい→上下を切り、縦に切れ目第2章へ ▶酸っぱいと感じる→涼しい所で様子を見る第3章へ ▶におい・カビが心配→異常があれば食べない第4章へ ▶道具を選びたい→厚い皮向けの皮むき器第5章へ ▶

ケース別に読む:苦みの出どころを知りたい人|むき方を知りたい人|酸っぱい時の人|傷みが心配な人|道具を選びたい人

4コマ漫画|晩白柚の苦みと酸っぱさ食べてみたらうっ、苦い…晩白柚1大きいのに苦いと残念わたと薄皮ごとそのままぱくっとわたと薄皮ごと2苦みが残りやすい薄皮までむく上下を切って縦に切れ目!手ではがす3実だけにして食べる酸っぱい時は少し置いて様子を見よう涼しい所で4必ず甘くなるとは限らない

苦みの出どころ——わた・薄皮・種のまわり

晩白柚を食べて苦いと感じた時、まず疑いたいのは「実を包んでいる部分」です。苦みを感じやすい場所を、表にまとめます。

場所 どこにある? 対処
白いわた 厚い皮の内側、実との間 はがして取り除く
薄皮 実のひと房ずつを包む膜 むいて、実だけにする
種のまわり 種に近い部分 種を取り、まわりを外す

苦みの強さは、果物ごとの個体差や、食べる部位によっても変わります。わたや薄皮ごと食べると、そのぶん苦みを感じやすくなります。「食べ方が悪い」わけではなく、むく手順を変えるだけで食べやすくなることが多いので、安心してください。

苦みの感じ方には個人差もあります。苦手かもしれないと思ったら、最初のひと口は少量にして、様子を見てから食べ進めると安心です。大きな果物なので、食べる分だけ房を取り出し、残りは皮に包んだまま保管すると、むく手間も減ります。

食べやすくするむき方——上と下を切り、縦に切れ目、手ではがす

晩白柚は皮がとても厚く、包丁を深く入れる必要はありません。包丁は、上と下を切り落とす時と、皮に浅く切れ目を入れる時だけ使い、あとは手ではがします。

大きくて丸い果物は、まな板の上で転がりやすいのが困りどころです。まな板の下に濡れ布巾を敷き、果物の下にも布巾を丸めて置くと、ぐらつきにくくなります。切る前に、作業台の上をできるだけ広く片づけておくと、皮やわたを置く場所にも困りません。

厚い皮のむき方3ステップ1上と下を切るまな板で安定させて→2縦に切れ目皮だけに浅く入れる→3手ではがすわたごと外す
  1. 上と下を切り落とす。まな板の上で、ぐらぐらしないよう安定させて。刃は体と反対の向きにして、子どもの手の届かない所で作業します
  2. 縦に切れ目を入れる。皮だけに浅く切れ目を入れます。実まで刃が届かないよう、力を入れすぎず、少しずつ
  3. 手で皮をはがす。切れ目に指をかけて、わたごとはがします。厚い皮も、切れ目があれば外れやすくなります
  4. ひと房ずつに分ける。実を房に分けて、残ったわたをていねいに外します
  5. 薄皮をむく。房の端から薄皮をめくって、中の実だけを取り出します。種があれば、この時に取ります

むいた実は、乾燥しないように容器に入れるかラップで包んで、冷蔵庫に入れます。日数は決めず、においと見た目を確かめながら、早めに食べ切ってください。皮やわたは、お住まいの自治体のごみの分け方に従って、生ごみとして出します。

皮の厚い果物なので、ぎゅっと握った手が滑ることもあります。手が濡れている時は、タオルで拭いてから作業すると安全です。皮の食べ方は晩白柚の食べ方、呼び名の違いが気になる人はザボンと文旦の違いもどうぞ。

酸っぱいと感じる時——すぐ食べず、様子を見る

酸っぱい時は、果物の熟し具合や個体差が関わっていることがあります。

酸っぱい時の3ステップ1皮とにおいを見るハリと香りを確認→2涼しい所に置く様子を見る→3少しずつ食べる合わせて食べても
  • 涼しい所で少し置く。すぐ食べずに、風通しのよい涼しい所でしばらく置いて様子を見る家もあります。ただし、置けば必ず甘くなるとは限りません。日数の目安は決めず、皮のハリとにおいを見ながら判断します
  • ほかの食材と合わせる。ヨーグルトやサラダに加えると、酸味が気にならなくなることがあります
  • 少しずつ食べて確かめる。食べ慣れない果物は、まず少量だけ食べて様子を見ます

酸味の感じ方にも個人差があります。家族の中で「酸っぱい」と言う人と「ちょうどいい」と言う人が分かれることもあるので、全員分を一度にむかず、食べる分だけむいて様子を見る方法も安心です。

傷みの見分け方——苦い・酸っぱいとは別に、においとカビを見る

苦みや酸っぱさは果物の個性の範囲でも、傷んでいるサインとは別物です。まず、食べやすい目安と、食べない目安を図で整理します。

食べやすい目安と食べない目安OKNG薄皮までむいた実ハリのある皮カビが見える汁がにじんで柔らかい
  • 皮や切り口にカビ(白や灰色のふわふわしたもの)が見える
  • 皮がへこんでやわらかすぎる、汁がにじんでいる
  • 酸っぱいだけでなく、発酵したようないやなにおいがする
  • 実にぬめりがある
  • むいた中が、色が変わって広がっている

贈答品として届いた晩白柚は、配送の途中で皮に傷やへこみがついていることもあります。表面の傷だけなら中は問題ないこともありますが、傷の部分から汁がにじんでいる、触ってやわらかい、というときは、中まで傷んでいないかよく確かめてください。

大きな晩白柚は、一度にむき切れないことも多いですよね。むいた実は乾きやすく、においも移りやすいので、ふたのできる容器に入れて冷蔵庫へ。むいていない残りは、切り口をラップで覆って、早めに食べ切るつもりで置いておきます。置いている間も、上のサインがないかを食べる前に毎回見てください。

この中のどれかに当てはまる時は、食べないでください。迷ったら、食べずに手放すほうが安心です。食べてから気分が悪くなった時は、無理をせず、症状が続く時は医療機関に相談してください。

皮むき器と道具の選び方——厚い皮向けのものを

晩白柚のような皮の厚い柑橘は、切れ目を入れるのが少し大変です。厚い皮の柑橘向けの皮むき器があると、力を入れずに皮に切れ目を入れられます。

  • 刃の出方。実まで刃が届きにくい作りの物を選ぶと、安心です
  • 持ち手。濡れても滑りにくく、握りやすい物が使いやすいです
  • お手入れ。使ったあとに洗って、水気を拭いて、子どもの手の届かない所にしまえる大きさかどうかを見ます

皮むき器がない時でも、上と下を切り落として手ではがす方法で、むくことはできます。道具は、むくのに手間を感じる人や、よく食べる家庭の助けになるもの、と考えると選びやすいです。

刃のある道具は、使う前に取扱説明書を見て、使い方を確かめてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『晩白柚は、むくところまでが大仕事だと思います。苦いと感じたら、食べ方を責めずに、わたと薄皮を外す方向で試してみるのがいいと思います』

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毎年のように晩白柚をいただく、という家なら、皮むき器がひとつあると、むく作業がぐっと楽になります。


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果汁や皮のあとが布につくこともあります。濡れたまま置くと黒い点が出ることもあるので、スタイなどの布物が気になる人は、スタイの黒カビ・ピンク汚れの落とし方も見てみてください。

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皮の使い道が気になる人は晩白柚の食べ方、ザボンや文旦との呼び名の違いが気になる人はザボンと文旦の違い、布についた黒い点が気になる人はスタイの黒カビ・ピンク汚れの落とし方をどうぞ。

まとめ:苦みはわたと薄皮から。薄皮までむいて実だけにする

  1. 苦みの出どころは、白いわた・薄皮・種のまわり。食べ方が悪いわけではない
  2. 上と下を切り落とし、縦に切れ目を入れて手ではがす。包丁は浅く、体と反対向き
  3. 薄皮までむいて、実だけを食べる。種は取り除く
  4. 酸っぱい時は涼しい所で様子を見る。必ず甘くなるとは限らない
  5. カビ・ぬめり・いやなにおいがあれば食べない。迷ったら手放す

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

晩白柚が苦い・酸っぱい時の早見表:苦みは厚い皮の内側の白いわた、実を包む薄皮、種のまわりから感じることが多い。むき方は、まな板の上で安定させて上と下を切り落とし、皮だけに浅く縦の切れ目を入れ、手でわたごとはがす。ひと房ずつに分けて薄皮をむき、実だけにして種を取る。包丁は体と反対向きに使い、子どもの手の届かない所で作業する。酸っぱい時は涼しい所でしばらく置いて様子を見る家もあるが、必ず甘くなるとは限らない。ヨーグルトやサラダと合わせる方法もある。カビ、皮のへこみとやわらかさ、汁のにじみ、ぬめり、発酵したようないやなにおいがあれば食べない。食べ慣れない果物は少しずつ。厚い皮向けの皮むき器があると楽

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