レーヨンとビスコースの違い——呼び名の関係と、タグの見方

衣

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

服のタグを見たら、素材の欄に「ビスコース」と書かれていた。レーヨンだと思って買ったのに、別の素材なの? 洗い方は同じなの? と迷いますよね。調べてみると、「レーヨンとビスコースは同じ」という説明と、「少し違う」という説明が混ざって出てきて、かえって分からなくなりがちです。

先に結論をひとつ。タグの「ビスコース」は、レーヨンの仲間を指す呼び名として使われることが多いです。日本のタグでは「レーヨン」、海外のタグでは「ビスコース」と書かれることがあります。そして、扱いは名前よりも洗濯表示で決めるのが基本です。タグの見方と、洗う時の注意を順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へタグに「ビスコース」→レーヨンの仲間として見る第1章へ ▶ほかの素材との混紡→割合と洗濯表示を見る第2章へ ▶洗う前の確認→3つのチェックを済ませる第3章へ ▶縮みが心配→手洗いか専門店へ第4章へ ▶似た名前のタグ→名前より洗濯表示第5章へ ▶

ケース別に読む:呼び名の関係を知りたい人|混紡のタグを見る人|洗う前に確かめたい人|縮みが心配な人|似た名前で迷う人

4コマ漫画|レーヨンとビスコースタグを見るとビスコース?レーヨンと別物?服のタグ1呼び名が違って迷う名前だけで判断名前が同じなら洗い方も同じ!思い込み2表示の確認が抜けている洗濯表示を見る名前より表示だ縮みもチェック洗濯表示3表示どおりに洗う安心して洗えた表示どおりで安心できた!洗濯表示を確認4迷う服は専門店へ

呼び名の関係とタグの見方——レーヨンとビスコース

レーヨンとビスコースは、まったく別の素材として並べるより、「レーヨンの仲間の呼び名の違い」と考えると分かりやすいです。国や、タグを付けるメーカーによって、同じ仲間でも書き方が変わることがあります。

タグの書き方 見方 次にすること
「レーヨン」と書かれている 日本のタグでよく見る表記 洗濯表示を見る
「ビスコース」と書かれている 海外のタグで見る表記。レーヨンの仲間として使われることが多い 洗濯表示を見る
「レーヨン」と「ポリエステル」など、複数の素材が並ぶ 混紡。素材ごとの割合が書かれている 割合と洗濯表示の両方を見る
ほかの名前が書かれている 名前が似ていても、同じ扱いとは限らない 洗濯表示を見る

細かい性質の違いは、タグを見ただけでは分かりません。ですから、「名前が違うから洗い方も違うはず」と決めたり、「名前が同じだから洗い方も同じはず」と決めたりしないことです。名前に関係なく、洗濯表示で決めると覚えておくと、迷いが減ります。

買う前に確かめたい時は、店頭ならタグを、通販なら商品ページの素材欄と洗濯表示の欄を見ます。「ビスコース」と書かれていても、同じように洗濯表示が載っています。そこを基準にすれば、買ってから困ることが少なくなります。

タグの文字が小さくて読みにくい時は、明るい所で、端から順に見ていきます。素材の欄は「表地」「裏地」などに分かれていることがあるので、見落としに気をつけましょう。

「ビスコースと書いてあるのに、レーヨンの服と同じ洗い方でいいの?」という迷いは、洗濯表示を見れば解決します。洗濯表示に書かれた洗い方が、その服の基準です。素材の名前が同じでも違っても、基準は変わりません。反対に、「レーヨンと書いてあるから安心」と表示を見ずに洗ってしまうと、手洗い表示の服を洗濯機に入れてしまう、といった失敗につながります。

混紡のタグの見方——割合と洗濯表示を両方見る

タグに「レーヨン」「ビスコース」と、ほかの素材が並んでいる時は、混紡です。素材ごとに、割合が書かれています。

  • 割合を見る。割合の多い素材の性質が、服全体の扱いに出やすくなります
  • 洗濯表示を見る。混紡でも、洗い方は洗濯表示が優先です
  • 表地と裏地は別に書かれることがある。タグに「表地」「裏地」と分かれて書かれていないかを見ます

表地と裏地で素材が違う服もあります。それでも、洗濯表示の範囲を守って洗えば、素材ごとの違いを自分で考えすぎなくて済みます。

割合が近い素材が並んでいると、どちらの性質が出るのかが読みにくくなります。そんな時こそ、洗濯表示をそのまま守るのが近道です。

洗う時に気をつけること——縮み・しわ・色落ち

レーヨンの仲間は、洗い方によって、縮み・しわ・色落ち・伸びが出ることがある素材です。洗う前に、次の3つを確かめておくと安心です。

洗う前の3つの確認1洗濯表示を見る洗える・手洗い・不可どれかを確かめる→2色落ちを試す目立たない所を白い布で押さえる→3ネットに入れる平らにたたんで入れる

洗濯表示の記号は、次のように読みます。

記号の見た目 意味
洗濯桶の絵 家庭で洗濯ができる。洗い方の強さは、桶の中の表示で変わります
洗濯桶に手の絵 手洗いができる
洗濯桶に×印 家庭での洗濯ができない。専門店に相談します
三角の絵 漂白剤についての表示。使えるか、使えないかが書かれています
四角の中に円の絵 乾燥機についての表示。使える場合と使えない場合があります

洗濯機で洗える・手洗い・家庭では洗えない、のどれかを確かめます。色落ちは、目立たない所を水で濡らして白い布で押さえ、色が移らないかを見ます。洗う時はネットに入れ、ほかの洗濯物とこすれないようにします。

色落ちを試す時は、濡らした白い布で、服の目立たない内側を軽く押さえます。布に色がうつる時は、ほかの物と一緒に洗わず、単独で洗うか、専門店に相談してください。色の濃い服ほど、洗う前の確認が役に立ちます。

それぞれの困りごとは、別の記事で詳しく見られます。縮む時、伸びる時、色落ちする時、しわを伸ばしたい時をそれぞれどうぞ。においが気になる時はレーヨンの匂いに、毛玉はレーヨンの毛玉の取り方にあります。

縮みが心配な時——手洗いか専門店へ

洗って縮んだ服を、元に戻すのは難しいことがあります。縮みが心配な服は、次のように考えます。

  • 手洗いの表示がある。押し洗いで、こすらず、ねじらず。水気はタオルで挟んで取ります
  • 家庭では洗えない表示がある。家で洗わず、専門店に相談します
  • 表示が読み取れない、タグがない。無理に洗わず、専門店に聞いてみます

縮みを防ぐには、洗う前に服のサイズを確かめておくのも役立ちます。丈や身幅を測っておくと、洗った後に縮んだかどうかを比べやすくなります。

タグが洗濯で薄くなった、切り取ってしまった、という時は、洗う前に、買った時の商品ページや説明書きが残っていないかを探してみてください。それでも洗濯表示が確かめられない時は、無理に洗わず、専門店に相談するのが安心です。

洗った後は、ねじらずに形を整え、風通しのよい場所で陰干しします。乾燥機は、表示で使えると書かれている物だけです。アイロンを使う時は、当て布をして、表示の範囲で。

💡 この困りごとへの提案

洗う時に形を保ってくれる、平らな洗濯ネットがあると、型崩れが心配な服を洗いやすくなります。


形を保って洗う平型の洗濯ネットをAmazonで探す

Yahoo!ショッピングでも探して比べる

ゆきこ( ゚Д゚)『タグの名前に迷ったら、名前を調べるより先に洗濯表示を見る、と決めておくと早いですよね』

似た名前のタグで迷ったら——モダールなど

タグには、レーヨンやビスコースのほかにも、名前が似ている素材の表記が書かれていることがあります。モダール、キュプラなどです。名前が似ていても、同じ扱いとは限りません。

混紡のタグに、レーヨンやビスコースと、似た名前の素材が並んで書かれていることもあります。その場合も、割合と洗濯表示の両方を見る、という考え方は変わりません。

名前とタグの見方OKNG洗濯表示で決める混紡は割合も見る名前だけで決める縮みの確認を飛ばす

ここでも、考え方は同じです。名前から洗い方を決めず、洗濯表示で決めます。名前の意味が気になる時は、洗い方が決まってから調べても遅くありません。まずは表示に合わせて洗えば、失敗は減らせます。

あわせて読みたい

レーヨンの服の手入れは、縮みのレーヨンが洗濯で縮む時、においのレーヨンの匂いが気になる、毛玉のレーヨンの毛玉の取り方へどうぞ。

まとめ:レーヨンとビスコースは、名前より洗濯表示で決める

  1. 「ビスコース」は、レーヨンの仲間を指す呼び名として使われることが多い。日本のタグはレーヨン、海外のタグはビスコースと書かれることがある
  2. 名前に関係なく、洗濯表示で洗い方を決める
  3. 混紡は割合と洗濯表示の両方を見る
  4. 洗う前に、表示・色落ち・ネットの3つを確かめる
  5. 縮みが心配な服は、手洗いか専門店へ。名前が似たタグも同じ考え方

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

レーヨンとビスコースの違いの早見表:タグのビスコースは、レーヨンの仲間を指す呼び名として使われることが多い。日本のタグではレーヨン、海外のタグではビスコースと書かれることがある。名前に関係なく、洗濯表示で洗い方を決める。混紡は素材の割合と洗濯表示の両方を見る。洗う前に洗濯表示、色落ち、ネットの3つを確かめる。縮みが心配な服は手洗いか専門店へ。モダールなど名前が似たタグも、名前から決めず洗濯表示で決める。

コメント

タイトルとURLをコピーしました