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洗濯が終わって広げてみたら、レーヨンのブラウスがくしゃくしゃ。しわを伸ばそうとしてアイロンを当てたら、今度はテカテカになりそうで手が止まった。レーヨン100%の服で、こんな場面に出会う人は少なくありません。
先に結論をひとつ。レーヨンは水にぬれるとしわが入りやすく、縮みやすい素材です。まず洗濯表示のアイロン記号を見て、かけてよい時は当て布をして、押さえるようにかける。すべらせて引っぱらないのがコツです。そのうえで、そもそもしわを作らない干し方も覚えておくと、毎回の手間がぐっと減ります。アイロンもスチーマーも熱い道具なので、やけどには気をつけて、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:表示の見方を知りたい人|アイロンをかけてよい人|アイロン不可・迷う人|洗い方と干し方を見直したい人|テカリや縮みが心配な人
まず洗濯表示のアイロン記号を見る——点の数と×で判断
アイロンをかけていいかどうかは、素材の名前ではなく、服についている洗濯表示で決まります。レーヨンの服でも、混紡の割合や加工によって指定が違うことがあるからです。襟の後ろや脇の縫い目にある小さなタグを、まず見てください。
| タグの記号 | 意味 | 動かし方 |
|---|---|---|
| アイロンのマークに点が少ない | 低い温度でかける指定 | 当て布をして、押さえるように |
| アイロンのマークに点が多い | 高めの温度でもかけられる指定 | レーヨンは当て布が安心 |
| アイロンのマークに× | アイロンはかけられない | 第3章へ。無理に当てない |
| 「当て布使用」の文字 | 必ず当て布をかける指定 | 省略しない |
温度の数字は服ごとに指定が違うので、ここでは挙げません。タグの点の数に合わせるのがいちばん確かです。点が少ないほど低い温度の指定、と覚えておけば迷いません。タグが読めなくなっている時は、アイロン不可として扱うほうが安全ですよね。
レーヨンの服には、レーヨン100%のほかに、綿やポリエステルなどが混ざった物もあります。素材が混ざっていて指定が複数ある時は、熱に弱いほうに合わせるのが基本です。迷ったら低いほうの指定に合わせておくと、失敗が少なくなります。
アイロンをかけてよい服は、当て布をして押さえるようにかける
表示がかけてよい服なら、手順は3つです。レーヨンは生地がやわらかく、すべらせると伸びやすいので、動かすより「押さえて離す」を意識します。
- 服を裏返す:表からかけるとテカリが出やすいので、まず裏から。裏返せない柄物は当て布を厚めに
- 当て布を重ねる:手ぬぐいやハンカチなど、白っぽい薄手の綿の布で。色のある布は色移りすることがあります
- 押さえて持ち上げる:アイロンを置いて軽く押さえ、持ち上げて、少し移動してまた押さえる。引きずらない
- 冷めるまで動かさない:熱いうちに着たり畳んだりすると、せっかく伸ばしたしわが戻りやすくなります
しわが細かく広がっている服は、全面を一気にかけようとせず、目立つ所から順に整えます。襟、前立て、袖口の順に伸ばすと、全体がきちんと見えます。
気をつけたいのは、霧吹きで強くぬらさないこと。レーヨンは水の染みがそのまま跡になることがあります。しわが深い時は、少しだけ湿らせた当て布のほうが失敗しにくいです。アイロンは使い終わったら必ず電源を切り、冷めるまで子どもの手の届かない所に置いてください。
アイロン不可・迷う時は、スチーマーを離して使うか店に相談
タグにアイロンの×がある、タグが読めない、高価な服でテカリが怖い。こんな時は、アイロンを当てずに、衣類スチーマーの蒸気でゆるめる方法があります。ただしスチームが使えるかどうかも、洗濯表示や取扱説明書で確かめてから。アイロン不可の服には、スチームも合わない場合があるからです。
- 服をハンガーに掛け、スチーマーの面を布から離して、蒸気だけを当てる
- 熱い蒸気が出るので、服を持つ手は反対側に回す。手や顔を近づけない
- 水の染みが心配な素材は、先に目立たない場所で試す
- それでも不安な服は、クリーニング店に「レーヨンでしわが取れない」と相談する
「全体をぬらしてから乾かせば戻るのでは」と考える人もいますが、レーヨンはぬれると縮みや形くずれの心配があります。全体をぬらして伸ばす方法はすすめません。湿らせるのは当て布の一部まで、にとどめるのが無難です。
💡 この困りごとへの提案
ハンガーに掛けたまま使えるスチーマーなら、アイロン台を出さずに済むので、毎朝のしわ取りにも向いています。
ゆきこ( ゚Д゚)『しわを取るより、しわにしないほうがずっと楽だと思います。まず干し方から変えてみるのがいいですよね』
しわを作らない洗い方と干し方——ネット・短い脱水・ハンガー
レーヨンのしわは、洗濯機の中でもみくちゃになって、そのまま乾く時に固まります。つまり洗い方と干し方を変えれば、アイロンの回数そのものが減らせます。もちろんここでも、洗濯表示が先。洗えない表示の服は、家で洗わず店へ。
| 場面 | しわになりやすい | しわを減らす |
|---|---|---|
| 洗う | ほかの洗濯物と一緒に詰め込む | 洗濯ネットに1枚ずつ入れる |
| 脱水 | 長くかけてねじれたまま止まる | 短めにして、すぐ取り出す |
| 干す | 洗濯かごに放置する | すぐ広げ、手で軽く叩いてしわをならす |
| 乾かす | 細いハンガーで肩が折れる | 肩幅に合うハンガーで、直射日光を避ける |
干す前に、服の両端を持ってぱんぱんと軽く振り、縫い目を引っぱって整えます。ここでしわを伸ばしておくと、乾いた時の仕上がりが違ってきます。乾燥機は、縮みやすい素材なので、表示で使えるとなっていない限り避けましょう。
洗い終わってから干すまでの時間も大切です。洗濯機の中に置いたままにすると、ぬれた生地が折れ曲がったまま重みで固まり、深いしわになりがちです。洗濯が終わったら、すぐ取り出して広げましょう。
ひと口にしわといっても、出どころで直し方が変わります。
- 洗濯じわ:深い折れ目。洗い方と干し方の見直しで減らせます
- 座りじわ:着ているうちに出るもの。脱いだらハンガーに掛けて休ませると、ある程度ゆるみます
- 保管じわ:畳み目の跡。ゆるく畳むか、ハンガーに掛けてしまうと減ります
テカリ・縮みに注意——全面にかける前に、目立たない所で試す
レーヨンのアイロンで怖いのは、しわよりもテカリと縮みです。熱と圧力をかけた部分だけが、光って見えることがあります。
- テカリ:表から直接かけない。当て布を省かない
- 縮み:水にぬれると縮みやすい素材。洗う前の見方はレーヨンが洗濯で縮む時で
- 伸び:ぬれたまま引っぱると戻りにくい。レーヨンの服が伸びる時も参考に
- 色落ち:色の濃い服はレーヨンが色落ちする時で洗い方を
初めてアイロンやスチーマーを当てる服は、裾の内側や縫い代など、目立たない所で試してから全面に進むのが安心です。変化が出たら、そこで止めて店に相談してください。
ちなみに、冬の上着つながりで、電熱ベストを洗いたいから分解していいのか迷う人は、電熱ベストは分解していい?も読んでみてください。
あわせて読みたい
洗ったらレーヨンが縮んだ人はレーヨンが洗濯で縮む時、伸びてしまった人はレーヨンの服が伸びる時、色落ちが気になる人はレーヨンが色落ちする時へ。
まとめ:表示を見て、当て布で押さえる。しわは作らないのがいちばん楽
- まず洗濯表示のアイロン記号を見る。点の数に合わせ、×ならかけない
- かける時は当て布をして、押さえて離す。すべらせて引っぱらない
- アイロン不可や迷う服は、スチーマーを布から離して。不安なら店に相談する
- 洗う時はネットに入れ、脱水は短く、ハンガーで形を整えて干す
- テカリと縮みが怖い服は、目立たない所で試す。使い終わりは電源を切って冷ます
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手順を1枚にまとめています。



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