※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
林の中や海岸で、緑色のハトを見つけて「ハトって灰色じゃなかった?」と驚いたことのある人は多いと思います。調べてみると、アオバトのほかにズアカアオバトという名前も出てきて、自分が見たのはどちらなのか、わからなくなりますよね。
先に結論をひとつ。アオバトは体が緑色のハトで、オスは肩のあたりが赤紫色と言われます。ズアカアオバトは南の島(奄美や沖縄など)にすむ近いなかまとされ、色の違いだけでは見分けにくい時があります。いちばん確かな手がかりは、見た場所の地域です。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:見分けの早見表を見たい人|地域で考えたい人|灰色のハトと迷う人|海岸の岩場で見た人|林で見る時の決まり
見分けの早見表——地域・体の色・オスの肩
まず全体像です。どちらも緑がかった体のハトのなかまで、大きさはキジバトくらいが目安です。見る所は「すむ地域」「体の色」「オスの肩」の3つに絞れます。
| 見る所 | アオバト | ズアカアオバト |
|---|---|---|
| すむ地域 | 本州などの林や山地 | 南の島(奄美や沖縄など) |
| 体の色 | 全体が緑色 | 緑色。頭や胸の色合いが違うとされる |
| オスの肩 | 赤紫色が目立つ | 色の出方は図鑑の写真で確かめる |
| 大きさの目安 | キジバトくらい | キジバトくらい |
| 迷ったら | 色よりも、見た場所の地域で考える | |
表の中でまず頼りになるのは見た場所です。色の見え方は光の当たり方で変わります。木の影に入ると緑が暗く沈んで、灰色がかって見えることもあります。ですから、色だけで決めようとすると、かえって迷いが増えてしまうんです。
オスの肩の赤紫色は、アオバトの目印としてよく知られています。ただ、メスは肩の色が目立ちにくいと言われますし、若い鳥は成鳥と色合いが違うこともあります。肩が緑のままだからといって、アオバトではないとは限りません。
大きさの目安の「キジバトくらい」は、公園や住宅地で目にするハトを思い浮かべると近いです。遠くにいる鳥は小さく見えますし、まわりに比べるものがないと大きさは判断しにくいものです。ですから、大きさは「ハトのなかま」と考えるための材料にとどめて、色と場所のほうを重く見てください。
すむ地域で考える——本州なのか、南の島なのか
アオバトとズアカアオバトは、すんでいる地域が分かれていると言われます。本州などの林や山地で緑のハトに出会ったなら、まずアオバトを考えるのが自然です。奄美や沖縄など南の島で出会ったなら、ズアカアオバトの可能性を考えます。
名前の「ズアカ」は「頭が赤い」という意味合いと言われますが、見え方は光や角度でも変わります。「頭が赤く見えないからちがう」と決めず、図鑑の写真と見比べてみてください。
- 本州などの林で緑のハト:アオバトかもしれない
- 南の島で緑のハト:ズアカアオバトかもしれない
- 場所があいまいな写真:「緑のハト」とだけメモしておく
旅行先で出会った場合は、その土地の観察案内や図鑑にある分布の説明を見ると確かです。地域の境目は、図鑑によって書き方が少し違うこともあります。見た場所を地名でメモしておくと、あとで調べる時にとても役立ちます。
灰色のハトとの違い——ドバトやキジバト
街でよく目にするドバトは、全体が灰色っぽいハトです。キジバトは、茶色っぽい体で、首のあたりに模様があるハトとして知られています。緑色のハトを探している時は、体全体が緑がかっているかをまず見ます。
薄暗い林の中だと、アオバトも灰色がかって見えて、キジバトと間違えることがあります。そんな時は、肩のあたりの赤紫色と、全体のやさしい緑色がヒントになります。ただ、遠くからは見えにくいので、決めきれない時は「ハトのなかま」とメモして大丈夫です。
見分けるコツをもうひとつ。ハトのなかまは、枝にじっととまっている時間が長いことがあります。そんな時は、動かずに待つ鳥を少し離れた場所から眺めて、体の色と肩のあたりを見比べてください。羽ばたいて飛び立つ瞬間は、色よりも大きさや動きに目が行くので、あとで思い返しても細かい色までは思い出せないものです。
海岸の岩場に来ることがある——波に注意
アオバトは、海岸の岩場に集まって海水を飲む姿で知られると言われます。山や林にすむハトが海辺に降りてくるので、びっくりする人もいます。理由ははっきりしないところがあり、塩分やミネラルを取るためという説があります。
この様子は、見られる場所も時期も限られます。出かける前に、地元の観察案内や自治体の情報を見ておくと安心です。そして海岸の岩場は、鳥よりも先に自分の安全を考えます。
- 柵や立入禁止の場所には入りません。岩場の先に出て行かず、決められた場所から見ます
- 潮の満ち引きと波に気をつけます。波が高い日や、足元がぬれて滑りやすい日は出かけません
- 子どもは必ず大人と一緒に。水辺では目を離さないようにします
- 足元を見て歩きます。双眼鏡をのぞいたまま歩かず、立ち止まってから見ます
鳥が海水を飲んでいる最中は、近づくとすぐに飛び立ってしまいます。遠くから静かに見るのがいちばんです。
林で見る時——離れて静かに、決まりを守る
林の中では、姿が見えずに声だけが聞こえることもあります。アオバトの声は「オーアオー」と聞こえると言われます。聞こえたら、声のするほうを見上げて、そっと探してみましょう。
野鳥は法律で守られています。見る側のルールを、次の図に整理しています。
- 捕まえない・飼わない。巣やヒナにも触れず、ヒナを見つけても拾わずにそのままにします
- えさをやらない。パンも含めて、与えるのはやめましょう。巣箱やえさ台をかけて呼び寄せることもしません
- 私有地や立入禁止の場所に入らない。登山道や園路から外れず、枝を折ったりもしません
- 離れて静かに見る。双眼鏡があれば、近づかずに特徴を確かめられます
観察に出かける日は、服の色にも少し気を配ると鳥を驚かせにくいと言われます。目立つ色の服や、大きな音の出る持ち物は控えめにして、足音をたてすぎないように歩きます。林の中では、立ち止まって耳をすませる時間をつくると、声や羽音から気づけることもあります。
よくある疑問——写真や図鑑で決められる?
Q. 緑色のハトは、全部アオバト?
本州などの林で出会う緑のハトは、アオバトを考えるのが自然です。ただし、似た鳥や、光の加減で緑に見える場合もあるので、色だけで決めないでください。
Q. 写真を撮ったけれど、色がよくわかりません
明るさや角度で、写真の色は実物と変わって見えます。見た場所と日付を一緒に残しておくと、あとで図鑑と見比べる時の手がかりになります。
Q. 決められない時は?
「緑のハト」とメモして、そのままでかまいません。無理に名前をつけなくても、観察の楽しさは変わりません。
Q. 子どもと一緒に見る時は?
「緑色のハトはいるかな?」「肩の色はどんな色かな?」と、探す楽しみを声にしてみてください。名前を当てることより、色や形を言葉にするほうが、観察は続きやすくなります。海岸や林では、手をつないで歩き、大人のそばから離れないようにします。
ゆきこ( ゚Д゚)『緑のハトを見ると、つい名前を決めたくなりますよね。見た場所と色をメモしておくだけで、あとの答え合わせがずっと楽になると思います』
💡 この困りごとへの提案
名前をゆっくり調べたい時は、野山の鳥だけをまとめた図鑑が1冊あると便利です。ハトのなかまが写真つきで並んでいる本なら、緑の体や肩の色を見比べやすくなります。
あわせて読みたい
冬の地面で落ち葉をめくる鳥が気になったらアカハラとオオアカハラの違い、水辺の鳥で迷ったらヒドリガモとホシハジロの違いへどうぞ。観察のあとで水筒の飲み口が気になる日は、洗い方を書いた水筒の飲み口が臭い時の洗い方もあわせて読んでみてください。
まとめ:緑のハトは色より場所。海岸は波に注意し、野鳥は離れて見る
- アオバトは緑のハトで、オスは肩が赤紫色と言われます
- ズアカアオバトは南の島にすむ近いなかまで、色だけでは見分けにくい時があります
- いちばんの手がかりは見た場所の地域。色は光で変わります
- 海岸の岩場では、柵の外に出ず、波と足元に気をつけます
- 捕まえず、えさもやらず、離れて静かに見ます
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント