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草むらや庭先で大きなカマキリに出会って、「これはオオカマキリ?それともチョウセンカマキリ?」と迷う人は多いですよね。図鑑には「カマキリ」という名前だけの項目があったり、名前の似たコカマキリも載っていたりして、ますますわからなくなります。
先に結論をひとつ。よく比べられるのは前脚のつけ根のあいだの色で、チョウセンカマキリはオレンジ色、オオカマキリは淡い黄色っぽいと言われます。後ろ羽の色(オオカマキリは紫がかった茶色)も手がかりとされます。オオカマキリのほうがひと回り大きいことが多いのですが、大きさだけでは決めません。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:見分けの早見表を見たい人|つけ根の色の見方を知りたい人|「カマキリ」の呼び名が気になる人|小さなカマキリで迷う人|見つけた時の決まりを知りたい人
見分けの早見表——前脚のつけ根・後ろ羽・大きさ
まず全体像です。オオカマキリもチョウセンカマキリも、細長い体に大きなかまを持つ、よく似たカマキリです。見る所は「前脚のつけ根」「後ろ羽」「大きさ」の3つに絞れます。
| 見る所 | オオカマキリ | チョウセンカマキリ |
|---|---|---|
| 前脚のつけ根 | 淡い黄色っぽい | オレンジ色 |
| 後ろ羽 | 紫がかった茶色と言われる | 紫がかりは弱いとされる |
| 大きさの目安 | 親指より長い程度。ひと回り大きいことが多い | やや小さいことが多い |
| 体の色 | 緑も茶色もいる。色だけでは種類を決めない | |
表の中で頼りになるのは、やはり前脚のつけ根の色です。ただ、遠くから見ると、淡い黄色もオレンジ色も同じような明るい色に見えてしまいます。まず近づきすぎずに、見える範囲で確かめてみてください。
体の色は、緑でも茶色でも同じ種類のことがあると言われます。「茶色いからチョウセンカマキリ」「緑だからオオカマキリ」と決めてしまうと、見間違いのもとです。色の理由はオオカマキリが茶色いのはなぜ?でくわしく見ています。
幼虫の時期は、成虫よりもつけ根の色がはっきりしないことがあると言われます。羽もまだ小さいので、見分けは成虫になってからのほうがやりやすいです。夏のはじめに出会った小さなカマキリは、「成長の途中」とメモしておくと、あとで見返す時に役立ちます。
つけ根の色の見方——離れて写真を撮る
前脚のつけ根は、胸のすぐ下、かまが体につながるあたりです。ここは小さな部分なので、肉眼だと見えにくいことがあります。おすすめは、離れた位置から横向きの写真を撮り、あとで大きくして見る方法です。
- 近づきすぎない。カメラのズームを使って、離れた所から撮ります
- 横から撮る。かまの内側とつけ根が写ると見比べやすくなります
- 明るい所で撮る。日かげだと、色がくすんで見えます
- 色が決められない時は決めない。「大きなカマキリ」とメモして大丈夫です
光の当たり方によって、オレンジが黄色に、淡い黄色が白っぽく見えることもあります。また、秋の終わりごろに色あせた体は、色が分かりにくくなると言われます。写真は2、3枚撮っておくと、あとから比べやすいです。
後ろ羽の色は、羽を広げた時にしか見えません。カマキリが自分で羽を広げて見せてくれた時だけ、そっと眺めます。見たいからといって、さわって広げたり、つついたりはしないでください。
「カマキリ」という呼び名——総称と種類名
「オオカマキリ カマキリ 違い」と調べる人もいます。ふだんの会話では、「カマキリ」はかまを持つ虫のなかま全体を指す言葉です。オオカマキリやチョウセンカマキリは、そのなかまの中の種類の名前にあたります。
図鑑や地域によっては、チョウセンカマキリを指して「カマキリ」と呼ぶことがあるとも言われます。扱いは本によって少しずつ違うので、調べる時は、本の説明に書かれた種類名を見てください。種類を比べたい時は、「オオカマキリとチョウセンカマキリ」のように種類名どうしで比べると、話が混ざりません。
小さなカマキリとの違い——コカマキリ・ハラビロカマキリ
大きなカマキリのほかに、似た虫に出会うこともあります。体つきの違いも、見分けの手がかりになります。
- コカマキリ:オオカマキリよりずっと小さく、茶色っぽい体です。前脚の内側に、黒っぽい模様があると言われます
- ハラビロカマキリ:お腹が幅広く見えるカマキリです。細長いオオカマキリやチョウセンカマキリとは、体つきが違います
茶色くて小さなカマキリを見て、「オオカマキリの子ども?」と思うこともあります。幼虫はもともと小さいので、成長の途中のカマキリの可能性もあります。大きさだけで決めず、前脚の内側の模様や体つきも合わせて眺めてみてください。
見る時は触らない——かまと卵のうの決まり
カマキリは、近づくと鎌をふり上げて身を守ろうとします。見つけたら、次のことを守りましょう。
- つかまない・つぶさない。見る時は離れて、そっと眺めます
- 前脚のかまに指を近づけない。はさまれるとけがをします。子どもにも先に伝えておきます
- 持ち帰らない・虫かごに入れない。見つけた場所に、そのままにして帰ります
- 卵のうにさわらない。泡のかたまりのような卵のうは、枝や壁につくことがあります。はがさず、持ち帰りません
家の中や玄関に入ってきた時は、素手でつかまずに、コップをかぶせて下に紙を差し込み、そのまま外の草や木の根元へ放します。手で払ったり、つぶしたりしないでください。
草むらに入る時は、足元にも気をつけます。長ズボンと歩きやすい靴で、私有地や立入禁止の場所には入りません。公園の草木は折ったり持ち帰ったりしないのが決まりです。
よくある疑問——大きいほうがオオカマキリ?
Q. 緑ならオオカマキリ、茶色ならチョウセンカマキリ?
いいえ、体の色では決められません。どちらにも緑と茶色の体がいると言われます。前脚のつけ根の色を見てください。
Q. 大きいほうがオオカマキリ?
オオカマキリのほうがひと回り大きいことが多いと言われますが、成長の途中の体や、個体の差もあります。大きさは参考にとどめます。
Q. 写真だけでわかる?
前脚のつけ根が写っていれば手がかりになります。それでも決まらない時は、「大きなカマキリ」のままで大丈夫です。
Q. いつごろ見られる?
夏から秋にかけて見かけやすいと言われます。地域や年によって前後するので、出会った日付も一緒にメモしておくと、あとで比べられます。
Q. 子どもと一緒に見るコツは?
「前脚のつけ根は何色かな?」と、探す楽しみを声にしてみてください。名前を当てるより、色や形を言葉にするほうが、観察は続きやすくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『似たカマキリの違いを調べるのは、決まるまでの時間も楽しいですよね。決まらなくても、「つけ根の色を見る」というコツだけ覚えておけば、次に出会った時に落ち着いて眺められると思います』
💡 この困りごとへの提案
撮った写真を見比べたり、図鑑の小さな絵を確かめたりするなら、虫眼鏡が1つあると便利です。生きた虫に近づけるためではなく、写真や図鑑の細かい部分を見る道具として使ってください。
あわせて読みたい
体の色が緑と茶色で迷ったらオオカマキリが茶色いのはなぜ?、草むらの緑の細い虫で迷ったらツユムシとウマオイの違いへどうぞ。草むらを歩いたあとにモップで床の砂を掃く日は、かけ方の順番を書いたモップのかけ方と洗い方もあわせて読んでみてください。
まとめ:つけ根の色を見る。決まらなければ決めず、触らずに眺める
- 前脚のつけ根は、チョウセンカマキリがオレンジ色、オオカマキリが淡い黄色と言われます
- 後ろ羽は、オオカマキリが紫がかった茶色とされます
- 体の色は緑でも茶色でも、同じ種類のことがあります
- 小さく茶色なら、コカマキリのこともあります
- つかまず、持ち帰らず、かまと卵のうには近づきません
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手順を1枚にまとめています。



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