ベビーバスチェアで背中はどう洗う?——座らせたまま洗う手順(前に傾けて片手で支える・泡で洗って手桶で流す)、マットがずれる時の代用と滑る物を敷かない理由、いらない家と助かる家の分かれ目、家にある物で代用する線引き、目を離さない・浴槽の縁や湯の中に置かないという約束

子供・育児・子育て

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ベビーバスチェアに座らせると、両手が空いて体の前は洗いやすいですよね。ところが背中になると、背もたれにぴったりくっついていて、どう洗えばいいのか手が止まる。抱き上げて洗うと、せっかく座らせた意味がない気もするし、濡れた赤ちゃんを片手で持ち上げるのも怖い。そんなふうに、背中のところで毎回もたついている人は多いと思います。

先に結論をひとつ。背中は「抱き上げず、少し前に傾けて片手で支えたまま、泡で洗って手桶で流す」のが基本です。そしてもうひとつ、バスチェアは赤ちゃんの体を「支える」道具であって、安全を守ってくれる装置ではありません。だから、洗っている間も手は離さず、目も離さない。この前提を置いたうえで、背中の洗い方、マットがずれる時の代用、そもそもバスチェアはいらないのかという話、家にある物で代用する時の線引きまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ背中をどう洗う?抱き上げず、前に傾けて片手で支える→第1章マットがずれる・冷たい薄いタオルまで。滑る物はNG→第2章そもそも要る?ワンオペ・双子なら助かる→第3章家にある物で代用したい大人の膝か床のマットで支える→第4章安全に使うには?目と手を離さない。縁に置かない→第5章

ケース別に読む:背中の洗い方を知りたい人マットがずれる人そもそも要るか迷う人家にある物で代用したい人安全の約束を知りたい人

背中の洗い方——抱き上げず、前に傾けて片手で支え、泡で洗って手桶で少量ずつ流す

背中を洗う時の考え方は、「赤ちゃんを動かす」のではなく「背もたれとの間に隙間を作る」です。バスチェアの背もたれは体重を受け止めていますが、上体を少し前に倒すと、肩甲骨から腰まで手が入る隙間ができます。抱き上げる必要はないんです。

「前に傾ける→泡で洗う→少量ずつ流す」の3つ1前に傾ける片手を胸から脇の下へ親指と人差し指で脇を支える首すわり前は首とあごも→ 抱き上げない2泡で洗うもう片方の手に泡をとる首の後ろ→背中→おしりしわの奥は指の腹で→ 手のひらで洗う3少量ずつ流す手桶で肩の上から顔にかからない向きで背もたれに戻して確認→ シャワーを直に当てない
  1. 片手を胸から脇の下に入れて、上体を少し前に倒す。手のひらで胸を受け、親指と人差し指で脇の下を支える形です。首がすわる前なら、手首から前腕で首とあごも一緒に受けます。傾けるのは、背もたれと背中の間に手が入る程度で十分です
  2. もう片方の手に泡をとって、首の後ろから背中、おしりへ。ガーゼやスポンジより、泡をつけた手のひらの方が、ずれた時に気づきやすく、力加減も分かります。首のしわ・脇の下・おしりの割れ目は、指の腹でなでるように
  3. 手桶で、肩の上から少量ずつ流す。シャワーを背中に直接当てると、はねた湯が顔にかかったり、勢いに驚いて反り返ったりします。手桶かペットボトルで、肩の上から少しずつ。流し終えたら背もたれに戻して、泡が残っていないか首の後ろと背もたれの縁を確かめます

やってはいけないのは、座らせたまま赤ちゃんを立たせることと、片手で持ち上げて宙に浮かせること。どちらも濡れた体は滑りやすく、バスチェアもろとも倒れる形になります。もうひとつ、洗っている途中で自分だけ立ち上がって、シャンプーを取りに行くというのも避けたい動きです。手が離れた瞬間に前に倒れる、というのがよくある形なんです。使う物は、座る前にすべて手の届く所に並べておきましょう。

マットがずれる・お尻が冷たい時の代用——薄いタオルまで。滑る物は敷かない

座面に付いてくるマットは、ずれたり、冷たかったり、乾きが悪かったりして、「別の物を敷きたい」という声をよく見ます。敷いていいのは、濡らして絞った薄いタオルかガーゼまで。厚みのある物や、表面がつるつるした物は、座面の形が持っている「支え」を消してしまいます。

代用の候補 向くか 理由
薄いフェイスタオル(濡らして絞る) 座面に密着して冷たさをやわらげる。厚いと沈むので1枚だけ
ガーゼ・沐浴布 冷たさ対策に。ずれやすいので端を座面の下に挟む
バスタオル 厚くて体が沈み、支えの角度が変わる。畳んで重ねない
ビニールシート・レジャーシート × 濡れると滑る。体が前にずり落ちる
厚手のクッション・座布団 × 沈んで姿勢が崩れる。水を吸って乾かず、カビの元
浮き輪・首浮き輪 × 座面の上にも、バスチェアの代わりにも使わない

マットがずれること自体は、ずれない場所にバスチェアを置くことで減らせます。洗い場の床の、排水口から離れた平らな所。ぬめりや泡が残っている床は、バスチェアごと滑るので、置く前にさっと流しておくと安心です。マットや座面のゴムに黒い点が出てきた時の落とし方と、落ちなければ買い替えという判断は、ベビーバスチェアのゴムにカビにまとめています。

そもそもバスチェアはいらない?——助かる家と、なくても回る家の分かれ目

バスチェアは、使う期間が短い道具の代表です。首がすわってから、自分で立ち上がろうとするまで。だから「いらなかった」という声も多いのですが、助かる家は本当に助かる道具でもあります。分かれ目は、入浴の時に大人が何人いるかと、洗う子どもが何人いるかです。

状況 バスチェアは 理由
ワンオペで自分も洗いたい 助かる 自分の体や髪を洗う数分、座らせておける。ただし目と手は離さない
双子・年子 助かる 1人を洗う間、もう1人の居場所になる
上の子と3人で入る 助かる 上の子を洗う間の置き場所。上の子が近づきすぎない工夫は要る
夫婦で分担できる なくても回る 洗う人と受け取る人がいれば、道具は要らない
洗い場が狭くて置けない なくても回る 置けなければ意味がない。先に洗い場の幅を測る
首がすわる前から使いたい 待つ 対象月齢の表示を守る。首すわり前は沐浴の道具で

「助かる」に入った家でも、座らせておける時間は「自分の目と手が届く数分」です。バスチェアは、赤ちゃんの体を起こして支える道具であって、目を離しても大丈夫にしてくれる装置ではありません。ここは、いらないかどうかの前に押さえておきたいところ。買う前に迷っている人は、ベビーバスはいらない?後悔した理由で、同じ「短い期間の道具」の考え方も参考にしてみてください。

家にある物で代用する時の線引き——大人の膝か床のマット。浴槽の縁や湯の中はNG

バスチェアを買わずに済ませたい時、代わりになるのは「赤ちゃんの体を、大人の体で支える形」です。道具で支えるのではなく、大人が座って、膝や腕で支える。これがいちばん安全に近い代用なんです。

代用のOKとNGOK大人が座って膝の上に洗い場のマットに座らせ手で支える首すわり前は沐浴の容器で使う物は先に手元にそろえる目と手を離さないNG浴槽の縁にバスチェアを置く湯を張った浴槽の中に置く風呂のふたや椅子の上に置く浮き輪・首浮き輪で代わりに自分だけ立ち上がって離れる
  • 大人が洗い場に座り、膝の上に乗せる。太ももで体を受け、片腕で胸を支えます。滑りやすいので、膝に薄いタオルを1枚
  • 洗い場のマットに座らせて、手で支える。お座りが安定してからの形です。背中は同じく前に傾けて
  • 首がすわる前は、沐浴の容器で。バスチェアも、その代用も、首がすわる前には向きません

逆に、やってはいけない代用があります。浴槽の縁にバスチェアや代わりの物を置く湯を張った浴槽の中に置く、風呂のふたや大人の椅子の上に置く。どれも「高さがあって洗いやすそう」に見えますが、ずれた先が湯の中や硬い床です。首浮き輪や浮き輪を代わりにするのも、支えにはなっていません。腰がすわる前の「座らせる道具」を家にある物で代用する時の線引きは、バンボの代用は何が使える?と共通するので、あわせてどうぞ。

安全に使うための約束——目と手を離さない、縁や湯の中に置かない、のぼせと滑り

最後に、バスチェアの型に関係なく共通する約束をまとめます。どれも当たり前に聞こえますが、忙しい入浴の中でいちばん抜けやすいところなんです。

  • 目を離さない、手の届く所にいる。赤ちゃんは浅い水でも溺れます。洗い場の床にたまった湯や、洗面器の水でも同じです。取りに行く物があるなら、一緒に浴室を出てください
  • 浴槽の縁や、湯を張った浴槽の中にバスチェアを置かない。吸盤付きでも、湯の中や縁は想定されていません。使うのは洗い場の平らな床だけです
  • バスチェアは「支え」であって、安全装置ではない。ベルトや吸盤があっても、倒れる・抜け出す・ずり落ちるはあり得る前提で使います
  • のぼせ。座らせている間も浴室は暑く、湯をかけ続ければ体は温まります。顔が赤い・ぐったりしている・機嫌が急に悪くなったら、切り上げて涼しい所で水分を。様子がおかしければ受診してください
  • 滑り。床の泡と、赤ちゃんの体の泡。バスチェアを置く前に床を流し、抱き上げる前に体の泡を流す。抱き上げる時は必ず両手で
  • 吸盤・ベルト・脚のがたつきを毎回見る。吸盤が劣化して付かなくなった物、ひびの入った物は使わない。対象月齢と体重の表示を守ります

自分で立ち上がろうとするようになったら、それがバスチェアの卒業の合図です。使わなくなった後にどうするかは、ベビーバスの話とほぼ同じなので、ベビーバスを使わなくなったらも参考になります。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、バスチェアでいちばん大事なのは洗い方のコツより「使う物を先に全部並べる」だと思っています。手が離れる瞬間を作らないことが、どんな道具より効きますよね』

💡 この困りごとへの提案

ワンオペや双子で「助かる」側に入った家なら、洗い場の床に置けて、座面が外せて洗いやすい形の物を1つ。対象月齢と体重の表示、吸盤の有無、背もたれの角度が変えられるかを見て選ぶと、あとで困りません。


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買うかどうかで迷っている人は、同じ「短い期間の道具」としてベビーバスはいらない?後悔した理由を先にどうぞ。座面のゴムや吸盤に黒い点が出てきた時はベビーバスチェアのゴムにカビ、卒業した後の再利用と捨て方はベビーバスを使わなくなったら、座らせる道具を家にある物で代用する時の線引きはバンボの代用は何が使える?にまとめています。

まとめ:背中は前に傾けて片手で支える。目と手を離さず、縁や湯の中に置かない

  1. 背中は抱き上げず、前に傾けて片手で支えて泡で洗う。流すのは手桶で少量ずつ
  2. マットの代用は濡らした薄いタオルまで。ビニールや厚い物は滑る・沈む
  3. 助かるのはワンオペ・双子・上の子と入る家。座らせておけるのは目と手が届く数分
  4. 代用は大人の膝か床のマット。浴槽の縁や湯の中にバスチェアを置かない
  5. 目を離さない。バスチェアは支えであって安全装置ではない。のぼせと滑りに注意

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ベビーバスチェアの背中の洗い方の早見表:背中は抱き上げず、片手を胸から脇の下に入れて上体を少し前に傾け、もう片方の手に泡をとって首の後ろから背中、おしりへ手のひらで洗い、手桶で肩の上から少量ずつ流す。座らせたまま立たせない、自分だけ立ち上がって離れない、使う物は先に手元にそろえる。マットの代用は濡らして絞った薄いタオルかガーゼまで、ビニールシートや厚いクッションは滑る・沈むので敷かない。助かるのはワンオペ・双子・上の子と入る家、夫婦で分担できる家や洗い場が狭い家はなくても回る、首すわり前は使わない。代用は大人が座って膝の上か洗い場のマットに座らせて手で支える形、浴槽の縁や湯を張った浴槽の中、風呂のふたや椅子の上に置かない、浮き輪や首浮き輪で代わりにしない。目と手を離さない、バスチェアは支えであって安全装置ではない、のぼせたら切り上げて水分、床と体の泡を流してから両手で抱き上げる、吸盤やベルトの劣化と対象月齢の表示を毎回見る

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