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「トイレトレーニングを始めたいけれど、おまるは買わなくてもいいのかな」。使う期間は短いし、置き場所は取るし、毎回洗うのも手間ですよね。補助便座だけで始められないか、洗面器や小さいバケツで代用できないか、と考える人は多いと思います。帰省先や旅先で「おまるがない」と困る場面もあります。
先に結論をひとつ。何で代用するかより先に、「おまるが何をしてくれているか」を押さえること。役目は3つ、足がつく・怖くない・すぐ座れる、です。この3つを別の物で満たせるなら、おまるがなくても始められます。逆に「足がつく」と「倒れない」を外した代用は、どんなに手軽でも向きません。代用の線引き、いらない家と要る家の分かれ目、旅先の一時しのぎ、買うなら見るところまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:おまるの役目を先に知りたい人|補助便座や洗面器で代用したい人|要るかいらないか迷う人|旅先や帰省先で困っている人|買うなら何を見るか知りたい人
先におまるの役目——足がつく・怖くない・すぐ座れる
おまるは「便器の小さい版」というより、子どもの体の大きさに合わせた、座る場所です。大人用の便器と比べて何が違うのかを分けると、代用に何を求めればいいかが見えてきます。
- 足が床につく。足がつくと、お腹に力を入れて踏ん張れます。大人用の便座に座ると足がぶらぶらして、力が入らないうえに「落ちそう」で怖い、という子が多いんです
- 怖くない。高さがない、水を流す音がしない、穴が小さい。トイレという場所そのものを怖がる時期に、リビングで座れる安心感があります
- すぐ座れる。「出そう」と気づいてから座るまでの時間が短い時期に、トイレまで歩いて便座をセットするより間に合いやすい、という役目です
つまり、代用に求めるのもこの3つです。ここでひとつ添えておくと、トイレトレーニングを始める時期は子どもによって違います。「何歳になったから」で決めるより、おしっこの間隔が空いてきた、トイレに興味を持つ、座るのを嫌がらない、といった様子で判断する家が多いですよね。成長の速さや順番は一人ひとり違うので、「この月齢ならおまるが要る・要らない」とは言い切れません。おまるを買うかどうかは、時期の話ではなく、家の間取りと子どもの怖がり方の話として考えると迷いません。
代用の線引き早見表——補助便座と踏み台は向く、洗面器やバケツは向かない
「おまるの代わり」として名前が挙がる物を、役目3つに照らして並べました。向くのは補助便座と踏み台の組み合わせで、それ以外は理由があって向きません。
| 代用の候補 | 足がつく | 怖くない・すぐ座れる | 向くか | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 補助便座+踏み台 | 踏み台があれば○ | 慣れ次第。トイレへ移動は要る | 向く | いちばん現実的。おまるを飛ばす家も多い |
| 補助便座だけ(踏み台なし) | × | 足がぶらぶらで怖がりやすい | 踏み台を足す | 踏ん張れないと力が入らない |
| 子ども用の携帯トイレ(使い捨て) | ○ | ○ | 一時しのぎに | 旅先・車内・帰省先。毎日には向かない |
| 小さい椅子に容器をはめる | ○ | ぐらつく | 向かない | 容器がずれて倒れる。衛生も保ちにくい |
| 洗面器・バケツ・鍋 | × | × | 向かない | 倒れる・縁が硬い・親が支え続ける |
| 床にシートを敷いてさせる | — | — | 向かない | 衛生面と、トイレの習慣に結びつかない |
洗面器やバケツを「向かない」とする理由は、はっきりしています。倒れるからです。子どもは座ったまま体をひねりますし、立ち上がる時に縁に手をついて体重をかけます。底が小さい容器はそこで傾き、中身がこぼれて、子どもが滑って転びます。縁の硬いプラスチックや金属は、肌に食い込んで痛いですし、座り心地が悪いと座ること自体を嫌がるようになりがちです。「今日だけ」のつもりでも、転んで嫌な思いをすると、その後のトイレトレーニング全体が遠回りになります。
もうひとつは衛生です。排泄物が付く物は、使うたびに洗うのが基本で、これは代用品でも同じです。洗面器やバケツを一度でも代用に使ったら、その後は掃除や洗濯には戻さず、用途を分けてください。洗い方や臭いの落とし方はおまるの掃除の仕方にまとめています。
いらない家・要る家の分かれ目——トイレの近さと、怖がるかどうか
「補助便座と踏み台で足りる」と分かったところで、今度は「うちはどっち?」です。決め手はふたつ、トイレまでの近さと、子どもがトイレを怖がるかどうか。図にすると、こんな分かれ方になります。
どちらにも当てはまらない、という家は、補助便座と踏み台から始めて、嫌がるようならおまるを足す順番で困りません。「おまるで慣れてから補助便座へ」という2段階が定番のように語られますが、最初から補助便座で進む子も多く、どちらが正しいということはないんです。踏み台が本当に要るかどうかは補助便座に踏み台はいらない?で、買ってから「こうすればよかった」となりやすい点は補助便座・おまるは後悔する?にまとめています。買う前にどちらも目を通しておくと、遠回りが減りますよ。
旅先・帰省先の一時しのぎ——携帯トイレ、補助便座を持参、おむつに戻す
家では順調なのに、旅先や帰省先で「おまるがない」「トイレが怖い」で止まってしまう、という声はよく見ます。環境が変わると失敗が増えるのは珍しいことではないので、数日の一時しのぎと割り切るのが気持ちの面でも楽です。
- 子ども用の携帯トイレ。吸水シートが入った使い捨てで、車の中や渋滞、帰省先の座敷でも使えます。使った後は袋に入れて口を閉じ、捨てる場所は現地の分別に従って
- 補助便座を持参する。折りたたみ式なら荷物に入ります。現地のトイレに載せて使い、足元は安定した踏み台か、なければ親が体を支えて。段ボール箱や不安定な台を踏み台の代わりにすると、踏み外して転びます
- 一時的におむつやトレーニングパンツに戻す。「せっかく進んだのに」と感じるかもしれませんが、環境が変わって失敗が増えるのはよくあることで、家に帰ればまた進みやすい、という声が多いです。失敗を叱らないことの方が、道具よりずっと大事です
- 帰省先で借りる・買う。上の子のおまるが残っている、という家もありますよね。借りた物は、使う前に一度洗ってから。詳しい洗い方は第2章で触れた掃除の記事へ
買うなら見るところ——倒れにくさ・洗いやすさ・取っ手
ここまで読んで「やっぱり買っておこう」という人へ。おまるは形の違いで使い勝手が変わります。倒れにくいか・中の容器を外して洗えるか・補助便座として使い回せるかの3点で見ると、外しにくいです。
- 形。またいで座るおまる型、座面に座る椅子型、座面を外して補助便座になる2段階型。長く使いたいなら2段階型、リビングに置くなら小さい椅子型、という選び方が多いです
- 倒れにくさ。底が広く、床に接する面に滑り止めがある物。子どもが立ち上がる時に手をついても傾かないかを見ます
- 洗いやすさ。受け皿が外せて、溝や継ぎ目が少ない物。ここは毎日の手間に直結します
- 取っ手。握る所があると、座る時と踏ん張る時に体が安定します。補助便座として使う時にも役立ちます
- 音や光が出る物。楽しんで座る子もいれば、気が散る子もいます。電池の管理と、捨てる時に電池を外す手間も頭に入れておくと安心です
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、おまるか補助便座かより、「足がついて踏ん張れるか」の方がずっと大事だと思っています。仕事柄、踏ん張れない姿勢では力が入らないのは、大人も子どもも同じだとよく感じます』
💡 この困りごとへの提案
代用の本命が「補助便座と踏み台」なら、折りたたみ式で取っ手のついた補助便座がひとつあると、家でも帰省先でも同じ座り心地で進められます。おまるを買うか迷っている家ほど、先にこちらを揃える方が無駄になりにくいです。
あわせて読みたい
買うかどうかで迷っている人は、補助便座・おまるは後悔する?を先にどうぞ。踏み台が本当に要るかは補助便座に踏み台はいらない?、代用品やおまるの毎回の洗い方と臭いの落とし方はおまるの掃除の仕方、狭いトイレでの置き場と次の子までの保管は補助便座の保管方法にまとめています。
まとめ:役目は足がつく・怖くない・すぐ座れる。補助便座と踏み台は向く、倒れる容器は使わない
- 先におまるの役目。足がつく・怖くない・すぐ座れる、の3つを別の物で満たせるか
- 向く代用は補助便座+踏み台。踏み台なしは足がぶらぶらで踏ん張れない
- 洗面器・バケツ・鍋は使わない。倒れて転ぶ、縁が硬い、衛生が保てない
- 旅先は携帯トイレか補助便座の持参。おむつに戻すのも数日なら後戻りではない
- 時期は子どもによる。何歳だからではなく様子で決め、失敗を叱らない
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手順を1枚にまとめました。



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