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荷造りをしていたら、思ったより入らなくて何度も詰め直した、フタを閉じようとして片手で押さえながら格闘した、という経験はありませんか。帰りにお土産が増えて、行きよりぎゅうぎゅうになることも珍しくありませんよね。
先に結論をひとつ。詰め方には、実は「開き方」と「重さの置き場所」という2つの土台があります。この2つを押さえたうえで、畳む・丸める・圧縮を使い分けると、同じ荷物でも驚くほどすっきり収まります。開き方で分ける基本、重い物の置き場所、畳む・丸める・圧縮の使い分け、割れ物と隙間の対策、すぐ出す物の置き場、帰りの空きの残し方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:開き方から知りたい人|重い物の置き場所に迷う人|畳み方で悩んでいる人|割れ物を入れたい人|すぐ出したい物がある人|帰りの荷物が心配な人
先に開き方で分ける——両開きと片開き
詰め方のコツは、実はケースの開き方によって変わります。まず自分のケースがどちらのタイプか確認しましょう。
| 開き方 | 特徴 | 詰め方の基本 |
|---|---|---|
| 両開き(観音開き) | 2つの面にほぼ均等に分かれる | 荷物を半分ずつ振り分けて詰める |
| 片開き | フタ側が浅く、本体側が深い | 本体側に重ねて詰め、フタ側の仕切りポケットを活用する |
両開きは、片側だけに寄せると閉まりにくくなります。両面の厚みが近くなるように意識すると、フタがすんなり閉まりますよ。片開きは、フタ側の仕切りポケットにペラペラした軽い物(下着や充電ケーブルなど)を入れ、本体側にかさのある衣類を重ねると、フタを閉じた時の圧迫感が減ります。
重い物は車輪側(立てた時の下)が原則——理由は重心
スーツケースを立てて運ぶ時、車輪がある方が「下」になります。重い物ほど、この下側に詰めるのが原則です。理由は重心にあります。重い物が下にあると、立てて転がした時に安定しますし、上に軽い物を乗せる形になるので、下の重みで上の荷物がつぶれる心配も減ります。逆に、重い物を上に詰めてしまうと、転がしている最中に倒れやすくなったり、下の柔らかい物や割れ物を押しつぶしてしまったりします。靴や本、化粧水のボトルなど、重さのある物から先に車輪側へ置き、その上に衣類を重ねていくとうまく収まります。
畳む・丸める・圧縮の使い分け表
衣類の入れ方にも、向き不向きがあります。全部同じ方法で詰めるより、使い分けた方がすっきりまとまります。
| 方法 | 向く物 | コツ |
|---|---|---|
| 畳む | スーツ・シャツなど型崩れを避けたい物 | 大きめに畳んで平らに重ねる |
| 丸める | Tシャツ・下着・靴下 | 隙間を埋めやすく、しわも目立ちにくい |
| 圧縮袋 | 厚手の服・かさばる物 | 体積は減るが重さは変わらないので入れすぎに注意 |
圧縮袋は、詰め込める量が増える分、気づかないうちにケースの重量そのものが増えていきます。空気は減らせても、重さは減らせないことを覚えておいてください。持ち込みや預け入れの重さの上限が気になる人は、詰め終わったら一度、家の体重計にケースを乗せて確認しておくと安心です。
割れ物は服で挟んで中央に、隙間を作らない
お土産の瓶や陶器、化粧品のボトルなど、割れ物は置き場所ひとつでリスクが大きく変わります。
- 角や側面ではなく、真ん中に置く。外側は衝撃を受けやすい場所です
- 服で包んでから置く。厚手のトレーナーやタオルで挟むとクッションになります
- 隙間には丸めた靴下やタオルを詰める。隙間があると輸送中に荷物が動き、割れ物にぶつかる原因になります
詰め終わったら、ケースを軽く揺すってみてください。中で音を立てて動く物があれば、隙間が残っているサインです。隙間なくきっちり詰まっているケースの方が、実は中で荷物が動かず、割れ物にも衣類にもやさしいんです。
すぐ出す物は上か外ポケットへ、液体と匂う物は袋で二重に
着替え1式・充電器・常備薬・機内で使う物などは、ケースの一番奥にしまってしまうと、必要な時に全部出す羽目になります。一番上、または外側のポケットにまとめておくと、ホテルでも移動中でもすぐ取り出せます。
化粧水や日焼け止めなどの液体、匂いの強い物は、気圧の変化や振動で漏れることがあります。ジッパー付きの袋で二重に包んでおくと、万が一漏れても他の荷物を汚さずに済みます。なお、機内に持ち込む液体には、容器の大きさや合計量についての規定があります。規定は航空会社や便によって異なることがあるので、断定はせず、利用する航空会社の案内で自分で確認してください。
帰りに増える分の空きを残す——行きは詰めすぎない
お土産や買い物で、帰りは行きより荷物が増えることがよくあります。行きの時点で気持ち余裕を残しておくと、帰りに慌てて別の袋を買い足す必要が減ります。空いたスペースには、丸めた衣類を仮置きしておけば、帰りにそのまま抜き取ってお土産のスペースに変えられます。折りたたみ式のサブバッグを1つ隅に入れておくと、ケースに入りきらなかった分をそちらで持ち帰れるので、さらに安心です。
詰め終わったケースは、見た目より重くなっていることがあります。重すぎるケースを片手で持ち上げないでください。階段では、エレベーターを使うか、台車や同行者と一緒に持ち上げるようにしましょう。キャスターカバーを付けている人は、装着したまま強く引きずらず、外れたカバーをその場に放置しないよう気をつけてください(他の人が踏む心配があります)。カバーの選び方は別記事にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、詰め方は「重い物を下」の1点だけ守っても、だいぶ変わると思っています。あとは服で割れ物を包む、これだけで安心感が違いますよ』
仕切りや圧縮の道具を1つ持っておくと、畳む・丸める・圧縮の使い分けがぐっと楽になります。用途ごとに袋を分けておけば、ホテルでの出し入れも探し物をせずに済みますよ。
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まとめ:重い物は下、割れ物は中央、隙間を作らない
- まず両開きか片開きかを確認し、開き方に合わせて詰める
- 重い物は車輪側(下)に。重心が安定し倒れにくくなる
- 衣類は畳む・丸める・圧縮を使い分ける。圧縮は重さが減らない点に注意
- 割れ物は服で挟んで中央、隙間には丸めた物を詰める
- すぐ出す物は上か外ポケット、液体は袋で二重にする。液体の規定は自分で確認する
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手順を1枚にまとめました。



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