コンバースのかかとロゴの違いで系統がわかる——星・三ツ星・ヒゲの見分け図鑑

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フリマアプリでコンバースを眺めていて、「このかかとのマーク、いつもの星と違う…?」と手が止まったことはありませんか。星がひとつだったり3つ並んでいたり、そもそも星じゃなくて三角がふたつだったり。同じコンバースなのに、かかとの顔つきがモデルによってはっきり違うんです。

実はこれ、偶然ではありません。かかとのラベルは、そのモデルの系統を示す「名札」のような存在で、ここを見るだけで一足の正体がかなり絞り込めます。この記事では、かかとの意匠を手がかりにコンバースの系統を見分ける方法を、図鑑のようにまとめていきます。

かかとを見れば系統がわかる 星+「ALL STAR」の文字 → いつもの定番オールスター 星が3つならぶ(三ツ星) → 海外の復刻「CT70」 大きな星がひとつだけ → 日本の「オールスター レガシー」 三角がふたつ(ヒゲ) → スマイルでおなじみジャックパーセル ※フリマや中古で正体を知りたいときに

かかとのラベルは、系統を示す「名札」

コンバースのかかとに付いている小さなラベルは、ヒールラベル(ヒールパッチ)と呼ばれるパーツです。もともとはかかとの縫い合わせ部分を保護・補強する実用的なパーツなのですが、モデルごと・時代ごとに意匠が変えられてきたおかげで、結果的に「どの系統の、どんな出自の靴か」を語る名札になっています。

しかもかかとは、色あせやすいアッパーの生地と違って意匠の形がはっきり残りやすい場所。フリマの写真でも「かかとの写真を1枚見せてもらう」だけで判断材料がぐっと増えます。それでは、代表的な4つの顔を順番に見ていきます。

星+「ALL STAR」の文字=いつもの定番オールスター

まずはいちばん見かける顔から。白いラベルに「ALL STAR」の文字と星マークが入っていたら、日本の定番キャンバスオールスターです。街で、学校で、駅で、今日もいちばんすれ違っている確率が高いのがこの名札ですね。

日本のオールスターはコンバースジャパンが企画・販売していて、実は海外の「Converse」とは別の会社が手がけています。同じ星のマークなのに会社が別、という少し不思議な事情はコンバースの日本製の違いの記事で詳しくまとめました。かかと違いの図鑑を読むうえでも背景として面白い話なので、あとでのぞいてみてください。

星が3つ並ぶ「三ツ星」=海外の復刻CT70

次はスニーカー好きの間で有名な顔。中央の大きな星の両脇に、小さな星がひとつずつ並ぶ「三ツ星」のラベルを見つけたら、それは海外のConverse社が展開する復刻シリーズ「CT70(Chuck 70)」の可能性が高いです。1970年代ごろのオールスターの意匠を再現したシリーズで、ラベルの三ツ星も当時のデザインに由来します。

ここで「あれ、CT70ってお店で見たことないような」と思った人は鋭いです。CT70は商標権の関係で、日本のお店に正規品として並ぶことがありません。つまり国内のフリマや中古市場で三ツ星を見かけた場合、それは海外から持ち込まれた個体ということになります。CT70という呼び名の由来やチャックテイラーという人物の話は、チャックテイラーとオールスターの違いの記事でほどいています。

大きな星がひとつ=日本の「オールスター レガシー」

三ツ星とよく似た雰囲気で、中央に大きな星がひとつだけのラベルなら、日本のコンバースの「オールスター レガシー(ALL STAR LGCY)」が候補です。公式ニュースによると1970年代のオールスターに着想を得たモデルで、かかとの「CHUCK TAYLOR」表記や青い星のアンクルパッチなど、当時をリスペクトした意匠が特徴です。

ヴィンテージ調という立ち位置がCT70と近いので、フリマでは混同されやすい2つですが、かかとが「三ツ星ならCT70系、大きな星ひとつならレガシー」と覚えておくと、写真1枚で区別がつきます。せっかくの図鑑なので、ここはテストに出るポイントとして押さえておきたいところです。

三角ふたつの「ヒゲ」=ジャックパーセル

最後は星ですらない顔。かかとに三角形がふたつ並んだマークがあったら、それはジャックパーセルです。この意匠、ヒゲのように見えることから通称「ヒゲ」と呼ばれていて、コンバース公式のヒストリーでも愛称として紹介されています。つま先に入った笑った口のような曲線「スマイル」とセットで、ジャックパーセルの二大トレードマークです。

名前の由来はオールスターと同じく人名で、こちらはバドミントンの世界チャンピオンだったジャック・パーセル氏。公式ヒストリーによると、氏が開発に携わった第1号モデルは1935年に誕生し、シグネチャーモデルの先駆けとも言われています。発売当初は別の会社が手がけていて、1970年代にコンバースのもとで販売されるようになった、という少し変わった経歴の持ち主です。かかとのヒゲも最初からあったわけではなく、1960年代に登場した意匠なのだとか。

ゆきこ( ゚Д゚)『かかとのマーク、ぜんぶ靴の履歴書だったのね…』

オールスターと比べると、ジャックパーセルはローカットのみのすっきりした佇まいで、スマイルのおかげでどこか上品な余裕があります。きれいめの服に合わせたい人に長く愛されている系統です。(楽天市場でジャックパーセルを見るAmazonで見る

かかと見分け早見表と、フリマで見るときの心得

ここまでの4つの顔を、1枚の表にまとめておきます。

かかとの意匠 系統 ひとことメモ
「ALL STAR」の文字+星 定番オールスター 日本のいつもの一足
三ツ星(大星の両脇に小星) 海外のCT70 日本の正規ルートにはない
大きな星ひとつ オールスター レガシー 日本で買える70年代着想モデル
三角ふたつ(ヒゲ) ジャックパーセル つま先のスマイルとセット

ひとつだけ心得を添えておくと、かかとのロゴは「系統」を見分ける手がかりであって、本物かどうかを保証するものではありません。中古品はラベルの摩耗や貼り替えもあり得ますし、写真だけで真贋を断定するのは専門店でも難しい世界です。状態や出どころが気になる一足は無理をせず、新品を正規のお店で選ぶのが安心です。ちなみに正規のお店つながりで、「ABCマートのコンバースは普通のと違うの?」という疑問にはABCマート限定モデルの正体の記事でお答えしています。

まとめ:かかとの4つの顔を覚えれば、正体は写真1枚でわかる

  1. かかとのラベルは系統を示す「名札」。フリマや中古で正体を推理する最短の手がかり
  2. 「ALL STAR」の文字+星=定番オールスター、三ツ星=海外のCT70。CT70は日本の正規ルートには並ばない
  3. 大きな星ひとつ=オールスター レガシー。CT70と混同しやすいが、かかとで区別できる
  4. 三角ふたつのヒゲ=ジャックパーセル。バドミントンの世界チャンピオンの名を持つ、スマイルとセットの系統
  5. ロゴで分かるのは系統まで。真贋の判断は別問題なので、気になる個体は正規のお店で

保存版:この記事の早見表

かかとの4つの顔を1枚の画像にまとめました。スマホに保存しておくと、フリマの写真やお店の棚の前で「これはどの系統?」となったときに、その場で照合できます。

コンバースのかかとロゴ見分けカード:ALL STARの文字と星は定番オールスター、三ツ星は海外のCT70、大きな星ひとつはオールスターレガシー、三角ふたつのヒゲはジャックパーセル、ロゴでわかるのは系統までで真贋は正規店で確認

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