コリアンダーシードはそのまま?——粒の固さ、葉と種の香りの違い、パクチーの匂いが苦手な時、ない時の代わりの考え方、余った時の使い道

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コリアンダーシードの瓶を開けると、小さな丸い粒がぎっしり。これ、そのままかじって食べていいのかな、と手が止まる人は多いんですよね。しかも名前を調べると、パクチーと同じ植物だと出てきます。パクチーの匂いが苦手な人にとっては、使うのをためらう理由にもなってしまいます。

先に結論をひとつ。コリアンダーシードの粒は固い物で、砕くか、油で温めて香りを出してから使うのが基本です。そして、葉のパクチーと種のシードは、香りの印象がけっこう違うと言われています。そう覚えておくと迷いません。そのまま食べる時の考え方、葉と種の違い、パウダーとの使い分け、切らした時の代わり、余った時の使い道まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へそのまま食べたい→固い粒。砕くか油で温める第1章へ ▶パクチーが苦手→葉と種は香りが別物第2章へ ▶パウダーかシードか→使う場面と香りの出方で選ぶ第3章へ ▶切らして代わりが要る→似た役目の香辛料で補う第4章へ ▶余ってしまった→料理名の方向で少しずつ第5章へ ▶

ケース別に読む:そのまま食べたい人|パクチーが苦手な人|パウダーかシードか迷う人|切らして代わりを探す人|余ってしまった人

4コマ漫画|コリアンダーシードの種買ったけれどそのまま食べていいのかな?1コリアンダーの種は固い粒やりがちなNG粒のままかんだら固かった…2粒は固くて歯が立たない砕いて使う粒を砕く弱火の油で温める香りを立たせる3砕くと香りが出やすい余った時は煮込みに少しずつ!4少しずつなら使い切れる

そのまま食べていい?——粒は固い物です

コリアンダーシードの粒は、乾かした種のような、固くて丸い形をしています。かじってみようとしても歯が立ちにくく、無理にかむと口の中で割れて、かけらが歯にはさまることもあります。香りもかんだ時だけ強く出て、全体になじみにくいんですよね。

そのため、料理に使う時は砕くか、油で温めて香りを移すのが基本です。砕く場合は、すり鉢やスパイスミルで粗くつぶすと、香りが出やすくなります。油で温める場合は、焦げやすいので弱火にして、そばを離れず、煙が出たらすぐに火を止めてください。粒のままスープや煮込みに入れて、香りを移すだけの使い方もありますが、その場合も粒は食べる物ではなく、香りを出す役目だと考えてください。

粒をそのまま食べない3コマ1固い粒粒のままだとかみ砕けない→2砕くすり鉢やミルで粉に近づける→3油で温める弱火でそばを離れず焦がさない

瓶や袋の表示に、「そのまま食べられる」「加熱して使う」といった案内がないかも、先に見ておきたいところです。表示がない時は、粒のまま食べずに、砕くか温めるかして使うほうが安心です。小さな子どもやかみ砕きにくい人には、粒のままは出さず、取り除くか、細かく砕いた物を少量にしてください。

うっかり粒をかんでしまって、のどに引っかかる、痛みが続くといった時は、医療機関に相談してください。

パクチーの匂いが苦手でも使える?——葉と種は香りが別物

コリアンダーは、葉の部分を「パクチー」や「香菜」と呼び、種の部分を「コリアンダーシード」と呼んでいます。同じ植物なのに、使う場所が違うんですね。葉の独特の匂いが苦手でも、種は柑橘のような爽やかさと、ほんのり甘く温かい香りがあると言われていて、印象が違うと感じる人が多いようです。

パクチーの匂いが苦手な時✓種は別物と見る葉が苦手でも種は印象が違う✕思い込んで避ける葉の匂いだけで種までやめる

とはいえ、感じ方は人によって違います。「種の香りも少し気になる」という声もあります。苦手かもしれないと思う時は、最初から料理にたっぷり入れず、少量から試して、家族の分は取り分けてから足す形にすると、失敗が少なくなります。

心配な時は、味の濃い煮込みやカレーの香りづけに少量を混ぜるところから始めると、匂いだけが前に出にくいんです。サラダなど生の物は、粒の風味がそのまま目立つので、慣れてからにしましょう。香りは、ほかのスパイスと重なるとやわらいで、単独の時とは別の表情になります。

葉のパクチーの保存や使い切り方は、パクチーの保存にまとめています。種と葉を混同しないよう、買う時は、瓶やパッケージに「種」「シード」「粒」と書いてあるかを見てください。

パウダーとシードの違い——使う場面と香りの出方で選ぶ

コリアンダーには、粒のシードと、粉のパウダーがあります。違いは次のとおりです。

見分けたい点 シード(粒) パウダー(粉)
香りの出方 砕いたり温めたりして香りを出す 入れた直後から広がる
向く場面 油で温める・煮込み・漬け液 混ぜ込み・仕上げ・合わせ調味料
手間 砕く・温める手間がある そのまま使えて手軽
気をつけること 粒は固い。取り除くか砕く 香りが落ちやすい。袋の表示を見る

パウダーは手軽な反面、時間がたつと香りが抜けやすいと言われます。シードは粒のまま置けるので、使う直前に砕くと、香りが生き生きしやすいんです。どちらも保存は、密閉して光を避け、コンロの横には置かないのが基本。くわしくは胡椒の保存と同じ考え方でどうぞ。

シードを砕く道具としては、すり鉢や、手動のスパイスミルがあると楽になります。粒が飛びやすいので、袋やふたを押さえながら、少量ずつ砕いてください。

ない時の代わりの考え方——似た役目を足す

コリアンダーシードを切らしてしまった時は、「どんな役目をしてほしいか」で代わりを選ぶと迷いません。完全に同じ香りの物はないので、役目を補う発想です。

似た役目を足す3方向1爽やかさ柑橘の皮を少しだけ→2温かみクミンを少しだけ→3香りの厚みカレー粉を少しだけ
  • 爽やかさがほしい時は、レモンやゆずなど柑橘の皮を、ほんの少し
  • 温かみ・土っぽさがほしい時は、クミンを少し。クミンの代わりとシードの扱いはクミンシードの代用・そのまま使う時で触れています
  • 香りの厚みがほしい時は、カレー粉を少し。ほかの香辛料も混ざっているので、入れすぎに注意です

どの代わりを選ぶ時も、量は少なめから入れて、味見をしながら足してください。香りが変わるので、レシピどおりの味とは少し違ってきます。それでも「なくても作れる」料理も多いんです。入れなくても作れる場合は、香りの主役をほかの材料に任せてしまうのもひとつの手です。

代わりを探して何種類も買い足すと、結局使い切れない瓶が増えてしまいます。たまにしか作らない料理なら、家にある物で補うか、入れずに作るほうが気楽です。「なくても大きくは困らない」と分かっていれば、気持ちにも余裕ができますよね。

余ってしまった時の使い道——料理名の方向で少しずつ

瓶を買ったものの、使う場面が少なくて余ってしまう。スパイスではよくある話ですよね。コリアンダーシードは、ほかの香辛料と組み合わせやすく、使い道の幅は広めです。

  • ピクルス・漬け物の漬け液に粒を入れて、香りを移す
  • 煮込み料理に粒のまま入れて、香りづけにする(食べる前に取り出す)
  • ひき肉料理・ソーセージの下味に、砕いた粉を少し混ぜる
  • カレーやスープの最初に、油で温めて香りを移す

量やレシピは、瓶の裏やレシピの案内に合わせてください。まとめて使い切ろうとすると、香りが強くなりすぎることもあるので、少しずつ回すほうが続けやすいんです。

開けてから時間がたった瓶は、香りが弱くなっていることがあります。弱いからとたくさん入れて補うと、ほかの味を押しのけてしまうので、まず匂いを確かめて、足りなければ少しずつ足してください。袋や瓶の保存方法と期限の表示は、先に見ておきたい所です。傷んだようなにおい、虫、湿気で固まっている様子がある時は、使わずに処分を考えてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『スパイスは、使い道が少ないと余らせがちですよね。それなら、無理に使い切ろうとせず、香りが落ちる前に少しずつ回すほうが気持ちが楽だと思います』

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粒のままのスパイスを砕くなら、手動のスパイスミルがあると、使う直前に香りを立たせられます。スパイスは使い切れる量を買い、1回の量は袋やレシピの表示に合わせてください。


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葉のパクチーの保存と使い切りはパクチーの保存に、クミンシードの代わりとそのまま使う時の考え方はクミンシードの代用・そのまま使う時にまとめています。さやや粒が固いスパイスの仲間はカルダモンはそのまま食べる?もどうぞ。

まとめ:粒は固いので砕くか温める。葉と種は香りが別物

  1. 粒は固い物。砕くか、弱火の油で温めて香りを出す
  2. 葉のパクチーと種のシードは香りが別物。苦手でも少量から試す
  3. シードは煮込みや漬け液、パウダーは混ぜ込み向き。袋の表示を見る
  4. 切らした時は似た役目を足す。柑橘の皮・クミン・カレー粉を少しずつ
  5. 余ったら少しずつ回す。粒は子どもやかみ砕けない人に出さない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

コリアンダーシードはそのまま?の早見表:粒は固い物で、そのままかまず、すり鉢やスパイスミルで砕くか、弱火の油で温めて香りを出す。油は焦げやすいのでそばを離れず、煙が出たら火を止める。葉のパクチーと種のシードは香りが別物で、苦手でも少量から試す。シードは煮込みや漬け液向き、パウダーは混ぜ込みや仕上げ向きで、袋の表示を見て選ぶ。切らした時は、柑橘の皮、クミン、カレー粉などで似た役目を少しずつ足す。余ったら煮込みやピクルスなどに少しずつ使う。粒は小さな子どもやかみ砕けない人には出さず、取り除くか砕く。保存は密閉して光を避け、コンロの横に置かない

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