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コリアンダーシードの瓶を開けると、小さな丸い粒がぎっしり。これ、そのままかじって食べていいのかな、と手が止まる人は多いんですよね。しかも名前を調べると、パクチーと同じ植物だと出てきます。パクチーの匂いが苦手な人にとっては、使うのをためらう理由にもなってしまいます。
先に結論をひとつ。コリアンダーシードの粒は固い物で、砕くか、油で温めて香りを出してから使うのが基本です。そして、葉のパクチーと種のシードは、香りの印象がけっこう違うと言われています。そう覚えておくと迷いません。そのまま食べる時の考え方、葉と種の違い、パウダーとの使い分け、切らした時の代わり、余った時の使い道まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:そのまま食べたい人|パクチーが苦手な人|パウダーかシードか迷う人|切らして代わりを探す人|余ってしまった人
そのまま食べていい?——粒は固い物です
コリアンダーシードの粒は、乾かした種のような、固くて丸い形をしています。かじってみようとしても歯が立ちにくく、無理にかむと口の中で割れて、かけらが歯にはさまることもあります。香りもかんだ時だけ強く出て、全体になじみにくいんですよね。
そのため、料理に使う時は砕くか、油で温めて香りを移すのが基本です。砕く場合は、すり鉢やスパイスミルで粗くつぶすと、香りが出やすくなります。油で温める場合は、焦げやすいので弱火にして、そばを離れず、煙が出たらすぐに火を止めてください。粒のままスープや煮込みに入れて、香りを移すだけの使い方もありますが、その場合も粒は食べる物ではなく、香りを出す役目だと考えてください。
瓶や袋の表示に、「そのまま食べられる」「加熱して使う」といった案内がないかも、先に見ておきたいところです。表示がない時は、粒のまま食べずに、砕くか温めるかして使うほうが安心です。小さな子どもやかみ砕きにくい人には、粒のままは出さず、取り除くか、細かく砕いた物を少量にしてください。
うっかり粒をかんでしまって、のどに引っかかる、痛みが続くといった時は、医療機関に相談してください。
パクチーの匂いが苦手でも使える?——葉と種は香りが別物
コリアンダーは、葉の部分を「パクチー」や「香菜」と呼び、種の部分を「コリアンダーシード」と呼んでいます。同じ植物なのに、使う場所が違うんですね。葉の独特の匂いが苦手でも、種は柑橘のような爽やかさと、ほんのり甘く温かい香りがあると言われていて、印象が違うと感じる人が多いようです。
とはいえ、感じ方は人によって違います。「種の香りも少し気になる」という声もあります。苦手かもしれないと思う時は、最初から料理にたっぷり入れず、少量から試して、家族の分は取り分けてから足す形にすると、失敗が少なくなります。
心配な時は、味の濃い煮込みやカレーの香りづけに少量を混ぜるところから始めると、匂いだけが前に出にくいんです。サラダなど生の物は、粒の風味がそのまま目立つので、慣れてからにしましょう。香りは、ほかのスパイスと重なるとやわらいで、単独の時とは別の表情になります。
葉のパクチーの保存や使い切り方は、パクチーの保存にまとめています。種と葉を混同しないよう、買う時は、瓶やパッケージに「種」「シード」「粒」と書いてあるかを見てください。
パウダーとシードの違い——使う場面と香りの出方で選ぶ
コリアンダーには、粒のシードと、粉のパウダーがあります。違いは次のとおりです。
| 見分けたい点 | シード(粒) | パウダー(粉) |
|---|---|---|
| 香りの出方 | 砕いたり温めたりして香りを出す | 入れた直後から広がる |
| 向く場面 | 油で温める・煮込み・漬け液 | 混ぜ込み・仕上げ・合わせ調味料 |
| 手間 | 砕く・温める手間がある | そのまま使えて手軽 |
| 気をつけること | 粒は固い。取り除くか砕く | 香りが落ちやすい。袋の表示を見る |
パウダーは手軽な反面、時間がたつと香りが抜けやすいと言われます。シードは粒のまま置けるので、使う直前に砕くと、香りが生き生きしやすいんです。どちらも保存は、密閉して光を避け、コンロの横には置かないのが基本。くわしくは胡椒の保存と同じ考え方でどうぞ。
シードを砕く道具としては、すり鉢や、手動のスパイスミルがあると楽になります。粒が飛びやすいので、袋やふたを押さえながら、少量ずつ砕いてください。
ない時の代わりの考え方——似た役目を足す
コリアンダーシードを切らしてしまった時は、「どんな役目をしてほしいか」で代わりを選ぶと迷いません。完全に同じ香りの物はないので、役目を補う発想です。
- 爽やかさがほしい時は、レモンやゆずなど柑橘の皮を、ほんの少し
- 温かみ・土っぽさがほしい時は、クミンを少し。クミンの代わりとシードの扱いはクミンシードの代用・そのまま使う時で触れています
- 香りの厚みがほしい時は、カレー粉を少し。ほかの香辛料も混ざっているので、入れすぎに注意です
どの代わりを選ぶ時も、量は少なめから入れて、味見をしながら足してください。香りが変わるので、レシピどおりの味とは少し違ってきます。それでも「なくても作れる」料理も多いんです。入れなくても作れる場合は、香りの主役をほかの材料に任せてしまうのもひとつの手です。
代わりを探して何種類も買い足すと、結局使い切れない瓶が増えてしまいます。たまにしか作らない料理なら、家にある物で補うか、入れずに作るほうが気楽です。「なくても大きくは困らない」と分かっていれば、気持ちにも余裕ができますよね。
余ってしまった時の使い道——料理名の方向で少しずつ
瓶を買ったものの、使う場面が少なくて余ってしまう。スパイスではよくある話ですよね。コリアンダーシードは、ほかの香辛料と組み合わせやすく、使い道の幅は広めです。
- ピクルス・漬け物の漬け液に粒を入れて、香りを移す
- 煮込み料理に粒のまま入れて、香りづけにする(食べる前に取り出す)
- ひき肉料理・ソーセージの下味に、砕いた粉を少し混ぜる
- カレーやスープの最初に、油で温めて香りを移す
量やレシピは、瓶の裏やレシピの案内に合わせてください。まとめて使い切ろうとすると、香りが強くなりすぎることもあるので、少しずつ回すほうが続けやすいんです。
開けてから時間がたった瓶は、香りが弱くなっていることがあります。弱いからとたくさん入れて補うと、ほかの味を押しのけてしまうので、まず匂いを確かめて、足りなければ少しずつ足してください。袋や瓶の保存方法と期限の表示は、先に見ておきたい所です。傷んだようなにおい、虫、湿気で固まっている様子がある時は、使わずに処分を考えてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『スパイスは、使い道が少ないと余らせがちですよね。それなら、無理に使い切ろうとせず、香りが落ちる前に少しずつ回すほうが気持ちが楽だと思います』
💡 この困りごとへの提案
粒のままのスパイスを砕くなら、手動のスパイスミルがあると、使う直前に香りを立たせられます。スパイスは使い切れる量を買い、1回の量は袋やレシピの表示に合わせてください。
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葉のパクチーの保存と使い切りはパクチーの保存に、クミンシードの代わりとそのまま使う時の考え方はクミンシードの代用・そのまま使う時にまとめています。さやや粒が固いスパイスの仲間はカルダモンはそのまま食べる?もどうぞ。
まとめ:粒は固いので砕くか温める。葉と種は香りが別物
- 粒は固い物。砕くか、弱火の油で温めて香りを出す
- 葉のパクチーと種のシードは香りが別物。苦手でも少量から試す
- シードは煮込みや漬け液、パウダーは混ぜ込み向き。袋の表示を見る
- 切らした時は似た役目を足す。柑橘の皮・クミン・カレー粉を少しずつ
- 余ったら少しずつ回す。粒は子どもやかみ砕けない人に出さない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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