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引き出しを開けると、スプーンとフォークと箸と、なぜか輪ゴムと栓抜きが混ざって全部が斜めになっている。急いでいる朝ほど、目当てのスプーンが出てこない。子どもに「フォークどこ?」と聞かれるたびに親が探す、という家は多いと思います。
先に結論をひとつ。カトラリーの収納は、100均の仕切りでほとんど解決します。ただしその前に、たった1つだけやることがあって、そこを飛ばすと「買ったのに入らない」で二度買いになるんです。順番に見ていきましょう。
買う前に引き出しを測る——測るのは4か所だけ
飛ばしがちだけれど、いちばん結果が変わるのがここです。売り場でだいたいの見当をつけて買うと、あと5ミリで入らない、という悲しいことが起きます。メジャーとメモだけ持って、次の4つを測ってください。
- 内寸の幅:引き出しの内側の左右の長さ。外側ではなく中の板から板まで
- 内寸の奥行き:手前の板から奥の板まで
- 内寸の深さ:底から、引き出しを閉めた時に上の天板や次の段に当たる高さまで。深さを測り忘れると、閉まらないという事故になります
- 開いた時の有効幅:引き出しが全部引き出せず、手前の枠に隠れて奥まで見えない構造のことがあります。実際に手が入って取り出せる範囲を確認します
もう1つ、持っている中でいちばん長いカトラリーの長さも測っておきましょう。菜箸やお玉、サーバー類は、スプーンの倍近い長さがあります。ここが入らないと、結局その一群だけ引き出しの上に転がることになるんです。
100均の仕切り、どれを選ぶ?——形ごとの向き不向き
- 区切り済みのトレー:最初から3〜5列に分かれている定番の形。本数が決まっていて、増える予定がない家庭に向きます。引き出しにぴったり収まると気持ちがいい反面、サイズが合わないと大きなすき間ができます
- 仕切り板(自由に区切るタイプ):板を差し込んで好きな幅に区切れます。長い菜箸と短いティースプーンが混在する家に向いています。板がずれやすいので、底に滑り止めのシートを敷くと安定します
- 伸縮タイプのトレー:横にスライドして幅を変えられるもの。測った寸法とぴったりの商品が見つからない時の救世主です。引き出しの幅が中途半端な時はこれが一番失敗しません
- 小さいケースを組み合わせる:仕切りのない浅い箱を何個か並べる方法。増えたら足せて、模様替えにも強い。ただし引き出しを閉める勢いで動くので、底に滑り止めを
- 積み重ねられるケース:引き出しが深い場合、上下2段にすると空間の無駄が減ります。下の段は「来客用」「たまに使うもの」に
- 立てる筒型:ペン立てのような形のもの。カウンターやシンク横に置いて、取り出しやすさを優先する形です
ちなみに、大手の100円ショップならどこでもこの手の商品はそろっています。ダイソーは伸縮タイプや積み重ねの展開が広く、他の店は色や質感で選びやすい、といった違いがあるくらいで、どこで買うかより「測った数字に合うか」のほうがずっと大事です。売り場でメモを見ながら選べば、まず失敗しません。
立てる収納と寝かせる収納、どっちがいい?
これは好みの問題に見えて、実は「どこで使うか」で決まります。両方をいいとこ取りしている家も多いんですよ。
- 立てる収納が向くのは:出し入れの速さを優先したい家。カウンターやシンク横に筒型を置き、よく使うスプーンとフォークだけを立てておく形です。洗ったあとそのまま挿せる水切り兼用のタイプなら、片づけの手間がまるごと減ります。デメリットは、ほこりが入ることと、見た目が出しっぱなしになること
- 寝かせる収納が向くのは:見た目をすっきりさせたい家、キッチンが狭くて台の上を空けたい家。引き出しの中に仕切りを置いて寝かせる形です。ほこりも入らず、種類ごとに並ぶので在庫がひと目で分かります。デメリットは、引き出しを開ける一動作が増えること
- 組み合わせるなら:毎日使う分は立てて手元に、来客用や予備は引き出しに寝かせて。うちはこの形に落ち着きました
迷ったら、「食卓で使うなら食卓の近く、調理で使うならコンロの近く」と場所から決めると、スッと決まります。使う場所と置き場所が離れているほど、片づかなくなるんです。
何本あればいい?——増えすぎたカトラリーの整理
- 毎日使う分は、家族の人数×2〜3本が目安。4人家族なら大さじ8〜12本くらい。これで洗い物が1日遅れても足ります
- それを超える分は、別の場所(吊り戸棚や下の引き出し)に移す。捨てなくていいので気が楽です
- 来客用や、季節のイベント用は、まとめて1つの箱に。ポリ袋の収納をクリアファイルで整える方法と同じで、「使う頻度でまとめる」のが基本です
- 先が欠けたもの、色が落ちたものは思いきって減らす。数が減るだけで、仕切りは一気に足ります
- 箸は本数が多くなりがち。箸箱の代わりになるものや、箸の代わりに使えるものもあわせて見ると、持ち歩き用と家用の分け方が決まります
子どものスプーンとフォーク、刃物の置き場所
ここは収納の見た目より、安全を優先したいところです。
- 子ども用は、手前の低い位置に、専用の区画を作る。自分で出して自分で片づけられるようになると、朝の支度が本当に楽になります。取っ手の色や柄で分かれていると、下の子でも間違えません
- 包丁・キッチンバサミ・ピーラーなどの刃物は、カトラリーと同じ引き出しに入れない。手を突っ込んで探す場所に刃物があると危ないです。専用のケースに入れて、子どもの手が届かない高さの別の場所へ移してください
- ケーキ用のナイフやサーバーなど、刃はあるけれど鋭くないものも、先端を同じ向きにそろえて置くと安心です
- 引き出しにチャイルドロックを付ける場合は、大人が片手で開けられるものを選ぶと、続けやすいです
ケースの洗い方——買う前に見ておきたい表示
- 意外と汚れます。パンくず、砂糖、乾いた汁のあと。季節の変わり目に一度、全部出して洗うくらいでちょうどいいです
- 食洗機が使えるかどうかは、買う時に表示を確認。薄い樹脂のものは高温で変形することがあります
- 手洗いなら中性洗剤でさっと洗い、完全に乾かしてから戻す。濡れたまま戻すと、引き出しの底にカビが出ます
- 底に敷く滑り止めのシートは、洗って乾かせるものが便利。カットして使えるタイプなら1枚で全段まかなえます
ゆきこ( ゚Д゚)『測らずに買ったトレーが5ミリ入らなくて引き出しが閉まらない、というのは本当によくある失敗ですよね。夜中に無言でメジャーを取りに行く気持ち、分かります。伸縮タイプに買い替えたら一発だった、という声も多いので、収納売り場に行く前に必ず引き出しを測る、を合言葉にしてください』
引き出しの幅が中途半端で「ぴったりの箱がない」という場合は、伸縮するタイプのカトラリートレーが結局いちばん早いです。数ミリ単位で寄せられるので、すき間で物が斜めになるあのストレスがなくなりますよ。
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キッチンまわりの細かい物の整理は、考え方が共通しています。箸箱の代わりになるものと箸の代わりに使えるものは、持ち歩き用と家用を分けたい時に。ポリ袋の収納をクリアファイルで整える方法も、引き出しの中を区切る発想は同じです。家全体を見直したくなったら片づけのアイデアをまとめた記事もどうぞ。
まとめ:測ってから買えば、100均で足ります
- 先に内寸の幅・奥行き・深さ・有効幅と、いちばん長い1本を測る
- 寸法が半端なら伸縮タイプ。長短が混在するなら仕切り板
- 立てる=出し入れが速い、寝かせる=すっきり。使う場所で決める
- 毎日使う分は人数×2〜3本。あふれた分は別の場所へ回す
- 刃物は別の場所・子どもの手の届かない高さ。子ども用は手前の低い位置に
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手順を1枚にまとめました。



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