ドライブレコーダーのエラー音がする——鳴る理由で多いのはカード・電源・高温の3つ。鳴るタイミング別の早見表と、録れているかを確かめる習慣

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運転中に「ピー、ピー」と鳴りはじめて、止まらない。画面に何か出ているのは見えるけれど、読めない。子どもを乗せている時ほど、気が散って落ち着かないんですよね。

いちばん最初にお願いしたいことがあります。走行中に本体を操作しないでください。画面を注視するのも危険です。音が気になっても、ボタンを探したり、表示を読もうと身を乗り出したりせず、そのまま運転に集中してください。必ず安全な場所に停めてから確かめれば、それで十分間に合います。エラー音は「今すぐ手を打たないと危ない」という種類の音ではなく、たいていは「記録できていないよ」というお知らせだからです。

そのうえで結論を。鳴る理由でいちばん多いのはカード(記録用のマイクロエスディーカード)です。次に多いのが電源、その次が夏の車内の高温。順番に見ていきましょう。

停めてから確かめる、最初の3つ

  1. 安全な場所に停めて、エンジンを止める。路肩ではなく、駐車場やパーキングエリアなど、落ち着いて手を動かせる場所で
  2. 画面の表示をそのまま読む。「カードエラー」「カードを確認してください」「メモリーカードがありません」など、たいていは日本語で理由が書いてあります。写真を撮っておくと、あとで相談する時に役立ちます
  3. カードを入れ直す必ず電源が切れた状態で、いったん抜いて、向きを確かめてから、カチッと音がするまで差し込みます。差し込みが浅いだけ、ということが本当によくあるんです

これで鳴りやめば、それで解決。鳴り続けるなら、次の3つの原因のどれかを見ていきます。

鳴る理由で多い3つ——カード・電源・高温

①カード(いちばん多い)

  • カードが差さっていない、差し込みが浅い、向きが逆
  • 寿命。ドライブレコーダーのカードは、走っている間ずっと上書きされ続けます。写真を数枚保存するだけの使い方とは比べものにならないほど酷使されるので、消耗品だと考えておくと安心です
  • 容量が本体の対応範囲を超えている、規格が合っていない
  • 横のつまみが書き込み禁止の位置になっている(一般的な大きさのカードを変換して使っている場合)
  • 接点の汚れ。抜き差しの際に指で触れると、皮脂が付きます

②電源

  • シガーソケットの差し込みが緩んで、走行中の振動で接触が切れる。挿し直すと直ることが多いです
  • エンジンをかける瞬間に電圧が下がって、いったん電源が落ちる
  • ケーブルの根元が曲がったまま固定されて、内部で傷んでいる
  • バッテリーが弱っていて、駐車中の監視機能が電圧の低下を検知して止まる

③高温(特に夏)

  • 真夏の車内は、外気温よりずっと高くなります。フロントガラスのすぐ内側は日差しが直撃する場所なので、機械にとってかなり過酷な環境なんです
  • 高温になると、本体が自分を守るために録画を止めたり、警告を出したりする機種があります。エンジンをかけて車内が冷えてくると直る、というのがこのタイプ
  • 本体やバッテリーが膨らんでいる、変形している、変色している、においがする。この場合は使用をやめてください。そして膨らんだ電池は、押さない・刺さない・水につけない。取り付け店かメーカーに、その状態のまま相談してください
走行中は操作しない・画面を見ない。停めてから確かめる多い原因は3つ①カード(最多) 差し込み・寿命・容量②電源 差し込みの緩み・電圧③高温(夏の車内) 保護で録画が止まるいつ鳴るかで分ける起動時に1回だけ →起動音のことが多い録画中ずっと →カードか電源衝撃を検知した時 →保護記録のお知らせやってはいけない走行中に操作する画面を注視する分解する・配線を切る膨らんだ電池を押す・刺す・水につける→使用をやめて相談カードは消耗品。定期的な初期化と、時期を決めた交換が要ります取り付け位置はフロントガラス上部の決められた範囲内。詳しくは取り付け店へ月に一度、実際に再生して「録れているか」を目で確かめる習慣を

鳴るタイミング別の早見表

いつ鳴る 考えられること やること
起動時に1回「ピッ」 正常な起動音のことが多い 録画中の表示が出ていれば問題なし。音を消したい時は設定に音量の項目があるか確認
録画中ずっと鳴り続ける カードか電源 停めてから表示を読み、カードを入れ直す。シガーソケットの差し込みも確認
衝撃を検知した時に鳴る 保護記録のお知らせ 異常ではありません。段差や急ブレーキでも反応します。頻繁すぎるなら感度の設定を下げる
エンジンを切ったあと鳴る 駐車中の監視機能、電圧の低下 監視機能の設定と、車のバッテリーの状態を確認。整備の際に見てもらうと安心
夏の昼間だけ鳴る 高温による保護 車内が冷えてから確認。膨らみや変形があれば使用をやめて相談
「カチカチ」「ジー」など普段と違う音 本体の異常の可能性 自分で開けず、取り付け店かメーカーへ。音の様子を録音しておくと伝わりやすい

カードは消耗品です——ここを知らないと何度でも鳴ります

ここがいちばん大事なところかもしれません。ドライブレコーダーのカードは、走っている間ずっと、古い記録に上書きし続けています。写真を保存しておくだけのカードとは、働き方がまるで違うんです。だから一般用途より寿命が短く、ドライブレコーダー向けの高耐久タイプが用意されています。

  • 定期的な初期化が要ります。月に一度など、時期を決めて本体で初期化するとエラーが出にくくなります。うまくいかない時はフォーマットできない時の見方にまとめました
  • 交換の目安を自分で決めておく。何年何か月と断定はできません。走る距離も気温もお宅ごとに違うからです。「毎年この月に替える」と決めてしまうのがいちばん確実で、値段も知れています
  • 買う時に見るのは、本体が対応している容量と規格の範囲に入っているか、そして高耐久をうたっているか。この2点です
  • 取り出す時は必ず電源を切ってから。エンジンをかけたまま抜くと、書き込みの途中で切れて記録が壊れることがあります

カードを買い替えるなら、対応する容量を説明書で確認してから、高耐久タイプを選んでおくと安心です。値段の差はわずかですが、「肝心な時に録れていなかった」を防げると考えれば、ここはケチらないところだと思っています。

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月に一度、実際に再生して確かめる習慣

エラー音が鳴っていなくても、録れているとはかぎりません。カードが静かに寿命を迎えていて、本体は動いているように見えるのに中身が空、ということが起こり得ます。事故のあとに気づくのがいちばんつらいので、月に一度だけ確認する習慣をおすすめします。

  1. 停まっている車の中で、本体の再生機能から直前の映像を1本開く
  2. 映っているか、日時が合っているか、音声が入る設定なら音も出ているかを見る
  3. 前後カメラなら、後ろの映像も忘れずに
  4. ナンバーが読める明るさかどうかも、この時に見ておく
  5. ついでにレンズの内側のくもりと、フロントガラスの汚れも確認

1分もかかりません。「録れているつもり」がいちばん怖いので、給油の日と一緒に、などと決めてしまうと続けやすいですよ。

それでも直らない時と、取り付けの話

カードを新しくしても、電源を挿し直しても鳴りやまない。その場合は本体側の可能性があります。自分で分解しないでください。配線を切ったり、つなぎ替えたりするのもやめてください。車の電気系統は思わぬところに影響が出ます。取り付けてもらったお店か、メーカーの窓口へ。型番、いつから、どんな音か、画面の表示を伝えると話が早いです。

それから取り付け位置について。フロントガラスに付ける場合は、視界を妨げない、決められた範囲内に取り付ける必要があります。自分で付け直す前に、取り付け店に相談してみてください。「見やすいから」と目の前に移動させるのは、視界の面でも法令の面でも避けたいところです。

ゆきこ( ゚Д゚)『ドラレコがずっとピーピー鳴って「壊れた」と大騒ぎしたら、停めてカードを差し直しただけで一瞬で静かになった、という話はよく見かけます。あわてて買い替える前に、まずカードと電源を疑うのが正解だと思います』

あわせて読みたい

カードの初期化でつまずいたら、ドライブレコーダーがフォーマットできない時の見方へ。原因はエラー音と重なるところが多いです。買い替えを考え始めた方はドライブレコーダーを買って後悔した7つの理由を先に読んでおくと、選び直しで失敗しにくくなります。夏の車内の熱と電池の話は充電器が熱い、大丈夫?にも書いていますので、あわせてどうぞ。

まとめ:停めてから確かめる。多いのはカード

  1. 走行中は操作しない・画面を見ない。安全な場所に停めてから
  2. 鳴る理由で多いのはカード、次に電源、次に夏の高温
  3. まずやるのは電源を切ってカードを入れ直すこと。これで直ることが多いです
  4. 膨らみ・変形があれば使用をやめる。押さない・刺さない・水につけない
  5. 月に一度は再生して確かめる。分解も配線の切断もしません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ドライブレコーダーのエラー音がする時の早見表:まず走行中は本体を操作しない、画面を注視しない、必ず安全な場所に停めてから確かめる。鳴る理由で多いのはカード、電源、高温の3つ。カードは差し込みが浅い、寿命、容量や規格が合わない、接点の汚れ。電源はシガーソケットの緩み、始動時の電圧低下、ケーブルの傷み。高温は夏の車内で本体が保護のために止まるもの。鳴るタイミング別では、起動時に1回は正常な起動音のことが多く、録画中ずっとならカードか電源、衝撃を検知した時は保護記録のお知らせ、エンジンを切ったあとは駐車監視や電圧の低下。カードは消耗品なので定期的な初期化と時期を決めた交換を。本体やバッテリーの膨らみ、変形、においがあれば使用をやめ、押さない、刺さない、水につけない。自分で分解せず配線も切らず、取り付け位置はフロントガラス上部の決められた範囲内で取り付け店に相談。月に一度は実際に再生して録れているかを確かめる習慣を

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