ドライブレコーダーがフォーマットできない——初期化の前に必ずやること、失敗する5つの原因と確かめる順番、ループ録画が回らない時も原因は同じ場所

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エラーが出るからカードを初期化しようとしたのに、その初期化そのものが失敗する。メニューを押しても進まない、途中で止まる、「失敗しました」と出る。手詰まりの感じがして、ちょっと途方に暮れますよね。

ここでひとつだけ、先に釘を刺させてください。初期化をすると、中の記録は消えます。事故やあおり運転の映像など、残しておきたいものが入っているなら、初期化する前に必ず別の場所へ移してください。スマホやパソコンに保存する、写真として撮っておく。消えてからでは戻せません。ここだけは、急いでいても飛ばさないでくださいね。

それともうひとつ。作業は必ず、停まっている車で。走行中に本体を操作したり、画面を注視したりしないでください。初期化はエンジンを止めてからで十分間に合います。

そのうえで結論を。初期化に失敗する原因は5つに絞れて、そのほとんどはカード側にあります。順番に見ていきましょう。

初期化の前にやること——残したい記録の退避

  1. エンジンを切る。カードの抜き差しは必ず電源が切れた状態で。動いている最中に抜くと、書き込みの途中で切れて記録そのものが壊れます
  2. 残したい映像を選ぶ。多くの機種では、衝撃を検知した映像や手動で保護した映像は別のフォルダに分けて入っています。まずそこを見てください
  3. 別の場所に移す。カードをパソコンに読み込んで、書類フォルダへ。パソコンがなければ、本体の画面を再生しながらスマホで撮る方法もあります。画質は落ちますが、何も残らないよりずっといいです
  4. 移せたことを確認してから初期化に進む。移したつもりで移っていなかった、はよくある失敗です

事故の直後で映像が必要な場合は、その場では触らず、カードを抜いて保管しておくのがいちばん安全です。上書きされて消えてしまう前に、というのがポイントなんです。

初期化できない5つの原因

  1. カードの寿命、または書き込みできない状態になっている。いちばん多いのがこれです。何度も上書きされたカードは、ある日を境に読み取り専用のような状態になることがあります。こうなると初期化そのものを受け付けません
  2. カードのつまみが書き込み禁止の位置になっている。一般的な大きさのカードや、変換用の入れ物を使っている場合、横に小さなつまみが付いています。これが下がっていると、本体からは何も書き込めません。抜いて、つまみの位置を確かめてみてください
  3. 本体が対応していない容量や規格のカードを使っている。大きい容量なら何でもいいわけではなく、機種ごとに「ここからここまで」と決まっています。説明書か、メーカーのサイトの対応表で確認を
  4. 接点の汚れ、差し込みが浅い。金色の接点部分に皮脂やほこりが付くと、認識が不安定になります。乾いた柔らかい布で軽く拭いて、カチッと音がするまで差し直してみてください。接点を指で直接さわらないのがコツです
  5. 本体側の不具合。別の新しいカードを入れても初期化できないなら、本体側の可能性が高くなります。ここから先は自分で開けず、取り付け店かメーカーへ
初期化すると中身は消えます。先に残したい記録を移す先にやること①エンジンを切る②残したい映像を選ぶ③別の場所に移す④移せたか確認走行中は操作しない画面を注視しないできない5つの原因①カードの寿命②つまみが書き込み禁止③容量・規格が非対応④接点の汚れ・浅い⑤本体側の不具合多くはカード側です確かめる順番①電源を切って抜く②つまみの位置を見る③接点を拭いて差し直す④本体から初期化⑤別のカードで試すそれでも不可→相談初期化は本体でやるのが基本。パソコンだと形式が合わないことがありますループ録画が回らない時も同じ原因。上書きできない=書き込みを受け付けていないカードは消耗品。高耐久タイプを時期を決めて交換し、月に一度は再生して確認

確かめる順番

  1. エンジンを切って、カードを抜く。指で接点にさわらないように、縁を持って
  2. つまみの位置を見る。書き込みできる側になっているか。動かしたら、しっかり止まる位置まで
  3. 接点を乾いた柔らかい布で軽く拭いて、差し直す。水やアルコールは使わずに。カチッと音がするまで、まっすぐ
  4. 本体のメニューから初期化する。多くの機種は設定メニューの中に「フォーマット」「初期化」「カードの初期化」といった項目があります。機種ごとに場所が違うので、説明書の目次から探すのが早いです
  5. 別のカードで試す。予備があれば入れてみます。新しいカードなら初期化できるなら、元のカードの寿命。新しいカードでも失敗するなら、本体側です

初期化は本体でやるのが基本です

パソコンでもカードの初期化はできますが、ドライブレコーダーのカードは、本体の機能で初期化するのが基本だと考えておいてください。理由はかんたんで、パソコンで初期化すると、その機種が想定している形式と違う形になってしまうことがあるからです。見た目には成功しているのに、車に戻すとまたエラー、ということが起こります。

  • 本体の初期化が使えるなら、まずそちらを使う
  • 本体が受け付けない時にかぎって、パソコンで初期化してから、もう一度本体でも初期化し直す、という順にすると失敗が減ります
  • パソコンで初期化する場合、形式の選択肢が出る機種もあります。説明書に指定があればそれに従ってください
  • どうしても分からなければ、メーカーの窓口で「この機種で使うカードの初期化はどうするのが正しいですか」と聞くのがいちばん確実です

ループ録画が回らない時も、原因は同じ場所

「カードがいっぱいですと出て、それ以上録画されない」「古い映像が消えずに残ったまま」。これはループ録画、つまり古い順に上書きしていく仕組みが働いていない状態です。そして原因は初期化できない時とほぼ同じところにあります。上書きできないというのは、カードが書き込みを受け付けていないということだからです。

  • つまみが書き込み禁止になっていないか
  • カードの寿命が来ていないか
  • 保護された映像がカードいっぱいに増えていないか。衝撃を検知した映像は上書きされない設定になっている機種が多く、段差やブレーキで反応するたびに増えていきます。感度の設定を見直すか、保護された映像を移してから消すと解決します
  • 本体の設定でループ録画がオフになっていないか
  • 容量が対応範囲を超えていないか

感度が高すぎて、道路の段差のたびに保護記録が増えている、というのはとてもよくあるパターンです。エラー音が頻繁に鳴る場合も同じ理由のことがあるので、エラー音がする時の見方もあわせて読んでみてください。

カードは消耗品——交換の目安と、買う時に見るところ

ここが根っこの話です。ドライブレコーダーのカードは、エンジンをかけている間ずっと、休みなく上書きされ続けています。写真を保存しておくだけのカードとは働き方がまるで違うので、一般用途より寿命が短くなります。だからドライブレコーダー向けの高耐久タイプが用意されているんですね。

  • 交換の目安は、年数を断定できません。走る距離も気温も家庭ごとに違うからです。「毎年この月に替える」と決めてしまうのが、いちばん現実的で忘れません
  • 買う時に見るのは2つだけ。本体が対応している容量と規格の範囲に入っているか、そして高耐久をうたっているか
  • 入れ替えたら、その場で本体から初期化して、1本だけ録画して再生してみる。ここまでやって初めて「使える」と分かります
  • 夏の車内は高温になります。本体やバッテリーの膨らみ、変形、においに気づいたら使用をやめて相談を。膨らんだ電池は押さない・刺さない・水につけないでください
  • 自分で分解しない、配線を切らない。車の電気系統は素人が触ると思わぬところに影響が出ます

ゆきこ( ゚Д゚)『カードが消耗品だと知らなくて、何年も入れっぱなし、というのはよくある話ですよね。うちなら、カレンダーや手帳に「ドラレコのカードを替える」と書いておきます。書いておかないと絶対に忘れる自信があるので、思い出す仕組みを先に作っておくほうが向いていると思います』

交換用を買うなら、まず説明書で対応する容量を確認してから、高耐久タイプを選んでください。予備を1枚車に置いておくと、旅行先でエラーが出た時にも慌てずに済みます。

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月に一度、再生して確かめる

初期化が無事にできたら、そこで安心せずに、実際に録れているかを目で見て確かめてください。本体は動いているのに中身が空、ということが起こり得るからです。停まっている車の中で、直前の映像を1本再生して、映っているか、日時が合っているか、前後カメラなら後ろも映っているかを見る。1分で終わります。

この確認を月に一度の習慣にしておくと、「肝心な時に録れていなかった」を防げます。給油の日と一緒に、と決めてしまうのがおすすめです。

あわせて読みたい

エラー音やエラー表示が出ている場合は、ドライブレコーダーのエラー音がする時の見方に、鳴るタイミング別の早見表をまとめています。原因はこの記事と重なるところが多いです。本体の買い替えを考え始めた方は、ドライブレコーダーを買って後悔した7つの理由を先に読んでおくと、選び直しで同じ失敗をくり返さずに済みますよ。

まとめ:消える前に移す。原因のほとんどはカード側

  1. 初期化すると中身は消えます。残したい映像は先に別の場所へ
  2. 失敗する原因は寿命・つまみ・容量と規格・接点・本体の5つ
  3. 初期化は本体でやるのが基本。パソコンだと形式が合わないことが
  4. ループ録画が回らない時も原因は同じ場所。書き込みを受け付けていません
  5. カードは消耗品。時期を決めて交換し、月に一度は再生して確認

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ドライブレコーダーがフォーマットできない時の早見表:初期化すると中の記録は消えるので、残したい映像は先に別の場所へ移してから始めます。作業は停まっている車で、走行中は操作せず画面も注視しません。できない5つの原因は、カードの寿命や書き込みできない状態、カードのつまみが書き込み禁止の位置、本体が対応していない容量や規格、接点の汚れや差し込みが浅い、本体側の不具合。確かめる順番は、電源を切って抜く、つまみの位置を見る、接点を乾いた布で拭いて差し直す、本体のメニューから初期化する、別のカードで試す。初期化は本体でやるのが基本で、パソコンでやると形式が合わないことがあります。ループ録画が回らない時も原因は同じ場所で、保護された映像が増えすぎている場合もあります。カードは消耗品なので高耐久タイプを時期を決めて交換し、夏の高温で本体やバッテリーが膨らんだら使用をやめ、押さない、刺さない、水につけない。分解や配線の切断はせず、月に一度は再生して確かめます

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